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マリオパーティ2 - (2016/03/30 (水) 20:24:38) の1つ前との変更点

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*マリオパーティ2 【まりおぱーてぃつー】 |ジャンル|パーティゲーム|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/61ERQ6F3QVL.jpg,height=160)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |メディア|ROMカートリッジ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハドソン&br;シーエイプロダクション|~| |発売日|1999年12月17日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)((バーチャルコンソールにて付加。))|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2010年11月2日/1,000Wiiポイント&br;【WiiU】2016円3月30日/1,028円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作'' |~| |ポイント|アイテムの登場&br;前作の問題点を改善|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **ストーリー マリオ達が作った遊園地の名前を「マリオランド」にしようとした時、ワリオが「ワリオランド」にするべきと発言。すると他のメンバーが自分の名前とつけようと争いになってしまう。~ そのころクッパは遊園地で暴れており、それを見たノコノコがマリオ達に知らせるも無視されてしまう。そこでキノピオが「クッパを倒したスーパースターの人の名前を遊園地の名前にするのはどうか」と提案。~ それに皆は賛成しクッパを倒しに遊園地へ向かう。遊園地の名前になるスーパースターは誰だろうか。 **概要 -マリオパーティ2作目。 -アイテムや新たなジャンルのミニゲームの登場でシリーズの基盤が完成した作品と言える。 -ミニゲームは65種類。 **新たな要素と変更点 -ボードマップで使える消費アイテムの登場。 --サイコロを2つ振れるキノコや前作で登場したワープブロック等により戦略性がアップした。尚本作では1個しかアイテムを持てない。 --ボード上にあるアイテムショップや、後述のアイテムミニゲーム等で入手できる。 #region(アイテム一覧) -キノコ:サイコロを2個振れる。 -スーパーキノコ:サイコロを3つ振れる。 -アカズキーちゃん:マップの一部にあるアカズゲートを開けて通るのに必要になる。 -よこどりボックス:ランダムでライバルのアイテムを奪う。奪ったアイテムは続けて使えない。 -ワープブロック:ライバルと位置を交代する。前作にも登場したがワープ後もサイコロを振れるようになった。 -けっとうてぶくろ:相手を指定しけっとうミニゲームを行える。 -クッパのもと:クッパの姿に変身し移動中ライバルと遭遇すると20コイン奪える。またマップ上にミニクッパのいる所を通ると大量のコインが貰える。 -まほうのランプ:使うと魔人が現れ、スターの場所に連れて行ってくれる。 -テレベル:料金を払うとコインやスターをライバルから奪ってもらえる、テレサを呼び出せる。 -クッパばくだん:誰かが持っているとターンの終了時に強制的に使用され、ミニクッパがクッパに変身してそのマスからサイコロを3つ振り移動する。クッパに遭遇してしまったプレイヤーはコインを全て奪われる。 #endregion -新しいマス --バトルマス:バトルミニゲームが始まる。 --アイテムマス:アイテムミニゲームが始まる。既にアイテムを持っている場合やラストターンでは発生しない。 --ノコノコバンク:通り過ぎると5コイン募金しなければならないが、そのマスにぴったり止まると募金されて溜まったコイン全てを貰える。 ---クッパランドのマップのみ、ノコノコバンクに代わって「クッパバンク」が登場する。