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コロぱた - (2017/07/27 (木) 20:33:19) の1つ前との変更点

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*コロぱた 【ころぱた】 |ジャンル|自律キャラおつかいアクション|CENTER:&amazon(B002PK0L5C,image);''DSi版推奨''| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|ラックプラス|~| |発売日|2009年12月24日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |配信|DSiウェア&br;2014年4月16日/1000DSiポイント|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要 主人公の女の子ひまわりが無事にお使いに行けるように、ステージを誘導していくパズルゲーム。ステージ内にはさまざまな仕掛けがあり、アイテムをうまく配置して仕掛けを連鎖的に動かし、ステージごとに設定された条件をクリアしていく。~ 分かりやすく言うと、''ピタゴラ装置((NHK教育の番組『ピタゴラスイッチ』で有名になったこの装置は、海外では「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」と呼ばれ、1992年に『インクレディブル・マシーン』(PC)というタイトルでビデオゲーム化されている。日本では同作のローカライズのほか、キャラクターを魔界村シリーズのものに差し替えた『アーサーとアスタロトの謎魔界村』(PS・SS)が比較的有名であり、「インクレディブル系」と呼ばれることもある。))を作るゲーム''である。~ ゲーム中にはひまわりをはじめドット絵で描かれたかわいらしいキャラクターたちが登場し、ステージの合間のデモも(かなりきわどいネタがあるものの)ほほえましい内容になっている。 **特徴 ステージ4まではアイテムや仕掛けの数が少なく正解の配置も分かりやすいが、新しいアイテムや仕掛けの種類が増えるステージ5以降は、簡単な説明は出るが''どんな動きをするのかは実際にやってみないと分からない''ようになっている。~ また、アイテムや仕掛けの動きには物理演算が採用されており、「ボールや台車の動きに慣性が働く」「ボールをぶつけた位置でドミノの倒れ方が変わる」「鏡の位置で光の反射角が変わる」など1ドットずれただけでも全く異なる動きをするため、動きを確認しては細かな微調整を繰り返していくことになる。~ ~ 勝手に動き回るひまわりもパズルの一要素になっており、驚かせて走らせたり、転ばせて動きを止めたりして動きを誘導する必要がある。~ また、ひまわりには「機嫌」と「体力」のパラメータがある。体力ゲージの量や機嫌の良し悪しで動きが変わり、どちらかが0になるとひまわりが泣き出してやり直しになるため、ステージによってはパラメータを変えることも計算に入れなければならない。~ ~ **評価点 -「自分の答え」を見つける醍醐味 一見簡単に見えるがその方法では詰んでしまう、「使うと見せかけて使わないアイテム」「本来の用途とは違う使い方をするアイテム」のある場合が多く、詰まったときは「同じことを少ないアイテムでできないか?」「別の使い方はないのか?」といった発想の転換が必要になる。~ このように、''試行錯誤を繰り返して自分なりの正解を見つける''((与えられたアイテムをすべて使う必要はなく、別解が複数あるステージも多い。有志がまとめた本作の攻略wikiでも正攻法から力押しの方法まで複数の解法が掲載されている。))のが本作の醍醐味である。 -大ボリュームのステージ構成 本編の「おつかい」だけでも128ステージ、追加ステージの「よりみち」64ステージも合わせると、全192ステージが用意されている。「おつかい」は1ステージずつクリアしなければならないが、「よりみち」は一度ダウンロードすればどのステージからでもプレイできる(「おつかい」「よりみち」ともに一度クリアしたステージは何度でも挑戦可能)。 **残念な点 -ライトユーザーに辛い仕様 早送り・中断などの補助機能がなく、仕掛けが複雑な後半のステージは結果の確認に時間がかかってしまう。「空いた時間にちょっとやってみる」という遊び方は難しい。 -タッチペンでしか操作できない 認識は悪くないが、小さいパーツが多く微調整が難しい、画面スクロール以外のボタン操作が一切できない、ステージセレクト・メッセージ送りも全てタッチペンを使わなければならないなど、不便に感じる点も多い。 -ROM版は現在入手困難 ''生産本数5000本・5000本完売''という極端な需要と供給であったために、発売後すぐにプレミア化してしまった。ニンテンドーWi-Fiコネクションのサービス終了で「よりみち」のステージをダウンロードする機会もなくなったため、ROM版にこだわらないのであればAndroid版またはDSiウェア版の購入をお勧めする。 --Android版:2011年2月配信開始。DS版の全ステージを分割販売したもので、最初の7ステージは「お試し。」ということで無料、全ステージが入った「全部入り~」でも998円で手に入る。ただし、ステージ合間のデモは収録されていない。 --DSiウェア版:2014年4月16日配信開始。「よりみち」の全ステージがプレイ可能になっている(それにともなってWi-Fi関係のオプションが削除されている)こと、電子マニュアルが追加されていることを除けば純粋な移植で、ステージ合間のデモもそのまま収録されている。ここまで至れり尽くせりで、お値段たったの1000円である。 **総評 かわいらしい見た目とは裏腹の、辛口のパズルである。細かな微調整とひねりの利いた謎解きがあるため、1ステージをクリアするのに数時間かかることもあるが、答えが分かったときの充実感は普通のパズルゲームではなかなか味わえないものである。 **余談 -「ひまわり」「あすか もも」「こだま きらり」「おおすみ ひのとり」「ふじ2号」…など、本作の登場人物の姓名はすべて[[日本の人工衛星の名前>http://www.tsm.toyama.toyama.jp/tao/aroom/satellite/jsatellite.htm]]をもとにしている。 --ちなみに、本作のDSi版と同時に配信された同社のシューティングゲーム[[『サジタリウス・エー・スター』>http://www.lukplus.co.jp/sagittarius-a-star/]]も、天文用語がタイトルの由来になっている((Sagittarius A*:いて座の電波源(観測対象となる強い電波を出す天体)の中で最も強い電波を出す星。「いて座A*」「Sgr A*」とも表記される。))。 -2010年に開発スタッフが作成した『コロぱた 非攻略本』(設定資料集)、『コロぱた 解答集』が''同人誌として''冬コミで販売されている。 -2011年4月にサウンドトラック『きく コロぱた』が発売されている。
*コロぱた 【ころぱた】 |ジャンル|自律キャラおつかいアクション|CENTER:&amazon(B002PK0L5C,image);''DSi版推奨''| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|ラックプラス|~| |発売日|2009年12月24日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |配信|DSiウェア&br;2014年4月16日/1000 DSiポイント|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 主人公の女の子ひまわりが無事にお使いに行けるように、ステージを誘導していくパズルゲーム。ステージ内にはさまざまな仕掛けがあり、アイテムをうまく配置して仕掛けを連鎖的に動かし、ステージごとに設定された条件をクリアしていく。~ 分かりやすく言うと、''ピタゴラ装置((NHK教育の番組『ピタゴラスイッチ』で有名になったこの装置は、海外では「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」と呼ばれ、1992年に『インクレディブル・マシーン』(PC)というタイトルでビデオゲーム化されている。日本では同作のローカライズのほか、キャラクターを魔界村シリーズのものに差し替えた『アーサーとアスタロトの謎魔界村』(PS・SS)が比較的有名であり、「インクレディブル系」と呼ばれることもある。))を作るゲーム''である。~ ゲーム中にはひまわりをはじめドット絵で描かれたかわいらしいキャラクターたちが登場し、ステージの合間のデモも(かなりきわどいネタがあるものの)ほほえましい内容になっている。 **特徴 ステージ4まではアイテムや仕掛けの数が少なく正解の配置も分かりやすいが、新しいアイテムや仕掛けの種類が増えるステージ5以降は、簡単な説明は出るが''どんな動きをするのかは実際にやってみないと分からない''ようになっている。~ また、アイテムや仕掛けの動きには物理演算が採用されており、「ボールや台車の動きに慣性が働く」「ボールをぶつけた位置でドミノの倒れ方が変わる」「鏡の位置で光の反射角が変わる」など1ドットずれただけでも全く異なる動きをするため、動きを確認しては細かな微調整を繰り返していくことになる。