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ガンダムバトルユニバース - (2014/02/26 (水) 12:40:14) の1つ前との変更点

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*ガンダムバトルユニバース 【がんだむばとるゆにばーす】 |ジャンル|3DACT|&amazon(B0017XFC0C)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|アートディンク|~| |発売日|通常版=2008年7月17日&br()廉価版=2010年6月3日&br()DL廉価版=2013年11月7日|~| |定価|通常版=5,040円(税込)&br()廉価版=2,940円(税込)&br()DL廉価版=2,800円|~| |>|>|CENTER:''[[ガンダムゲームリンク>ガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 [[ガンダムバトルタクティクス]]から始まったガンダムバトルシリーズの最終作。~ 宇宙世紀作品は『F91』までほとんど収録され、「ユニバース」の名に恥じない作品になっている。~ 過去作と同じく、一兵卒となって戦場を駆け回る3Dアクション。 ---- **特徴・評価点 -キャンペーンモード --前作ではエクストラ扱いだった『ZZ』『CCA』のミッションが正式に収録され、ファンを大いに喜ばせた。 ---この2つの追加により、総ミッション数は200以上と膨大な数に。恒例のパスワードミッションも勿論存在する。 --エクストラでは、本作の目玉とされる『センチネル』『閃光のハサウェイ』『F91』が主に扱われている。 ---同時に少数ながら『TV版1st』『ミラーズ・リポート』が新規機体と共に収録された。 --システムの改良 ---ミッション数の更なる増加に伴い、分岐ミッションや連続ミッションでは失敗しても途中からやり直し可能となった。これによりキャプチャーモードでの鹵獲が比較的楽になっている。 ---前作までは『1st』から年代順にプレイする必要があったが、収録作品の増加により本作では時代選択が可能となった。『CCA』からプレイする事も可能であり、自由度が広がっている。 ---ステージとしては「宇宙鉱山」「平原」「空中」が追加。少なすぎると言われた前作の問題点にメスが入っている。 --小ネタ ---本作は基本的に「プレイヤーがいちパイロットとして各作品に参加する」というスタンスなのだが、使用パイロットを原作キャラにしていると、特定のステージで変化が起こる。 ---例えば「ラスト・リゾート」でシローを使用すると、アプサラスにギニアスが乗り更に味方増援としてアイナが出現する等、原作における「震える山」の再現となる。「強行突破作戦」でアムロを使用すると、敵を撃破する度に撃墜数をつぶやくという「コンスコン強襲」の再現となる。 ---その他、ハマーン様をプレイヤーキャラにした状態でマシュマーをパートナーに・・・等、細かな演出が面白い。 -登場機体・登場パイロット --前作までに登場したものはほぼそのまま続投する形で、機体とパイロットが大幅に増加(140機44人→200機69人)。 --オペレーターは前作の5人から連邦側に1人、ジオン側に1人追加され計7人となった。 ---具体的には、連邦・ジオン共に3人を選択でき、『クライマックスU.C.』の「エレン・ロシュフィル」のみどの勢力でも選べる形となる。 ---ちなみに連邦側オペレーターは『宇宙、閃光の果てに・・・』に登場した「ミユ・タキザワ」、ジオン側オペレーターはなんと''『08小隊』に登場した「ケルゲレン子」である''。&s(){開発スタッフ様、ばんざぁぁぁぁぁぁい!} --登場機体は前作の140機をゆうに超える200機以上。携帯機としては勿論、''ダムゲー全体で見ても驚異のボリュームである''。 ---収録作品は公式的には『1st』『0083』『Z』『ZZ』『CCA』とされているが、正確にはこれ以外に『センチネル』『閃光のハサウェイ』『F91』『MSV』『MSX』『CCA-MSV』『0080』『08小隊』『ギレンの野望』『BLUE DESTINY』『コロ落ち』『ジオフロ』『宇宙、閃光の果てに・・・』『グリーンダイバーズ』&s(){『トニーたけざきのガンダム漫画』}等から大量に収録されており、非常に「濃い」。 ---フルアーマーZZガンダムやEx-Sガンダム、Hi-νガンダムといった有名どころは勿論、Zプラス(C2)やνガンダム(ダブルフィンファンネル装備型)等のマニアックなものまで網羅。''6機の高機動型ザク''が使用できるダムゲーなんて後にも先にも本作(及びその派生作品)ぐらいのものだろう。