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ガンダム無双 Special - (2013/10/24 (木) 09:44:01) の1つ前との変更点

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*ガンダム無双 Special 【がんだむむそう すぺしゃる】 |ジャンル|タクティカルアクション|CENTER:&amazon(B0012CJ19Q)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|コーエー(オメガフォース)|~| |発売日|2008年2月28日|~| |定価|6,800円|~| |プレイ人数|1~2人|~| |セーブデータ|644KB以上|~| |周辺機器|PlayStation BB Unit対応(HDDインストールのみ)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |廉価版|PlayStation2 the Best:2008年10月23日/3,800円|~| |ポイント|PS3用ソフトのまさかのPS2への追加要素込み移植&br()コーエー(現・コーエーテクモゲームス)によるスペシャル商法の開祖?&br()十分に頑張っている移植|~| |>|>|CENTER:''[[無双シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/635.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 2007年3月1日にプレイステーション3(PS3)に発売された『''ガンダム無双''(以下一部除いて「PS3版」と表記)』に追加要素を加えたプレイステーション2(PS2)への移植作品。 本作の発表直後はPS3用ソフトの完全版がPS2に出るとあって、特にPS3版を購入したユーザーからの不満が爆発していた。~ また、2007年12月27日にはPS3版に英語音声を追加した((本作にはこの要素は実装されていない。))Xbox360用ソフト『''ガンダム無双 International''』が発売されていたこともあり、商法展開に対する批判意見も出ていた。 ---- *追加要素 **新規モビルスーツの追加 新たなモビルスーツ(以下「MS」と略記)として「''武者ガンダムMk-II''(以下、ゲーム中の表記に倣い「''武者Mk-II''」と表記)」が追加され、オリジナルモード((『ガンダム無双』オリジナルのストーリーが展開されるモード。ちなみに、これに対して原作に倣ったストーリーが展開されるモードはオフィシャルモードと呼ばれている。本作では1st・Z・ZZのストーリーに倣った物が用意されている。))にストーリーが用意されている。~ ただし、既存のストーリーには変更が加わっていないので、既存のストーリーにおいて武者Mk-IIが敵として出てくることは無い。 『ガンダム無双』における武者ガンダム同様に武者Mk-IIも意志を持ち、パイロット不在でも自律稼働ができるという設定があるため、オリジナルモードで使用する際は、武者Mk-IIがパイロットでありMSでもあるものとして扱われ、成長システム上もパイロットとしての武者Mk-IIとMSとしての武者Mk-IIは別々に扱われる。 なお、オリジナルモードの武者Mk-IIのストーリーをクリアした後はMS乗り換えが可能となっているキャラクターであれば、武者Mk-IIに乗せることが可能となっている。~ ただし、本来はストーリーをクリアすると、そのパイロットはMS乗り換えができるようになるのだが、武者Mk-IIは前述の設定を受けての便宜上の扱いとなるので、パイロットとしての武者Mk-IIを他のMSに乗せる事は出来ない。 **オリジナルモードのストーリー追加 前述の武者Mk-IIの他、PS3版では基本は敵としての登場であるものの、特定条件を満たすと搭乗することが出来た「''武者ガンダム''」にオリジナルモードのストーリーが追加された。 こちらも武者ガンダムを使用する際は、パイロットとMSがそれぞれ武者ガンダムであるものとして扱われ、成長もそれぞれ別に扱われる。 このストーリーの追加を受けてか、本作ではPS3版と異なり、初期状態からオリジナルモードで使用可能となっており、こちらもストーリーをクリアした後はMS乗り換え可能となっているキャラクターを武者ガンダムに載せることが可能である。~ ただし、こちらも武者Mk-II同様にパイロットとしての武者ガンダムを他のMSに乗せることは出来ない。 ---- *評価点 ''PS3用ソフトの移植としては十分に頑張っている'' -元々がPS3ソフトであることを考えれば、十分に健闘している移植度である。 --逆に、相応に劣化していれば、まだPS3版ユーザーも納得(もしくは我慢)出来たのであろうが、それなりの移植度があるため、救いが無くなってしまっているとも言えてしまうのだが。 -PS3版のそれを再現するのは無理でも、敵も十分に群がるし、処理落ちやステルスといった要素はひとりでプレイする分にはあまり気にならないと思われる。 --さすがに2人プレイだと処理落ちやステルスも見られるが、ハードのスペックを考えれば仕方ないと納得出来る範囲だろう。 ---少なくとも同じような経緯を持つ移植作品である『[[真・三國無双5 Special]]』とは比べものにならない質を保っている。 -ゲーム中のローディングも本作は「BB Unit」のHDDへのインストールに対応しており、これを利用することでロード時間の短縮を図れるが、この機能を用いなくてもストレスを感じることはほとんどないだろう。 --ミッション(ステージ)を選択すると最初にインターミッション((そのミッションの大まかな概要と目的がフルボイスによるキャラクター達の掛け合いで提示される。))のロードが挟まれ、インターミッション後はそのまま戦闘準備に移行出来、戦闘準備も即終了させない限りは戦闘開始前のロード時間はほぼ皆無である。 ---戦闘準備を即時終了させてもロード時間はほんの数秒程度で、その他、戦闘中には度々ムービーが挿入されるが、ムービー再生前・再生後のロード時間も短いので、前述の処理落ちやステルスの少なさも含めて、なかなかに快適なプレイができる。 ''追加要素'' -前述の『真・三國無双5 Special(PS2版)』のように根幹がガタガタではいくら要素が追加されても意味が無くなってしまうが、本作の場合は純粋に追加要素を歓迎出来るのも大きい。 -追加MSの武者Mk-IIは武者ガンダムとは異なった味付けをされており、性能面でしっかりと差別化されている。 --ストーリーも一部は武者ガンダムと武者Mk-IIで被るステージはあるが、それぞれ単独のストーリーが用意されているのも評価出来るだろう。 ---武者Mk-IIのキャラクター付けもおおむね好意的に受け止められており、このキャラクター性だからこそエンディングが映えるという意見もある。 ---- *不満点・問題点 ''『ガンダム無双』の欠点未改善'' -PS3版の時点から「有名パイロットの乗るMSが固すぎる」「自MSの攻撃力が低すぎる」といったものを筆頭にゲームシステムやバランス面の不満点は多く出ていたのだが、残念ながらその辺は改善されていない。 //PS3版の記事ではないので主だった部分だけ挙げて、そういったものが改善されていないという形にしてあります。 ''追加要素に対する不満'' -武者Mk-IIも好意的に受け止められているのも嘘ではないのだが…。 --PS3版の時点で登場作品の少なさを指摘されており、無双オリジナル設定((武者ガンダム自体は完全な無双オリジナルMSというわけではなく、漫画『プラモ狂四郎』で登場したのが初で、その後SDガンダムのバリエーションとして展開されており、あくまでそれを無双仕様にリアル等身でリファインし、オリジナルの設定を加えたものである。))の武者ガンダム関連に追加要素が偏っていることに対する不満意見も出ている。 ---武者ガンダムのバリエーションよりも『逆襲のシャア』や『ガンダムSEED(およびDestiny)』、『ガンダムF91』などといった作品からMSを追加して欲しかったとする意見が少なくない。 -ちなみに、追加要素がある代わりにメディアの容量の問題もあるのか、既存シナリオの一部イベントの削除が確認されており、その点の批判意見もある。 //レビューサイトなどで削除されたイベントが存在していると言うことはちらほら見るのですが、詳細には触れられていないので、PS3版をやりこんだわけではない自分では詳細を書けません。あまり文章が肥大化してしまうのはアレですが、もし、詳細を書ける方がいれば追記して頂けると幸いです。 ''商法'' -やはり、PS3用ソフトに要素を追加した作品を「''PS2''」へ出したことへの不満はかなり強い。 --PS3版が出た当時のPS3本体はPS2互換があったとはいえ((PS3版発売時に60GBモデルのPS3本体を同梱した『ガンダム無双 with PLAYSTATION 3』が発売されていた。))、簡単に手が出せない価格であったこともあり、PS3を持っていない・買えなかった人など、より多くの人にプレイしてもらいたいといったメーカーの思惑も解らないでもないが、逆にPS3版ユーザーを馬鹿にしていると見られても仕方ないだろう。 ---安価もしくは無料で本作の追加要素を追加出来るDLCなどの形でのアフターケアがあれば、不満意見は出てもまだPS3版ユーザーも納得出来たであろうが、それすらもなかったため、完全にPS3版を買ったユーザーにしてみれば馬鹿を見たと言わざるを得ない形であることも大きい。 --そのためか、amazonなどではゲーム内容以前にメーカーの商法を理由とした最低点評価での投稿が大量にされていたりする。 ---もっとも、そうしたくもなる気持ちは解らないでもないが、その行為の是非はまた別問題であるのは言うまでもないのだが。 -余談になるが、本作はバンダイナムコゲームス側の要請を受けて開発を行った旨の発言が開発者インタビューで行われていたりする。 --しかし、その後コーエーおよびコーエーテクモゲームスは前述の『真・三國無双5 Special』やそれ以降もPS3向けに発売したソフトに追加要素込みでPSPへの移植を繰り返しており、前述の発言の信憑性すら疑われている状態であったりする。 //本作の場合は商法に触れざるを得ない部分があるので記載。一応直接メーカー批判にならないように文章は配慮した…つもり。 ---- *総評 元となるPS3版由来の部分もあるが、粗が少なくないため、少なくとも良作とはおよそ言い難い作品だが、無双シリーズのひとつとしては遊べる作品に仕上がっている。 だが、邪推になってしまうが、この作品の登場によって『ガンダム無双』自体が「最初からPS2で出せる程度の作品を無意味にPS3に出していた(あるいは「最初からPS2に出すことを前提で作っていた」)」という見方が出来てしまうこと、また、PS3本体が今と違って購入の敷居が高い状況であり、それでもなお本体含めてPS3版のソフトを購入するとなれば、無双シリーズもしくはガンダムシリーズの言わば熱烈なファンであるという見方も出来、結果としてそんなファンを嘲笑うかのような売り方になってしまった事もあり、本作の場合は内容以前の部分で批判をされてしまっている。~ 当然と言えば当然だが、PS3版と比してゲームの部分の劣化や削除された要素も存在はしているのだが、トータルで見た場合はPS3版の完全版と位置付けることが出来る仕上がりになっていることもPS3版ユーザーをの不満を煽ってしまっていると言える。 本作の質を悪くして出せば…とするのはさすがに歪だが、せめて本作の要素を追加出来るなどの形でPS3版ユーザーに対するフォローがあれば、既存ユーザーも(当時の)次世代機の高性能を活かした環境で武者ガンダムや武者Mk-IIを動かせ、追加ストーリーも楽しめる。~ 当時PS3を購入出来なかった層もPS3版に比してPS2のスペック相応に劣化はするが、『ガンダム無双』という作品を楽しめる。~ そうなれば、メーカーの思惑ももう少し受け入れられ、この作品も必要以上に批判意見に晒されずに済んだと考えれば、どうしても商品展開に問題があったと言わざるを得ず、勿体ない作品であるとも言えよう。 ----
*ガンダム無双 Special 【がんだむむそう すぺしゃる】 |ジャンル|タクティカルアクション|CENTER:&amazon(B0012CJ19Q)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|コーエー(オメガフォース)|~| |発売日|2008年2月28日|~| |定価|6,800円|~| |プレイ人数|1~2人|~| |セーブデータ|644KB以上|~| |周辺機器|PlayStation BB Unit対応(HDDインストールのみ)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |廉価版|PlayStation2 the Best:2008年10月23日/3,800円|~| |ポイント|PS3用ソフトのまさかのPS2への追加要素込み移植&br()コーエー(現・コーエーテクモゲームス)によるスペシャル商法の開祖?&br()十分に頑張っている移植|~| |>|>|CENTER:''[[無双シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/635.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 2007年3月1日にプレイステーション3(PS3)に発売された『''ガンダム無双''(以下一部除いて「PS3版」と表記)』に追加要素を加えたプレイステーション2(PS2)への移植作品。 本作の発表直後はPS3用ソフトの完全版がPS2に出るとあって、特にPS3版を購入したユーザーからの不満が爆発していた。~ また、2007年12月27日にはPS3版に英語音声を追加した((本作にはこの要素は実装されていない。))Xbox360用ソフト『''ガンダム無双 International''』が発売されていたこともあり、商法展開に対する批判意見も出ていた。 ---- *追加要素 **新規モビルスーツの追加 新たなモビルスーツ(以下「MS」と略記)として「''武者ガンダムMk-II''(以下、ゲーム中の表記に倣い「''武者Mk-II''」と表記)」が追加され、オリジナルモード((『ガンダム無双』オリジナルのストーリーが展開されるモード。