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テラリア - (2015/09/04 (金) 21:38:55) の1つ前との変更点

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*テラリア 【てらりあ】 |ジャンル|モノづくりアクションアドベンチャー|CENTER:&amazon(B00BMJXITI)PS3版|CENTER:&amazon(B00H4POFWS)PSV版|CENTER:&amazon(B00Q60MVBE)PS4版| |対応機種|プレイステーション3、プレイステーション・ヴィータ、プレイステーション4|~|~|~| |メディア|【PS3/PS4】BD-ROM&br;【PSV】PlayStation Vitaカード(いずれもダウンロード版あり)|~|~|~| |発売元|スパイク・チュンソフト|~|~|~| |開発元|Re-Logic|~|~|~| |発売日|【PS3】2013年5月23日、【PSV】2014年2月6日、【PS4】2015年2月19日|~|~|~| |定価|パッケージ版/ダウンロード版(全て税別)&br;【PS3】3,980円/3,143円、【PSV】2,838円/1,905円、【PS4】3,241円/2,315円|~|~|~| |プレイ人数|1~4人(オンラインプレイは1~8人)|~|~|~| |判定|なし|~|~|~| |ポイント|探索と戦闘に重きを置いたサンドボックス型の2Dアクション&br;自由度の高さとドット絵で描かれた広大な世界&br;PC版と比較すると難点が……|~|~|~| ---- #contents ---- **概要 -元々は2011年5月16日にWindowsPC用ゲームとして発売された作品であり、これをスパイク・チュンソフトがコンシューマーゲーム機に移植したもの。 --原作(以下PC版、家庭用版はCS版と表記する)は開発会社Re-Logicがアメリカの会社であることから英語であったが、移植に際して日本語に翻訳されている。 -サンドボックス型のゲームとしては『Minecraft』という作品が有名であり、本作は『Minecraft』と比べると探索要素や戦闘要素に力を入れたものとなっている。 -CS版同士は最大8人でマルチプレイを行うことが可能となっているが、PC版・CS版をまたいだマルチプレイは出来ない。 --またPC版と比べ、バージョンアップが遅かったり、価格が高かったりといった不満要素がある。 ---- **システム -ゲームを開始する前にキャラクターを作成し、難易度を決定する。 --難易度については「ふつう」「むずかしい」「とてもむずかしい」の3段階((かつてのバージョンでは「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3段階であったが意味合いは同じ。))あり、ゲーム中に変更出来ない。 ---難易度によって死亡時のペナルティー(デスペナルティー)が変わる。「とてもむずかしい」の場合は、死亡すると''キャラクターロストする''((具体的には、死亡した時点でキャラクターが強制的に削除される。))という非常に重いペナルティーが科せられる。 ---難易度はよほどの理由がない限り「ふつう」を選ぶべきである。難易度によって入手出来るアイテムが違うこともない。 -ワールドを作成する時は広さを3段階で選ぶ。広いと探索が大変になるがアイテムなども多くなるため、一長一短。 --キャラクターとワールドは紐付けされることはない。そのため、一人のキャラクターで複数のワールドを行き来することも可能。 --ワールドの構成はランダムで決められる。但し、おおよそ配置される地形は決まっており、完全にランダムではない。 ---例えば、必ずワールドの左右の端は海であるし、地下の最深部には地底世界が必ず配置される。 -ゲームが開始するとおおよそワールドの中央くらいの地表からスタートする。 --尚、スタートした時点でワールドに放り出されることから分かる通り、本作では特別、目標が与えられることは一切無い。この後どのようなプレイをするのもプレイヤー次第である。 -ワールドのブロックはツルハシを使うことで掘ることが出来る。 --掘ったブロックはアイテムとなりストック出来る。水や溶岩などを除けばおおよそ、ワールドを構成している地形は全てブロックになる。 --ストックしたブロックを置くことで自分自身で地形を自由に変えることが出来る。 --またブロックなどを組み合わせてアイテムを作ることも出来る。 -木はオノを使うことで切ることができ、斬った木は木材になる。 --この木材も扱いとしてはブロックのようなものであり、置くことが出来る。 --木を切るとドングリが手に入ることがある。ドングリは地面に植えることができ、植えてからしばらく経つと木が生えてくる。 -また、ワールドでは敵が出現することがある。ツルハシやオノでも攻撃することは可能だが、剣などの武器と比べると攻撃速度が遅かったり、威力が低かったりする。 --マナを使って攻撃出来る武器も存在する。武器によって性能は様々であるため、プレイスタイルや敵に応じて使い分けることも重要となる。 -スタート地点の付近は草原や雪原など穏やかな地形であることが多いが、先へ進むと砂漠や邪悪な大地(深紅の大地)、ジャングルといった光景が広がってくる。 --これらの地形には強力な敵が出現することもあり、序盤で迂闊に足を踏み入れるとすぐさま殺されることも。 -ワールドでは時間の経過があり、昼と夜で世界の様相は様変わりする。 --昼は草原であれば動物(敵対しないキャラクター)が居たり、明るいため探索しやすかったりする。 --夜は草原であっても(序盤にしては)強いゾンビや、あくまのめだまと呼ばれる敵が出現したり、暗くなるため、たいまつなどの明かりがないと探索しにくくなったりする。 -なお、最初にも述べた通り目標は特にないが、敢えて目標をいうならば地底世界に存在するとあるボスを撃破することである。 --地底世界のとあるボスを撃破するとワールドが「ハードモード」と呼ばれる状態に移行する。ハードモードでは更なる強敵が出現するが、強力なアイテムも入手出来るようになる。 ---具体的にはハードモード突入直前の最強装備を以てしてもハードモードの敵と渡り合うのは厳しいほどである。 ---ハードモードという名称から勘違いされやすいが、ゲーム開始時の難易度とは無関係である。 ---- **評価点 ''広大な世界で探索しがいがある'' -ワールドは3段階で最も小さい「せまい」を選んだとしても非常に広く、端から端まで移動するのは結構時間が掛かるほどである。 --そしてワールド内には砂漠があったり、ジャングルがあったり、邪悪な大地があったりとその時々で風景が変わっていくため、探索のしがいがある。 --地下の探索も同様であり、宝箱が配置されていたり、部屋のような地形があったりと探索する度に新たな発見が得られる。 --また、キャラクターが強くなったり新しいアイテムを手に入れたりすることで探索の範囲が広がっていくため、探究心がくすぐられる。 -よほどやり込まない限り、そのワールドを探索し終えるといったことは不可能といっていい。そして、探索し終えたとしても別のワールドを作成すれば、また気分一新することが出来る。 ''建築の自由度が高い'' -ワールドのほぼ全てがブロックであり、これらを再配置することによってプレイヤーの好きな家や部屋を作ることが可能である。 --例えばガラスで覆った上でガラスの壁を使ったガラスの家や氷ブロックを使ったツルツル滑る家なども作れる。 --ブロックごとに色があるため、これらを使って巨大なドット絵を完成させることも可能。 --アップデートにより斜めのブロックも配置出来るようになったため、自由度は更に増している。 ---もっとも、ブロックによってはあまり数がなかったり、入手するまでに手間が掛かったりする場合もあるため、望みのものを作ろうとすると時間が掛かることはある。 ''ボスや強敵が存在することで達成感を味わえる'' -目標はあまりないが、ボス敵などが存在し、これらを倒すことが目標となることがある。 --アイテムはもちろんだが、場合によっては地形も整えた上で挑まないと勝利は覚束ない。逆に、そうして勝利した時の喜びはひとしおである。 ---- **賛否両論点 ''目標がない'' -サンドボックス系の宿命ではあるのだが、ゲーム開始から目標らしい目標がない。その為、ただワールドを掘り続ける作業にだれてくることも。 --特に序盤は掘り進めるだけでも時間が掛かるので尚更。 -目標は確かにないが、基本的に攻略の順序はある程度決まっているため、途中で手こずると先へ進めなくなる場合もある。 -ある程度ゲームが進むと強力なアイテムが見つかったり、早く掘れるツルハシが手に入ったりして面白くなってくるが、それまでが地味な作業となりがち。 -建築を楽しみたい場合も、やはりある程度ゲームを進めないと使えるブロックが限られたり、建築に時間が掛かったりするので不向き。 ''入手出来るアイテムによる差が激しい'' -特に序盤であるが、入手出来るアイテムによってプレイの難易度が大きく変わる。 --ライフを増やすライフクリスタル、拠点に戻るまほうのカガミなどは序盤になんとしても入手したいアイテムであるが、両方入手出来るかどうかが運の要素が強い。 --運悪くなかなか入手出来ないとそのアイテムを探すために探索を続けなければならず、ダレがちである。 -また、中盤以降も入手出来れば難易度が大きく変わるアイテムは少なくない。 --もっとも中盤以降になれば、他の方法を考えたり別のワールドを探索して探したりといった手法がとれるようになってくるが。 ---- **問題点 ''PC版との比較'' -CS版は基本的にPC版を移植したバージョンであるが、様々な問題を抱えている。 --PC版はSteamで$9.99(1ドル120円として1,200円程度)で売られているのに対し、CS版は最も安いVitaのDL版ですら税込2,000円強。 ---発売された頃は円高であったため、1000円以内で購入も出来た。また、Steamでは定期的にセールが行われることもあり、セールを使えば数百円で買うことも可能。 --また、PC版は2015年9月2日現在バージョン1.3.0.8なのに対し、CS版は1.2.4となっており、PC版で実装されているが、CS版にはない要素が多い。 -また、概要にもある通りCS版とPC版ではマルチプレイは出来ない。 -PC版からCS版になったことによる利点は、日本語への対応程度のものであり、バージョン遅れを考えるとPC版からCS版に乗り換えるメリットはほぼないといえる。その上、値段が2~3倍程度なので尚更……。 --一応、ハードモードではCS版限定のボスも存在するが、やや使い回し感があり完全オリジナルとは言いがたい。 ''Vita版特有の問題点'' -操作性 --CS版の中でも、特にVita版の操作性は劣悪。Vitaはボタンの数が少ない分、表面や背面タッチパネルを使用した操作になっているのだが、これが非常にややこしい。左右の表面パネル操作に加えて背面も頻繁にタッチする必要があり、直感的なキー配置でないことも相まって、操作にはかなりの慣れが必要。 ---これにより、操作に慣れるまでのストレスに耐えられるか否かで賛否が真っ二つに分かれている。 -画面の小ささ --テラリアは膨大な量のアイテムを管理する必要があるゲームであり、メニュー等ではアイテムが画面上にびっしり表示されるのだが、これが災いして操作が非常に細々としている。Vitaのパネル操作の前提は指タッチだが、指でプレイすると頻繁に操作を誤ってしまう程。 ---この画面の小ささが牙を剥くのが、最序盤で必要となる家づくり(実際には壁貼り)というのもマイナスポイント。 --そもそもマウス+大画面で行うことを前提に作成されたゲームを、携帯機にまで移植してしまったことが根本的な問題ではある。Vitaのディスプレイが従来のゲーム機に比べかなり大き目に作られているとは言え、所詮は携帯機の画面であり、タッチとスティックを組み合わせた複雑な操作をするにはあまりにも小さいのである。 ---- **総評 サンドボックスゲームとしては『Minecraft』の知名度が高いが故に、未プレイ者で本作を『Minecraft』の盗作だとみなす声は多い。~ しかしながら実際にプレイしてみると、2Dで描かれる広大な世界の探索、そして待ち受ける強大な敵との戦闘など『Minecraft』と差別化された要素は様々であり、異なる面白さが得られる作りとなっている。~ プレイヤー次第で巨大な建造物を作ったり、世界の隅々まで探索することも可能と、出来ることは様々である。~ 作業感も強いが、ゲームとしての攻略要素、収集要素も豊富に存在するため時間を忘れて遊ぶことが出来る魅力も持っている。~ しかしながら、あくまでプレイヤーに目標を委ねたゲーム性であるため、人を選ぶという面は否定できない。~ また、PC版のプレイヤーにしてみれば、日本語に対応しているが、ゲームシステムとしてはPC版より数年遅れており尚且つ値段も高いということで「劣化移植」と見なす節もある。~ 人を選ぶゲーム性なのは確かであるが、興味があるならCS版はいずれのハードでも体験版が配信されているので、一度体験版をプレイしてみて決めてみるのが良いだろう。 //検索用 Terraria
