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マリオカート アーケードグランプリDX - (2023/08/09 (水) 20:09:43) の1つ前との変更点

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*マリオカート アーケードグランプリDX 【まりおかーと あーけーどぐらんぷり でらっくす】 |ジャンル|アクションレースゲーム|&image(http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wario-1021/20130801/20130801213951.jpg,width=250)| |対応機種|アーケード(System ES3)|~| |発売元|任天堂、バンダイナムコゲームス|~| |開発元|バンダイナムコゲームス|~| |稼動開始日|2013年7月25日|~| |料金|1プレイ:100円または200円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|HD化+グライダー&水中要素追加&br()どんちゃんも参戦だドン!&br()全コース一新、システムも改良&br()一応全国対戦も可&br()前作のカードは使えず|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 『[[マリオカート アーケードグランプリ2>マリオカート アーケードグランプリ]]』から6年振りの新作。本作はバナパスポートカードに対応し、前作までと同じくコインを集める事でアイテムやカートが貰える。~ 一見筐体は同じに見えるが、基板がゲームキューブベースの「Triforce」((任天堂・セガ・ナムコの3社が共同開発したアーケード基板。))からWindows Embeded PCベースの「System ES3」((CPU:intel Core i5、GPU:nVidia Geforce GTX 650 Ti、RAM:8GB DDR4とゲームキューブ/Triforce基板から大幅にスペックアップしている。))になったことで様々な点がパワーアップされており、画質もHDになった((これに伴い、ブラウン管モニタが撤廃され、ワイド液晶モニタに変わっている。))他、アップデートにも対応し、実際何度かアップグレードが行われている。~ 内容としては操作方法に目新しいものこそないが、6年の間にシリーズで追加されたグライダーや水中といった要素などを盛り込んでいる((発売前だったこともあり、『マリオカート8』で追加された重力要素はない。))。~ 任天堂らしく多人数でワイワイ遊ぶことを目的としており、友達と一緒に走れば大変盛り上がれる、外出先で楽しめる良アーケードゲームである。 磁気カードからICカードへの移り変わりにはありがちなことだが、残念ながら2のデータを引継ぐ事は不可能。~ 2013年稼働のゲームだが、2020年現在もアップデートが続いている意欲的なカートレースゲームである。 **変更点 -キャラクター --従来のキャラはほぼ使用可能。アップデートでもキャラ追加が行われている。 --マリオからはクッパJr.、バンナム枠からは新参戦のどんちゃんが追加。しかし前作では使えたミズパックマン、アカベイ、まめっちはリストラされた。 ---ちなみにどんちゃんはちゃんと美麗な3Dで描かれている、従来はイラストによるアニメーションだっただけに結構珍しい事例だったりする。 --アップデートでロゼッタ、メタルマリオ、ベビィマリオ、ベビィピーチ、デイジー、キングテレサ、ジュゲムが追加された他、従来のキャラの着せ替えキャラ(マリオ→ファイアマリオなど)が追加、着せ替え専用のアイテムも使える。 --参戦キャラのうち、クッパJr.、ワリオ、ワルイージは隠しキャラ扱いのためタマゴスロットや特定のグランプリを優勝で入手する必要がある。((但し、ワリオは2020年のアップデートで初期から使用可能なキャラに変更されている。)) -ステージの一新 --カップの仕様も変更され、本作ではキノピオ、マリオ、太鼓の達人、クッパJr、クッパの5つが存在する。 --更に2017年6月6日にパックマンカップ、2018年12月18日にドンキーコングカップが追加。 --なお、クッパ親子とパックマンとドンキーコングのカップが遊べるのは100cc以上である。 -マリオコインの仕様変更 --レース中におけるコインによる最高速度上昇は廃止。 --マリオコインによる報酬付与形式も変更され、50枚ごとにヨッシーをモチーフにしたスロットを利用し、ランダムで出てくる景品を入手出来るという形になった。 --なお、本作では一部のキャラはスロットによって手に入る景品ということで解禁される。 -新モード全国対戦 --全国対戦とは名ばかりで、実際は段位に合わせたプレイヤーのゴーストと対戦するモード。グランプリモードと違い4台でレースとなる。