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*ソルスティス 三次元迷宮の狂獣
【そるすてぃす さんじげんめいきゅうのきょうじゅう】
|ジャンル|アクションパズル|&amazon(B000068HS8)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|EPIC・ソニーレコード|~|
|開発元|SOFTWARE CREATIONS|~|
|発売日|1990年7月20日|~|
|定価|5,900円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|曲とグラフィックは逸品もの|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
-元々海外のNES用ソフトとして発売された『Solstice:The Quest for the Staff of Demnos』の日本版である。
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**特徴
-魔術師シャダックスを操作して古城に隠された杖の欠片を集め、黒魔術師モルビスを倒しさらわれたエレノア姫を救い出す、という筋書きの、クォータービュー方式の擬似3Dアクションゲーム。
--このゲームはアクションゲームではあるが、基本的には攻撃法法がないため、探索ゲームやパズルゲームとしての性格が強い。
-操作方法は十字ボタンで4方向に移動、Aでジャンプ、Bで足元にある台や箱などのアイテムを拾ったり置いたりするというもの。
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**評価点
-まずプレイヤーが驚くのが、ファミコンの電源を入れていの一番に流れる異次元的なBGM。
--と言うのも本作は当時20歳のTiM Follin氏が音楽を担当しているのだが、元々は欧米のファミコンであるNES用ゲームとして開発された作品という事もあり、''何と拡張音源をいっさい使用していない。''
---他のファミコン作品[[SILVER SURFER]]にも携わり、ゲームの出来はともかく曲の方は評判が良い。
-グラフィックも綺麗で、とくにゲームスタート直後のオープニングはダークでファンタジックな印象が強く残る。
-ゲームはクォータービュー視点なのだが、表現技術もかなり凝っており、ワイヤーフレームでできたブロックの陰に隠れたり、リフトに足場を乗せて組み合わせるギミックなど、高度な処理が施されている。
-広大な場所はエリア毎に繋がっている。全て1画面スクロールなし。前後左右はもちろん、上下に繋がって構成されて立体感がある。
-敵キャラも、スライム、目玉、クモ、鉄球など多彩である。
--敵キャラの名前が非常に個性的で、いわゆるスケルトンが「進軍頭蓋骨」((「しんぐんずがいこつ」と読むのだが説明書では「しんぐんずが''く''こつ」と誤植されている。))上記の目玉が「魔性鳩脅し」他にも「邪悪烏賊飯」「猛臭偏平足」など。
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**問題点
-難易度がやや高めで、一部ステージは「死んで覚える」ことをしなければならない。
--謎解きは数部屋にまたがるものも多くあるため、ノーヒントで解くのは困難を極める。
--また、ステージは広いくせにセーブもパスワードもない。
-ボス戦がない。
--アイテムをそろえてモルビスにたどり着けばイベントでクリア、となる。
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**総評
日本で発売されたファミコンのゲームソフトとしては異色の、思考力とテクニックの両方が求められるクォータービューアクションパズル。~
ゲーム内容、グラフィック、サウンドいずれをとっても最高峰とされる逸品ではあるが、皮肉なことに''発売元がソニー系故にバーチャルコンソールで復活する事はほぼ不可能''だろう。
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**余談
-続編にあたる、『ソルスティスII』((北米では『Equinox』のタイトルで発売された。しかも、発売されたのは日本版が出た翌年である。))が1993年11月12日にSFC用ソフトとして発売された。日本版の発売元は前作同様EPIC・ソニーレコード。
--前作の主人公、シャダックスの息子であるクレンダールが主役で、監禁されている父親を救うために試練の旅へ出るというもの。
--プラットフォームがSFCに変わったことから画面スクロール、ボス戦、フィールドはSFC特有のMODE7で描かれており、前作とは違い武器による攻撃が可能となり、システムにもRPGライクな成長要素が加わるなど別物のような作品となっている。
--ちなみに、GBで発売された『アルタードスペース』((こちらも開発はSOFTWARE CREATIONSが担当))は舞台こそSF世界ではあるが、本作のゲームシステムを踏襲しているため、差し詰め「SF版ソルスティス」とも言われている。
-細かい話なのだが、外部端子につなげるジョイカードなどの連射コントローラでは操作が不可能。
*ソルスティス 三次元迷宮の狂獣
【そるすてぃす さんじげんめいきゅうのきょうじゅう】
