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*MARIONETTE ~糸使い~ 【まりおねっと いとつかい】 |ジャンル|萌えエロ陵辱ADV|&amazon(B00008NB4X)| |対応機種|Windows 98~XP|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|キャリエール|~| |発売日|2003年3月28日|~| |定価|8,800円(税別)|~| |レーティング|ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|元は無料のネット小説|~| #center{&big{''そんな事をお前が言う権利はない、俺は俺のやりたい事をするだけだ''}} ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br()&size(20){''18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}} ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -アダルトソフトメーカー「キャリエール」の2作目。 -マインドコントロール(精神操作)に関する、自作小説を投稿するサイトの「マリオネット -糸使い-」にキャリエールが目を付け、製品化した。 -ライターは原作と同じ「t-kun」。大部分は原作の内容がそのままコピペされている。 **ストーリー ある日、彼の拾った紫色に輝く石が、全てを変えた。石は紫の糸となって、彼に寄生した。糸が与えたのは、人の精神を自在に操る力。 ――彼は両親が残したマンションで独り、暮らしながら学園生活を送っていた。だが、彼は飽いていた。どす黒い願望をくすぶらせながら。 ただ流れるだけの日常を打破する、己を満たすものを求めていた。力に酔いしれ、人々を蹂躙し、陵辱する。そんな彼の前に立ちふさがる女生徒が現れた。 手には糸があった。紫の糸とは違う能力を持った、赤い糸。なす術もなく倒れ伏す彼。しかし顔は笑っていた。唇の端を吊り上げるように。窮地に追い込まれること。そこから這い上がり、相手を蹴落とすこと。そのどちらもが、これまで抱いたことのない、至上の喜びに感じられた・・・・・・。 彼の、狂気と欲望と喜びに満ちた生活が始まる。 (公式サイトから抜粋) **登場人物 -御影 広樹(みかげ ひろき) --主人公。 --精神干渉の能力を持つ、紫の糸を持っている。 --両親が赴任していなくなったマンションに独り暮らしで、私立高峰学園に通っている。 -北条 茜(ほうじょう あかね) --感覚干渉の能力を持つ、赤い糸を持っている。 --赤みがかったショートヘアーの、健康的な少女。広樹と同学年。 幼くして母を亡くし、不在の多い父の代わりに、一つしか歳の違わない妹・葵の保護者役をつとめなければならなかった。妹への過保護ともいえる愛情が、逆に葵には大きな負担となっている。 -北条 葵(ほうじょう あおい) --肉体干渉の能力を持つ、青い糸を持っている。 --長い黒髪をなびかせた“深窓の美少女”。広樹や茜からは一学年下の後輩にあたる。そのはかなげな風貌の裏に、愛する者への強い依存性と、破壊願望とあわせ秘める。 -橘 景子(たちばな けいこ) --大学を出たての女教師。 --眼鏡をかけた童顔にセミロングの髪、グラマラスな肉体。そのアンバランスさが男子生徒を惹きつける。恋人に裏切られた過去の体験が彼女の心に深い影を落としている。それが強い男性依存へと変質しはじめていることに、彼女は気づいていない。 -三上 晶(みかみ あきら) --光の糸を操る少年。 --全身黒づくめで長い金髪をなびかせたその風貌は、中性的という感じすら受ける。優秀な兄と比べられる裏で、その兄から陰に陽にすさまじい虐待を受けつづけてきた。彼が体と心に負った傷と絶望の深さが、他の糸の効力をすべて封じる最強の能力を呼び込むことになる。 (Getchu.comより抜粋、一部改編) **特徴 -選択肢を選ぶだけの一般的なADV。 -主な流れは「日常→戦闘→エッチシーン→日常」の繰り返し。 --3人の個別エンドの他に3種類のエンディングがある。 --TRUEエンドを見ると、TRUEエンドルートに入る。 -原作「マリオネット -糸使い-」のテキストが、ゲームとは別に丸ごと収録されている。 --現在も無料公開中なので、ネット環境がある人にとってはさほどありがたくないが… -半脱ぎモードが設定できる。 --エッチシーンでの衣服の有無を設定できる。だがオンにしていても全裸になることも少なくない。 -主人公にボイスが付いている。 --エッチシーンなどでもボイスが付いたまま。 --全員のボイスの有無を決定できるので、気に入らないならボイスを無にすることも可能。 **評価点 -戦闘描写 --登場人物で紹介したように、主人公は精神干渉の能力を持つ、紫の糸を駆使して戦う。 --相手の額に打ち込めば精神に干渉できるという強力な能力だが、糸を通さない赤い壁を張る少女や、糸の能力を受けない少年等、敵側も強力な能力を所持している。 --そんな相手に工夫を凝らして戦う主人公の心情描写などが細かく、熱い気持ちにさせてくれる。 -ストーリー --エロシーンも物語の重要なパーツなので、無理やり入れたようなエッチシーンがない。 -CGやボイスが付いたこと --小説よりも情景などが分かりやすい。 --特にヒロキ氏の演じる、主人公のボイスは好評。強く賢い主人公にマッチしている。 ---緑川光氏と似ているため、「本人ではないか?」という噂があるが真偽は不明。 -BGM --暗い感じのものや熱いものなどが一通りそろっており、場面を盛り上げる。 --「囚われの心」、「復讐の旋律」など曲名も凝っている。 **賛否両論点 -ここのか氏の荒いCG --雰囲気に合っているとする声もあれば、同人のようで安っぽいとする声もある。 -ジャンルは「萌えエロ陵辱ADV」だが前述したように能力バトルが多い。 -中二病と言ってしまえばそれまでなので、こういった要素を「寒い」と感じる人にとっては合わない。 **問題点 -あまりにも短い個別エンド --共通パートが9割以上を占めており、エンディングが少し変わるだけである。 --その割には序盤の選択肢からエンディングに影響するため、すべてのエンドを見ようと思うとスキップを多用することになる。 --原作は一本道の小説なのでこの分岐は不要だとする声もある。 -誤字脱字やフリーズなどが多い。 --パッチでほとんど解決した。 **総評 エロだけでなく戦闘描写も好評だったネット小説が、まさかの製品化。~ ゲームになったことでCGやBGMといった、小説ではできない表現も可能になった。~ 現在でも小説は無料で公開されているので、気になった人はそちらを先に見ても良いだろう。 ---- *MARIONETTE~糸使い~ DVD Edition 【まりおねっと いとつかい でぃーぶいでぃー えでぃしょん】 |メディア|DVD-ROM&br()DVDPG:DVD-VIDEO 各1枚|&amazon(B0002AM0SI)|&amazon(B0017KIBDA)| |開発元|キャリエール|~|~| |発売元|キャリエール&br()DVDPG:mints&br()廉価版:Anise|~|~| |発売日|2004年6月25日&br()DVDPG:2008年4月25日|~|~| |定価|5,800円&br()DVDPG:3,800円(共に税別)|~|~| |廉価版|2008年6月20日/3,800円(税別)|~|~| |配信|2009年2月2日/3,000円(税別)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |ポイント|設定集や画素材等が収録された完全版|~|~| ※判定以外の共通部分は省略 **概要(DVD) -『MARIONETTE ~糸使い~』の廉価版かつ完全版。 **追加要素・変更点(DVD) -一部のバグや演出ミスを修正。 -新オープニングに変更。 -設定資料集などをデータとして閲覧できる。前作のOPなども収録されている。 **評価点(DVD) -DVDになったことで品質がアップしている。 -設定資料集等が閲覧できること。 --本編には関係ないため、閲覧を強要されることはない。 **問題点(DVD) -ストーリーはほぼそのままのため、個別が長いなどの問題点は変わっていない。 -相変わらず貧弱なコンフィグは変化なし。 **総評(DVD) 問題点が解決していない部分はあるが、改悪要素などはなく遊びやすくなったのは確か。~ 廉価版も発売しており、値崩れしているので入手も安易。~ これから『MARIONETTE~糸使い~』を遊びたいならこちらを選んだほうが良い。 **その後の展開 -2004年8月20日発売の『キャリばん -キャリエールファンディスク-』に本作のミニシナリオが収録されている。 -2007年3月にキャリエールは解散。 -2008年8月29日キャリエールのメンバーが立ち上げたブランド、「テイルウィンド」から前日談となる『MARIONETTE ZERO』が発売された。 --ライターは本作と同じく「t-kun」なのだが、雰囲気などが別物で評判は悪い。

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