~ ~ 勝手に動き回るひまわりもパズルの一要素になっており、驚かせて走らせたり、転ばせて動きを止めたりして動きを誘導する必要がある。~ また、ひまわりには「機嫌」と「体力」のパラメータがある。体力ゲージの量や機嫌の良し悪しで動きが変わり、どちらかが0になるとひまわりが泣き出してやり直しになるため、ステージによってはパラメータを変えることも計算に入れなければならない。~ ~ **評価点 -「自分の答え」を見つける醍醐味 一見簡単に見えるがその方法では詰んでしまう、「使うと見せかけて使わないアイテム」「本来の用途とは違う使い方をするアイテム」のある場合が多く、詰まったときは「同じことを少ないアイテムでできないか?」「別の使い方はないのか?」といった発想の転換が必要になる。~ このように、''試行錯誤を繰り返して自分なりの正解を見つける''((与えられたアイテムをすべて使う必要はなく、別解が複数あるステージも多い。有志がまとめた本作の攻略wikiでも正攻法から力押しの方法まで複数の解法が掲載されている。))のが本作の醍醐味である。 -大ボリュームのステージ構成 本編の「おつかい」だけでも128ステージ、追加ステージの「よりみち」64ステージも合わせると、全192ステージが用意されている。「おつかい」は1ステージずつクリアしなければならないが、「よりみち」は一度ダウンロードすればどのステージからでもプレイできる(「おつかい」「よりみち」ともに一度クリアしたステージは何度でも挑戦可能)。 **残念な点 -ライトユーザーに辛い仕様 早送り・中断などの補助機能がなく、仕掛けが複雑な後半のステージは結果の確認に時間がかかってしまう。「空いた時間にちょっとやってみる」という遊び方は難しい。 -タッチペンでしか操作できない 認識は悪くないが、小さいパーツが多く微調整が難しい、画面スクロール以外のボタン操作が一切できない、ステージセレクト・メッセージ送りも全てタッチペンを使わなければならないなど、不便に感じる点も多い。 **総評 かわいらしい見た目とは裏腹の、辛口のパズルである。細かな微調整とひねりの利いた謎解きがあるため、1ステージをクリアするのに数時間かかることもあるが、答えが分かったときの充実感は普通のパズルゲームではなかなか味わえないものである。 ---- ---- **余談 -「ひまわり」「あすか もも」「こだま きらり」「おおすみ ひのとり」「ふじ2号」…など、本作の登場人物の姓名はすべて[[日本の人工衛星の名前>http://www.tsm.toyama.toyama.jp/tao/aroom/satellite/jsatellite.htm]]をもとにしている。 --ちなみに、本作のDSi版と同時に配信された同社のシューティングゲーム[[『サジタリウス・エー・スター』>http://www.lukplus.co.jp/sagittarius-a-star/]]も、天文用語がタイトルの由来になっている((Sagittarius A*:いて座の電波源(観測対象となる強い電波を出す天体)の中で最も強い電波を出す星。「いて座A*」「Sgr A*」とも表記される。))。 -ROM版は現在入手困難 ''生産本数5,000本・5,000本完売''という極端な需要と供給であったために、発売後すぐにプレミア化してしまった。ニンテンドーWi-Fiコネクションのサービス終了で「よりみち」のステージをダウンロードする機会もなくなったため、ROM版にこだわらないのであればAndroid版またはDSiウェア版の購入をお勧めする。 --Android版:2011年2月配信開始。DS版の全ステージを分割販売したもので、最初の7ステージは「お試し。」ということで無料、全ステージが入った「全部入り~」でも998円で手に入る。ただし、ステージ合間のデモは収録されていない。 --DSiウェア版:2014年4月16日配信開始。「よりみち」の全ステージがプレイ可能になっている(それにともなってWi-Fi関係のオプションが削除されている)こと、電子マニュアルが追加されていることを除けば純粋な移植で、ステージ合間のデモもそのまま収録されている。ここまで至れり尽くせりで、お値段たったの1,000円である。 //プレミア化は余談扱い。 -2010年に開発スタッフが作成した『コロぱた 非攻略本』(設定資料集)、『コロぱた 解答集』が''同人誌として''冬コミで販売されている。 -2011年4月にサウンドトラック『きく コロぱた』が発売されている。

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