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*LIMBO 【りんぼ】 |ジャンル|アドベンチャー((PSNの分類によるとアドベンチャーとなっているが、内容は下記のとおりアクションに近い。))| |対応機種|Xbox360(Xbox LIVE ARCADE)&br()プレイステーション3、プレイステーション・ヴィータ(PlayStation Store)| |メディア|ダウンロード専売ソフト| |発売・開発元|Playdead| |発売日|【360】2010年7月21日&br()【PS3】2011年8月4日&br()【PSV】2013年6月18日| |定価|【360】1,200マイクロソフトポイント&br()【PS3/PSV】1,200円| |プレイ人数|1人| |レーティング|CERO:D(17歳以上対象)| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| #contents(fromhere) ---- **概要 謎と悪意に満ちた世界で、妹を探して彷徨うパズル要素の強いアクション。~ タイトルは「辺獄」、つまり「地獄に近い場所」の意味。~ 見た目も操作も簡素だが、それだけにハマる人はとことんハマる。上記のコンシューマー版だけでなくWindowsPC及びiOS版も存在し、全世界で数百万単位のDLを記録した。 **特徴 -操作の基本は三つだけ --方向キーでの左右移動と、あとはジャンプとアクションのみ。最初から最後まで、それらを組み合わせた操作しか存在しない。 --「物を押す(引っ張る)」「タイミングを合わせて飛ぶ」というのがこのゲームの基本でありほとんどである。 -モノクロームの世界 --画像はすべて白黒で、濃淡の差以外に描画の違いはない。 --主人公にしても、目玉の部分が白丸になっているだけで後はシルエット同然。 **評価点 -心地よい「不親切感」 --何をするべきかどころか、どういう物語なのかすらまったく提示されず、さらに謎解きも一切ヒントは貰えない。主人公は無力な少年なので、悪意に満ちたトラップにかかればすぐに死んでしまう。 --しかし、だからこそ「思考する楽しみ」が非常に大きい。オブジェクトの意味や周囲の変化などを文字通り死んで覚えつつ、少しずつ先へと進んでいく楽しさはプリミティブだが非常に良い。 --謎解きも理不尽ではなく、周囲をよく観察すれば必ず答えは導き出せる。例えば序盤の蜘蛛のシーンは、そのままでは只殺されるだけだが「攻撃を空撃ちさせて振動を起こし、引っかかっているトラバサミを持ってきて罠にする」という手法に気づけば後はタイミングさえ計れば突破可能。 -無駄をそぎ落とした、超理詰めパズル要素 --もはや物理演算モデルのようで、偶然性を一切もたないシンプルなもの。しかし、運不運でも腕前でもなく思考だけがキーになるというパズルゲームの原理のようなゲームデザインになっている。 -美しいモノトーン世界 --上記のとおり世界はすべて白黒の濃淡であり、システムと同じく非常にシンプル。余計な色味がないからこそ幻想的な雰囲気がしっかりと出ており、それ自体が現代美術のよう。 **賛否両論点 -人を選びすぎる描写の数々 --主人公の死に様はとにかく酷く、容赦がない。人によっては不快感を持つかもしれない。 ---「トラバサミに鋏まれ、直立したまま首だけが転げ落ちる」「バズソーに切り刻まれる」「水に落ちて苦悶のまま水死」「足場に流れていた電気にやられ、焼け焦げて死亡」など。 ---死によるペナルティはなく、その直前から復活はする。 --公式に語られている設定やストーリーはなく((一応「妹を助け出す」という目的だけはある。))、ユーザーの想像による部分が多い。Web上には多くの「考察」があるが、それが正しいのかは誰にもわからない。 **総評 かなり人を選ぶ内容ではあるのもの、パズルゲームとしては秀逸。トライ&エラーを繰り返し、じっくりと歩んでいく姿勢が求められる。~ この手の思考パズルが好きな方、あるいは死に描写を楽しめる方にはオススメ。
*LIMBO 【りんぼ】 |ジャンル|アドベンチャー((PSNの分類によるとアドベンチャーとなっているが、内容は下記のとおりアクションに近い。))| |対応機種|Xbox360(Xbox LIVE ARCADE)&br()プレイステーション3、プレイステーション・ヴィータ(PlayStation Store)| |メディア|ダウンロード専売ソフト| |発売・開発元|Playdead| |発売日|【360】2010年7月21日&br()【PS3】2011年8月4日&br()【PSV】2013年6月18日| |定価|【360】1,200マイクロソフトポイント&br()【PS3/PSV】1,200円| |プレイ人数|1人| |レーティング|CERO:D(17歳以上対象)| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| #contents(fromhere) ---- **概要 謎と悪意に満ちた世界で、妹を探して彷徨うパズル要素の強いアクション。~ タイトルは「辺獄」、つまり「地獄に近い場所」の意味。~ 見た目も操作も簡素だが、それだけにハマる人はとことんハマる。上記のコンシューマー版だけでなくWindowsPC及びiOS版も存在し、全世界で数百万単位のDLを記録した。 **特徴 -操作の基本は三つだけ --方向キーでの左右移動と、あとはジャンプとアクションのみ。最初から最後まで、それらを組み合わせた操作しか存在しない。 --「物を押す(引っ張る)」「タイミングを合わせて飛ぶ」というのがこのゲームの基本でありほとんどである。 -モノクロームの世界 --画像はすべて白黒で、濃淡の差以外に描画の違いはない。 --主人公にしても、目玉の部分が白丸になっているだけで後はシルエット同然。 **評価点 -心地よい「不親切感」 --何をするべきかどころか、どういう物語なのかすらまったく提示されず、さらに謎解きも一切ヒントは貰えない。主人公は無力な少年なので、悪意に満ちたトラップにかかればすぐに死んでしまう。 --しかし、だからこそ「思考する楽しみ」が非常に大きい。オブジェクトの意味や周囲の変化などを文字通り死んで覚えつつ、少しずつ先へと進んでいく楽しさはプリミティブだが非常に良い。 --謎解きも理不尽ではなく、周囲をよく観察すれば必ず答えは導き出せる。例えば序盤の蜘蛛のシーンは、そのままでは只殺されるだけだが「攻撃を空撃ちさせて振動を起こし、引っかかっているトラバサミを持ってきて罠にする」という手法に気づけば後はタイミングさえ計れば突破可能。 -無駄をそぎ落とした、超理詰めパズル要素 --もはや物理演算モデルのようで、偶然性を一切もたないシンプルなもの。しかし、運不運でも腕前でもなく思考だけがキーになるというパズルゲームの原理のようなゲームデザインになっている。 -美しいモノトーン世界 --上記のとおり世界はすべて白黒の濃淡であり、システムと同じく非常にシンプル。余計な色味がないからこそ幻想的な雰囲気がしっかりと出ており、それ自体が現代美術のよう。 **賛否両論点 -人を選びすぎる描写の数々 --主人公の死に様はとにかく酷く、容赦がない。人によっては不快感を持つかもしれない。 ---「トラバサミに鋏まれ、直立したまま首だけが転げ落ちる」「バズソーに切り刻まれる」「水に落ちて苦悶のまま水死」「足場に流れていた電気にやられ、焼け焦げて死亡」など。 ---死によるペナルティはなく、その直前から復活はする。 --「妹を助けに辺獄に入った」という設定以外に公式に語られているストーリーはなく、ユーザーの想像による部分が多い。Web上には多くの「考察」があるが、それが正しいのかは誰にもわからない。 -PS3版で追加された隠しルートが難しいと言うより''理不尽'' --真っ暗な中、音と発光だけで罠を回避していくルートである為、とんでもない難易度になっている。 ---トロフィー獲得以外にはこれといって意味はないので、本編以上の難易度を求めた人向けのやりこみ要素ではあるのだが、それにしても内容が人を選び過ぎる。 **問題点 -後半は謎解き要素がほぼなくなる --「何がどうなってるか」は初見で分からずとも一度引っかかればわかる事が多く、「いかにタイミングよくアクションを起こすか」が問題になる事が多くなる。 ---その為、「謎は解けてるのに、いつまで経ってもアクションで成功しない」といった事態が増えてしまう。 **総評 かなり人を選ぶ内容ではあるのもの、パズルゲームとしては秀逸。トライ&エラーを繰り返し、じっくりと歩んでいく姿勢が求められる。~ この手の思考パズルが好きな方、あるいは死に描写を楽しめる方にはオススメ。

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