通り過ぎると5コイン貸し出しされるが、ぴったり止まったプレイヤーは全プレイヤーに貸し出されたコインの総額を一括返済しなければならない。この時コインが1枚も無ければスターを1枚取られてしまう。 --ミニクッパ:スターマスと同じような扱い。通り過ぎると5コイン取られる地味な嫌がらせをされる。たまに間違って5コインくれる事がある。 ---スターの位置が変わるとキノピオがいた場所に移動する。 -ミニゲームの新ジャンルとして「バトル」「アイテム」「けっとう」が登場。 --指定されたコインを賭けてバトルミニゲームで対決する。手持ちコインが足りない場合は持っている全てのコインを賭ける事になる。上手く行けば逆転出来るミニゲーム。 ---賭けられたコインはミニゲームで1位・2位を獲ったプレイヤーに割合で分配される。誰か一人でもコインが足りなかったプレイヤーがいた場合は、1~2枚程度ではあるが余りのコインを貰える事もある。 --アイテムマスに止まるとアイテムミニゲームが発生。マップごとに異なる6種類のミニゲームいずれかに挑戦し、結果によってアイテムを獲得する。 ---アイテムミニゲームの景品は基本的にアイテム5個((基本的にキノコ、アカズキーちゃん、よこどりボックス、ワープブロック、クッパばくだんかスーパーキノコ))とミニクッパ(はずれ)が用意されている。中盤辺りから下位プレイヤーには強力なアイテム((スーパーキノコ、けっとうてぶくろ、テレサベル、クッパのもと、魔法のランプ))が用意されることもある。 --けっとうミニゲームは1対1で、マップ毎に異なる6種類のミニゲームのうち一つで対決する。 ---アイテム「けっとうてぶくろ」を使うか、ラスト5ターンで他のプレイヤーと同じマスに止まると始まる。 ---挑んだ側は賭けるコインの額を指定することが可能。勝ったプレイヤーはお互いが賭けたコインを総取りできる。 -ミニゲームの変更点 --前作の一部のミニゲームは新ステージなど何らかのアレンジが施された上で引き続き収録されている。 --ミニゲームの説明画面で練習が選択可能になったので、初めてプレイする場合や初心者に優しい仕様となった。 --COMが出したミニゲームのレコードが記録されるようになった。次回作にも継承されたが、問題があったためか4以降は記録されないように戻った。 -その他の変更点 --最終結果時にスターは50コインに変換され、更にCOMの分も全て回収されるようになったので、ミニゲームを買う為のコインが溜めやすくなった。 --チャンスマスがマップ毎に固定され色が青から緑に変更。 --テレサにコインを奪ってもらう時に5コイン必要になり(奪ってもらえる額は全体的に増量)、また奪われる側はAボダン連打しなければ被害が大きくなってしまう。 --ミニゲームアイランドはミニゲームコースターに変化し、難易度が選べるようになった。全9ワールドで連続勝利で貰えるコイン数が2倍3倍と上がっていく。 ---ただし、「かんたん」は3ワールド、「ふつう」は6ワールドまでしか遊べず、一方通行となった為戻って残機を稼ぐ事は不可能となり、セーブはワールドの最初だけ。 --「ムカデでGO!GO!」と「オットット!レインボー」は隠しミニゲームとなっており、一定数のミニゲームを買えばフリーモードのミニゲーム選択画面で貰える。出した後はボードマップでミニゲームとして選ばれるようになる。 -廃止された要素 --前作で登場したスティックを速く回す、4人協力、1人用、プレイヤー間でコインの奪い合いとなるミニゲーム。 ---その他のミニゲームも一部削除。 --最終結果でビリになったキャラクターの演出。 --ミニゲームで負けるとコインが没収される。 --マップの周回時にノコノコからコインが貰える。 --キノコマス。 --ボードマップで様々な効果を永続的にもたらすアイテム((尚、そのうちの一つであるワープブロックは消費アイテムとして引き継がれた))や、コインを溜める際にボーナスが貰える特殊なボックス。 ---本作では普通のボックスのみ登場する。 **評価点 -前作の評価点を維持しており、複雑なルール追加は無い。 -マップ数は6に減少しているが、いずれも前作に負けず劣らずのギミックが仕込まれたものになっている。 -前作の問題点を改善。 --スティックを早く回すミニゲームや負けた時のコイン没収等を廃止したことで、より快適にプレイ可能になった。 -アイテムの登場によりボードマップの戦略性がアップ。 --強力なアイテムは基本下位のプレイヤーにしか出てこない為バランスは取れている。 -キャラの衣装がマップのイメージに合わせて変わる。これは今の所シリーズでも本作だけの要素。 #region(追加・改善されたミニゲーム一覧) -4人用 --あおぞらプレートレース ---前作のプレートわたりをリメイク。新たに前後に動くベルトコンベアと左右に動くプレートが追加。 --のっかれボール ---何も無い地形に加え、滑りやすい地形と凸凹した地形が追加。 --ぷかぷかアイランド ---普通の砲弾に加え、必ず地形に当たるキラーとラストに強力なクッパ砲が発射されるようになった。 --ヒュードロやしき ---前作の「くずれるゆかをかけろ!」と似ている。前作では障害物はドッスンのみだったが今回は階段や上下する床になっている。 --スロットルレーシング ---コースがリニューアルされ、全3コースに増加。 --はたあげヘイホー ---舞台は海から空に。前作より複雑なフェイントをかけるようになった。背後のジュゲムで制限時間が分かる様になった。 --ノコノコころころ ---絵がアニメーションされるようになった。 --いろいろダッシュ ---前作のいろいろキノコのリメイク。海からマグマになり、キノコは6角形の足場に変更。制限時間が無制限だった前作から変更された。 -1VS3 --ボーリングGO!GO! ---前作と同じだが甲羅を2回投げて3人とも倒せば勝ち、一人でも残れば3人側の勝ちになった。 --もっとくれくれクレーン ---人形になった3人をドカンに入れれば勝ち、一人でも残れば3人側の勝ちになった。ストップウォッチが3種類ありいれると時間が回復する。 --オットット!レインボー ---前作の「オットット!つなわたり」のリメイク。3人側は自分で自由に移動が出来なくなった。 -2VS2 --スライダーボブスレー ---コースが長くなり難易度が上がった。 --トロッコレース ---失格になってしまう脱線が起こらなくなった。 --ムカデGO!GO! ---前作と同じだが障害物にバブルが追加。 --以下はチーム対抗に変更 ---ダブルクッパふうせん(クッパふうせんと同じ) ---キノピオおんがくたい(マリオオーケストラと同じだが指揮者は無し) -以下のミニゲームはバトルミニゲームに変更 --ガッポリよこどりキノコ ---がっぽりよこどりコインをキノコに変えた物。普通のキノコは1ポイント、誰が所持している金色のキノコは3ポイント。 --はっくつハッスル ---掘り出すキャラがワンワン、プクプク、ゲッソーになり飛び出して来るのは1位のキャラのみ。 --みんなヒッパレ! ---クッパひゃくめんそうと同じだがプレイヤーキャラの顔を引っ張るようになった。 --いそげ!ボムへいわたし ---Bボタンでボムへいを受け取る動作が加わった。受けるのを失敗すると時間ロスしてしまう。 #endregion -ミニゲームの説明画面から練習を選択可能になったので始めて遊ぶ時に有効。 **問題点 -ボードマップはやはりミニゲームの勝敗で決まりがち。 --前作で登場した「おたからフィッシング」のように極端にコインを稼げるといったミニゲームは無く、コインを賭けるバトルミニゲームでも実力の関係無い運ゲーがある為ゲーム初心者にも十分勝機はある。 --下位のプレイヤーは強力なアイテムが手に入り易く、ノコノコバンクを上手く使えばコインを稼げるので、逆転手段に乏しかった前作よりはマシになっている。 -ミニゲームコースターの異常な難易度 -「かんたん」は3W、「ふつう」は6Wで終了する。問題は「むずかしい」。 --COMが異常に強い。特にボタン連打系、反射神経を使うミニゲームでこのCOMを相手取るのは困難を極める。 --ワールドに存在する6つのミニゲームの内3つが連打、1つが反射神経系のミニゲームとなっている7Wが最大の難所となってしまっている。 --戻って残機を稼ぐという事も出来ないので、ゲームオーバーになればそのワールドの最初からやり直し。半端にクリアしていたミニゲームも全ておじゃんとなる。 ---連勝ボーナスによってコインは稼ぎやすいので、序盤から中盤にかけて残機を一気に稼ぐ事は可能。勿論、連勝できればの話だが。 #region(難関とされるミニゲーム) -スロットルレーシング --最初の難関。COMがかなり速く、差が付いてしまうと追い越すのは難しい。 -スピードホッケー --2VS2で先に3ポイントとれば勝利だが、味方はあまり強くないので頼りすぎるとあっという間に負けてしまう。 -ブクブクサブマリン --操作は相方で自分は魚雷の発射担当。相手よりターゲットを多く破壊すればクリア。味方の操作は下手という訳ではないが相手に先越される場合があるので、味方を信じるしかない。 -まわしてローラー --1VS3で3人側で1側が回すローラーの上で生き残ればクリア。かなりフェイントをかけてくるので、反射神経が弱い人はかなり苦労する。 -おしえてステップ --1VS3で1人側が入力したコマンドを暗記して3人で指定された場所を入力。これを2回行うが、味方は高確率で1回目で脱落し2回目を全て一人で入力する事になる。暗記力が弱い人は厳しい。 -ぜんまいヘイホーレース --AとBボタンを同時に連打してぜんまいを巻き一番遠くまで飛ばせばクリア。COMは結構な距離を飛ばしてくる。 ---そしてこの同時連打という仕様が最大の壁。これにより''正攻法以外の連打が通用しない''。おそらくミニゲームコースターにおける最大の壁である。 -のぼってマスト --Aボタン連打しながらマストを登っていくが、障害物をスティックで避けなければならないので、ぜんまいヘイホーレース同様、擦り連打が出来ず終盤ではCOMが一気に追い上げてくる。 ---プクプクの回避方法など、ゲームの攻略において曖昧な部分が多い点も難易度を上げている。 -なわなわピョンピョン --大縄を50回飛べばクリア。前作より10回増え後半になるとスピードが異常になりフェイントもかけて来る。普通のジャンプでは次のジャンプに間に合わないので、小ジャンプを駆使しなければクリアは難しい。 ---これに失敗すると、再び上2つのゲームに挑まなければならなくなる。運の良さでたまたまそれらをクリアできたとしても、このゲームで演出もあいまった極度のプレッシャーがかかり、実力を出しきれずミスしてしまうことも… -いねむりワンワン --COMに勝とうとして早く行こうとすると、タルに隠れきれずにミスして負ける。かと言って、慎重に行き過ぎるとCOMに負けてしまうので、加減が難しい。 -ヒュードロやしき --前作のくずれるゆかをかけろと同じようなミニゲーム。連打ゲーな上終盤はCOMが異常なスピードで殆ど運ゲーと言われる。 ---…が、実は登り坂をジャンプで超えると有利になる。この仕様を知っていればかなり楽になる((このモードのCPは使わないものの、最高難易度のCPは使用する。つまり公式テクニックである。))。 ---そもそもここまで来られる人は大体上記の連打ゲーをクリアできる人なので、難易度に反して苦戦する人は意外に少ないと思われる。 -ドッカンせんしゃ(9Wのゴール地点) --最後のミニゲームでミニクッパ3人と対決。4人用ミニゲームだが全員こちらを狙ってくる。ライフが2という事もあってまとめて相手するのは危険。ただし負けても残機は減らず何度も挑戦可能。 #endregion -これの「ふつう」と「むずかしい」をクリアしなければ、フリープレイモードでバトルミニゲームとアイテムミニゲームを遊ぶ(ミニゲームを買う)ことができない。 --その上ミニゲームの購入数で解禁される、隠しミニゲームとなっている「オットット!レインボー」も遊ぶこともできない。 --下の難易度から順番にクリアしないと、上の難易度をプレイすることもできないので手間も時間もかかる。 **総評 [[前作>マリオパーティ]]の評価点を生かしつつ、ミニゲームの操作面の問題点を改善し正当な進化を遂げた作品。~ ボードの戦略性、逆転率も上がりパーティゲームとしての完成度が高く、ニンテンドウ64のマリパ作品では続編の『[[3>マリオパーティ3]]』と共に人気が高い。~ 現在でもその面白さは十分通用する、パーティーゲームの見本ともいうべき作品である。 **余談 -今作は[[前作>マリオパーティ]]のミニゲームを一部入れ替えと言う形だったが、次作『[[3>マリオパーティ3]]』からはほぼ全て新規のミニゲームと言う形になっていく。 -今作のバトルミニゲームである「クッパだいばくはつ」は『[[4>マリオパーティ4]]』で「ドキドキクッパばくだん!」という名前で、上記にある「はたあげヘイホー」は『[[8>マリオパーティ8]]』で「ニューはたあげヘイホー」という名前でリメイク収録されている。 -ボードマップの一つであるホラータウンは2ターン毎で昼夜が変わり、テレサの出現位置が変わる等の変化が起こる。 --後の『[[マリオパーティ6]]』でこのシステムが導入されている。