タイガーバウム仕様のアッグガイなんかは「マニアック過ぎてついて行けない」とまで言われたほど。 --追加機体に目が行きがちだが、前作までの続投機体にもきっちりメスが入っている。強すぎるものは弱く、弱過ぎるものは強くと性能調整が施され、格闘モーションにも改善・改良が施されている。前作ではイマイチ役に立たなかったミサイルも改善され、実用に耐えうる性能となった。 -新システムの実装 --パイロットには常時発動する「パッシブスキル」とHP低下で発動する「アディショナルスキル」が用意された。 ---射撃or格闘ダメージが2倍になる「スナイパー/猛打」や、窮地に陥るとSPAゲージが全回復する「激情」、弾数が1.5倍になるがリロード時間も1.5倍になる「ジャンク屋」等、多種多様なスキルが存在している。 ---プレイヤーが使用するオリジナルパイロットの場合、名前・OT/NT・オペレーターによって所持スキルが変更される。 --僚機にはセレクトボタン+十字キーで「格闘/射撃/防御/SP」の行動指示ができるようになった。 ---特に僚機SPアタックを任意に発動させられるようになったのは大きく、これが状況を左右する事にもなりうる。 -ゲームバランス --本作のゲームバランスは、言ってしまえば大味である。 ---グフやホビーハイザック等の極端なMSでない限りは簡単に雑魚を撃墜できるし、各勢力の最終ボス以外のエースでも(機体によるが)SPアタック1発で沈む。 ---こちらが雑魚にやられるような事は殆どなく、エースにやられる時も敵SPアタックが直撃した時くらいである。かなり簡単な部類と言っていい。 --しかし、本作の最大の評価点は「恐ろしく豊富な機体数」であり、それをバンバン使ってガンガン強化する事がコンセプトである。 ---つまりこの大味なゲームバランスは、豊富な機体をバリバリチューンする本作には実に都合がいいのである。そういう意味では実に良好なゲームバランスと言える。 ---元々低難易度である上に、気軽に遊べる携帯機という事もあり、軽快にサクサクプレイする事ができる。 --サクサク遊べるからと言ってボリュームがない訳ではない。機体は勿論、各種モードも大量に用意されているため、やり込もうとすればガッチガチにやり込む事も可能。 ---- **問題点・好みの別れる点 -更に影が薄くなる格闘 --シリーズ自体・・・というか原作の世界観からしてそうなのだが、格闘が今ひとつ使いにくい。 --ガンガン使ってガンガン強化する本シリーズでは、効率よくクリアするためにはどうしても射撃を多用する事になるため((また高ランククリアを狙うためには、攻撃回数をいかに少なくするかを考える必要がある))、結果として格闘を使わなくなる。 --これまではガード不能だった格闘系SPAもガード可能になった、という点も多少影響している。 -「MSチューン限界解除」のめんどくささ --MSチューン限界解除は「全勢力+全ビックターゲット+全ハイパーボスをS以上でクリア」で解禁される。 --しかし機体とミッションが大幅に増えた本作では、これの解禁がかなりめんどくさくなってしまった。各勢力クリアで非常に強力な機体が使用可能になるため、Sランククリア自体は難しくないのだが、すこぶる時間が掛かる。 -相変わらずのNT優遇((NT=ニュータイプ、OT=オールドタイプ)) --これも原作からしてそうなのだが、オリジナルパイロットをパートナー共々OTにすると、「君は、刻の涙をみる」羽目になる。 --OTは初期能力が高くEXAM搭載機が使えるが、成長率の関係からゲーム中盤辺りでNTに逆転される上に、強力なNT専用MSが使えないのが非常に痛い。 ---特に『CCA』ミッションは、OTだと登場機体があまりに少なすぎる。リ・ガズィやギラ・ドーガでも十分クリア可能なのだが、主役機のνガンダムや&s(){ヤクト・ドーガ}サザビーが使えないのは悲しい。 ---そもそもEXAM搭載機は、『1st』の連邦・ジオンに2機づつしかいないため、乗れなくても大したマイナスにはならない。これより強い機体はいくらでもある。 -相変わらずステージの使い回しが多い --これも仕方がない事ではあるが、同じ場所が違う年代や勢力で何度も出るのはちょっと違和感がある。先述したように追加されてはいる。 ---- **総評 軽快なプレイ感に圧倒的なボリューム、ガンダムバトルシリーズ最終作に相応しい出来栄えである。~ 細かい粗こそあるが、それを含めても余りある魅力を持っており、特にガノタにとっては血の涙を流して喜ぶ内容であろう。~ ガンダムバトルシリーズはその後、コズミックイラに限定した『[[機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY]]』へと移行し、~ また『[[ガンダムアサルトサヴァイブ]]』へと派生していくことになる。 ----
