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ボンバーマンGB3 - (2020/09/16 (水) 21:22:48) の1つ前との変更点

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*ボンバーマンGB3 【ぼんばーまんじーびーすりー】 |ジャンル|アクション|&ref(b-gb3_01.jpg)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |メディア|2MbitROMカートリッジ|~| |発売元|ハドソン|~| |開発元|エーアイ|~| |発売日|1996年12月20日|~| |定価|3,980円|~| |配信|バーチャルコンソール&br()【3DS】2012年7月11日/400円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ボンバーマンシリーズリンク>ボンバーマンシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ゲームボーイ版ボンバーマン四作目。GBシリーズ最終作となる。 ---- **ストーリー ボンバー星雲第11惑星「オワン」に突然大地震が発生。その地震の影響で地下深く幽閉されていたデビルボンバーが復活。~ かつてバグラーの怒りに触れて幽閉の身になっていたが、復活を機に悪の帝王として君臨しようとした。~ ボンバーマンらオワン防衛隊は戦うも、デビルボンバーのその強大な力に、パワーの源のボンバーカプセルを奪われしまい全滅してしまう。~ だがボンバーマンはオワンの平和を守るために1人でボンバーカプセルの奪還とデビルボンバーを倒す為に立ち向かう。 ---- **特徴 -地上エリアと地下エリア。そしてラストステージ暗黒エリアの7つステージ。全8ラウンド共通で56ステージ存在する。~ 地上エリアと地下エリアは3つのステージに分かれていて、エリア内であればどこから攻略するかは自由。地上エリアの全ステージを攻略すると地下エリアへ進むことができ、地下エリアの3ステージを攻略すると暗黒エリアへ進める。~ -前作では各エリアに設定されていたクリア条件が今作では一面ごとに設定されている。エリア内の敵全てを倒したり、ボンバーマンでは倒せない敵を誘導して倒してもらったり、石版を揃えたり等。条件自体は前作より非常に多くなった。 --ステージも森・工場・雪山等存在し、仕掛けも一例として木を倒して川に橋をかける。スイッチを起動させて工場内の機能を回復させる。爆弾を使い過ぎると雪崩が襲い掛かってくる等。 -ラウンドの最後にいる暗黒エリア以外のボスを倒すとボンバーカプセルが手に入り、それを消費して以下の特殊なアイテムを購入できる。~ 使用したモトボンバーは特定の回数分ダメージを受けると壊れてしまい、次のラウンド、エリアに進むかゲームオーバーにならないと復活しない。 -[K]・・・ボムキック(1)。爆弾を前方に蹴ることが出来る。()は必要なカプセルの数。 -[D]・・・ダッシュ(1)。移動速度を任意に上げることが出来る。 -[L]・・・ラインボム(1)。爆弾を前方に一列に並べて設置出来る。 -[F]・・・フルパワー(7)。爆弾と火力が常に最強状態になる。本来の上限は共に4でミスすると片方が1段階パワーダウンするのだが、このアイテムを獲得すると共に6まで上がり、ミス・ゲームオーバーになっても減らなくなる。 -[M1]・・・モトボンバー1号(1)。敵の攻撃・爆風から1回だけダメージを防いでくれる。 -[M2]・・・モトボンバー2号(2)。敵の攻撃・爆風から1回だけダメージを防ぎ、1ブロック分の壊せない壁を飛び越えることが出来る。過去作で登場したモトボンバーと同様の性能。 -[M3]・・・モトボンバー3号(2)。敵の攻撃・爆風から1回だけダメージを防ぎ、体当たりで爆弾で壊せる壁を壊せる。 -[M4]・・・モトボンバー3号(3)。敵の攻撃・爆風から2回までダメージを防ぎ、ダッシュよりも更に速く任意で移動することが出来る。 -新要素としてチャレンジモードが登場。専用のステージに挑戦しハイスコアを目指す。 ---- **評価点 -ストーリーモードのステージはより一層凝ったものとなった。 --画面が強制スクロールをしている。岩が転がっている。段差がある。ジャンプ台で分断された場所を飛び越えていく。壊してはいけないドクロボムが置いてある。ステージクリアの条件も敵の全滅だけでなく、敵の円盤の破壊、火山の穴を置いてある栓を動かして塞ぐ、宝箱に隠されたり盗まれた重要な物を見つけ出したりと、前作ボンバーマンGB2よりも更に作りこまれている。 -ボンバーボールによる救済処置 --ボス戦直前のラウンド7は敵に盗まれた「ラピスボール」を探し出すというクリア条件固定となっているが、同時にステージ内にクリスタルが存在する。このクリスタルを集めると「ベル」が登場し、取るとボス戦で「ボンバーボール」が登場する。 --ボンバーボールは開始時に爆弾と火力アイテムを合わせて3つ置いていってくれたり、ボスに体当たりをしてダメージを与えてくれる。 --ちなみに爆弾と火力が最大状態だと、なんと「1UP」を1つ置いていってくれる。中々律儀な奴ではないだろうか? -特殊アイテムはどれから買っても自由(カプセルの個数が足りないと買えないが)。あえて買わない事もできる。 --過去作では最終ステージでやっと登場するフルパワーも今作は早ければ中盤から使用出来る。が、買うまでボンバーマンは特殊アイテムを頼れず、また買ってもその性能を十分に発揮出来ない。むしろ足を引っ張る場合があるので早めに買ってもゲームバランスは崩しにくかったりする。 --勿論、アイテムが充実してきてからフルパワーを購入すれば、その強さを十分に生かせる。 --暗黒エリアに行くまでにカプセルを全部使えば全ての特殊アイテムを購入することは可能。 -ステージに高低差があり高い所から低い所へ飛び降りる事ができる。ボンバーマンシリーズでこれは珍しい。 -モトボンバーが全4種類になりさまざまな特殊能力がついた。 --特に4号は耐久力が高く、移動速度もかなり速いので早めに購入して愛用していた人も多いだろう。ちなみにモトボンバーに乗るかどうかは任意である。 -前作で便利すぎたのか、「タックル」が廃止された。 ---- **難点 -対戦モードがなく完全に一人用ゲーム。 --ただ、ゲームボーイというハードという点から無理を通してまで入れる必要はなかったので無くしたのは正解ともいえる。 --代わりのモードとして、制限時間内にどれだけ得点を稼げるかというスコアアタックモードが用意された。 //-若干子供向けの内容になった。特にエンディング。 //--対象年齢を考えれば決して間違いではないが、前作がわりと渋い内容だったのでギャップがある。 //上で触れている通り対象年齢的に本作が自然な演出であり、過去シリーズでほぼ固まったボンバーマン世界観を踏襲したものとなっています。むしろ前作が前後のシリーズから浮いている異端な内容です。難点ではないと思われます //--取扱説明書の内容もボンバーマンとサポート役のキューティボンバー、そしてまさかのデビルボンバー本人がゲーム内容を解説するというもの。 //---そのデビルボンバーだが、特殊アイテム紹介の頁ではどう見てもモトボンバーの性能に%%ビビっている%%驚いているようにしか見えない。 //キャラが(たとえボスでも)自らゲーム内容を解説するのはプレイヤーの年齢層的に不思議な事ではないかと。扱うにしても余談の項で扱う内容ではないでしょうか -全体的に窮屈感がある --ゲームボーイの画面の小ささのせいもあるが、ステージはより一層凝ったものになったが逆に全体的に窮屈な地形になっている。 --狭い通路に進路を妨害するブロックが沢山敷き詰められていることが多く、特に段差や分断されたステージ構成では身動きが取り難いと感じやすいと思う人も。 ---- **総評 ボンバーマンGBシリーズの独自の要素を引き継ぎつつも、かなり自由度が高くなっている。 ---- ---- **余談 -ラスボスの「デビルボンバー」は後に「ボンバーマンヒーロー」に隠しボスとして再登場している。 -発売時期が悪すぎた --この発売時期は家庭用ゲーム機の繁盛期であり、ゲームボーイは注目度が落ちている最中にポケットモンスターが売れ出してブームになりだした頃だったため、尚更見向きがされなかった。過去2作のように夏に出していればと思えずにはいられない。