初めてプレイする場合はアバターを選ぶ事になる。 ---ゴースト、と言っても従来のタイムアタックのゴーストとは違い実態があり、それぞれのプレイスタイルを取り込んだCPUが登場するため厳密にはゴーストではない。 ---察しのいい人は分かるかも知れないが、「[[湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE]]」の「全国分身対戦」そのものである。((ちなみに本作の筐体も前作と同じく湾岸と同タイプの筐体を使用している。)) --負けても少しだけポイントが貰えるので段位が下がる事はない。一定の段位になると排気量やコースの難易度が上がる。 --自分のゴーストが倒されるとその倒したプレイヤーと1VS1でレースするチャレンジ対戦が発生する。勝つとポイントが2倍貰える。 ---後のアップデートにより都道府県を制覇する事で最高速2段階アップの特別なカートが貰えるようになった。 -店頭対戦 --新しく「ふたりで協力」が登場。この時の新アイテムとして合体カートが登場し、運転と大砲による攻撃に分かれる物。タッグメダルを貯める事で大砲で発射されるこうらがパワーアップする。 --中期のアップデートでは4人プレイ限定で「チームで対戦!」が存在し、合体カートvs合体カートというハチャメチャなモードがあったが、アップデートにて廃止となってしまった。 ---そのかわりにコンテニュー限定であそべる「ミドリこうら投げ放題!」が追加された。(後述) -その他 --先の通り、『マリオカート7』で登場した空中を飛ぶグライダー、水中装甲の要素を取り入れている。HD画質なので背景や水の描写はかなり美麗である。 --前作まではゲーム内での説明不足が目立ったが、ロード中やデモ画面でドリフトやオートアクセルの説明や、上級者になる為のテクニック(直線でドリフトする事で攻撃を防ぐ技等)がランダムで表示されるようになった。 --アップデートで、ドリフトによるミニターボが可能(オートドリフトでは不可能)となりコースにダッシュパネルが設置され、疾走感が上がった。 ---後に右側に付いているマリオボタンでもドリフトが可能になったが、初期のノーマルカートとお試しカートではシールドが張られなくなり、シールドが張れるレアカートでもアイテムを一度食らうと消滅するようになった。 --2020年のアップデートで「ミドリこうら投げ放題モード」が追加。「みんなで対戦」のプレイ後のコンティニュー画面で「ミドリこうら投げ放題!であそぶ」を選択すると次の対戦はそのモードでのプレイになる。 ---ルールは「ミドリこうら投げ放題」ということで使えるアイテムはミドリこうらのみ。アイテムボックスから取得できるのもミドリこうらを跳ね返せる「バンパー」のみである(取得後に自動で装着される)。 --タイムアタックは削除されていたが、アップデートにより100cc以上のグランプリモードにおいて、クリアタイムが記録されるようになり、ランキング上位10位まで記録出来るようになった。 --実況は前作の山寺宏一氏から、アニメ・ポケットモンスターのサトシ役でお馴染みの松本梨香氏に変更された。 **評価点 -筐体パワーアップによる進化 --先の通りHD画質となったためゲーム内の映像は非常に綺麗である。後発の『8』には及ばない部分もあるがそれでもアーケードゲームとしては上位と言えよう。 --アップデートにより、2のように微妙な仕様変更だけで続編ということがなくなった。 --リアルタイムではないとはいえネット対戦が出来るようになり、一人プレイで全走破した後でも楽しめるようになった。 --カード仕様変更によるデータ保存がしやすくなった。 ---前作までは使い切るとカードの再発行が必要だったが、バナパスポートカードになったことで一度タッチすればよくなり、利便性が向上した。 -対戦モードの強化によるワイワイガヤガヤ感の強化。 --ふたりで協力が追加されたことで、例えば家族でプレイする時にまともな操作が難しい子供の分を親がカバー出来るといったことも。 --また、アップデートで追加された「ミドリこうら投げ放題」ではミドリこうらの弾幕がいつでも発生するカオスな展開が多いので、盛り上がりやすい。 -アップデートによる追加要素の数々 --稼働から1年後に大型アップデートが行われ、その時にドリフトのオートターボが可能になった。 ---これによりコンシューマーのマリオカートと同じ感覚でプレイ出来るようになった。 --着せ替えによるキャラクターを実質大幅追加などもあり、アップデートによる恩恵は非常に多い。 --オンラインアップデートの導入により、定期的にイベントが行われるようになり、ソロプレイヤーのやる気を引き出す要素になっている。 -アーケードならではの配慮はそのまま --本作もアイテムボックスは従来よりも多くみっしり設置されており、取り逃すということがまずない(特に対戦ではありがたい)。 **問題点 -稼動当初から長らくコース数が10コースと少なかった。 --アップデートでミラー実装や新規コースが追加により、この点に関しては解消されつつある。 //シリーズ恒例のレインボーロードも無い、ただアップデートで追加される可能性がある -アイテムのバランスの悪さ --前作でもそうだったが、基本的にアイテムの上位互換が多く存在するため良いとは言えない。熱心にプレイするプレイヤーに旨味がないのはそれはそれで問題とはいえ、この点は任天堂らしくない。 --特に今作から登場したトリプルゴールドこうら(アカこうらとブラックこうらの合体版)がかなり強力で、ほぼ全てのプレイヤーが使う程に強い。 -実況と写真を撮る事はOFFに出来なくなった。 --一応筐体のカメラ機能をOFFにする事は出来るがスペシャルコードが撮れなくなってしまう。もっともそれをしている店舗はわずかであるが。 //いつのアプデかは分かりませんが写真を撮らなかった場合キャラの絵が写るようなってました。 -ダブルダッシュからの音声の使い回しが目立つ --前作に登場していたマリオキャラクターはダブルダッシュからの声が使いまわしが目立つ。 ---特にドンキーコングは今の声と当時のダブルダッシュとはかなり違う為、それだけでも変えてほしかったところ。 **総評 前作のとっつきやすさはそのままに、上級者やソロプレイヤーにも楽しむことが出来るゲームへとパワーアップした。~ グライダーと水中の追加によりステージ変化も鮮やかになり、『2』と比較して視覚的にも楽しめる内容となった。~ 問題が完全に解消されたとは言えないものの、前作の良さをしっかり継承し、なおかつ『2』のような微妙な調整以上の内容が盛り込まれた良作である。~ マリオカートをプレイしたことない人でも、1回100円なら十分な満足を得られる作品と言える。~ 1年後にアップデートが行われ、現在も継続してアップデートされているので今後の展開にも期待したい所。 **余談 -定期的アップデートを挟んでいたが2020年12月以降からはイベントのみしか開催する動きしか見られず不穏な様子だった。 --だが2023年2月10に開催したJAEPO2023で本作を久々にブース出展する事が発表された((6月10日のコロコロ魂フェスティバルも同様に行われた。))。 --筐体一新やUI調整したテストプレイを遊べるもので内容は夏予定に最新アップデート予定と明かされている。 ---同年の7月から二年半ぶりにアップデートが実施。主に「みんなで対戦」のアイテム数の制限((bandai namco passportを未所持、未登録がいた場合のみ。))やオススメコース選択の改良が施された。
*マリオカート アーケードグランプリDX 【まりおかーと あーけーどぐらんぷり でらっくす】 |ジャンル|アクションレースゲーム|&image(http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wario-1021/20130801/20130801213951.jpg,width=250)| |対応機種|アーケード(System ES3)|~| |発売元|任天堂、バンダイナムコゲームス|~| |開発元|バンダイナムコゲームス|~| |稼動開始日|2013年7月25日|~| |料金|1プレイ:100円または200円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|HD化+グライダー&水中要素追加&br()どんちゃんも参戦だドン!&br()全コース一新、システムも改良&br()一応全国対戦も可&br()前作のカードは使えず|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 『[[マリオカート アーケードグランプリ2>マリオカート アーケードグランプリ]]』から6年振りの新作。本作はバナパスポートカードに対応し、前作までと同じくコインを集める事でアイテムやカートが貰える。~ 一見筐体は同じに見えるが、基板がゲームキューブベースの「Triforce」((任天堂・セガ・ナムコの3社が共同開発したアーケード基板。))からWindows Embeded PCベースの「System ES3」((CPU:intel Core i5、GPU:nVidia Geforce GTX 650 Ti、RAM:8GB DDR4とゲームキューブ/Triforce基板から大幅にスペックアップしている。))になったことで様々な点がパワーアップされており、画質もHDになった((これに伴い、ブラウン管モニタが撤廃され、ワイド液晶モニタに変わっている。))他、アップデートにも対応し、実際何度かアップグレードが行われている。~ 内容としては操作方法に目新しいものこそないが、6年の間にシリーズで追加されたグライダーや水中といった要素などを盛り込んでいる((発売前だったこともあり、『マリオカート8』で追加された重力要素はない。))。~ 任天堂らしく多人数でワイワイ遊ぶことを目的としており、友達と一緒に走れば大変盛り上がれる、外出先で楽しめる良アーケードゲームである。 