「ソニックアドベンチャー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ソニックアドベンチャー - (2014/09/16 (火) 23:36:14) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*ソニックアドベンチャー 【そにっくあどべんちゃー】 |ジャンル|ハイスピード3Dアクション|CENTER:&amazon(B000069T9H)| |対応機種|ドリームキャスト|~| |メディア|GD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1998年12月23日|~| |価格|6,090円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |プレイ人数|1人|~| |>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズリンク>ソニックシリーズ]]''| #contents ---- **概要 ドリームキャストで登場したソニックシリーズの新展開ソニックアドベンチャーシリーズの第一作目。シリーズ初の3Dアクション((厳密に言えば、初のフル3Dは『ソニック ジャム』のSONIC WORLDモードであるが、ゲーム単体としては本作が初。))。~ 前世代機であるセガサターンでは番外編のみの展開を行っており、メインシリーズとしては実に久々に登場したタイトルであった。~ DCの性能を活かしたフル3Dに加え、新たな試みも多数加えられた意欲的な作品となっている。~ **特徴 -アドベンチャーフィールドの採用 --今作ではアクションステージ以外に探索をメインとしたアドベンチャーフィールドを主な舞台としてプレイする。&br()フィールドは複数存在し、電車などで行き来する事が可能。普通の人間も暮らしており、彼らと会話してヒントを貰う事も出来る。 --フィールドのどこかにあるアクションステージへの入り口を見つけてゲームを進めていく。 --フィールドの各地にはナビをしてくれる光が浮遊しており、触ると次へ進むヒントを教えてもらえる。 -複数主人公により展開されるストーリー --これまでにも複数主人公を採用したタイトルはあったが、今作では1つの物語を別々の視点で見ていき、全員のストーリーを見ることで物語の全貌が分かるという手法が取られた。 --プレイヤーキャラは以下の通り。 ---''ソニック・ザ・ヘッジホッグ'' おなじみ音速ハリネズミ。高速でステージを駆け巡るのはいつも通りで、新たにジャンプ中に敵やカプセルに向かって攻撃できる「ホーミングアタック」や並んだリングに沿って進む「ライトスピードダッシュ」が使えるようになった。 ---''マイルス "テイルス" パウワー'' こちらもおなじみソニックの相棒。ソニックとの差別化としてスピンダッシュが削られたが、地上での尻尾攻撃と飛行中に加速できるリングが追加された。 ---''ナックルズ・ザ・エキドゥナ'' おなじみソニックのライバル。滑空、壁掴まり移動に加え、パンチ攻撃、地面を掘るといったアクションが追加された。 ---''エミー・ローズ'' 『[[ソニックCD>ソニック・ザ・ヘッジホッグCD]]』で登場したソニックのガールフレンド。巨大なハンマーを使い、ダッシュ中に大ジャンプするといったアクションが特徴。 ---''E-102 "γ"'' エッグマン製作の戦闘ロボット。敵をロックオンするレーザー攻撃や制限時間のあるステージが特徴。 ---''ビッグ・ザ・キャット'' シリーズ初登場の太った猫。ステージを散策して釣りを行うという異色のキャラ。 -パワーアップ要素の登場 --各キャラクターは全部で3つのパワーアップアイテムを入手出来る。アイテムを入手するとアクションが増えるようになった。 -チャオガーデン --『[[ナイツ NiGHTS into Dreams...]]』で採用されたA-LIFEの発展型で、フィールドのどこかにある入り口から行けるチャオガーデンで不思議な生物チャオの育成を楽しむ事が出来る。 --『ナイツ』のA-LIFEと異なり、完全に育成に特化した内容となっている。育てたチャオはチャオレースに出場させる事が出来る。 **評価点 -軽快かつスピード感あふれるアクション --ソニック最大の特徴であるスピード感は3Dになっても健在。