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シルエットミラージュ - (2020/12/23 (水) 17:04:01) の1つ前との変更点

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#contents(fromhere) ---- *シルエットミラージュ 【しるえっとみらーじゅ】 |ジャンル|アクション|CENTER:&image(smimgf.jpg,width=160)[[高解像度で見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3876&file=smimgf.jpg]] [[裏を見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3876&file=smimgb.jpg]]| |対応機種|セガサターン|~| |発売・開発元|トレジャー|~| |販売元|エンターテインメント・ソフトウェア・パブリッシング(ESP)|~| |発売日|1997年9月11日|~| |定価|6,090円(税込)|~| |廉価版|サタコレ:1998年12月9日/2,940円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- **ストーリー >謎のシステム「エド」の暴走がもたらした過去の災厄により、~ シルエットとミラージュの2つの属性に分かれてしまった世界。~ シルエット族とミラージュ族は異形の存在となり果てつつ、~ それぞれの一族の下でそれぞれの秩序と社会を築き上げ、~ 互いに小競り合いを繰り返しつつ併存を続けていた。 > >そんなある日、とあるシェルターで、一人の少女が目を覚ます。~ 彼女の名はシャイナ。~ 1つの身体に2つの属性を併せ持つハーフ種であり、~ 「変貌した世界を元に戻す」という使命を託された存在であった。~ そんな彼女を「今ある世界を脅かす破壊者」とみなした~ シルエット族・ミラージュ族の双方から妨害を受けつつ、シャイナは一路「エド」を目指す。 > >その旅路の果てに待つものは――。 ---- **概要 -2Dアクション。任意スクロール式ではあるが展開は一方向ではなく全方位スクロール。 --自機及び敵にはライフと精神力が設定されており、ライフが無くなればミス、精神力が減少すると攻撃力(単純な威力や攻撃パターン、攻撃範囲)が減少する。 --自機にはパラサイトという生物を最大三つまで装備する事ができ、敵を倒すか殴るかして手に入れた資金でそれらを購入・装着できる。 ---装着するパラサイトによって自機のショット性能が変わる。全7種類で、レベルの概念もある。 -敵及び攻撃には「シルエット」「ミラージュ」「無属性(ノーマル属性)」の3種類の属性がある。 --シルエットとミラージュの場合は同属性の攻撃を受けると攻撃力ダウン、異属性だとダメージ。 ---主人公は身体の左右で異なる属性を持っており、画面上で左右どちらに向いているかによってシルエットとミラージュの属性が切り替わる。 --無属性の場合は同属性以外を無効化(押し出す事は可能)し、同属性でライフと精神力にダメージを受ける。 ---主人公の場合は、後述するリフレクターで反射した攻撃が無属性に変換される。 ---- **評価点 -コミカルで魅力溢れる様々なキャラクター群と、裏に広がる世界崩壊・救済・救済阻止と言う嫌に重いバックストーリー。 --最終局面で主人公が迫られる選択により分岐するエンディングは、救われるべき旧世界と救済を拒む現在の世界、~ そして救済の使命を背負った主人公双方にとって、ハッピーともアンハッピーとも受け取れる切ないものになっており、プレイヤーに強く印象を残した。 --登場人物の名前は主に旧約聖書から付けられている。7種類のパラサイトはまんま七つの大罪である。 -多彩なアクション。~ ショット・ジャンプ・ダッシュ以外にも、敵を掴んでから殴りつけたり投げたり出来る。~ 他にも、同属性攻撃を反射するリフレクター(バリア)・属性チェンジ((身体の左右の属性を切り替える。「右向きでシルエット・左向きでミラージュ」⇔「右向きでミラージュ・左向きでシルエット」))・ボム・突進等。 --これらが非常に単純な操作ででき、更に一つ一つの動作が非常に早いので展開そのものの速さに繋がっている。 --攻略には属性の要素を意識した独自の戦略が求められる。