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*WORLD CLUB Champion Football
【わーるど くらぶ ちゃんぴおん ふっとぼーる】
|ジャンル|トレーディングカードアーケードゲーム|~|
|対応機種|アーケード(LINDBERGH)|~|
|発売・開発元|セガ|~|
|稼働開始日|2002年6月|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
**概要
通称''WCCF''。現在では市民権を得ているアーケードトレーディングカードゲームの元祖と呼べる一作にして、2014年現在まで好評稼働中の極めて息の長い作品。
みんなが知っているサッカーチーム(各国のプロサッカー)を題材としており、
自分の好きな選手カードを組み合わせてチームを作り、育成と試合(オンラインによる対人戦)をこなしていく。
登場当初は大ブームを巻き起こし、元来ゲームセンターと縁がないと思われていたサラリーマン層や刺青の入った外国人など、多彩な客層が並んでまでゲームをするという異例の状況が生まれた。大柄なヤンキー兄ちゃんといわゆる秋葉系のオタクがカードトレードで仲良くなっているなど微笑ましい異文化交流が各所で見られたほど。
現在でも「ゲーセンのサッカーのカードゲーム」と言えばゲーマーのほとんどには通じるであろう有名作。
**評価点
-カードをデバイス(コントローラー)として扱うゲーム性や、ユーザーにスターターパックを購入させたり通信費やカード代をゲームセンターに負担させる見返りに高いプレイ料金を成り立たせる販売形態、ゲームをするとカードが1枚もらえるプレイすればするほどユーザーのカードプールが増える基本的ゲーム性など、ゲーム全体が''極めて革新的で''、''2000年以降のゲームセンターを生き延びさせた貢献者''とまで言えるその革新性。日本のゲーセン史を考える際に避けては通れない。
--後発の三国志大戦、悠久の車輪、LORD of VERMILION、ガンダムカードビルダー、アクエリアンエイジ オルタナティブ、BASEBALL HEROSといったゲーム群、低年齢層向けのムシキングなどといった製品は、すべてWCCFが商業ベースに乗ったからこそ登場した商品といって差し支えない。
-元祖でありながら完成されたゲーム性。
--後発の三国志大戦に比べてもラグなどが介在しづらい全国対戦が可能で、コレクターや対人戦にさほど興味がない層でも強めの育成要素である程度満足できる。要するに''間口が広い''。やり込み要素も太い。
--またチームに入れるカードのレアリティなどによる"レギュレーション"が存在し、いわゆるコモンカードにもゲーム的な価値を与えている。
**総括
現在に至るまで10年以上稼働している息が長いゲームである。
栄枯盛衰が激しいこのジャンルにおいて、他ゲーの筐体が撤去されていく中、ずっとゲーセンの奥スペースを占領して屹立するその様は雄々しい。
現在から始めても十分楽しめるのでサッカー好きな方は是非。