*ボンバーマンGB3 【ぼんばーまんじーびーすりー】 |ジャンル|アクション|&ref(b-gb3_01.jpg)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |メディア|2MbitROMカートリッジ|~| |発売元|ハドソン|~| |開発元|エーアイ|~| |発売日|1996年12月20日|~| |定価|3,980円|~| |配信|バーチャルコンソール&br()【3DS】2012年7月11日/400円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ボンバーマンシリーズリンク>ボンバーマンシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ゲームボーイ版ボンバーマン四作目。GBシリーズ最終作となる。 ---- **ストーリー ボンバー星雲第11惑星「オワン」に突然大地震が発生。その地震の影響で地下深く幽閉されていたデビルボンバーが復活。~ かつてバグラーの怒りに触れて幽閉の身になっていたが、復活を機に悪の帝王として君臨しようとした。~ ボンバーマンらオワン防衛隊は戦うも、デビルボンバーのその強大な力に、パワーの源のボンバーカプセルを奪われしまい全滅してしまう。~ だがボンバーマンはオワンの平和を守るために1人でボンバーカプセルの奪還とデビルボンバーを倒す為に立ち向かう。 ---- **特徴 -地上エリアと地下エリア。そしてラストステージ暗黒エリアの7つステージ。全8ラウンド共通で56ステージ存在する。~ 地上エリアと地下エリアは3つのステージに分かれていて、エリア内であればどこから攻略するかは自由。地上エリアの全ステージを攻略すると地下エリアへ進むことができ、地下エリアの3ステージを攻略すると暗黒エリアへ進める。~ -前作では各エリアに設定されていたクリア条件が今作では一面ごとに設定されている。エリア内の敵全てを倒したり、ボンバーマンでは倒せない敵を誘導して倒してもらったり、石版を揃えたり等。条件自体は前作より非常に多くなった。 --ステージも森・工場・雪山等存在し、仕掛けも一例として木を倒して川に橋をかける。スイッチを起動させて工場内の機能を回復させる。爆弾を使い過ぎると雪崩が襲い掛かってくる等。 -ラウンドの最後にいる暗黒エリア以外のボスを倒すとボンバーカプセルが手に入り、それを消費して以下の特殊なアイテムを購入できる。~ 使用したモトボンバーは特定の回数分ダメージを受けると壊れてしまい、次のラウンド、エリアに進むかゲームオーバーにならないと復活しない。 -[K]・・・ボムキック(1)。爆弾を前方に蹴ることが出来る。()は必要なカプセルの数。 -[D]・・・ダッシュ(1)。移動速度を任意に上げることが出来る。 -[L]・・・ラインボム(1)。爆弾を前方に一列に並べて設置出来る。 -[F]・・・フルパワー(7)。爆弾と火力が常に最強状態になる。本来の上限は共に4でミスすると片方が1段階パワーダウンするのだが、このアイテムを獲得すると共に6まで上がり、ミス・ゲームオーバーになっても減らなくなる。 -[M1]・・・モトボンバー1号(1)。敵の攻撃・爆風から1回だけダメージを防いでくれる。 -[M2]・・・モトボンバー2号(2)。敵の攻撃・爆風から1回だけダメージを防ぎ、1ブロック分の壊せない壁を飛び越えることが出来る。過去作で登場したモトボンバーと同様の性能。 -[M3]・・・モトボンバー3号(2)。敵の攻撃・爆風から1回だけダメージを防ぎ、体当たりで爆弾で壊せる壁を壊せる。 -[M4]・・・モトボンバー3号(3)。敵の攻撃・爆風から2回までダメージを防ぎ、ダッシュよりも更に速く任意で移動することが出来る。 -新要素としてチャレンジモードが登場。専用のステージに挑戦しハイスコアを目指す。 ---- **評価点 -ストーリーモードのステージはより一層凝ったものとなった。 --画面が強制スクロールをしている。岩が転がっている。段差がある。ジャンプ台で分断された場所を飛び越えていく。