「距離を取ることで攻撃を容易に回避できる相手に対しては異属性攻撃で速攻をかける」「回避が難しい遠距離攻撃を行う敵に対しては同属性を維持し、リフレクターによる反射と同属性ショットで精神力にダメージを与え、厄介な攻撃手段を削ったところで異属性攻撃で倒す」「敵を掴んで投げ飛ばすことで位置取りを優位にする((本作での自機の属性は、自機が画面の左右のどちらを向いているかで決定されるため位置取りは非常に重要))」等。 --また、リフレクターは異属性は反射できないという弱点があるが、反射することで変換されるノーマル属性は体力と精神力の両方にダメージを与えるという特性を持つため、場面によっては通常ショットよりも強力な攻撃手段になり得る。敵の攻撃を読み切り、大ダメージ攻撃を行う瞬間に目の前まで接近してリフレクターを展開することで全ての威力を敵に反射し瞬殺するといったことも可能。 ---ただし、一部の敵もリフレクターを使用してくるため油断は禁物。カツアゲのために漫然と同属性ショットを撃っていると、たまに反射されて予想外のダメージを食らったりする。 -サウンド・グラフィックのレベルが高い。 --エフェクトも一つ一つが派手なので非常に爽快感がある。 --ボス曲はシルエット・ミラージュ・機械等で別けられており、9種類とバリエーションも豊富。同一局のアレンジではなく、ボスに合わせて1曲1曲が独立した曲となっているので聞きごたえがある。 --各キャラのアクション時のみだがボイスがついている。 ---主人公シャイナを演じる矢島晶子を始め、松井菜桜子、難波圭一、水谷優子、増谷康紀、置鮎龍太郎といった豪華声優陣が集っている。 **問題点 -難易度はアンバランス。 --一部ボスは特殊な倒し方(指定の場所に特定属性の雑魚を投げ込むなど)を要求されるため、ゲームテンポは良くない。 --無属性の敵にはショットが効かず、リフレクターの反射攻撃に頼るしかないため厄介。 --掴む→上に投げる→落ちてくるまでの間に攻撃→落下したら再び掴む、のコンボでボスも含めて掴める敵は完封できる。仕様の穴であったようで、製作者はインタビューで「これを発見してしまった人もたまには手を抜いてあげてください」と語っていた。 ---一部時間制限のあるボスがおり、こうしないと制限内に倒すことが困難である。((時間切れでストーリー分岐。)) -ボムの価値が薄い。 --ボムは使用すると精神力を3分の1消費する。自機の性能が良いので、ボムを使うくらいなら体当たりで間合いを取って射撃していた方が安全かつ効率がいい。 --同じように左右での属性チェンジも精神力の3分の1を消費するので使い勝手が悪く存在価値が無い。 -お金を得る最大の手段である「掴んで殴りつける」という行為がテンポを乱す。この行動ではダメージを与えられず、これを行わなければ殆どお金が手に入らない。&br()射撃で撃てば数秒でカタがつく雑魚たちを1匹1匹掴んで殴りつけていくのは作業感が強い。 --一部で「カツアゲゲー」と言われたり。 --ただ、資金の使いどころはパラサイト購入と体力、精神力の回復と限られており、クリアには必ず一定以上の金額が必要というわけではない。上達してくると回復アイテムはもちろん、パラサイトの購入費も絞れるのでカツアゲの必要性は薄くなる。 --ちなみにボスからもカツアゲが可能。当然そこらの雑魚より金を持っているので、資金が必要なら精神力をカラにして思う存分しゃぶりつくそう。 -グラットニィ(レーザー)が強過ぎて他のパラサイトを使うメリットが薄い。せっかく武器が個性化されてるのにもったいない感がある。 --ラスボスも安地から無傷で撃破可能。 --ただし、グラットニィよりも火力の出せる武器や、グラットニィと違い一部の敵にあてると態勢を崩せる武器もあるため、ゲームに慣れれば他の武器のほうが良い場面もある。 -セーブ方法がゲームオーバー時のみと不親切。 -全体的にロード時間が長め。 ---- **総評 トレジャーらしい斬新なシステムと個性的かつ独特な世界観とストーリーに彩られた作品。 ゲーム性の面では「キャラクターの左右の向きによって攻撃の特性が変わる」というシステムに癖があり、アンバランスな難易度設計も相まってアクションゲームとしてはテンポ感が少々いまいちな部分もあるため、やや人を選ぶところはある。 一方で、コミカルポップなデザインと魅力的なキャラクターとは裏腹な重いストーリー展開と切ないエンディングが強く印象を残しており、マイナーな一作ながらそれなりに多くのファンを獲得している。~ ---- **余談 -本作はSS末期の作品である。