|ジャンル|アクションパズル|&amazon(B000068HS8)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|EPIC・ソニーレコード|~|
|開発元|SOFTWARE CREATIONS|~|
|発売日|1990年7月20日|~|
|定価|5,900円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|クォータービュー&br;曲とグラフィックは逸品もの|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
-元々海外のNES用ソフトとして発売された『Solstice:The Quest for the Staff of Demnos』の日本版である。
-ちなみに開発は『[[シルバーサーファー>SILVER SURFER]]』『[[ブラスターマスター2>Blaster Master 2]]』などでお馴染みのSoftware Creationsによるものである。
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**特徴
-魔術師シャダックスを操作して古城に隠された杖の欠片を集め、黒魔術師モルビスを倒しさらわれたエレノア姫を救い出す、という筋書きの、クォータービュー方式の擬似3Dアクションゲーム。
--このゲームはアクションゲームではあるが、基本的には攻撃方法がないため、探索ゲームやパズルゲームとしての性格が強い。
-操作方法は十字ボタンで4方向に移動、Aでジャンプ、Bで足元にある台や箱などのアイテムを拾ったり置いたりするというもの。
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**評価点
-まずプレイヤーが驚くのが、ファミコンの電源を入れていの一番に流れる異次元的なBGM。
--と言うのも本作は当時20歳のTiM Follin氏が音楽を担当しているのだが、元々は欧米のファミコンであるNES用ゲームとして開発された作品という事もあり、''何と拡張音源をいっさい使用していない。''
---翌月にも同社から『[[シルバーサーファー>SILVER SURFER]]』が発売されており、そちらの曲も評判が良い%%ただしゲーム性はこの限りではない%%。
-グラフィックも綺麗で、特にゲームスタート直後のオープニングはBGMも相まってダークでファンタジックな印象が強く残る。
-ゲームの舞台はクォータービュー視点で構成。非常に広大でありエリア毎に繋がっている。全て1画面スクロールなし。前後左右はもちろん、上下に繋がって構成されて立体感がある。
-表現技術もかなり凝っており、ワイヤーフレームでできたブロックの陰に隠れたり、リフトに足場を乗せて組み合わせるギミックなど、高度な処理が施されている。
-敵キャラも、スライム、目玉、クモ、鉄球など多彩である。
--敵キャラの名前が非常に個性的で、いわゆるスケルトンが「進軍頭蓋骨」((「しんぐんずがいこつ」と読むのだが説明書では「しんぐんずが''く''こつ」と誤植されている。))上記の目玉が「魔性鳩脅し」他にも「邪悪烏賊飯」「猛臭偏平足」など。
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**問題点
-難易度がやや高めで、一部ステージは「死んで覚える」ことをしなければならない。
--謎解きは数部屋にまたがるものも多くあるため、ノーヒントで解くのは困難を極める。
--また、ステージは広大ながらもセーブもパスワードもないので難儀である。
-ボス戦がない。
--アイテムを揃えてモルビスにたどり着けばイベントでクリア、となる。
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**総評
日本で発売されたファミコンのゲームソフトとしては異色の、思考力とテクニックの両方が求められるクォータービューアクションパズル。~
ゲーム内容、グラフィック、サウンドいずれをとっても最高峰とされる逸品ではあるが、皮肉なことに''発売元がソニー系故にバーチャルコンソールで復活する事はほぼ不可能''だろう。
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**余談
-続編にあたる、『ソルスティスII』((北米では『Equinox』のタイトルで発売された。しかも、発売されたのは日本版が出た翌年である。))が1993年11月12日にSFC用ソフトとして発売された。日本版の発売元は前作同様EPIC・ソニーレコード。
--前作の主人公、シャダックスの息子であるクレンダールが主役で、監禁されている父親を救うために試練の旅へ出るというもの。
--プラットフォームがSFCに変わったことから画面スクロール、ボス戦、フィールドはSFC特有のMODE7で描かれており、前作とは違い武器による攻撃が可能となり、システムにもRPGライクな成長要素が加わるなど別物のような作品となっている。
--ちなみに、GBで発売された『アルタードスペース』((こちらも開発はSOFTWARE CREATIONSが担当))は舞台こそSF世界ではあるが、本作のゲームシステムを踏襲しているため、差し詰め「SF版ソルスティス」とも言われている。
-細かい話なのだが、外部端子につなげるジョイカードなどの連射コントローラでは操作が不可能。