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*す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記
【すーぱーなぞぷよつう るるーのてつわんはんじょうき】
|ジャンル|落ち物パズルゲーム|&amazon(B000066BPZ)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売・開発元|コンパイル|~|
|発売日|1996年6月28日|~|
|価格|6,800円|~|
|>|>|CENTER:''[[魔導物語・ぷよぷよシリーズ関連作品リンク>魔導物語・ぷよぷよシリーズ]]''|
**概要
-『[[す～ぱ～なぞぷよ ルルーのルー]]』の続編。前作とは違い、本作では主人公がルルーのみとなっている。
-前作と違いRPG風の広大なマップになっており、フィールドマップから町やダンジョンに入ってなぞぷよを解いていく。
-「連鎖の修行」は、好きなランクから始めることが可能である。
-なぞぷよの問題は全てユーザーからの投稿問題となっている。問題数は全てのモードを合わせ全304問。
**評価点
-なぞぷよを解くのに失敗すると体力が減るが、それを回復するアイテムの「らっきょ」が導入された。
--前作では隠し操作で1回のみ行えたが、本作では任意に回復できるようになった。
-「エディット」で作れる問題は100問に増えた。
-『[[ぷよぷよ通]]』で導入された「クイックターン」が輸入されている。
-前作はクリアまでの道がほぼ1本道だったが、本作はRPGのようにフィールドマップ制が導入されており、移動の自由度が上がっている。
--もっとも、やる事はほとんど1本道ではあるが。
**問題点
-問題の作りが粗く、「大量のぷよが浮いている状態」で始まる問題がやたら多い。
-『ぷよぷよ通』で導入された「固ぷよ」が輸入されていない。輸入すれば固ぷよを利用した問題というのも作れた筈だが…。
--前作もぷよぷよ通より後ではあるが、『ぷよぷよ通』発売→『ルルーのルー』発売までの期間が短かったため仕方がない部分もある。
//開発自体は前作も今作もコンパイル
--本作の問題は''その全てがユーザーからの投稿問題である''ため、前作では使用できない要素が取り入れられなかったためと思われる。
-前作の「連鎖への道」が最大19連鎖するのに対し、今作の「連鎖の修行」は最大14連鎖。何のための修行なのか？
--19連鎖といっても全部自力で組むわけではなく、むしろ自力で組むのはほんの一部。でもって自力で組む部分は通の方が多いため必ずしも劣化とは言えない。
---もっとも、それならやはり19連鎖狙いで自分で組む部分を増やしても良かっただろうが…。
-一度失敗した時に見れるヒントが前作よりも味気なかったり、適当なものが多い。
-連鎖ボイスは前作からの流用のため、ルルーの2～5連鎖の4種類のみ。本作ではアルルは脇役のため、アルルの連鎖ボイスは選べない。
-マップは広大になったが、ストーリー自体の進行手順は一本道であるため、実際には単に移動の手間が掛かるだけになってしまっている。
--中には特定のアイテムを求めて町とダンジョンを往復させられるお使いイベントもあり、なぞぷよのプレイとしてはテンポを削がれてしまう。
**余談
-本作ではキャンペーンの一環として、当時コンパイル広報であった「北出マン」と、当時社長の「MOO仁井谷」がゲーム中に隠れキャラとしてゲスト出演している。
--仁井谷社長を見つけて彼の出す問題を解くとパスワードを入手でき、抽選でプレゼントが当たるというキャンペーンだった。
**総評
ストーリーをRPG風にしたのはいいが、肝心の問題部分が前作より劣っている印象は否めない。スタッフがネタ切れに苦しんでいたのではないか？と思わされる。~
「全問題がユーザーからの公募問題である」というのが当時の売りではあったが、そのクオリティが前作の水準まで付いていけなかった感がある。
*す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記
【すーぱーなぞぷよつう るるーのてつわんはんじょうき】
|ジャンル|落ち物パズルゲーム|&amazon(B000066BPZ)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売・開発元|コンパイル|~|
|発売日|1996年6月28日|~|
|価格|6,800円|~|
|>|>|CENTER:''[[魔導物語・ぷよぷよシリーズ関連作品リンク>魔導物語・ぷよぷよシリーズ]]''|
**概要
-『ぷよぷよ』で詰めパズルを行う外伝作『なぞぷよ』シリーズの一作で、『[[す～ぱ～なぞぷよ ルルーのルー]]』の続編。
-アルル編とルルー編があった前作と異なり、本作では主人公がルルーのみとなっている。
-問題数は全てのモードを合わせ全304問（本編180問、連鎖の修行124問）。総数は前作から微増している。
--本作のなぞぷよの問題は、全てユーザーからの投稿問題となっている。
-前作はバンプレストからの販売だったが、本作は開発元であるコンパイルの自社販売となった。
--ただしそのせいか前作と比べて宣伝は大きくなく、前作ほど知名度は高くならなかった。
-発売に先駆け、サテラビューでは体験版が配信されていた。
**特徴
-なぞぷよ自体の基本的なルールは前作と全く同じで、新しいギミックもない。
''ルルーの鉄腕繁盛記''
-本作のストーリーモード。前作と違いRPG風の広大なマップになっており、フィールドマップから町やダンジョンに入ってなぞぷよを解いていく。
--あくまでマップが広がりRPG風になっただけで、『魔導物語』シリーズのような移動中のランダムエンカウントなどは起きない。
-既に述べた通り主人公はルルーであり、『魔導物語』『ぷよぷよ』の主人公であるアルルは拠点となる町にいるサブキャラクターに降格している。
--アルルとはイベントで話す機会もあるが、ストーリー上特に重要な位置には置かれていない。
-問題を解くと経験球を獲得でき、失敗すると体力が減って顔が辛そうになるといった基本システムは前作と同様。
--ルルーの表情は新しく描き起こされている。
''連鎖の修行''
-前作の「連鎖への道」の流れを汲むモードで、連鎖問題（クリア条件が「○連鎖するべし」の問題）のみを集めている。
-本作では「2連鎖コース」から「10連鎖コース」まで、問題の連鎖ノルマ数別にコースが分かれている。
--それぞれのコースは順番にクリアする必要があるが、1つのコースを途中で諦めたまま他のコースを遊ぶことも可能になった。
''とこぷよ''
-前作の「とことんぷよぷよ」同様、エンドレスで普通のぷよぷよをプレイする。4段階のレベルがあり、高レベルでは一定時間毎におじゃまぷよが降ってくる。
-新要素として、なぞぷよ本編にも登場する「鉄ぷよ」が発生する隠しモードを遊ぶことができる。
--鉄ぷよは、おじゃまぷよが縦に連続して2つ積まれると合体して発生する。高レベルの場合、鉄ぷよがそのまま降ってくる。
--鉄ぷよは本編と違って消すことは可能だが、消す条件はおじゃまぷよより厳しく、単に隣でぷよを消すだけでは消えない。
---消すには、隣で「2連鎖目以上を」消す必要がある。また、7個以上の同色同時消しに成功した場合フィールド上の鉄ぷよは全消しされる。
''エディター''
-自分で問題を作るエディットモード。前作『ルルーのルー』と全く同じものだが、保存できる問題数は100問に増えた。
-クリア済みの問題を読み込むことができるのも前作と同様。
**評価点
-なぞぷよを解くのに失敗すると体力が減るが、それを回復するアイテムの「らっきょ」が導入された。
--前作では隠し操作で1回のみ行えたが、本作では任意に回復できるようになった。
-『[[ぷよぷよ通]]』で導入された「クイックターン」が輸入されている。
-前作はクリアまでの道がほぼ1本道だったが、本作はRPGのようにフィールドマップ制が導入されており、移動の自由度が上がっている。
--もっとも、やる事はほとんど1本道ではあるが。
**問題点
-問題の作りが粗く、「大量のぷよが浮いている状態」で始まる問題がやたら多い。
-『ぷよぷよ通』で導入された「固ぷよ」が輸入されていない。輸入すれば固ぷよを利用した問題というのも作れた筈だが…。
--前作もぷよぷよ通より後ではあるが、『ぷよぷよ通』発売→『ルルーのルー』発売までの期間が短かったため仕方がない部分もある。
//開発自体は前作も今作もコンパイル
--本作の問題は''その全てがユーザーからの投稿問題である''ため、前作では使用できない要素が取り入れられなかったためと思われる。
-前作の「連鎖への道」が最大19連鎖するのに対し、今作の「連鎖の修行」は最大14連鎖。何のための修行なのか？
--19連鎖といっても全部自力で組むわけではなく、むしろ自力で組むのはほんの一部。でもって自力で組む部分は通の方が多いため必ずしも劣化とは言えない。
---もっとも、それならやはり19連鎖狙いで自分で組む部分を増やしても良かっただろうが…。
-戦闘曲が減らされ、通常戦闘曲・ボス曲・ラスボス曲の3種類しかなくなってしまった。
--前作はマップが変わるたびに通常戦闘曲は変わっていたし、ボス曲もラスボス戦を含め3曲あった。
--主観によるところもあるが、曲の評判自体を見ても前作ほど高い評価は得られておらず、「悪くない」レベルである。
--ゲーム全体の曲数で見ても、前作の24曲から本作は18曲に減っている((効果音に近いものは省いた。))。
-一度失敗した時に見れるヒントが前作よりも味気なかったり、適当なものが多い。
-連鎖ボイスは前作からの流用のため、ルルーの2～5連鎖の4種類のみ。本作ではアルルは脇役のため、アルルの連鎖ボイスは選べない。
-マップは広大になったが、ストーリー自体の進行手順は一本道であるため、実際には単に移動の手間が掛かるだけになってしまっている。
--ストーリーはシリーズ恒例のノリ自体は守っているが、やはりと言うべきかそこまで面白いものではない。移動が面倒な割には微妙である。
--中には特定のアイテムを求めて町とダンジョンを往復させられるお使いイベントもあり、なぞぷよのプレイとしてはテンポを削がれてしまう。
**余談
-本作ではキャンペーンの一環として、当時コンパイル広報であった「北出マン」((広報の北出和彦氏がコンパイルのラジオ内で扮していたキャラクター。))と、当時社長の「MOO仁井谷」がゲーム中に隠れキャラとしてゲスト出演している。
--仁井谷社長を見つけて彼の出す問題を解くとパスワードを入手でき、抽選でプレゼントが当たるというキャンペーンだった。
**総評
ストーリーをRPG風にしたのはいいが、肝心の問題部分が前作より劣っている印象は否めない。スタッフがネタ切れに苦しんでいたのではないか？と思わされる。~
「全問題がユーザーからの公募問題である」というのが当時の売りではあったが、そのクオリティが前作の水準まで付いていけなかった感がある。