文字通り滑り込みで廉価版が発売されたため、SS版は原価より少し下がっているが、PS版は追加要素があるものの廉価版は無く、品薄なのでプレミアがついている。 --発売前にはゲームショップで体験版も配布されていた。 --2010年8月にゲームアーカイブスにPS版が登場。PS3及びPS Vita、PSPでダウンロード購入できるようになり、プレイ方法の少なさが大幅に軽減され、PS Vita、PSPでは高速読み取り設定の利用によりロード時間を任意に軽減可能となった。 -敵の属性(色)に合わせて攻撃するシステムは、後の『レイディアントシルバーガン』『斑鳩』に引き継がれる事となる。 ---- *シルエットミラージュ ~リプログラムド ホープ~ 【しるえっとみらーじゅ りぷろぐらむど ほーぷ】 |対応機種|プレイステーション|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41vT7AGlvqL.SL160.jpg)| |発売日|1998年7月23日|~| |配信|ゲームアーカイブス&br()2010年8月25日/600円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ※共通項目は省略しています **概要(PS版) SS版の移植版。リメイクではない純粋な移植であるが、移植にあたり多少の変更と新規要素が追加されている。 **変更点(PS版) -ボスが2体追加され、エンディング分岐が新しく追加された。 -各ステージクリア時にセーブができるようになっている。 -一部ボスキャラに同属性攻撃が効かない・AIの変更・主人公の一部ボイスにエフェクトがかかってないと言った変化が施されている。 **評価点(PS版) -セーブの機会が増えた **問題点 -ロード時間が増加した -ドットが少々粗くなった -セーブの機会が増えたのはいいがステージ間のデモだけならまだしもちょっとしたイベントの合間にも頻繁にセーブの有無を聞いてくるためテンポが悪くなった ---- **総評(PS版) 多少の追加要素や変更点を施しつつ原作はほぼ尊重しているが、頻繁なセーブの確認やロード時間の増加によるテンポの悪化が痛いところ。~ ゲームアーカイブスで配信済みのPS版では機種次第でロード時間の軽減が可能になったため、オリジナル版へのこだわりがないのであればそちらを選ぶとよいだろう。
#contents(fromhere) ---- *シルエットミラージュ 【しるえっとみらーじゅ】 |ジャンル|アクション|CENTER:&image(smimgf.jpg,width=160)[[高解像度で見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3876&file=smimgf.jpg]] [[裏を見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3876&file=smimgb.jpg]]| |対応機種|セガサターン|~| |発売・開発元|トレジャー|~| |販売元|エンターテインメント・ソフトウェア・パブリッシング(ESP)|~| |発売日|1997年9月11日|~| |定価|6,090円(税込)|~| |廉価版|サタコレ:1998年12月9日/2,940円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- **ストーリー >謎のシステム「エド」の暴走がもたらした過去の災厄により、~ シルエットとミラージュの2つの属性に分かれてしまった世界。~ シルエット族とミラージュ族は異形の存在となり果てつつ、~ それぞれの一族の下でそれぞれの秩序と社会を築き上げ、~ 互いに小競り合いを繰り返しつつ併存を続けていた。 > >そんなある日、とあるシェルターで、一人の少女が目を覚ます。~ 彼女の名はシャイナ。~ 1つの身体に2つの属性を併せ持つハーフ種であり、~ 「変貌した世界を元に戻す」という使命を託された存在であった。~ そんな彼女を「今ある世界を脅かす破壊者」とみなした~ シルエット族・ミラージュ族の双方から妨害を受けつつ、シャイナは一路「エド」を目指す。 > >その旅路の果てに待つものは――。 ---- **概要 -2Dアクション。任意スクロール式ではあるが展開は一方向ではなく全方位スクロール。 --自機及び敵にはライフと精神力が設定されており、ライフが無くなればミス、精神力が減少すると攻撃力(単純な威力や攻撃パターン、攻撃範囲)が減少する。 --自機にはパラサイトという生物を最大三つまで装備する事ができ、敵を倒すか殴るかして手に入れた資金でそれらを購入・装着できる。 ---装着するパラサイトによって自機のショット性能が変わる。全7種類で、レベルの概念もある。 -敵及び攻撃には「シルエット」「ミラージュ」「無属性(ノーマル属性)」の3種類の属性がある。 --シルエットとミラージュの場合は同属性の攻撃を受けると攻撃力ダウン、異属性だとダメージ。 ---主人公は身体の左右で異なる属性を持っており、画面上で左右どちらに向いているかによってシルエットとミラージュの属性が切り替わる。 --無属性の場合は同属性以外を無効化(押し出す事は可能)し、同属性でライフと精神力にダメージを受ける。 ---主人公の場合は、後述するリフレクターで反射した攻撃が無属性に変換される。 ---- **評価点 -コミカルで魅力溢れる様々なキャラクター群と、裏に広がる世界崩壊・救済・救済阻止と言う嫌に重いバックストーリー。 --最終局面で主人公が迫られる選択により分岐するエンディングは、救われるべき旧世界と救済を拒む現在の世界、~ そして救済の使命を背負った主人公双方にとって、ハッピーともアンハッピーとも受け取れる切ないものになっており、プレイヤーに強く印象を残した。 --登場人物の名前は主に旧約聖書から付けられている。7種類のパラサイトはまんま七つの大罪である。 -多彩なアクション。~ ショット・ジャンプ・ダッシュ以外にも、敵を掴んでから殴りつけたり投げたり出来る。~ 他にも、同属性攻撃を反射するリフレクター(バリア)・属性チェンジ((身体の左右の属性を切り替える。「右向きでシルエット・左向きでミラージュ」⇔「右向きでミラージュ・左向きでシルエット」))・ボム・突進等。 --これらが非常に単純な操作ででき、更に一つ一つの動作が非常に早いので展開そのものの速さに繋がっている。 --攻略には属性の要素を意識した独自の戦略が求められる。「距離を取ることで攻撃を容易に回避できる相手に対しては異属性攻撃で速攻をかける」「回避が難しい遠距離攻撃を行う敵に対しては同属性を維持し、リフレクターによる反射と同属性ショットで精神力にダメージを与え、厄介な攻撃手段を削ったところで異属性攻撃で倒す」「敵を掴んで投げ飛ばすことで位置取りを優位にする((本作での自機の属性は、自機が画面の左右のどちらを向いているかで決定されるため位置取りは非常に重要))」等。 --また、リフレクターは異属性は反射できないという弱点があるが、反射することで変換されるノーマル属性は体力と精神力の両方にダメージを与えるという特性を持つため、場面によっては通常ショットよりも強力な攻撃手段になり得る。敵の攻撃を読み切り、大ダメージ攻撃を行う瞬間に目の前まで接近してリフレクターを展開することで全ての威力を敵に反射し瞬殺するといったことも可能。 ---ただし、一部の敵もリフレクターを使用してくるため油断は禁物。カツアゲのために漫然と同属性ショットを撃っていると、たまに反射されて予想外のダメージを食らったりする。 -サウンド・グラフィックのレベルが高い。 --エフェクトも一つ一つが派手なので非常に爽快感がある。 --ボス曲はシルエット・ミラージュ・機械等で別けられており、9種類とバリエーションも豊富。同一局のアレンジではなく、ボスに合わせて1曲1曲が独立した曲となっているので聞きごたえがある。 --各キャラのアクション時のみだがボイスがついている。 ---主人公シャイナを演じる矢島晶子を始め、松井菜桜子、難波圭一、水谷優子、増谷康紀、置鮎龍太郎といった豪華声優陣が集っている。 **問題点 -難易度はアンバランス。 --一部ボスは特殊な倒し方(指定の場所に特定属性の雑魚を投げ込むなど)を要求されるため、ゲームテンポは良くない。 --無属性の敵にはショットが効かず、リフレクターの反射攻撃に頼るしかないため厄介。 --掴む→上に投げる→落ちてくるまでの間に攻撃→落下したら再び掴む、のコンボでボスも含めて掴める敵は完封できる。仕様の穴であったようで、製作者はインタビューで「これを発見してしまった人もたまには手を抜いてあげてください」と語っていた。 ---一部時間制限のあるボスがおり、こうしないと制限内に倒すことが困難である。((時間切れでストーリー分岐。)) -ボムの価値が薄い。 --ボムは使用すると精神力を3分の1消費する。自機の性能が良いので、ボムを使うくらいなら体当たりで間合いを取って射撃していた方が安全かつ効率がいい。 --同じように左右での属性チェンジも精神力の3分の1を消費するので使い勝手が悪く存在価値が無い。 -お金を得る最大の手段である「掴んで殴りつける」という行為がテンポを乱す。この行動ではダメージを与えられず、これを行わなければ殆どお金が手に入らない。&br()射撃で撃てば数秒でカタがつく雑魚たちを1匹1匹掴んで殴りつけていくのは作業感が強い。 --一部で「カツアゲゲー」と言われたり。 --ただ、資金の使いどころはパラサイト購入と体力、精神力の回復と限られており、クリアには必ず一定以上の金額が必要というわけではない。上達してくると回復アイテムはもちろん、パラサイトの購入費も絞れるのでカツアゲの必要性は薄くなる。 --ちなみにボスからもカツアゲが可能。当然そこらの雑魚より金を持っているので、資金が必要なら精神力をカラにして思う存分しゃぶりつくそう。 -グラットニィ(レーザー)が強過ぎて他のパラサイトを使うメリットが薄い。せっかく武器が個性化されてるのにもったいない感がある。 --ラスボスも安地から無傷で撃破可能。 --ただし、グラットニィよりも火力の出せる武器や、グラットニィと違い敵の方向を向き続けなくてもダメージを与えられる武器もあるため、ゲームに慣れれば他の武器のほうが良い場面もある。 -セーブ方法がゲームオーバー時のみと不親切。 -全体的にロード時間が長め。 ---- **総評 トレジャーらしい斬新なシステムと個性的かつ独特な世界観とストーリーに彩られた作品。 ゲーム性の面では「キャラクターの左右の向きによって攻撃の特性が変わる」というシステムに癖があり、アンバランスな難易度設計も相まってアクションゲームとしてはテンポ感が少々いまいちな部分もあるため、やや人を選ぶところはある。 一方で、コミカルポップなデザインと魅力的なキャラクターとは裏腹な重いストーリー展開と切ないエンディングが強く印象を残しており、マイナーな一作ながらそれなりに多くのファンを獲得している。~ ---- **余談 -本作はSS末期の作品である。文字通り滑り込みで廉価版が発売されたため、SS版は原価より少し下がっているが、PS版は追加要素があるものの廉価版は無く、品薄なのでプレミアがついている。 --発売前にはゲームショップで体験版も配布されていた。 --2010年8月にゲームアーカイブスにPS版が登場。PS3及びPS Vita、PSPでダウンロード購入できるようになり、プレイ方法の少なさが大幅に軽減され、PS Vita、PSPでは高速読み取り設定の利用によりロード時間を任意に軽減可能となった。 -敵の属性(色)に合わせて攻撃するシステムは、後の『レイディアントシルバーガン』『斑鳩』に引き継がれる事となる。 ---- *シルエットミラージュ ~リプログラムド ホープ~ 【しるえっとみらーじゅ りぷろぐらむど ほーぷ】 |対応機種|プレイステーション|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41vT7AGlvqL.SL160.jpg)| |発売日|1998年7月23日|~| |配信|ゲームアーカイブス&br()2010年8月25日/600円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ※共通項目は省略しています **概要(PS版) SS版の移植版。リメイクではない純粋な移植であるが、移植にあたり多少の変更と新規要素が追加されている。 **変更点(PS版) -ボスが2体追加され、エンディング分岐が新しく追加された。 -各ステージクリア時にセーブができるようになっている。 -一部ボスキャラに同属性攻撃が効かない・AIの変更・主人公の一部ボイスにエフェクトがかかってないと言った変化が施されている。 **評価点(PS版) -セーブの機会が増えた **問題点 -ロード時間が増加した -ドットが少々粗くなった -セーブの機会が増えたのはいいがステージ間のデモだけならまだしもちょっとしたイベントの合間にも頻繁にセーブの有無を聞いてくるためテンポが悪くなった ---- **総評(PS版) 多少の追加要素や変更点を施しつつ原作はほぼ尊重しているが、頻繁なセーブの確認やロード時間の増加によるテンポの悪化が痛いところ。~ ゲームアーカイブスで配信済みのPS版では機種次第でロード時間の軽減が可能になったため、オリジナル版へのこだわりがないのであればそちらを選ぶとよいだろう。

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