*マリオパーティ2 【まりおぱーてぃつー】 |ジャンル|パーティゲーム|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/61ERQ6F3QVL.jpg,height=160)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |メディア|ROMカートリッジ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハドソン&br;シーエイプロダクション|~| |発売日|1999年12月17日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)((バーチャルコンソールにて付加。))|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2010年11月2日/1,000Wiiポイント&br;【WiiU】2016円3月30日/1,028円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作'' |~| |ポイント|アイテムの登場&br;前作の問題点を改善|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **ストーリー マリオ達が作った遊園地の名前を「マリオランド」にしようとした時、ワリオが「ワリオランド」にするべきと発言。すると他のメンバーまで自分の名前をつけようと言い出し、言い争いになってしまう。~ そのころクッパは遊園地で暴れまわっており、ノコノコがクッパの事をマリオ達に伝えに来るも無視されてしまう。その光景を見かねたキノピオが「クッパを倒したスーパースターの人の名前を遊園地の名前にするのはどうか」と提案してきた。~ キノピオの提案に皆は一も二もなく賛成し、クッパを倒すべく遊園地へ向かう。果たして遊園地の名前になるスーパースターは誰だろうか。 **概要 -好評を得た『[[マリオパーティ]]』の続編。 -消費アイテムや新たなジャンルのミニゲームが登場し、シリーズの基盤を完成させた作品である。 -ミニゲームは全65種類。 **新たな要素と変更点 -ボードマップで使える消費アイテムの登場。 --サイコロを2つ振れるキノコや前作で登場したワープブロック等により戦略性がアップした。尚本作では1個しかアイテムを持てない。 --ボード上にあるアイテムショップや、後述のアイテムミニゲーム等で入手できる。 #region(アイテム一覧) -キノコ:サイコロを2個振れる。 -スーパーキノコ:サイコロを3つ振れる。 -アカズキーちゃん:マップの一部にあるアカズゲートを開けて通るのに必要になる。 -よこどりボックス:ランダムでライバルのアイテムを奪う。奪ったアイテムは続けて使えない。 -ワープブロック:ライバルと位置を交代する。前作にも登場したがワープ後もサイコロを振れるようになった。 -けっとうてぶくろ:相手を指定しけっとうミニゲームを行える。 -クッパのもと:クッパの姿に変身し移動中ライバルと遭遇すると20コイン奪える。またマップ上にミニクッパのいる所を通ると大量のコインが貰える。 -まほうのランプ:使うと魔人が現れ、スターの場所に連れて行ってくれる。 -テレベル:料金を払うとコインやスターをライバルから奪ってもらえる、テレサを呼び出せる。 -クッパばくだん:誰かが持っているとターンの終了時に強制的に使用され、ミニクッパがクッパに変身してそのマスからサイコロを3つ振り移動する。クッパに遭遇してしまったプレイヤーはコインを全て奪われる。 #endregion -新しいマス --バトルマス:バトルミニゲームが始まる。 --アイテムマス:アイテムミニゲームが始まる。既にアイテムを持っている場合やラストターンでは発生しない。 --ノコノコバンク:通り過ぎると5コイン募金しなければならないが、そのマスにぴったり止まると募金されて溜まったコイン全てを貰える。 ---クッパランドのマップのみ、ノコノコバンクに代わって「クッパバンク」が登場する。通り過ぎると5コイン貸し出しされるが、ぴったり止まったプレイヤーは全プレイヤーに貸し出されたコインの総額を一括返済しなければならない。この時コインが1枚も無ければスターを1枚取られてしまう。 --ミニクッパ:スターマスと同じような扱い。通り過ぎると5コイン取られる地味な嫌がらせをされる。たまに間違って5コインくれる事がある。 ---スターの位置が変わるとキノピオがいた場所に移動する。 -ミニゲームの新ジャンルとして「バトル」「アイテム」「けっとう」が登場。 --指定されたコインを賭けてバトルミニゲームで対決する。手持ちコインが足りない場合は持っている全てのコインを賭ける事になる。上手く行けば逆転出来るミニゲーム。 ---賭けられたコインはミニゲームで1位・2位を獲ったプレイヤーに割合で分配される。誰か一人でもコインが足りなかったプレイヤーがいた場合は、1~2枚程度ではあるが余りのコインを貰える事もある。 --アイテムマスに止まるとアイテムミニゲームが発生。マップごとに異なる6種類のミニゲームいずれかに挑戦し、結果によってアイテムを獲得する。 ---アイテムミニゲームの景品は基本的にアイテム5個((基本的にキノコ、アカズキーちゃん、よこどりボックス、ワープブロック、クッパばくだんかスーパーキノコ))とミニクッパ(はずれ)が用意されている。中盤辺りから下位プレイヤーには強力なアイテム((スーパーキノコ、けっとうてぶくろ、テレサベル、クッパのもと、魔法のランプ))が用意されることもある。 --けっとうミニゲームは1対1で、マップ毎に異なる6種類のミニゲームのうち一つで対決する。 ---アイテム「けっとうてぶくろ」を使うか、ラスト5ターンで他のプレイヤーと同じマスに止まると始まる。 ---挑んだ側は賭けるコインの額を指定することが可能。勝ったプレイヤーはお互いが賭けたコインを総取りできる。 -ミニゲームの変更点 --前作の一部のミニゲームは新ステージなど何らかのアレンジが施された上で引き続き収録されている。 --ミニゲームの説明画面で練習が選択可能になったので、初めてプレイする場合や初心者に優しい仕様となった。 --COMが出したミニゲームのレコードが記録されるようになった。次回作にも継承されたが、問題があったためか4以降は記録されないように戻った。 -その他の変更点 --最終結果時にスターは50コインに変換され、更にCOMの分も全て回収されるようになったので、ミニゲームを買う為のコインが溜めやすくなった。 --チャンスマスがマップ毎に固定され色が青から緑に変更。 --テレサにコインを奪ってもらう時に5コイン必要になり(奪ってもらえる額は全体的に増量)、また奪われる側はAボダン連打しなければ被害が大きくなってしまう。 --ミニゲームアイランドはミニゲームコースターに変化し、難易度が選べるようになった。全9ワールドで連続勝利で貰えるコイン数が2倍3倍と上がっていく。 ---ただし、「かんたん」は3ワールド、「ふつう」は6ワールドまでしか遊べず、一方通行となった為戻って残機を稼ぐ事は不可能となり、セーブはワールドの最初だけ。 --「ムカデでGO!GO!」と「オットット!レインボー」は隠しミニゲームとなっており、一定数のミニゲームを買えばフリーモードのミニゲーム選択画面で貰える。出した後はボードマップでミニゲームとして選ばれるようになる。 -廃止された要素 --前作で登場したスティックを速く回す、4人協力、1人用、プレイヤー間でコインの奪い合いとなるミニゲーム。 ---その他のミニゲームも一部削除。 --最終結果でビリになったキャラクターの演出。 --ミニゲームで負けるとコインが没収される。 --マップの周回時にノコノコからコインが貰える。 --キノコマス。 --ボードマップで様々な効果を永続的にもたらすアイテム((尚、そのうちの一つであるワープブロックは消費アイテムとして引き継がれた))や、コインを溜める際にボーナスが貰える特殊なボックス。 ---本作では普通のボックスのみ登場する。 **評価点 -前作の評価点を維持しており、複雑なルール追加は無い。 -マップ数は6に減少しているが、いずれも前作に負けず劣らずのギミックが仕込まれたものになっている。 -前作の問題点を改善。 --スティックを早く回すミニゲームや負けた時のコイン没収等を廃止したことで、より快適にプレイ可能になった。 -アイテムの登場によりボードマップの戦略性がアップ。 --強力なアイテムは基本下位のプレイヤーにしか出てこない為バランスは取れている。 -キャラの衣装がマップのイメージに合わせて変わる。これは今の所シリーズでも本作だけの要素。 #region(追加・改善されたミニゲーム一覧) -4人用 --あおぞらプレートレース ---前作のプレートわたりをリメイク。新たに前後に動くベルトコンベアと左右に動くプレートが追加。 --のっかれボール ---何も無い地形に加え、滑りやすい地形と凸凹した地形が追加。 --ぷかぷかアイランド ---普通の砲弾に加え、必ず地形に当たるキラーとラストに強力なクッパ砲が発射されるようになった。 --ヒュードロやしき ---前作の「くずれるゆかをかけろ!」と似ている。前作では障害物はドッスンのみだったが今回は階段や上下する床になっている。 --スロットルレーシング ---コースがリニューアルされ、全3コースに増加。 --はたあげヘイホー ---舞台は海から空に。前作より複雑なフェイントをかけるようになった。背後のジュゲムで制限時間が分かる様になった。 --ノコノコころころ ---絵がアニメーションされるようになった。 --いろいろダッシュ ---前作のいろいろキノコのリメイク。海からマグマになり、キノコは6角形の足場に変更。制限時間が無制限だった前作から変更された。 -1VS3 --ボーリングGO!GO! ---前作と同じだが甲羅を2回投げて3人とも倒せば勝ち、一人でも残れば3人側の勝ちになった。 --もっとくれくれクレーン ---人形になった3人をドカンに入れれば勝ち、一人でも残れば3人側の勝ちになった。ストップウォッチが3種類ありいれると時間が回復する。 --オットット!レインボー ---前作の「オットット!つなわたり」のリメイク。3人側は自分で自由に移動が出来なくなった。 -2VS2 --スライダーボブスレー ---コースが長くなり難易度が上がった。 --トロッコレース ---失格になってしまう脱線が起こらなくなった。 --ムカデGO!GO! ---前作と同じだが障害物にバブルが追加。 --以下はチーム対抗に変更 ---ダブルクッパふうせん(クッパふうせんと同じ) ---キノピオおんがくたい(マリオオーケストラと同じだが指揮者は無し) -以下のミニゲームはバトルミニゲームに変更 --ガッポリよこどりキノコ ---がっぽりよこどりコインをキノコに変えた物。普通のキノコは1ポイント、誰が所持している金色のキノコは3ポイント。 --はっくつハッスル ---掘り出すキャラがワンワン、プクプク、ゲッソーになり飛び出して来るのは1位のキャラのみ。 --みんなヒッパレ! ---クッパひゃくめんそうと同じだがプレイヤーキャラの顔を引っ張るようになった。 --いそげ!ボムへいわたし ---Bボタンでボムへいを受け取る動作が加わった。受けるのを失敗すると時間ロスしてしまう。 #endregion -ミニゲームの説明画面から練習を選択可能になったので始めて遊ぶ時に有効。 **問題点 -ボードマップはやはりミニゲームの勝敗で決まりがち。 --前作で登場した「おたからフィッシング」のように極端にコインを稼げるといったミニゲームは無く、コインを賭けるバトルミニゲームでも実力の関係無い運ゲーがある為ゲーム初心者にも十分勝機はある。 --下位のプレイヤーは強力なアイテムが手に入り易く、ノコノコバンクを上手く使えばコインを稼げるので、逆転手段に乏しかった前作よりはマシになっている。 -ミニゲームコースターの異常な難易度 -「かんたん」は3W、「ふつう」は6Wで終了する。問題は「むずかしい」。 --COMが異常に強い。特にボタン連打系、反射神経を使うミニゲームでこのCOMを相手取るのは困難を極める。 --ワールドに存在する6つのミニゲームの内3つが連打、1つが反射神経系のミニゲームとなっている7Wが最大の難所となってしまっている。 --戻って残機を稼ぐという事も出来ないので、ゲームオーバーになればそのワールドの最初からやり直し。半端にクリアしていたミニゲームも全ておじゃんとなる。 ---連勝ボーナスによってコインは稼ぎやすいので、序盤から中盤にかけて残機を一気に稼ぐ事は可能。勿論、連勝できればの話だが。 #region(難関とされるミニゲーム) -スロットルレーシング --最初の難関。COMがかなり速く、差が付いてしまうと追い越すのは難しい。 -スピードホッケー --2VS2で先に3ポイントとれば勝利だが、味方はあまり強くないので頼りすぎるとあっという間に負けてしまう。 -ブクブクサブマリン --操作は相方で自分は魚雷の発射担当。相手よりターゲットを多く破壊すればクリア。味方の操作は下手という訳ではないが相手に先越される場合があるので、味方を信じるしかない。 -まわしてローラー --1VS3で3人側で1側が回すローラーの上で生き残ればクリア。かなりフェイントをかけてくるので、反射神経が弱い人はかなり苦労する。 -おしえてステップ --1VS3で1人側が入力したコマンドを暗記して3人で指定された場所を入力。これを2回行うが、味方は高確率で1回目で脱落し2回目を全て一人で入力する事になる。暗記力が弱い人は厳しい。 -ぜんまいヘイホーレース --AとBボタンを同時に連打してぜんまいを巻き一番遠くまで飛ばせばクリア。COMは結構な距離を飛ばしてくる。 ---そしてこの同時連打という仕様が最大の壁。これにより''正攻法以外の連打が通用しない''。おそらくミニゲームコースターにおける最大の壁である。 -のぼってマスト --Aボタン連打しながらマストを登っていくが、障害物をスティックで避けなければならないので、ぜんまいヘイホーレース同様、擦り連打が出来ず終盤ではCOMが一気に追い上げてくる。 ---プクプクの回避方法など、ゲームの攻略において曖昧な部分が多い点も難易度を上げている。 -なわなわピョンピョン --大縄を50回飛べばクリア。前作より10回増え後半になるとスピードが異常になりフェイントもかけて来る。普通のジャンプでは次のジャンプに間に合わないので、小ジャンプを駆使しなければクリアは難しい。 ---これに失敗すると、再び上2つのゲームに挑まなければならなくなる。運の良さでたまたまそれらをクリアできたとしても、このゲームで演出もあいまった極度のプレッシャーがかかり、実力を出しきれずミスしてしまうことも… -いねむりワンワン --COMに勝とうとして早く行こうとすると、タルに隠れきれずにミスして負ける。かと言って、慎重に行き過ぎるとCOMに負けてしまうので、加減が難しい。 -ヒュードロやしき --前作のくずれるゆかをかけろと同じようなミニゲーム。連打ゲーな上終盤はCOMが異常なスピードで殆ど運ゲーと言われる。 ---…が、実は登り坂をジャンプで超えると有利になる。この仕様を知っていればかなり楽になる((このモードのCPは使わないものの、最高難易度のCPは使用する。つまり公式テクニックである。))。 ---そもそもここまで来られる人は大体上記の連打ゲーをクリアできる人なので、難易度に反して苦戦する人は意外に少ないと思われる。 -ドッカンせんしゃ(9Wのゴール地点) --最後のミニゲームでミニクッパ3人と対決。4人用ミニゲームだが全員こちらを狙ってくる。ライフが2という事もあってまとめて相手するのは危険。ただし負けても残機は減らず何度も挑戦可能。 #endregion -これの「ふつう」と「むずかしい」をクリアしなければ、フリープレイモードでバトルミニゲームとアイテムミニゲームを遊ぶ(ミニゲームを買う)ことができない。 --その上ミニゲームの購入数で解禁される、隠しミニゲームとなっている「オットット!レインボー」も遊ぶこともできない。 --下の難易度から順番にクリアしないと、上の難易度をプレイすることもできないので手間も時間もかかる。 **総評 [[前作>マリオパーティ]]の評価点を生かしつつ、ミニゲームの操作面の問題点を改善し正当な進化を遂げた作品。~ ボードの戦略性、逆転率も上がりパーティゲームとしての完成度が高く、ニンテンドウ64のマリパ作品では続編の『[[3>マリオパーティ3]]』と共に人気が高い。~ 現在でもその面白さは十分通用する、パーティーゲームの見本ともいうべき作品である。 **余談 -今作は[[前作>マリオパーティ]]のミニゲームを一部入れ替えと言う形だったが、次作『[[3>マリオパーティ3]]』からはほぼ全て新規のミニゲームと言う形になっていく。 -今作のバトルミニゲームである「クッパだいばくはつ」は『[[4>マリオパーティ4]]』で「ドキドキクッパばくだん!」という名前で、上記にある「はたあげヘイホー」は『[[8>マリオパーティ8]]』で「ニューはたあげヘイホー」という名前でリメイク収録されている。 -ボードマップの一つであるホラータウンは2ターン毎で昼夜が変わり、テレサの出現位置が変わる等の変化が起こる。 --後の『[[マリオパーティ6]]』でこのシステムが導入されている。

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