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#contents ---- *みんなでスペランカー 【みんなですぺらんかー】 |ジャンル|アクション| |対応機種|プレイステーション3| |発売元|アイレム&br()Tozai Games| |開発元|Tozai Games| |発売日|2009年3月26日&br()2011年12月21日(Tozai Games移譲後)| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| |配信|プレイステーションストア:1,300円| |ポイント|最弱ゲームヒーロー復活&br()みんなでオンライン洞窟探検&br()''みんなで死亡''&br()操作性の悪さ、死にやすさも全部再現&br()クラシックドットでも遊べる&br()1人プレイも充実、でもみんなのほうが楽しい| ---- **概要 ゲーム史上最も虚弱体質な主人公が活躍するゲームとして有名な『[[スペランカー]]』。その22年振りの続編で、今作は最も有名なファミコン版を元にした作品。~ 簡単にいうとグラフィックをリメイクしつつ、わざわざ当時の操作感や難易度を再現したスペランカーであり、やりごたえや笑えるほどの死にやすさは健在。 今作の特徴はなんといっても、マルチプレイである。オンラインに繋げば最大6人でプレイすることが可能。大方の予想通り非常にカオスな連帯責任ゲームが出来る。~ リニューアルグラフィックはPS3相応のグラフィックでありながら、操作感は当時にかなり近くなっており、そのギャップだけでもかなり楽しめる内容である。~ なお、クラシックモードと呼ばれるドット絵バージョンのモードも存在。ファミコン版の雰囲気ほぼそのままにプレイ出来る。 ただのリニューアル作品ではなく、新しいギミックや敵キャラが大量に増加しており、既プレイヤーでもやりごたえのあるゲームとなっている。 **特徴 -スペランカーのアクションには''一切追加なし''。基本はジャンプとポーダブルファンを駆使しつつ、個数制限のあるフラッシュや爆弾で敵をやり過ごしながら進んでいく。 --ただアイテム自体は難易度をあげるという意味合いで増えており、鍵は6種類になった。その他石板と呼ばれる収集要素があり、全て集めることで絵が慣性するという仕組み。 --スペランカーの実家のような安心感とは裏腹に、ギミックや敵キャラは''大増量''。 ---特に敵キャラはオリジナル版ではコウモリと幽霊くらいしかいなかったのが、''今作では10種類以上にまで増加''。本気でスペランカーを殺しにかかっている。 --また、既存のコウモリや幽霊も強化されており、特に幽霊は二回ファンを当てないといけない巨大幽霊や、ファンを当てると分裂してくる幽霊など強化版が出てくることも。 --操作感は若干差異を感じる部分もあるが、リニューアル・クラシックグラフィックともにほとんどそのまま。坂道で飛んでしまうと死んでしまう仕様なども全て健在である。 -最大の追加点・オンライン要素。 --本作のタイトルの由来ともなっているマルチプレイ要素。オフラインでもコントローラがあれば4人まで同時プレイ出来るが、オンラインだと6人までプレイ出来る。 --どういうシステムになるかというと、まず残機はいきなり50くらいと大盤振る舞いなのだが、この残機は全員で共有する。 --アイテムなども共有であり、例えば黄色・赤・青の扉があったとしたら、その色の鍵を所持している人が集まらないと突破出来ない。 ---よって息が合わないと、扉の前で待っている間にエネルギー切れで仲間が死んだり、慌てる余り余計なミスが増えたり、間違えて爆弾を設置して全員吹き飛ぶなどということがままある。 ---トロッコなどの操作も難しく、先頭のプレイヤーがトロッコを操縦するのだが、6人乗っていることを考慮してないと、吹き上がる炎に後方のプレイヤーがあたって死亡ということも。 --なお、共有残機がゼロになってからミスすると、プレイヤーはそれぞれ仮死状態となる。30秒以内に他のプレイヤー仮死状態中のスペランカーに触れると復活するが、間に合わないと脱落となる。 **評価点 -リメイクとしての質の高さ。 --こだわり深いプレイヤーからすると挙動がやや異なるようだが、普通に見れば十分操作感覚は再現出来ている。 --そのうえで、そこそこ違和感のない程度の追加要素が仕込まれており、新鮮な気持ちでもプレイ出来る、これまでのスペランカーにはない続編らしい続編である。 -オンラインプレイならではのワイワイガヤガヤ感。 --ファミコンゲームによくあった、足の引っ張り合いでもかなり楽しむことが可能で、扉の鍵を待っている間のハラハラ感すらも楽しめる。 --ただ足を引っ張り合うだけではなく、残機ゼロのピンチの時はお互い助けあうプレイもすることが可能で、初めてのマルチプレイながらよく出来ている。 -リニューアル版とクラシック版をちゃんと用意している隙の無さ。 --リニューアルグラフィックはややリアルな描写になったスペランカーを操りプレイする。これだけでなく、BGMは既存のものが全てアレンジして起用されている。 --しかもアレンジの多くはオーケストラっぽいアレンジであり、あの有名なメインテーマも恐ろしく荘厳なBGMとなっている。 --なお、クラシックモードはオリジナル版とほぼまったく同じ。本作で追加されたBGMもあるが、違和感なく溶け込んでいる。 --クラシック版はこれまで通りミスすると点滅してお馴染みのBGMがなるが、リニューアル版は死んだ要素によって様々なモーションをとる。 ---フラッシュや爆弾にあたると閃光を浴びながら消し炭と化し死亡、炎に当たると黒焦げになって死亡、落とし穴に落ちると打った足を庇いながら片足で跳ねながら死亡などなど、スペランカーの死にやすさをうまく昇華している。 ---なお、ゲームオーバーになるとどこまで進んだうえでどういう死因で冒険が終了したかという冒険報告が最後に表示される。敵に当って死ぬと「''触れてはならないものに触れてしまい…''」などと出てきて終わる。シュールの極み。 -初心者に向けた要素の数々。 --残機無限のチュートリアルモードを搭載。これで初プレイ者が陥りやすい「開始直後エレベーターから落下」ということがあっても理不尽さを軽減出来る。 ---ちなみにその時にちゃんと死因(ミス理由)が出るため、どうするとミスになるのかということを自由に学ぶことが出来る。 --オリジナル版でやりづらかったと評判のロープアクションにはロープアシストを搭載し、細かな操作ミスで落ちないようになった。オリジナルの理不尽さが良いという人のためにこのロープアシストはオフにすることも出来る。 **問題点 -やはり若干オリジナルの操作感とは違和感が生じる点。 --といっても微差であり、よほどこだわらない人でもなければ十分な再現度は確保されているだろう。 -リニューアルグラフィックはやたら画面が暗く、見づらいところがある。 --このためなのか、後にさらに高難易度バージョンとして『みんなでスペランカー ブラック』も登場、自分の周囲以外は見えないようになり、難易度が増した。 ---「ブラック」はアイレム版のみ配信されていたゲームで、現在は配信停止。 --対するクラシック版は背景が真っ黒なため逆に他のドット絵がかなり見やすくなっており、プレイしやすさという観点でクラシックを選ぶプレイヤーも多い。 **総評 レトロゲームリメイクブームに乗っかった便乗ゲームの1つでしかないが、その中でも高い完成度を誇る作品。~ 誰も想像しなかったスペランカーのマルチプレイはまったく新しい死んで騒ぐゲームという新境地を開拓し、ファンには暖かく受け止められた。~ 現在はエリア1のみ全てプレイ出来る(オンライン込み)「いまさら」みんなでスペランカー体験版も配信されており、プレイの敷居はかなり下がっている。

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