磁気カードからICカードへの移り変わりにはありがちなことだが、残念ながら2のデータを引継ぐ事は不可能。~ 2013年稼働のゲームだが、2020年現在もアップデートが続いている意欲的なカートレースゲームである。 **変更点 -キャラクター --従来のキャラはほぼ使用可能。アップデートでもキャラ追加が行われている。 --マリオからはクッパJr.、バンナム枠からは新参戦のどんちゃんが追加。しかし前作では使えたミズパックマン、アカベイ、まめっちはリストラされた。 ---ちなみにどんちゃんはちゃんと美麗な3Dで描かれている、従来はイラストによるアニメーションだっただけに結構珍しい事例だったりする。 --アップデートでロゼッタ、メタルマリオ、ベビィマリオ、ベビィピーチ、デイジー、キングテレサ、ジュゲムが追加された他、従来のキャラの着せ替えキャラ(マリオ→ファイアマリオなど)が追加、着せ替え専用のアイテムも使える。 //--参戦キャラのうち、クッパJr.、ワリオ、ワルイージは隠しキャラ扱いのためタマゴスロットや特定のグランプリを優勝で入手する必要がある。((但し、ワリオは2020年のアップデートで初期から使用可能なキャラに変更されている。クッパJr.、ワルイージも2023年のアップデートで初期から使用可能なキャラに変更された。)) -ステージの一新 --カップの仕様も変更され、本作ではキノピオ、マリオ、太鼓の達人、クッパJr、クッパの5つが存在する。 --更に2017年6月6日にパックマンカップ、2018年12月18日にドンキーコングカップが追加。 --なお、クッパ親子とパックマンとドンキーコングのカップが遊べるのは100cc以上である。 -マリオコインの仕様変更 --レース中におけるコインによる最高速度上昇は廃止。 --マリオコインによる報酬付与形式も変更され、50枚ごとにヨッシーをモチーフにしたスロットを利用し、ランダムで出てくる景品を入手出来るという形になった。 --なお、本作では一部のキャラはスロットによって手に入る景品ということで解禁される。 -新モード全国対戦 --全国対戦とは名ばかりで、実際は段位に合わせたプレイヤーのゴーストと対戦するモード。グランプリモードと違い4台でレースとなる。初めてプレイする場合はアバターを選ぶ事になる。 ---ゴースト、と言っても従来のタイムアタックのゴーストとは違い実態があり、それぞれのプレイスタイルを取り込んだCPUが登場するため厳密にはゴーストではない。 ---察しのいい人は分かるかも知れないが、「[[湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE]]」の「全国分身対戦」そのものである。((ちなみに本作の筐体も前作と同じく湾岸と同タイプの筐体を使用している。)) --負けても少しだけポイントが貰えるので段位が下がる事はない。一定の段位になると排気量やコースの難易度が上がる。 --自分のゴーストが倒されるとその倒したプレイヤーと1VS1でレースするチャレンジ対戦が発生する。勝つとポイントが2倍貰える。 ---後のアップデートにより都道府県を制覇する事で最高速2段階アップの特別なカートが貰えるようになった。 -店頭対戦 --新しく「ふたりで協力」が登場。この時の新アイテムとして合体カートが登場し、運転と大砲による攻撃に分かれる物。タッグメダルを貯める事で大砲で発射されるこうらがパワーアップする。 --中期のアップデートでは4人プレイ限定で「チームで対戦!」が存在し、合体カートvs合体カートというハチャメチャなモードがあったが、アップデートにて廃止となってしまった。 ---そのかわりにコンテニュー限定であそべる「ミドリこうら投げ放題!」が追加された。(後述) -その他 --先の通り、『マリオカート7』で登場した空中を飛ぶグライダー、水中装甲の要素を取り入れている。HD画質なので背景や水の描写はかなり美麗である。 --前作まではゲーム内での説明不足が目立ったが、ロード中やデモ画面でドリフトやオートアクセルの説明や、上級者になる為のテクニック(直線でドリフトする事で攻撃を防ぐ技等)がランダムで表示されるようになった。 --アップデートで、ドリフトによるミニターボが可能(オートドリフトでは不可能)となりコースにダッシュパネルが設置され、疾走感が上がった。 ---後に右側に付いているマリオボタンでもドリフトが可能になったが、初期のノーマルカートとお試しカートではシールドが張られなくなり、シールドが張れるレアカートでもアイテムを一度食らうと消滅するようになった。 --2020年のアップデートで「ミドリこうら投げ放題モード」が追加。「みんなで対戦」のプレイ後のコンティニュー画面で「ミドリこうら投げ放題!であそぶ」を選択すると次の対戦はそのモードでのプレイになる。 ---ルールは「ミドリこうら投げ放題」ということで使えるアイテムはミドリこうらのみ。