速度が上がれば壁を走ったり、超高ジャンプできたりと爽快感は満点。 --また、3Dになった事で坂を駆け上がる途中で横に逸れながら吹っ飛んでショートカットするなど、ダイナミックなアクションが可能になった。 --主人公ごとにステージクリアの目的も変化し、バリエーションに富んだプレイが楽しめる。&br()特にマスターエメラルドのかけらを3つ探し出すナックルズやどこかにいる尻尾つきのカエルを釣り上げるのが目標のビッグはステージを探索することに重きを置いているため、他とはまったく違ったプレイ感覚となる。 -複雑に絡み合ったストーリー --これまでのシリーズに比べストーリーの比率が大幅に上昇。ストーリーパートはフルボイスに。&br()最初はソニックしか選べないため「なぜここであのキャラが?」「この二人には何があったのだろう?」と思う場面も多いが、他のキャラが解禁されていくにつれ全貌が判明していく構成は秀逸。 --ストーリー展開上、主人公同士が敵対する場面もあり、ソニックがボスとして立ちはだかるシーンも登場した。 --また、各キャラは今作のメインボスであるカオスに纏わる過去の映像を断片的に見るシーンがあり、ナックルズの一族とマスターエメラルドの過去も断片的にではあるが明かされた。 --アドベンチャーフィールドにいる一般人たちもそれぞれのストーリーを持っており、ストーリー進行に合わせて話しかけるたびにそれぞれの話が進行していく演出も用意されている。 -多彩で楽しいミニゲーム --スノーボード、シューティング、カートレース、モグラ叩きなどバリエーションに富んだミニゲームが多数。 --短い時間で楽しめ、スコアも記録されるのでついつい何度もプレイしたくなる事請け合い。 -秀逸なBGM --主人公ごとのテーマなど、ボーカルを多様したBGMが多数収録されており、その他もBGMも良質なものが多い。 --オプションのサウンドテストで好きなBGMを聞き続けられるのも良点。アレンジ含め全てのBGM・SEを聞く事が出来る。 -チャオの可愛らしさ --チャオガーデン以外にもストーリーパートにも登場するチャオの可愛らしさが人気を得て、後のシリーズでもマスコットとして何度も登場する事になった。 --今作のチャオガーデンは出来ることが少なかったが、次回作では大幅なパワーアップを遂げた。 **問題点 -カメラワークの悪さ --一応、左右へ回転出来るがアクションステージ中はほぼ自動カメラで突然視点が変わったり、見にくい、操作しづらいといった問題が発生しやすい。 --特に「スカイデッキ」では重力があちこち変化するため非常に操作しにくい場面がある。 --軽快なアクションに比べてこのカメラワークの悪さのせいで上手く走れずストレスになりやすい。 -主人公ごとの格差 --主人公ごとにプレイ出来るステージ数が非常に偏っている。 --例えばソニックは10ステージあるのに対し、エミーはたったの3ステージしかない。 -ソニックの新アクション「ライトスピードダッシュ」「ライトスピンアタック」がいちいち溜めが必要なためテンポを削ぎやすい。 --ライトスピンアタックは敵の周囲を廻りながら体当たりするアクションだが、どこに行くかわかりにくいため非常に使いにくい。&br()とある場面以外では無理に使用する必要もないため、魅せプレイ専用というくらいしか価値もない。 --『[[ソニックアドベンチャー2]]』以降はボタン1つで使用できるよう改善された。 -テイルス役の子役声優が棒読み --他のキャラはアニメでも活躍している人気声優のため、その中で声優としては素人の子役の起用はなおさら違和感が目立つ。 --ビッグも似たような感じだが、こちらは1960年代から活躍している古参の声優でキャラクターの性格に合わせた演技のため批判はほぼ存在しない。 -ビッグのクリア目的である「釣り」 --キャラに特徴付けるためとは言え、ソニックに対して釣りゲーを求める層はまずいないため批判されがち。 --魚とのバトルの最中に視点がぐるぐる回るため、ロッドをどう倒せばいいのかも分かりにくいなど、釣りゲーとしての出来も悪い。セガも釣りゲーを出しているはずなのだが……。 -アドベンチャーフィールドのお使い感 --どこかにあるアイテムを特定の場所に持っていく、というのが主なためお使い感が高い。&br()それ以外の場合でもイベントが起きる場所の判定が分かりにくく、次にどうすればいいのか分かりにくい場合がある。 -モデリング、モーションの問題点 --ソニックの会話モーションが大口を開けながら会話するようになっているため、イメージとの乖離が酷い。OPムービーではデザイン通りなのだが……。 --一般人のモデリングもプレイヤーキャラに比べてかなり簡素で見映えが悪い。 ---ソニックたちと同じ世界に存在している「生き物」として違和感がある。 **総評 ソニックらしさを残しつつも新たな試みが多数盛り込まれた意欲的な作品である。~ 新たな試みは受け入れられたものもあれば、批判されたものも多く、新規シリーズらしい荒削りな面が目立つゲームと言えよう。~ 以降のシリーズは今作をベースにしつつ様々な改良が行われていくこととなった。~ *移植 **ソニックアドベンチャー インターナショナル 【そにっくあどべんちゃー いんたーなしょなる】 |対応機種|ドリームキャスト|CENTER:&amazon(B00006LJSM)| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |発売日|1999年10月14日|~| |価格|6,090円|~| -5ヶ国語やインターネットランキングに対応したマイナーチェンジ版。 -無印で出来たショートカットがバグとして修正されている。 ---- **ソニックアドベンチャーDX 【そにっくあどべんちゃーでらっくす】 |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ&br()Windows 98~XP|CENTER:&amazon(B00008BO5C)|CENTER:&amazon(B0000VE1MM)&small(){※ぼったくり業者に注意!}| |発売元|セガ|~|~| |開発元|ソニックチーム|~|~| |発売日|【GC】2003年6月19日&br()【Win】2003年12月18日|~|~| |価格|【GC】7,329円&br()【Win】7,140円|~|~| |廉価版|【GC】お買い得版:2004年11月18日/2,940円|~|~| -先に発売された『ソニックアドベンチャー2バトル』の好評により発売されたゲームキューブ移植版。後にWindowsにも移植された。 -グラフィックが高画質化。 -ストーリークリア後に解禁される新モード「ミッションモード」を追加。 --アドベンチャーフィールドのどこかにあるミッションを探し出し、特定条件でステージをクリアしていくモード。 -ゲームギアのソニック関連タイトルを収録した「プチゲームコレクション」が追加。 -『インターナショナル』からさらにバグを修正し、それに伴いショートカットが出来なくなっている。ネットランキングも未対応。 ---- **ソニックアドベンチャー (HD) 【そにっくあどべんちゃー】 |対応機種|プレイステーション3&br()Xbox360|&image(http://download.xbox.com/content/images/66acd000-77fe-1000-9115-d80258410a25/1033/boxartlg.jpg)| |発売・開発元|セガ|~| |発売日|2010年9月29日|~| |価格|【PS3】952円&br()【360】476円|~| |DLC|DXパック&br()【PS3】476円&br()【360】238円|~| |>|>|CENTER:''[[公式リンク>http://dc.sega.jp/game_sonic.html]]''| 「セガ・ドリームキャスト復刻プロジェクト」第一弾としてリリースされたPS3/360への移植版。ダウンロード専売。~ DLC『DXパック』を導入する事で『DX』相当にグレードアップ出来るが、「プチゲームコレクション」は削除されている。~ 海外ではWin版も発売。~ -主な特徴 --HD出力への対応(ただし、画面はピラーボックスによる4:3表示) --ドリームキャスト版の2倍のコマ数で描画される(FPS上昇) --トロフィー&実績、ホームリワード&アバターアイテムに対応 **問題点 -ワイドスクリーン非対応 --HD機への移植にかかわらず16:9のワイドスクリーンに対応しておらず、4:3での表示となる。 ---続編の『ソニックアドベンチャー2』の移植では改善された。 -カメラワークのバグ --一部の探索パートにおいて無操作時にカメラが上下に小刻みに震える時がある。 -コントローラの最適化不足 --移植先のコントローラへの最適化が不十分でアナログスティックの感度が高い。しかし、感度の調節の設定はできない。