壊してはいけないドクロボムが置いてある。ステージクリアの条件も敵の全滅だけでなく、敵の円盤の破壊、火山の穴を置いてある栓を動かして塞ぐ、宝箱に隠されたり盗まれた重要な物を見つけ出したりと、前作ボンバーマンGB2よりも更に作りこまれている。 -ボンバーボールによる救済処置 --ボス戦直前のラウンド7は敵に盗まれた「ラピスボール」を探し出すというクリア条件固定となっているが、同時にステージ内にクリスタルが存在する。このクリスタルを集めると「ベル」が登場し、取るとボス戦で「ボンバーボール」が登場する。 --ボンバーボールは開始時に爆弾と火力アイテムを合わせて3つ置いていってくれたり、ボスに体当たりをしてダメージを与えてくれる。 --ちなみに爆弾と火力が最大状態だと、なんと「1UP」を1つ置いていってくれる。中々律儀な奴ではないだろうか? -特殊アイテムはどれから買っても自由(カプセルの個数が足りないと買えないが)。あえて買わない事もできる。 --過去作では最終ステージでやっと登場するフルパワーも今作は早ければ中盤から使用出来る。が、買うまでボンバーマンは特殊アイテムを頼れず、また買ってもその性能を十分に発揮出来ない。むしろ足を引っ張る場合があるので早めに買ってもゲームバランスは崩しにくかったりする。 --勿論、アイテムが充実してきてからフルパワーを購入すれば、その強さを十分に生かせる。 --暗黒エリアに行くまでにカプセルを全部使えば全ての特殊アイテムを購入することは可能。 -ステージに高低差があり高い所から低い所へ飛び降りる事ができる。ボンバーマンシリーズでこれは珍しい。 -モトボンバーが全4種類になりさまざまな特殊能力がついた。 --特に4号は耐久力が高く、移動速度もかなり速いので早めに購入して愛用していた人も多いだろう。ちなみにモトボンバーに乗るかどうかは任意である。 -前作で便利すぎたのか、「タックル」が廃止された。 ---- **難点 -対戦モードがなく完全に一人用ゲーム。 --ただ、ゲームボーイというハードという点から無理を通してまで入れる必要はなかったので無くしたのは正解ともいえる。 --代わりのモードとして、制限時間内にどれだけ得点を稼げるかというスコアアタックモードが用意された。 //-若干子供向けの内容になった。特にエンディング。 //--対象年齢を考えれば決して間違いではないが、前作がわりと渋い内容だったのでギャップがある。 //上で触れている通り対象年齢的に本作が自然な演出であり、過去シリーズでほぼ固まったボンバーマン世界観を踏襲したものとなっています。むしろ前作が前後のシリーズから浮いている異端な内容です。難点ではないと思われます //--取扱説明書の内容もボンバーマンとサポート役のキューティボンバー、そしてまさかのデビルボンバー本人がゲーム内容を解説するというもの。 //---そのデビルボンバーだが、特殊アイテム紹介の頁ではどう見てもモトボンバーの性能に%%ビビっている%%驚いているようにしか見えない。 //キャラが(たとえボスでも)自らゲーム内容を解説するのはプレイヤーの年齢層的に不思議な事ではないかと。扱うにしても余談の項で扱う内容ではないでしょうか -全体的に窮屈感がある --ゲームボーイの画面の小ささのせいもあるが、ステージはより一層凝ったものになったが逆に全体的に窮屈な地形になっている。 --狭い通路に進路を妨害するブロックが沢山敷き詰められていることが多く、特に段差や分断されたステージ構成では身動きが取り難いと感じやすいと思う人も。 ---- **総評 ボンバーマンGBシリーズの独自の要素を引き継ぎつつも、かなり自由度が高くなっている。 ---- **余談 -ラスボスの「デビルボンバー」は後に「ボンバーマンヒーロー」に隠しボスとして再登場している。 -発売時期が悪すぎた --この発売時期は家庭用ゲーム機の繁盛期であり、ゲームボーイは注目度が落ちている最中にポケットモンスターが売れ出してブームになりだした頃だったため、尚更見向きがされなかった。過去2作のように夏に出していればと思えずにはいられない。

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