ちなみに、これに対して原作に倣ったストーリーが展開されるモードはオフィシャルモードと呼ばれている。本作では1st・Z・ZZのストーリーに倣った物が用意されている。))にストーリーが用意されている。~ ただし、既存のストーリーには変更が加わっていないので、既存のストーリーにおいて武者Mk-IIが敵として出てくることは無い。 『ガンダム無双』における武者ガンダム同様に武者Mk-IIも意志を持ち、パイロット不在でも自律稼働ができるという設定があるため、オリジナルモードで使用する際は、武者Mk-IIがパイロットでありMSでもあるものとして扱われ、成長システム上もパイロットとしての武者Mk-IIとMSとしての武者Mk-IIは別々に扱われる。 なお、オリジナルモードの武者Mk-IIのストーリーをクリアした後はMS乗り換えが可能となっているキャラクターであれば、武者Mk-IIに乗せることが可能となっている。~ ただし、本来はストーリーをクリアすると、そのパイロットはMS乗り換えができるようになるのだが、武者Mk-IIは前述の設定を受けての便宜上の扱いとなるので、パイロットとしての武者Mk-IIを他のMSに乗せる事は出来ない。 **オリジナルモードのストーリー追加 前述の武者Mk-IIの他、PS3版では基本は敵としての登場であるものの、特定条件を満たすと搭乗することが出来た「''武者ガンダム''」にオリジナルモードのストーリーが追加された。 こちらも武者ガンダムを使用する際は、パイロットとMSがそれぞれ武者ガンダムであるものとして扱われ、成長もそれぞれ別に扱われる。 このストーリーの追加を受けてか、本作ではPS3版と異なり、初期状態からオリジナルモードで使用可能となっており、こちらもストーリーをクリアした後はMS乗り換え可能となっているキャラクターを武者ガンダムに載せることが可能である。~ ただし、こちらも武者Mk-II同様にパイロットとしての武者ガンダムを他のMSに乗せることは出来ない。 ---- *評価点 ''PS3用ソフトの移植としては十分に頑張っている'' -元々がPS3ソフトであることを考えれば、十分に健闘している移植度である。 --逆に、相応に劣化していれば、まだPS3版ユーザーも納得(もしくは我慢)出来たのであろうが、それなりの移植度があるため、救いが無くなってしまっているとも言えてしまうのだが。 -PS3版のそれを再現するのは無理でも、敵も十分に群がるし、処理落ちやステルスといった要素はひとりでプレイする分にはあまり気にならないと思われる。 --さすがに2人プレイだと処理落ちやステルスも見られるが、ハードのスペックを考えれば仕方ないと納得出来る範囲だろう。 ---少なくとも同じような経緯を持つ移植作品である『[[真・三國無双5 Special]]』とは比べものにならない質を保っている。 -ゲーム中のローディングも本作はPlayStation BB UnitのHDDインストールに対応しており、これを利用することでロード時間の短縮を図れるが、この機能を用いなくてもストレスを感じることはほとんどないだろう。 --ミッション(ステージ)を選択すると最初にインターミッション((そのミッションの大まかな概要と目的がフルボイスによるキャラクター達の掛け合いで提示される。))のロードが挟まれ、インターミッション後はそのまま戦闘準備に移行出来、戦闘準備も即終了させない限りは戦闘開始前のロード時間はほぼ皆無である。 ---戦闘準備を即時終了させてもロード時間はほんの数秒程度で、その他、戦闘中には度々ムービーが挿入されるが、ムービー再生前・再生後のロード時間も短いので、前述の処理落ちやステルスの少なさも含めて、なかなかに快適なプレイができる。 ''追加要素'' -前述の『真・三國無双5 Special(PS2版)』のように根幹がガタガタではいくら要素が追加されても意味が無くなってしまうが、本作の場合は純粋に追加要素を歓迎出来るのも大きい。 -追加MSの武者Mk-IIは武者ガンダムとは異なった味付けをされており、性能面でしっかりと差別化されている。 --ストーリーも一部は武者ガンダムと武者Mk-IIで被るステージはあるが、それぞれ単独のストーリーが用意されているのも評価出来るだろう。 ---武者Mk-IIのキャラクター付けもおおむね好意的に受け止められており、このキャラクター性だからこそエンディングが映えるという意見もある。 ---- *不満点・問題点 ''『ガンダム無双』の欠点未改善'' -PS3版の時点から「有名パイロットの乗るMSが固すぎる」「自MSの攻撃力が低すぎる」といったものを筆頭にゲームシステムやバランス面の不満点は多く出ていたのだが、残念ながらその辺は改善されていない。 //PS3版の記事ではないので主だった部分だけ挙げて、そういったものが改善されていないという形にしてあります。 ''追加要素に対する不満'' -武者Mk-IIも好意的に受け止められているのも嘘ではないのだが…。 --PS3版の時点で登場作品の少なさを指摘されており、無双オリジナル設定((武者ガンダム自体は完全な無双オリジナルMSというわけではなく、漫画『プラモ狂四郎』で登場したのが初で、その後SDガンダムのバリエーションとして展開されており、あくまでそれを無双仕様にリアル等身でリファインし、オリジナルの設定を加えたものである。))の武者ガンダム関連に追加要素が偏っていることに対する不満意見も出ている。 ---武者ガンダムのバリエーションよりも『逆襲のシャア』や『ガンダムSEED(およびDestiny)』、『ガンダムF91』などといった作品からMSを追加して欲しかったとする意見が少なくない。 -ちなみに、追加要素がある代わりにメディアの容量の問題もあるのか、既存シナリオの一部イベントの削除が確認されており、その点の批判意見もある。 //レビューサイトなどで削除されたイベントが存在していると言うことはちらほら見るのですが、詳細には触れられていないので、PS3版をやりこんだわけではない自分では詳細を書けません。あまり文章が肥大化してしまうのはアレですが、もし、詳細を書ける方がいれば追記して頂けると幸いです。 ''商法'' -やはり、PS3用ソフトに要素を追加した作品を「''PS2''」へ出したことへの不満はかなり強い。 --PS3版が出た当時のPS3本体はPS2互換があったとはいえ((PS3版発売時に60GBモデルのPS3本体を同梱した『ガンダム無双 with PLAYSTATION 3』が発売されていた。))、簡単に手が出せない価格であったこともあり、PS3を持っていない・買えなかった人など、より多くの人にプレイしてもらいたいといったメーカーの思惑も解らないでもないが、逆にPS3版ユーザーを馬鹿にしていると見られても仕方ないだろう。 ---安価もしくは無料で本作の追加要素を追加出来るDLCなどの形でのアフターケアがあれば、不満意見は出てもまだPS3版ユーザーも納得出来たであろうが、それすらもなかったため、完全にPS3版を買ったユーザーにしてみれば馬鹿を見たと言わざるを得ない形であることも大きい。 --そのためか、amazonなどではゲーム内容以前にメーカーの商法を理由とした最低点評価での投稿が大量にされていたりする。 ---もっとも、そうしたくもなる気持ちは解らないでもないが、その行為の是非はまた別問題であるのは言うまでもないのだが。 -余談になるが、本作はバンダイナムコゲームス側の要請を受けて開発を行った旨の発言が開発者インタビューで行われていたりする。 --しかし、その後コーエーおよびコーエーテクモゲームスは前述の『真・三國無双5 Special』やそれ以降もPS3向けに発売したソフトに追加要素込みでPSPへの移植を繰り返しており、前述の発言の信憑性すら疑われている状態であったりする。 //本作の場合は商法に触れざるを得ない部分があるので記載。一応直接メーカー批判にならないように文章は配慮した…つもり。 ---- *総評 元となるPS3版由来の部分もあるが、粗が少なくないため、少なくとも良作とはおよそ言い難い作品だが、無双シリーズのひとつとしては遊べる作品に仕上がっている。 だが、邪推になってしまうが、この作品の登場によって『ガンダム無双』自体が「最初からPS2で出せる程度の作品を無意味にPS3に出していた(あるいは「最初からPS2に出すことを前提で作っていた」)」という見方が出来てしまうこと、また、PS3本体が今と違って購入の敷居が高い状況であり、それでもなお本体含めてPS3版のソフトを購入するとなれば、無双シリーズもしくはガンダムシリーズの言わば熱烈なファンであるという見方も出来、結果としてそんなファンを嘲笑うかのような売り方になってしまった事もあり、本作の場合は内容以前の部分で批判をされてしまっている。~ 当然と言えば当然だが、PS3版と比してゲームの部分の劣化や削除された要素も存在はしているのだが、トータルで見た場合はPS3版の完全版と位置付けることが出来る仕上がりになっていることもPS3版ユーザーをの不満を煽ってしまっていると言える。 本作の質を悪くして出せば…とするのはさすがに歪だが、せめて本作の要素を追加出来るなどの形でPS3版ユーザーに対するフォローがあれば、既存ユーザーも(当時の)次世代機の高性能を活かした環境で武者ガンダムや武者Mk-IIを動かせ、追加ストーリーも楽しめる。~ 当時PS3を購入出来なかった層もPS3版に比してPS2のスペック相応に劣化はするが、『ガンダム無双』という作品を楽しめる。~ そうなれば、メーカーの思惑ももう少し受け入れられ、この作品も必要以上に批判意見に晒されずに済んだと考えれば、どうしても商品展開に問題があったと言わざるを得ず、勿体ない作品であるとも言えよう。 ----

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