*ソニックアドベンチャー 【そにっくあどべんちゃー】 |ジャンル|ハイスピード3Dアクション|CENTER:&amazon(B000069T9H)| |対応機種|ドリームキャスト|~| |メディア|GD-ROM 1枚|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ソニックチーム|~| |発売日|1998年12月23日|~| |価格|6,090円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |プレイ人数|1人|~| |>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズリンク>ソニックシリーズ]]''| #contents ---- **概要 ドリームキャストで登場したソニックシリーズの新展開ソニックアドベンチャーシリーズの第一作目。シリーズ初の3Dアクション((厳密に言えば、初のフル3Dは『ソニック ジャム』のSONIC WORLDモードであるが、ゲーム単体としては本作が初。))。~ 前世代機であるセガサターンでは番外編のみの展開を行っており、メインシリーズとしては実に久々に登場したタイトルであった。~ DCの性能を活かしたフル3Dに加え、新たな試みも多数加えられた意欲的な作品となっている。~ **特徴 -アドベンチャーフィールドの採用 --今作ではアクションステージ以外に探索をメインとしたアドベンチャーフィールドを主な舞台としてプレイする。&br()フィールドは複数存在し、電車などで行き来する事が可能。普通の人間も暮らしており、彼らと会話してヒントを貰う事も出来る。 --フィールドのどこかにあるアクションステージへの入り口を見つけてゲームを進めていく。 --フィールドの各地にはナビをしてくれる光が浮遊しており、触ると次へ進むヒントを教えてもらえる。 -複数主人公により展開されるストーリー --これまでにも複数主人公を採用したタイトルはあったが、今作では1つの物語を別々の視点で見ていき、全員のストーリーを見ることで物語の全貌が分かるという手法が取られた。 --プレイヤーキャラは以下の通り。 ---''ソニック・ザ・ヘッジホッグ'' おなじみ音速ハリネズミ。高速でステージを駆け巡るのはいつも通りで、新たにジャンプ中に敵やカプセルに向かって攻撃できる「ホーミングアタック」や並んだリングに沿って進む「ライトスピードダッシュ」が使えるようになった。 ---''マイルス "テイルス" パウワー'' こちらもおなじみソニックの相棒。ソニックとの差別化としてスピンダッシュが削られたが、地上での尻尾攻撃と飛行中に加速できるリングが追加された。 ---''ナックルズ・ザ・エキドゥナ'' おなじみソニックのライバル。滑空、壁掴まり移動に加え、パンチ攻撃、地面を掘るといったアクションが追加された。 ---''エミー・ローズ'' 『[[ソニックCD>ソニック・ザ・ヘッジホッグCD]]』で登場したソニックのガールフレンド。巨大なハンマーを使い、ダッシュ中に大ジャンプするといったアクションが特徴。 ---''E-102 "γ"'' エッグマン製作の戦闘ロボット。敵をロックオンするレーザー攻撃や制限時間のあるステージが特徴。 ---''ビッグ・ザ・キャット'' シリーズ初登場の太った猫。ステージを散策して釣りを行うという異色のキャラ。 -パワーアップ要素の登場 --各キャラクターは全部で3つのパワーアップアイテムを入手出来る。アイテムを入手するとアクションが増えるようになった。 -チャオガーデン --『[[ナイツ NiGHTS into Dreams...]]』で採用されたA-LIFEの発展型で、フィールドのどこかにある入り口から行けるチャオガーデンで不思議な生物チャオの育成を楽しむ事が出来る。 --『ナイツ』のA-LIFEと異なり、完全に育成に特化した内容となっている。育てたチャオはチャオレースに出場させる事が出来る。 **評価点 -軽快かつスピード感あふれるアクション --ソニック最大の特徴であるスピード感は3Dになっても健在。速度が上がれば壁を走ったり、超高ジャンプできたりと爽快感は満点。 --また、3Dになった事で坂を駆け上がる途中で横に逸れながら吹っ飛んでショートカットするなど、ダイナミックなアクションが可能になった。 --主人公ごとにステージクリアの目的も変化し、バリエーションに富んだプレイが楽しめる。&br()特にマスターエメラルドのかけらを3つ探し出すナックルズやどこかにいる尻尾つきのカエルを釣り上げるのが目標のビッグはステージを探索することに重きを置いているため、他とはまったく違ったプレイ感覚となる。 -複雑に絡み合ったストーリー --これまでのシリーズに比べストーリーの比率が大幅に上昇。ストーリーパートはフルボイスに。&br()最初はソニックしか選べないため「なぜここであのキャラが?」「この二人には何があったのだろう?」と思う場面も多いが、他のキャラが解禁されていくにつれ全貌が判明していく構成は秀逸。 --ストーリー展開上、主人公同士が敵対する場面もあり、ソニックがボスとして立ちはだかるシーンも登場した。 --また、各キャラは今作のメインボスであるカオスに纏わる過去の映像を断片的に見るシーンがあり、ナックルズの一族とマスターエメラルドの過去も断片的にではあるが明かされた。 --アドベンチャーフィールドにいる一般人たちもそれぞれのストーリーを持っており、ストーリー進行に合わせて話しかけるたびにそれぞれの話が進行していく演出も用意されている。 -多彩で楽しいミニゲーム --スノーボード、シューティング、カートレース、モグラ叩きなどバリエーションに富んだミニゲームが多数。 --短い時間で楽しめ、スコアも記録されるのでついつい何度もプレイしたくなる事請け合い。 -秀逸なBGM --主人公ごとのテーマなど、ボーカルを多様したBGMが多数収録されており、その他もBGMも良質なものが多い。 --オプションのサウンドテストで好きなBGMを聞き続けられるのも良点。アレンジ含め全てのBGM・SEを聞く事が出来る。 -チャオの可愛らしさ --チャオガーデン以外にもストーリーパートにも登場するチャオの可愛らしさが人気を得て、後のシリーズでもマスコットとして何度も登場する事になった。 --今作のチャオガーデンは出来ることが少なかったが、次回作では大幅なパワーアップを遂げた。 **問題点 -カメラワークの悪さ --一応、左右へ回転出来るがアクションステージ中はほぼ自動カメラで突然視点が変わったり、見にくい、操作しづらいといった問題が発生しやすい。 --特に「スカイデッキ」では重力があちこち変化するため非常に操作しにくい場面がある。 --軽快なアクションに比べてこのカメラワークの悪さのせいで上手く走れずストレスになりやすい。 -主人公ごとの格差 --主人公ごとにプレイ出来るステージ数が非常に偏っている。 --例えばソニックは10ステージあるのに対し、エミーはたったの3ステージしかない。 -ソニックの新アクション「ライトスピードダッシュ」「ライトスピンアタック」がいちいち溜めが必要なためテンポを削ぎやすい。 --ライトスピンアタックは敵の周囲を廻りながら体当たりするアクションだが、どこに行くかわかりにくいため非常に使いにくい。&br()とある場面以外では無理に使用する必要もないため、魅せプレイ専用というくらいしか価値もない。 --『[[ソニックアドベンチャー2]]』以降はボタン1つで使用できるよう改善された。 -テイルス役の子役声優が棒読み --他のキャラはアニメでも活躍している人気声優のため、その中で声優としては素人の子役の起用はなおさら違和感が目立つ。 --ビッグも似たような感じだが、こちらは1960年代から活躍している古参の声優でキャラクターの性格に合わせた演技のため批判はほぼ存在しない。 -ビッグのクリア目的である「釣り」 --キャラに特徴付けるためとは言え、ソニックに対して釣りゲーを求める層はまずいないため批判されがち。 --魚とのバトルの最中に視点がぐるぐる回るため、ロッドをどう倒せばいいのかも分かりにくいなど、釣りゲーとしての出来も悪い。セガも釣りゲーを出しているはずなのだが……。 -アドベンチャーフィールドのお使い感 --どこかにあるアイテムを特定の場所に持っていく、というのが主なためお使い感が高い。&br()それ以外の場合でもイベントが起きる場所の判定が分かりにくく、次にどうすればいいのか分かりにくい場合がある。 -モデリング、モーションの問題点 --ソニックの会話モーションが大口を開けながら会話するようになっているため、イメージとの乖離が酷い。OPムービーではデザイン通りなのだが……。 --一般人のモデリングもプレイヤーキャラに比べてかなり簡素で見映えが悪い。 ---ソニックたちと同じ世界に存在している「生き物」として違和感がある。 **総評 ソニックらしさを残しつつも新たな試みが多数盛り込まれた意欲的な作品である。~ 新たな試みは受け入れられたものもあれば、批判されたものも多く、新規シリーズらしい荒削りな面が目立つゲームと言えよう。~ 以降のシリーズは今作をベースにしつつ様々な改良が行われていくこととなった。~ *移植 **ソニックアドベンチャー インターナショナル 【そにっくあどべんちゃー いんたーなしょなる】 |対応機種|ドリームキャスト|CENTER:&amazon(B00006LJSM)| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ソニックチームUSA|~| |発売日|1999年10月14日|~| |価格|6,090円|~| -5ヶ国語やインターネットランキングに対応したマイナーチェンジ版。 -無印で出来たショートカットがバグとして修正されている。 ---- **ソニックアドベンチャーDX 【そにっくあどべんちゃーでらっくす】 |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ&br()Windows 98~XP|CENTER:&amazon(B00008BO5C)|CENTER:&amazon(B0000VE1MM)&small(){※ぼったくり業者に注意!}| |発売元|セガ|~|~| |開発元|ソニックチーム|~|~| |発売日|【GC】2003年6月19日&br()【Win】2003年12月18日|~|~| |価格|【GC】7,329円&br()【Win】7,140円|~|~| |廉価版|【GC】お買い得版:2004年11月18日/2,940円|~|~| -先に発売された『ソニックアドベンチャー2バトル』の好評により発売されたゲームキューブ移植版。後にWindowsにも移植された。 -グラフィックが高画質化。 -ストーリークリア後に解禁される新モード「ミッションモード」を追加。 --アドベンチャーフィールドのどこかにあるミッションを探し出し、特定条件でステージをクリアしていくモード。 -ゲームギアのソニック関連タイトルを収録した「プチゲームコレクション」が追加。 -『インターナショナル』からさらにバグを修正し、それに伴いショートカットが出来なくなっている。ネットランキングも未対応。 ---- **ソニックアドベンチャー (HD) 【そにっくあどべんちゃー】 |対応機種|プレイステーション3&br()Xbox360|&image(http://download.xbox.com/content/images/66acd000-77fe-1000-9115-d80258410a25/1033/boxartlg.jpg)| |発売元|セガ|~| |開発元|ソニックチーム|~| |発売日|2010年9月29日|~| |価格|【PS3】952円&br()【360】476円|~| |DLC|DXパック&br()【PS3】476円&br()【360】238円|~| |>|>|CENTER:''[[公式リンク>http://dc.sega.jp/game_sonic.html]]''| 「セガ・ドリームキャスト復刻プロジェクト」第一弾としてリリースされたPS3/360への移植版。ダウンロード専売。~ DLC『DXパック』を導入する事で『DX』相当にグレードアップ出来るが、「プチゲームコレクション」は削除されている。~ 海外ではWin版も発売。~ -主な特徴 --HD出力への対応(ただし、画面はピラーボックスによる4:3表示) --ドリームキャスト版の2倍のコマ数で描画される(FPS上昇) --トロフィー&実績、ホームリワード&アバターアイテムに対応 **問題点 -ワイドスクリーン非対応 --HD機への移植にかかわらず16:9のワイドスクリーンに対応しておらず、4:3での表示となる。 ---続編の『ソニックアドベンチャー2』の移植では改善された。 -カメラワークのバグ --一部の探索パートにおいて無操作時にカメラが上下に小刻みに震える時がある。 -コントローラの最適化不足 --移植先のコントローラへの最適化が不十分でアナログスティックの感度が高い。しかし、感度の調節の設定はできない。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: