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*キャメルトライ 【きゃめるとらい】 |ジャンル|アクション|&image(20300c60f.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000068I3S/ggmatome-22/ref=nosim,height=160)| |対応機種|アーケード(F2システム)|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1989年|~| |ポイント|フィールド360度回転操作&br()人を選びそうなゲーム性|~| **概要 -1989年にタイトーからリリースされたボール導きアクションゲーム。当時のタイトーの新基板「F2システム」の性能である、回転機能を多用した演出が多いのが特徴である。 -一人~二人交互プレイ可能、ゲーム開始前に4つのコースが選択でき、それによってステージ数が違う。 --モードの種類はトレーニングコース、ビギナーコース、エキスパートコース、スペシャルコースがあり、各コースの個別のステージで構成されている。 **主なルール -レバーは存在せず、トラックボール+1ボタンでの操作となる。トラックボールは同社の『アルカノイドシリーズ』などでも採用された、つまみながら回転させる系のコントローラーである。 -このゲームは、壁や障害物などを避けながら制限時間以内にボールをゴールへと導くのが目的だが、直接操作するのはボールではなく、フィールド画面そのものをトラックボールにて360度回転させて地形を動かす事になる。重力は常に下にあるので、それを考慮していかに効率のいい回転のさせ方をするのかが攻略のカギとなる。 -ボールが壁に触れている状態でボタンを押すと、その場から軽いジャンプを行う。 --また、壁に接していない状態でボタンを押しっぱなしにしてると、ボールの移動速度を加速させる事ができる。しかし、その状態で壁や障害物などにぶつかると大きくバウンドしてしまいタイムがロスになるペナルティがあるので、多用するのは危険である。 -フィールド内に存在する主な障害物やアイテムなどは以下の通り。 --「〇の壁」…特定スコアが得られるが、バウンドして弾き飛ばされてしまう。 --「×印の壁」…黄色と赤の二種類存在し、触れると黄色は2秒、赤は5秒のタイムロスとなる。 --「木の壁」…ボールを体当たりさせると破壊して特定スコアも入るが、ボールの動きに勢いがない状態で体当たりしても破壊できない。壁によっては「+3」「-3」の表示がされたものがあり、それを破壊するとその数字の残りタイムが増減される。 --「STOP/GOの壁」…時間経過にてお互いが切り替わる。STOP時は障害物となり、GO時はその壁をすり抜けられる。 --「重力空間」…その空間にボールが触れている間のみ、重力の向きがその空間の方向に変わる。 --「スコアアイテム」…ボールに触れるとスコア取得。ハイスコア狙いでもない限りは無理して取得する必要はない。 -そのステージをクリアするとボーナス集計がされ、残りタイムの一部が次ステージの残りタイムに継ぎ足される。 -残りタイムが0になるとゲームオーバー。 **批評点 -ボールを導くゲームは本作の過去にも色々と存在したが、このゲームはフィールドを回転操作してボールを導くという、極めて斬新な操作方法を採用している。まさに基板性能の活用と発想の良さが生み出した意欲作といえる存在であろう。 -簡単なコースはともかく、上級コースともなると障害物の配置を覚えないと、まともにクリアできないゲームバランスである。逆にいえばパターンさえ覚えてしまえば全コース制覇もそんなに難しくない難易度に仕上がっている。 -フィールドが常時回転するという性質上、プレイヤーによっては3Dゲームに近い酔いが生じてしまう恐れがある。また、従来の同系統のゲームとはプレイ感覚に違和感があると思われるので、馴染めない人にはとことん向いていないゲームともいえる。 -各コースのプレイ時間は短く、10ステージ存在するスペシャルコースですらも20分もあれば大体はクリア可能である。良くいえばお手軽、悪くいえば物足りない、という批評があった模様。 **総評 -ぐるんぐるん回転させる豪快さは相当なもので、ライトでわかりやすいルールも相まって、はまる人にはとことんはまらせる程の中毒性は持っていた反面、そうじゃない人には不評であった。