*テラリア 【てらりあ】 |ジャンル|モノづくりアクションアドベンチャー|CENTER:&amazon(B00BMJXITI)PS3版|CENTER:&amazon(B00H4POFWS)PSV版|CENTER:&amazon(B00Q60MVBE)PS4版| |対応機種|プレイステーション3、プレイステーション・ヴィータ、プレイステーション4|~|~|~| |メディア|【PS3/PS4】BD-ROM&br;【PSV】PlayStation Vitaカード(いずれもダウンロード版あり)|~|~|~| |発売元|スパイク・チュンソフト|~|~|~| |開発元|Re-Logic|~|~|~| |発売日|【PS3】2013年5月23日&br;【PSV】2014年2月6日&br;【PS4】2015年2月19日|~|~|~| |定価|パッケージ版/ダウンロード版(全て税別)&br;【PS3】3,980円/3,143円&br;【PSV】2,838円/1,905円&br;【PS4】3,241円/2,315円|~|~|~| |プレイ人数|1~4人(オンラインプレイは1~8人)|~|~|~| |判定|なし|~|~|~| |ポイント|探索と戦闘に重きを置いたサンドボックス型の2Dアクション&br;自由度の高さとドット絵で描かれた広大な世界&br;PC版と比較するとやや難点が……。|~|~|~| ---- #contents ---- **概要 -元々は2011年5月16日にWindowsPC用ゲームとして発売された作品であり、これをスパイク・チュンソフトがコンシューマーゲーム機に移植したもの。 --原作(以下PC版、家庭用版はCS版と表記する)は開発会社Re-Logicがアメリカの会社であることから英語であったが、移植に際して日本語に翻訳されている。 -サンドボックス型のゲームとしては『Minecraft』という作品が有名であり、本作は『Minecraft』と比べると探索要素や戦闘要素に力を入れたものとなっている。 -CS版同士は最大8人でマルチプレイを行うことが可能となっているが、PC版・CS版をまたいだマルチプレイは出来ない。 --またPC版と比べ、バージョンアップが遅かったり、価格が高かったりといった不満要素がある。 ---- **システム -ゲームを開始する前にキャラクターを作成し、難易度を決定する。 --難易度については「ふつう」「むずかしい」「とてもむずかしい」の3段階((かつてのバージョンでは「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3段階であったが意味合いは同じ。))あり、ゲーム中に変更出来ない。 ---難易度によって死亡時のペナルティー(デスペナルティー)が変わる。「とてもむずかしい」の場合は、死亡すると''キャラクターロストする''((具体的には、死亡した時点でキャラクターが強制的に削除される。))という非常に重いペナルティーが科せられる。 ---難易度はよほどの理由がない限り「ふつう」を選ぶべきである。難易度によって入手出来るアイテムが違うこともない。 -ワールドを作成する時は広さを3段階で選ぶ。広いと探索が大変になるがアイテムなども多くなるため、一長一短。 --キャラクターとワールドは紐付けされることはない。そのため、一人のキャラクターで複数のワールドを行き来することも可能。 --ワールドの構成はランダムで決められる。但し、おおよそ配置される地形は決まっており、完全にランダムではない。 ---例えば、必ずワールドの左右の端は海であるし、地下の最深部には地底世界が必ず配置される。 -ゲームが開始するとおおよそワールドの中央くらいの地表からスタートする。 --尚、スタートした時点でワールドに放り出されることから分かる通り、本作では特別、目標が与えられることは一切無い。この後どのようなプレイをするのもプレイヤー次第である。 -ワールドのブロックはツルハシを使うことで掘ることが出来る。 --掘ったブロックはアイテムとなりストック出来る。水や溶岩などを除けばおおよそ、ワールドを構成している地形は全てブロックになる。 --ストックしたブロックを置くことで自分自身で地形を自由に変えることが出来る。 --またブロックなどを組み合わせてアイテムを作ることも出来る。 -木はオノを使うことで切ることができ、斬った木は木材になる。 --この木材も扱いとしてはブロックのようなものであり、置くことが出来る。 --木を切るとドングリが手に入ることがある。ドングリは地面に植えることができ、植えてからしばらく経つと木が生えてくる。 -また、ワールドでは敵が出現することがある。ツルハシやオノでも攻撃することは可能だが、剣などの武器と比べると攻撃速度が遅かったり、威力が低かったりする。 --マナを使って攻撃出来る武器も存在する。武器によって性能は様々であるため、プレイスタイルや敵に応じて使い分けることも重要となる。 -スタート地点の付近は草原や雪原など穏やかな地形であることが多いが、先へ進むと砂漠や邪悪な大地(深紅の大地)、ジャングルといった光景が広がってくる。 --これらの地形には強力な敵が出現することもあり、序盤で迂闊に足を踏み入れるとすぐさま殺されることも。 -ワールドでは時間の経過があり、昼と夜で世界の様相は様変わりする。 --昼は草原であれば動物(敵対しないキャラクター)が居たり、明るいため探索しやすかったりする。 --夜は草原であっても(序盤にしては)強いゾンビや、あくまのめだまと呼ばれる敵が出現したり、暗くなるため、たいまつなどの明かりがないと探索しにくくなったりする。 -なお、最初にも述べた通り目標は特にないが、敢えて目標をいうならば地底世界に存在するとあるボスを撃破することである。 --地底世界のとあるボスを撃破するとワールドが「ハードモード」と呼ばれる状態に移行する。ハードモードでは更なる強敵が出現するが、強力なアイテムも入手出来るようになる。 ---具体的にはハードモード突入直前の最強装備を以てしてもハードモードの敵と渡り合うのは厳しいほどである。 ---ハードモードという名称から勘違いされやすいが、ゲーム開始時の難易度とは無関係である。 ---- **評価点 ''広大な世界で探索しがいがある'' -ワールドは3段階で最も小さい「せまい」を選んだとしても非常に広く、端から端まで移動するのは結構時間が掛かるほどである。 --そしてワールド内には砂漠があったり、ジャングルがあったり、邪悪な大地があったりとその時々で風景が変わっていくため、探索のしがいがある。 --地下の探索も同様であり、宝箱が配置されていたり、部屋のような地形があったりと探索する度に新たな発見が得られる。 --また、キャラクターが強くなったり新しいアイテムを手に入れたりすることで探索の範囲が広がっていくため、探究心がくすぐられる。 -よほどやり込まない限り、そのワールドを探索し終えるといったことは不可能といっていい。そして、探索し終えたとしても別のワールドを作成すれば、また気分を新たに探索出来る。 ''建築の自由度が高い'' -ワールドのほぼ全てがブロックであり、これらを再配置することによってプレイヤーの好きな家や部屋を作ることが可能である。 --例えばガラスで覆った上でガラスの壁を使ったガラスの家や氷ブロックを使ったツルツル滑る家なども作れる。 --ブロックごとに色があるため、これらを使って巨大なドット絵を完成させることも可能。 --アップデートにより斜めのブロックも配置出来るようになったため、自由度は更に増している。 ---もっとも、ブロックによってはあまり数がなかったり、入手するまでに手間が掛かったりする場合もあるため、望みのものを作ろうとすると時間が掛かることはある。 ''ボスや強敵が存在することで達成感を味わえる'' -目標はあまりないが、ボス敵などが存在し、これらを倒すことが目標となることがある。 --アイテムはもちろんだが、場合によっては地形も整えた上で挑まないと勝利は覚束ない。逆に、そうして勝利した時の喜びはひとしおである。 ---- **賛否両論点 ''目標がない'' -サンドボックス系の宿命ではあるのだが、ゲーム開始から目標らしい目標がない。その為、ただワールドを掘り続ける作業にだれてくることも。 --特に序盤は掘り進めるだけでも時間が掛かるので尚更。 -目標は確かにないが、基本的に攻略の順序はある程度決まっているため、途中で手こずると先へ進めなくなる場合もある。 -ある程度ゲームが進むと強力なアイテムが見つかったり、早く掘れるツルハシが手に入ったりして面白くなってくるが、それまでが地味な作業となりがち。 -建築を楽しみたい場合も、やはりある程度ゲームを進めないと使えるブロックが限られたり、建築に時間が掛かったりするので不向き。 ''入手出来るアイテムによる差が激しい'' -特に序盤であるが、入手出来るアイテムによってプレイの難易度が大きく変わる。 --ライフを増やすライフクリスタル、拠点に戻るまほうのカガミなどは序盤になんとしても入手したいアイテムであるが、両方入手出来るかどうかが運の要素が強い。 --運悪くなかなか入手出来ないとそのアイテムを探すために探索を続けなければならず、ダレがちである。 -また、中盤以降も入手出来れば難易度が大きく変わるアイテムは少なくない。 --もっとも中盤以降になれば、他の方法を考えたり別のワールドを探索して探したりといった手法がとれるようになってくるが。 ---- **問題点 ''PC版との比較'' -CS版は基本的にPC版を移植したバージョンであるが、様々な問題を抱えている。 --PC版はSteamで$9.99(1ドル120円として1,200円程度)で売られているのに対し、CS版は最も安いVitaのDL版ですら税込2,000円強。 ---発売された頃は円高であったため、1000円以内で購入も出来た。また、Steamでは定期的にセールが行われることもあり、セールを使えば数百円で買うことも可能。 --また、PC版は2015年9月2日現在バージョン1.3.0.8なのに対し、CS版は1.2.4となっており、PC版で実装されているが、CS版にはない要素が多い。 -また、概要にもある通りCS版とPC版ではマルチプレイは出来ない。 -PC版からCS版になったことによる利点は、日本語への対応程度のものであり、バージョン遅れを考えるとPC版からCS版に乗り換えるメリットはほぼないといえる。その上、値段が2~3倍程度なので尚更……。 --一応、ハードモードではCS版限定のボスも存在するが、やや使い回し感があり完全オリジナルとは言いがたい。 ''Vita版の劣悪な環境'' -操作性 --CS版の中でも、特にVita版の操作性は劣悪。Vitaはボタンの数が少ない分、表面や背面タッチパネルを使用した操作になっているのだが、これが非常にややこしい。左右の表面パネル操作に加えて背面も頻繁にタッチする必要があり、直感的なキー配置でないことも相まって、操作にはかなりの慣れが必要。 ---これにより、操作に慣れるまでのストレスに耐えられるか否かで賛否が真っ二つに分かれている。 -画面の小ささ --テラリアは膨大な量のアイテムを管理する必要があるゲームであり、メニュー等ではアイテムが画面上にびっしり表示されるのだが、これが災いして操作が非常に細々としている。Vitaのパネル操作の前提は指タッチだが、指でプレイすると頻繁に操作を誤ってしまう程。 ---この画面の小ささが牙を剥くのが、最序盤で必要となる家づくり(実際には壁貼り)というのもマイナスポイント。 --そもそもマウス+大画面で行うことを前提に作成されたゲームを、携帯機にまで移植してしまったことが根本的な問題ではある。Vitaのディスプレイが従来のゲーム機に比べかなり大き目に作られているとは言え、所詮は携帯機の画面であり、タッチとスティックを組み合わせた複雑な操作をするにはあまりにも小さいのである。 ---- **総評 サンドボックスゲームとしては『Minecraft』の知名度が高いが故に、未プレイ者で本作を『Minecraft』の盗作だとみなす声は多い。~ しかしながら実際にプレイしてみると、2Dで描かれる広大な世界の探索、そして待ち受ける強大な敵との戦闘など『Minecraft』と差別化された要素は様々であり、異なる面白さが得られる作りとなっている。~ プレイヤー次第で巨大な建造物を作ったり、世界の隅々まで探索することも可能と、出来ることは様々である。~ 作業感も強いが、ゲームとしての攻略要素、収集要素も豊富に存在するため時間を忘れて遊ぶことが出来る魅力も持っている。~ しかしながら、あくまでプレイヤーに目標を委ねたゲーム性であるため、人を選ぶという面は否定できない。~ また、PC版のプレイヤーにしてみれば、日本語に対応しているが、ゲームシステムとしてはPC版より数年遅れており尚且つ値段も高いということで「劣化移植」と見なす節もある。~ 特にVita版は、どこでもプレイできるというメリットはあるが、ただでさえ画面が小さい中でのユーザーインターフェースはかなり悪く慣れるまでに諦めるケースもあるだろう。 人を選ぶゲーム性ではあるが、楽しめる人はとことん遊べる作品であり、PC版と比較すると値段が気になるが、家庭用ゲームとしてはリーズナブルな価格となっている。~ 興味があるならCS版はいずれのハードでも体験版が配信されているので、一度体験版をプレイしてみて決めてみるのも良いだろう。 //検索用 Terraria

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