アイテムボックスから取得できるのもミドリこうらを跳ね返せる「バンパー」のみである(取得後に自動で装着される)。 --タイムアタックは削除されていたが、アップデートにより100cc以上のグランプリモードにおいて、クリアタイムが記録されるようになり、ランキング上位10位まで記録出来るようになった。 --実況は前作の山寺宏一氏から、アニメ・ポケットモンスターのサトシ役でお馴染みの松本梨香氏に変更された。 **評価点 -筐体パワーアップによる進化 --先の通りHD画質となったためゲーム内の映像は非常に綺麗である。後発の『8』には及ばない部分もあるがそれでもアーケードゲームとしては上位と言えよう。 --アップデートにより、2のように微妙な仕様変更だけで続編ということがなくなった。 --リアルタイムではないとはいえネット対戦が出来るようになり、一人プレイで全走破した後でも楽しめるようになった。 --カード仕様変更によるデータ保存がしやすくなった。 ---前作までは使い切るとカードの再発行が必要だったが、バナパスポートカードになったことで一度タッチすればよくなり、利便性が向上した。 -対戦モードの強化によるワイワイガヤガヤ感の強化。 --ふたりで協力が追加されたことで、例えば家族でプレイする時にまともな操作が難しい子供の分を親がカバー出来るといったことも。 --また、アップデートで追加された「ミドリこうら投げ放題」ではミドリこうらの弾幕がいつでも発生するカオスな展開が多いので、盛り上がりやすい。 -アップデートによる追加要素の数々 --稼働から1年後に大型アップデートが行われ、その時にドリフトのオートターボが可能になった。 ---これによりコンシューマーのマリオカートと同じ感覚でプレイ出来るようになった。 --着せ替えによるキャラクターを実質大幅追加などもあり、アップデートによる恩恵は非常に多い。 --オンラインアップデートの導入により、定期的にイベントが行われるようになり、ソロプレイヤーのやる気を引き出す要素になっている。 -アーケードならではの配慮はそのまま --本作もアイテムボックスは従来よりも多くみっしり設置されており、取り逃すということがまずない(特に対戦ではありがたい)。 **問題点 -稼動当初から長らくコース数が10コースと少なかった。 --アップデートでミラー実装や新規コースが追加により、この点に関しては解消されつつある。 //シリーズ恒例のレインボーロードも無い、ただアップデートで追加される可能性がある -アイテムのバランスの悪さ --前作でもそうだったが、基本的にアイテムの上位互換が多く存在するため良いとは言えない。熱心にプレイするプレイヤーに旨味がないのはそれはそれで問題とはいえ、この点は任天堂らしくない。 --特に今作から登場したトリプルゴールドこうら(アカこうらとブラックこうらの合体版)がかなり強力で、ほぼ全てのプレイヤーが使う程に強い。 -実況と写真を撮る事はOFFに出来なくなった。 --一応筐体のカメラ機能をOFFにする事は出来るがスペシャルコードが撮れなくなってしまう。もっともそれをしている店舗はわずかであるが。 //いつのアプデかは分かりませんが写真を撮らなかった場合キャラの絵が写るようなってました。 -ダブルダッシュからの音声の使い回しが目立つ --前作に登場していたマリオキャラクターはダブルダッシュからの声が使いまわしが目立つ。 ---特にドンキーコングは今の声と当時のダブルダッシュとはかなり違う為、それだけでも変えてほしかったところ。 **総評 前作のとっつきやすさはそのままに、上級者やソロプレイヤーにも楽しむことが出来るゲームへとパワーアップした。~ グライダーと水中の追加によりステージ変化も鮮やかになり、『2』と比較して視覚的にも楽しめる内容となった。~ 問題が完全に解消されたとは言えないものの、前作の良さをしっかり継承し、なおかつ『2』のような微妙な調整以上の内容が盛り込まれた良作である。~ マリオカートをプレイしたことない人でも、1回100円なら十分な満足を得られる作品と言える。~ 1年後にアップデートが行われ、現在も継続してアップデートされているので今後の展開にも期待したい所。 **余談 -定期的アップデートを挟んでいたが2020年12月以降からはイベントのみしか開催する動きしか見られず不穏な様子だった。 --だが2023年2月10に開催したJAEPO2023で本作を久々にブース出展する事が発表された((6月10日のコロコロ魂フェスティバルも同様に行われた。))。 --筐体一新やUI調整したテストプレイを遊べるもので内容は夏予定に最新アップデート予定と明かされている。 ---同年の7月から二年半ぶりにアップデートが実施。主に「みんなで対戦」のアイテム数の制限((bandai namco passportを未所持、未登録がいた場合のみ。))やオススメコース選択の改良が施された。

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