そういう経緯がある為なのか、一般的な知名度はあまり高くないゲームである。 -回転機能を活用しているという関係上、当時の家庭用ハードでは簡単に移植するのは困難だったようだが、それでもまだ移植に恵まれている方である。 ---- **家庭用移植 -X68000版(1991年発売、電波新聞社) --本体付属マウスに装着してパドル操作を実現するキットが同梱されており、アーケード版に近い操作感覚を再現していた。 --回転機能を持たないX68kながら、ソフトウェアレベルで画面の回転を再現した良移植である。 -スーパーファミコン版(1992年6月26日発売、タイトー) --ハードウェア回転機能を持つSFCということもあり、再現度は高い。SFC版オリジナルのステージも追加されている。 --操作方法はボタン操作のみであり、その点での再現度が低いのが残念なところである。 -FM TOWNS版(1994年発売、電波新聞社) -- -[[ニンテンドーDS版>まわしてコロン]](2005年12月1日発売、タイトー) --『まわしてコロン』とゲームタイトルを変更したアレンジ移植。DSの操作性を生かしたタッチペン操作か通常のボタン操作かのどちらかでプレイできる。2005年発売のソフトとしては、極端なまでのボリューム不足という批判が多い。 -オムニバスソフト --『タイトーメモリーズ上巻』(プレイステーション2、2005年7月28日発売、タイトー) --『タイトーメモリーズポケット』(プレイステーション・ポータブル、2006年1月5日発売、タイトー) ---PSP版のみオリジナル移植と共に、本作専用のアレンジ版である『キャメルトライ2005』が収録されている。ステージがオリジナルから一新され、専用の追加ギミックが追加されている以外は、原作と同じルール、操作方法である。 -touch! play! TAITO(App Store)版(iPhone/iPod touch、2009年3月4日配信、タイトー) --iPhone/iPod touch向けタイトルとしてリメイク版が配信された。 --タッチ操作と本体の傾き操作が選択出来るため、より直感的に楽しめる仕様となっている。
*キャメルトライ 【きゃめるとらい】 |ジャンル|アクション|&image(20300c60f.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000068I3S/ggmatome-22/ref=nosim,height=160)| |対応機種|アーケード(F2システム)|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1989年|~| |ポイント|フィールド360度回転操作&br()人を選びそうなゲーム性|~| **概要 -1989年にタイトーからリリースされたボール導きアクションゲーム。当時のタイトーの新基板「F2システム」の性能である、回転機能を多用した演出が多いのが特徴である。 -一人~二人交互プレイ可能、ゲーム開始前に4つのコースが選択でき、それによってステージ数が違う。 --モードの種類はトレーニングコース、ビギナーコース、エキスパートコース、スペシャルコースがあり、各コースの個別のステージで構成されている。 **主なルール -レバーは存在せず、パドルコントローラ+1ボタンでの操作となる。パドルコントローラは同社の『アルカノイドシリーズ』などでも採用された、つまみながら回転させる系のコントローラである。 -このゲームは、壁や障害物などを避けながら制限時間以内にボールをゴールへと導くのが目的だが、直接操作するのはボールではなく、フィールド画面そのものをパドルコントローラにて360度回転させて地形を動かす事になる。重力は常に下にあるので、それを考慮していかに効率のいい回転のさせ方をするのかが攻略のカギとなる。 -ボールが壁に触れている状態でボタンを押すと、その場から軽いジャンプを行う。 --また、壁に接していない状態でボタンを押しっぱなしにしてると、ボールの移動速度を加速させる事ができる。しかし、その状態で壁や障害物などにぶつかると大きくバウンドしてしまいタイムがロスになるペナルティがあるので、多用するのは危険である。 -フィールド内に存在する主な障害物やアイテムなどは以下の通り。 --「〇の壁」…特定スコアが得られるが、バウンドして弾き飛ばされてしまう。 --「×印の壁」…黄色と赤の二種類存在し、触れると黄色は2秒、赤は5秒のタイムロスとなる。 --「木の壁」…ボールを体当たりさせると破壊して特定スコアも入るが、ボールの動きに勢いがない状態で体当たりしても破壊できない。壁によっては「+3」「-3」の表示がされたものがあり、それを破壊するとその数字の残りタイムが増減される。 --「STOP/GOの壁」…時間経過にてお互いが切り替わる。STOP時は障害物となり、GO時はその壁をすり抜けられる。 --「重力空間」…その空間にボールが触れている間のみ、重力の向きがその空間の方向に変わる。 --「スコアアイテム」…ボールに触れるとスコア取得。ハイスコア狙いでもない限りは無理して取得する必要はない。 -そのステージをクリアするとボーナス集計がされ、残りタイムの一部が次ステージの残りタイムに継ぎ足される。 -残りタイムが0になるとゲームオーバー。 **批評点 -ボールを導くゲームは本作の過去にも色々と存在したが、このゲームはフィールドを回転操作してボールを導くという、極めて斬新な操作方法を採用している。まさに基板性能の活用と発想の良さが生み出した意欲作といえる存在であろう。 -簡単なコースはともかく、上級コースともなると障害物の配置を覚えないと、まともにクリアできないゲームバランスである。逆にいえばパターンさえ覚えてしまえば全コース制覇もそんなに難しくない難易度に仕上がっている。 -フィールドが常時回転するという性質上、プレイヤーによっては3Dゲームに近い酔いが生じてしまう恐れがある。また、従来の同系統のゲームとはプレイ感覚に違和感があると思われるので、馴染めない人にはとことん向いていないゲームともいえる。 -各コースのプレイ時間は短く、10ステージ存在するスペシャルコースですらも20分もあれば大体はクリア可能である。良くいえばお手軽、悪くいえば物足りない、という批評があった模様。 **総評 -ぐるんぐるん回転させる豪快さは相当なもので、ライトでわかりやすいルールも相まって、はまる人にはとことんはまらせる程の中毒性は持っていた反面、そうじゃない人には不評であった。そういう経緯がある為なのか、一般的な知名度はあまり高くないゲームである。 -回転機能を活用しているという関係上、当時の家庭用ハードでは簡単に移植するのは困難だったようだが、それでもまだ移植に恵まれている方である。 ---- **家庭用移植 -X68000版(1991年発売、電波新聞社) --本体付属マウスに装着してパドル操作を実現するキットが同梱されており、アーケード版に近い操作感覚を再現していた。 --回転機能を持たないX68kながら、ソフトウェアレベルで画面の回転を再現した良移植である。 -スーパーファミコン版(1992年6月26日発売、タイトー) --ハードウェア回転機能を持つSFCということもあり、再現度は高い。SFC版オリジナルのステージも追加されている。 --操作方法はボタン操作のみであり、その点での再現度が低いのが残念なところである。 -FM TOWNS版(1994年発売、電波新聞社) -- -[[ニンテンドーDS版>まわしてコロン]](2005年12月1日発売、タイトー) --『まわしてコロン』とゲームタイトルを変更したアレンジ移植。DSの操作性を生かしたタッチペン操作か通常のボタン操作かのどちらかでプレイできる。2005年発売のソフトとしては、極端なまでのボリューム不足という批判が多い。 -オムニバスソフト --『タイトーメモリーズ上巻』(プレイステーション2、2005年7月28日発売、タイトー) --『タイトーメモリーズポケット』(プレイステーション・ポータブル、2006年1月5日発売、タイトー) ---PSP版のみオリジナル移植と共に、本作専用のアレンジ版である『キャメルトライ2005』が収録されている。ステージがオリジナルから一新され、専用の追加ギミックが追加されている以外は、原作と同じルール、操作方法である。 -touch! play! TAITO(App Store)版(iPhone/iPod touch、2009年3月4日配信、タイトー) --iPhone/iPod touch向けタイトルとしてリメイク版が配信された。 --タッチ操作と本体の傾き操作が選択出来るため、より直感的に楽しめる仕様となっている。

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