*ガンダムバトルユニバース 【がんだむばとるゆにばーす】 |ジャンル|3Dアクション|&amazon(B0017XFC0C)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|アートディンク|~| |発売日|2008年7月17日|~| |定価|5,040円|~| |廉価版|GUNDAM 30th ANNIVERSARY COLLECTION&br()2009年12月17日/2,800円&br()PSP the best&br()パッケージ版:2010年6月3日/2,800円&br()ダウンロード版:2013年11月7日/2,800円|~| |>|>|CENTER:''[[ガンダムゲームリンク>ガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 [[ガンダムバトルタクティクス]]から始まったガンダムバトルシリーズの最終作で、シリーズ共通の一兵卒となって戦場を駆け回る3Dアクション。~ 宇宙世紀作品は『F91』までほとんど収録され、「ユニバース」の名に恥じない作品になっている。~ ---- **特徴・評価点 -キャンペーンモード --前作ではエクストラ扱いだった『ZZ』『CCA』のミッションが正式に収録され、ファンを大いに喜ばせた。 ---この2つの追加により、総ミッション数は200以上と膨大な数に。恒例のパスワードミッションも勿論存在する。 --エクストラでは、本作の目玉とされる『センチネル』『閃光のハサウェイ』『F91』が主に扱われている。 ---同時に少数ながら『TV版1st』『ミラーズ・リポート』が新規機体と共に収録された。 --システムの改良 ---ミッション数の更なる増加に伴い、分岐ミッションや連続ミッションでは失敗しても途中からやり直し可能となった。これによりキャプチャーモードでの鹵獲が比較的楽になっている。 ---前作までは『1st』から年代順にプレイする必要があったが、収録作品の増加により本作では時代選択が可能となった。『CCA』からプレイする事も可能であり、自由度が広がっている。 ---ステージとしては「宇宙鉱山」「平原」「空中」が追加。少なすぎると言われた前作の問題点にメスが入っている。 --小ネタ ---本作は基本的に「プレイヤーがいちパイロットとして各作品に参加する」というスタンスなのだが、使用パイロットを原作キャラにしていると、特定のステージで変化が起こる。 ---例えば「ラスト・リゾート」でシローを使用すると、アプサラスにギニアスが乗り更に味方増援としてアイナが出現する等、原作における「震える山」の再現となる。「強行突破作戦」でアムロを使用すると、敵を撃破する度に撃墜数をつぶやくという「コンスコン強襲」の再現となる。 ---その他、ハマーン様をプレイヤーキャラにした状態でマシュマーをパートナーに・・・等、細かな演出が面白い。 -登場機体・登場パイロット --前作までに登場したものはほぼそのまま続投する形で、機体とパイロットが大幅に増加(140機44人→200機69人)。 --オペレーターは前作の5人から連邦側に1人、ジオン側に1人追加され計7人となった。 ---具体的には、連邦・ジオン共に3人を選択でき、『クライマックスU.C.』の「エレン・ロシュフィル」のみどの勢力でも選べる形となる。 ---ちなみに連邦側オペレーターは『宇宙、閃光の果てに・・・』に登場した「ミユ・タキザワ」、ジオン側オペレーターはなんと''『08小隊』に登場した「ケルゲレン子」である''。&s(){開発スタッフ様、ばんざぁぁぁぁぁぁい!} --登場機体は前作の140機をゆうに超える200機以上。携帯機としては勿論、''ダムゲー全体で見ても驚異のボリュームである''。 ---収録作品は公式的には『1st』『0083』『Z』『ZZ』『CCA』とされているが、正確にはこれ以外に『センチネル』『閃光のハサウェイ』『F91』『MSV』『MSX』『CCA-MSV』『0080』『08小隊』『ギレンの野望』『BLUE DESTINY』『コロ落ち』『ジオフロ』『宇宙、閃光の果てに・・・』『グリーンダイバーズ』&s(){『トニーたけざきのガンダム漫画』}等から大量に収録されており、非常に「濃い」。 ---フルアーマーZZガンダムやEx-Sガンダム、Hi-νガンダムといった有名どころは勿論、Zプラス(C2)やνガンダム(ダブルフィンファンネル装備型)等のマニアックなものまで網羅。''6機の高機動型ザク''が使用できるダムゲーなんて後にも先にも本作(及びその派生作品)ぐらいのものだろう。タイガーバウム仕様のアッグガイなんかは「マニアック過ぎてついて行けない」とまで言われたほど。 --追加機体に目が行きがちだが、前作までの続投機体にもきっちりメスが入っている。強すぎるものは弱く、弱過ぎるものは強くと性能調整が施され、格闘モーションにも改善・改良が施されている。前作ではイマイチ役に立たなかったミサイルも改善され、実用に耐えうる性能となった。 -新システムの実装 --パイロットには常時発動する「パッシブスキル」とHP低下で発動する「アディショナルスキル」が用意された。 ---射撃or格闘ダメージが2倍になる「スナイパー/猛打」や、窮地に陥るとSPAゲージが全回復する「激情」、弾数が1.5倍になるがリロード時間も1.5倍になる「ジャンク屋」等、多種多様なスキルが存在している。 ---プレイヤーが使用するオリジナルパイロットの場合、名前・OT/NT・オペレーターによって所持スキルが変更される。 --僚機にはセレクトボタン+十字キーで「格闘/射撃/防御/SP」の行動指示ができるようになった。 ---特に僚機SPアタックを任意に発動させられるようになったのは大きく、これが状況を左右する事にもなりうる。 -ゲームバランス --本作のゲームバランスは、言ってしまえば大味である。 ---グフやホビーハイザック等の極端なMSでない限りは簡単に雑魚を撃墜できるし、各勢力の最終ボス以外のエースでも(機体によるが)SPアタック1発で沈む。 ---こちらが雑魚にやられるような事は殆どなく、エースにやられる時も敵SPアタックが直撃した時くらいである。かなり簡単な部類と言っていい。 --しかし、本作の最大の評価点は「恐ろしく豊富な機体数」であり、それをバンバン使ってガンガン強化する事がコンセプトである。 ---つまりこの大味なゲームバランスは、豊富な機体をバリバリチューンする本作には実に都合がいいのである。そういう意味では実に良好なゲームバランスと言える。 ---元々低難易度である上に、気軽に遊べる携帯機という事もあり、軽快にサクサクプレイする事ができる。 --サクサク遊べるからと言ってボリュームがない訳ではない。機体は勿論、各種モードも大量に用意されているため、やり込もうとすればガッチガチにやり込む事も可能。 ---- **問題点・好みの別れる点 -更に影が薄くなる格闘 --シリーズ自体・・・というか原作の世界観からしてそうなのだが、格闘が今ひとつ使いにくい。 --ガンガン使ってガンガン強化する本シリーズでは、効率よくクリアするためにはどうしても射撃を多用する事になるため((また高ランククリアを狙うためには、攻撃回数をいかに少なくするかを考える必要がある))、結果として格闘を使わなくなる。 --これまではガード不能だった格闘系SPAもガード可能になった、という点も多少影響している。 -「MSチューン限界解除」のめんどくささ --MSチューン限界解除は「全勢力+全ビックターゲット+全ハイパーボスをS以上でクリア」で解禁される。 --しかし機体とミッションが大幅に増えた本作では、これの解禁がかなりめんどくさくなってしまった。各勢力クリアで非常に強力な機体が使用可能になるため、Sランククリア自体は難しくないのだが、すこぶる時間が掛かる。 -相変わらずのNT優遇((NT=ニュータイプ、OT=オールドタイプ)) --これも原作からしてそうなのだが、オリジナルパイロットをパートナー共々OTにすると、「君は、刻の涙をみる」羽目になる。 --OTは初期能力が高くEXAM搭載機が使えるが、成長率の関係からゲーム中盤辺りでNTに逆転される上に、強力なNT専用MSが使えないのが非常に痛い。 ---特に『CCA』ミッションは、OTだと登場機体があまりに少なすぎる。リ・ガズィやギラ・ドーガでも十分クリア可能なのだが、主役機のνガンダムや&s(){ヤクト・ドーガ}サザビーが使えないのは悲しい。 ---そもそもEXAM搭載機は、『1st』の連邦・ジオンに2機づつしかいないため、乗れなくても大したマイナスにはならない。これより強い機体はいくらでもある。 -相変わらずステージの使い回しが多い --これも仕方がない事ではあるが、同じ場所が違う年代や勢力で何度も出るのはちょっと違和感がある。先述したように追加されてはいる。 ---- **総評 軽快なプレイ感に圧倒的なボリューム、ガンダムバトルシリーズ最終作に相応しい出来栄えである。~ 細かい粗こそあるが、それを含めても余りある魅力を持っており、特にガノタにとっては血の涙を流して喜ぶ内容であろう。~ ガンダムバトルシリーズはその後、コズミックイラに限定した『[[機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY]]』へと移行し、また『[[ガンダムアサルトサヴァイブ]]』へと派生していくことになる。 ----

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