「パラッパラッパー2」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

パラッパラッパー2 - (2016/04/25 (月) 00:19:37) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*パラッパラッパー2 【ぱらっぱらっぱーつー】 |ジャンル|音楽|&amazon(B00005OVGI)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM|~| |発売|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~| |開発|七音社|~| |発売日|2001年8月30日|~| |定価|4,980円|~| |レーティング|CERO:A|~| |プレイ人数|1~2人|~| |判定|なし|~| |>|CENTER:''パラッパシリーズ''&br; ''1'' / ''2'' / [[ウンジャマ・ラミー]]|~| //事実上の別ゲーと判断したため『ウンジャマ・ラミー』から分離、つけられていなかった判定を新たに付加 **概要 『パラッパラッパー』の正式な続編にあたる作品。今回も自信の持てない主人公パラッパがいつものように妄想をはたらかせるのだが、街に襲い掛かる脅威を救うヒーロー物語となっている。 **追加・変更点 基本ルールは前作および前々作と同じで、先生のお手本通りにボタンを押すだけ。だが、今作はさまざまな部分が改良・変更されている。 -周回プレイによる難化 --8つあるステージをすべてクリアすると次の周回に到達できる。パラッパの帽子もそれに合わせて、赤→青→紫→黄に変化する。 --1週目では最も難易度が低いレベル1譜面だが、ゲームをクリアするごとにレベル4まで遊べるようになる。 -特典要素 --4週目に「COOL」ランクでクリアしたステージの楽曲を聴けるようになる。 -ボタン入力状況の表示 --ボタン入力した結果を譜面に精密に反映されるようになり、タイミングの細かいズレを目視できるようになった -過去作に比べ判定が甘い --前作までがシビアすぎたのか、これまでに比べ判定が少し甘めになっている。ただし、適当なボタン連打に関してはむしろ厳しくなっている。 -ランクがBADに下がった場合の仕様変更 --これまではランクに関係なく曲が進んでいったが、今回は「同じフレーズを復唱させ、また失敗したらさらにもう一度、それでも失敗したらゲームオーバー」という仕様に変更された。 ---高レベルの譜面の場合、ランク低下により譜面も易化するのでクリアは容易になる。 -プレイ画面にラップの評価を表示するメーターが追加された。 --メーターはそれぞれ「お手本に対する忠実さ」「即興っぷり」「ノリ」の3つを表示する。これらを良く見ながらプレイすることで、COOL状態へ進むには何が足りないかが分かりやすくなった。 -演奏途中で譜面変更 --プレイヤーの腕前によって、途中で譜面が変更されるようになった。これにより、上手い人にはさらにノーツの増えたフレーズで高得点を、下手な人はスカスカのフレーズでゆったりとプレイできるようになった。内部では16段階にも及び、組み合わせ次第での譜面量は他の音ゲーの追随を許さないレベルになっている。 --譜面の難化はストーリーモードではレベル2以降、対戦モードでは常時搭載されている。 -ボーナスステージ --ステージを2つクリアするごとにタマネギ先生が開催。弟子のコタマネギが構えの大勢に入ったら、対応する△○×□ボタンを押してアクションを決める。構えていないコタマネギを攻撃すると減点。スタートボタンでボーナスステージ自体をスキップすることもできる。 **評価点 -相変わらず楽曲のクオリティは高い --先生も相変わらず個性的。軽快な合いの手を入れる思ひ出ヒゲ社長・ムーディーな声と意外な展開を見せるアリ導師・MC同士のラップバトル風のヌードル大将などセンスも抜群。 --やや偏りはあるもののポップからレゲエまで曲のジャンルは広く、楽曲のベース音が充実することで『パラッパラッパー』の時よりも聴きごたえがある物に。 -シリーズファンサービス --『ウンジャマ・ラミー』からのゲストとしてラミーとマーさんがシナリオに絡む。 --ステージの先生としてムースリーニ先生の妹であるムーセイシャ教官が登場、キングコング・ムシが再登場、またタマネギ先生は3作連続の登場を果たすことに。 -独特な世界観 --ストーリーもこれまで同様コミカル。 --簡単にまとめると、「ヌードル団という謎の軍団によって街中の食料がヌードルになってしまったのでそれを何とかする」というもの。その途中でロマンティック空手、導師の説教、軍隊の訓練などをこなしつつ進んでいく。 --ちなみにこちらの解決方法も「難関にぶち当たるたびにお得意の妄想癖が発動し、発奮して挑む」という様式美的なもの。 ---だが、やはり最終ステージでは馬鹿から外れた展開に。 --本シリーズ独自のペラペラの3Dモデルもさることながら、意訳色の強い日本語字幕が他のゲームにはない不思議な世界観を作り出している。 -難易度について --判定の易化など様々な仕様変更から、難易度については概ね好意的な意見が多い。また、イージーモードを使用してもエンディングが見られるようになったため、初心者にも安心。 --また、特定のコマンドを入力すればどのボタンを押してもOKになる超初心者向けモードになる。 **賛否両論点 -ボリューム --本シリーズの宿命ともいえる問題なのだが、プレイスタイル次第で多様な分岐が可能な譜面を設計したことによる弊害で、シナリオや楽曲数といったゲームそのもののボリュームが他の音ゲーと比べると圧倒的に少ない。 --ステージ数は『1』が6、『ラミー』が7で、本作が8と、一応数だけならシリーズ最高だがそれでも大きな差は無い。 --周回プレイや対戦モードを充実させることで対策をとってはいるが、シナリオにこれといった変化があるわけでもない。 -ランク変更時の演出 --パラッパのラップの成績に応じて基本的に「GOOD」「BAD」「AWFUL」の3段階のランク判定が下されるが、この判定が変更される時に先生が何か一言を挟むようになった。 --これによってプレイのテンポが損なわれると感じるプレイヤーがいる。一方で曲そのものの流れは破壊していないという見方から気にならないプレイヤーもいる。 **欠点 -理不尽難易度のフレーズ --ステージ6 ---最終フレーズでランクを落としてしまうと、その最終1小節残したところでリスタートされる。~ ランクを上げるには最低でも2小節必要なのでこうなるとゲームオーバー確定となってしまう。 --ステージ8 ---最終盤でパラッパ先導する一幕は初見殺し要素もそうなのだが、分かっていたうえでもタイミングが非常にシビア。 ---パラッパ先導シーンに入る直前のフレーズは○(丸)ボタンのみで構成される譜面なのだが、その〇を(リズム感を損なわずに)連打しながら問題のフレーズに突入し、突入が済んだらアドリブをかますぐらいのことをしないと無事に乗り切れない。 -譜面変化の弊害 --本作は譜面変化のお陰で楽曲以上にたくさんの譜面を楽しむことが出来るが、逆に言えば譜面が変わるとラップの内容も変わる。これによって前作までのような脚韻を踏んだラップと違い、スキャットに近い物になっている。 --地味に字幕もスキャット風に翻訳されているが、ラップの言葉遊び的側面が減ったのは残念という声も。 --自分の譜面を演奏中に先生の次の譜面を見て用意をする事も出来たが、4週目だと特に場合によっては2小節の長丁場から譜面変化で一気に1/4小節の短い掛け合いになる事すらありうる。 //これがBADからの復唱で起こると対応しきれずズルズルとゲームオーバーになりかねない。 //↑判定が低下すれば譜面も簡単で即興性の低い物に変わる傾向があるので、BADではまだ上記の掛け合いはありえるが、それより下のAWFULでも依然として1/4小節の掛け合いが続くことは極まれ。確かに唐突に始まる掛け合いでBADに落ちる可能性は非常に高いが、ズルズルとゲームオーバーになることは考えにくい。 //またBADに低下した際は、お手本に忠実なプレイを心掛けると即興性の高いお手本が用意されない。 --さらに譜面の変化する基準はプレイヤーの計り知れる所ではなく、アドリブ要素も合わさり意図して難易度を調整するのは至難の業。一応難易度を固定するコマンドはあるが、自分でプレイ中確実に変化させる方法はない。 -ムービースキップについて --ムービーやステージ冒頭のラジカセ練習はスタートボタンでスキップできるのだが、その方法について説明されていない。 --一般的にスタートボタンでスキップ出来る事の多いムービーはともかく、ラジカセ練習がスキップ可能である事には気付くと気付かないで快適性が全然違う。 **総評  他の音ゲーにはないシリーズ独特のシステムを取り入れており、純粋な音ゲーとして見るとボリュームに関しては非常に意見が分かれることになるが、システムやシナリオは前作よりも正当な強化がなされたといえ、パラッパラッパーシリーズのファンにはぜひともお勧めしたい作品。 **余談 -ステージ2の前のムービーで登場しているニュースキャスターはパラッパラッパーシリーズのデザイナーを務めるロドニー・A・グリーンブラット氏をモデルにしている。 --なお、CVも本人が担当している。
*パラッパラッパー2 【ぱらっぱらっぱーつー】 |ジャンル|音楽|&amazon(B00005OVGI)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売元|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~| |開発元|七音社|~| |発売日|2001年8月30日|~| |定価|4,980円(税別)|~| |プレイ人数|1~2人|~| |判定|なし|~| |>|CENTER:''パラッパシリーズ''&br; ''1'' / ''2'' / [[ウンジャマ・ラミー]]|~| //事実上の別ゲーと判断したため『ウンジャマ・ラミー』から分離、つけられていなかった判定を新たに付加 **概要 『パラッパラッパー』の正式な続編にあたる作品。今回も自信の持てない主人公パラッパがいつものように妄想をはたらかせるのだが、街に襲い掛かる脅威を救うヒーロー物語となっている。 **追加・変更点 基本ルールは前作および前々作と同じで、先生のお手本通りにボタンを押すだけ。だが、今作はさまざまな部分が改良・変更されている。 -周回プレイによる難化 --8つあるステージをすべてクリアすると次の周回に到達できる。パラッパの帽子もそれに合わせて、赤→青→紫→黄に変化する。 --1週目では最も難易度が低いレベル1譜面だが、ゲームをクリアするごとにレベル4まで遊べるようになる。 -特典要素 --4週目に「COOL」ランクでクリアしたステージの楽曲を聴けるようになる。 -ボタン入力状況の表示 --ボタン入力した結果を譜面に精密に反映されるようになり、タイミングの細かいズレを目視できるようになった -過去作に比べ判定が甘い --前作までがシビアすぎたのか、これまでに比べ判定が少し甘めになっている。ただし、適当なボタン連打に関してはむしろ厳しくなっている。 -ランクがBADに下がった場合の仕様変更 --これまではランクに関係なく曲が進んでいったが、今回は「同じフレーズを復唱させ、また失敗したらさらにもう一度、それでも失敗したらゲームオーバー」という仕様に変更された。 ---高レベルの譜面の場合、ランク低下により譜面も易化するのでクリアは容易になる。 -プレイ画面にラップの評価を表示するメーターが追加された。 --メーターはそれぞれ「お手本に対する忠実さ」「即興っぷり」「ノリ」の3つを表示する。これらを良く見ながらプレイすることで、COOL状態へ進むには何が足りないかが分かりやすくなった。 -演奏途中で譜面変更 --プレイヤーの腕前によって、途中で譜面が変更されるようになった。これにより、上手い人にはさらにノーツの増えたフレーズで高得点を、下手な人はスカスカのフレーズでゆったりとプレイできるようになった。内部では16段階にも及び、組み合わせ次第での譜面量は他の音ゲーの追随を許さないレベルになっている。 --譜面の難化はストーリーモードではレベル2以降、対戦モードでは常時搭載されている。 -ボーナスステージ --ステージを2つクリアするごとにタマネギ先生が開催。弟子のコタマネギが構えの大勢に入ったら、対応する△○×□ボタンを押してアクションを決める。構えていないコタマネギを攻撃すると減点。スタートボタンでボーナスステージ自体をスキップすることもできる。 **評価点 -相変わらず楽曲のクオリティは高い --先生も相変わらず個性的。軽快な合いの手を入れる思ひ出ヒゲ社長・ムーディーな声と意外な展開を見せるアリ導師・MC同士のラップバトル風のヌードル大将などセンスも抜群。 --やや偏りはあるもののポップからレゲエまで曲のジャンルは広く、楽曲のベース音が充実することで『パラッパラッパー』の時よりも聴きごたえがある物に。 -シリーズファンサービス --『ウンジャマ・ラミー』からのゲストとしてラミーとマーさんがシナリオに絡む。 --ステージの先生としてムースリーニ先生の妹であるムーセイシャ教官が登場、キングコング・ムシが再登場、またタマネギ先生は3作連続の登場を果たすことに。 -独特な世界観 --ストーリーもこれまで同様コミカル。 --簡単にまとめると、「ヌードル団という謎の軍団によって街中の食料がヌードルになってしまったのでそれを何とかする」というもの。その途中でロマンティック空手、導師の説教、軍隊の訓練などをこなしつつ進んでいく。 --ちなみにこちらの解決方法も「難関にぶち当たるたびにお得意の妄想癖が発動し、発奮して挑む」という様式美的なもの。 ---だが、やはり最終ステージでは馬鹿から外れた展開に。 --本シリーズ独自のペラペラの3Dモデルもさることながら、意訳色の強い日本語字幕が他のゲームにはない不思議な世界観を作り出している。 -難易度について --判定の易化など様々な仕様変更から、難易度については概ね好意的な意見が多い。また、イージーモードを使用してもエンディングが見られるようになったため、初心者にも安心。 --また、特定のコマンドを入力すればどのボタンを押してもOKになる超初心者向けモードになる。 **賛否両論点 -ボリューム --本シリーズの宿命ともいえる問題なのだが、プレイスタイル次第で多様な分岐が可能な譜面を設計したことによる弊害で、シナリオや楽曲数といったゲームそのもののボリュームが他の音ゲーと比べると圧倒的に少ない。 --ステージ数は『1』が6、『ラミー』が7で、本作が8と、一応数だけならシリーズ最高だがそれでも大きな差は無い。 --周回プレイや対戦モードを充実させることで対策をとってはいるが、シナリオにこれといった変化があるわけでもない。 -ランク変更時の演出 --パラッパのラップの成績に応じて基本的に「GOOD」「BAD」「AWFUL」の3段階のランク判定が下されるが、この判定が変更される時に先生が何か一言を挟むようになった。 --これによってプレイのテンポが損なわれると感じるプレイヤーがいる。一方で曲そのものの流れは破壊していないという見方から気にならないプレイヤーもいる。 **欠点 -理不尽難易度のフレーズ --ステージ6 ---最終フレーズでランクを落としてしまうと、その最終1小節残したところでリスタートされる。~ ランクを上げるには最低でも2小節必要なのでこうなるとゲームオーバー確定となってしまう。 --ステージ8 ---最終盤でパラッパ先導する一幕は初見殺し要素もそうなのだが、分かっていたうえでもタイミングが非常にシビア。 ---パラッパ先導シーンに入る直前のフレーズは○(丸)ボタンのみで構成される譜面なのだが、その〇を(リズム感を損なわずに)連打しながら問題のフレーズに突入し、突入が済んだらアドリブをかますぐらいのことをしないと無事に乗り切れない。 -譜面変化の弊害 --本作は譜面変化のお陰で楽曲以上にたくさんの譜面を楽しむことが出来るが、逆に言えば譜面が変わるとラップの内容も変わる。これによって前作までのような脚韻を踏んだラップと違い、スキャットに近い物になっている。 --地味に字幕もスキャット風に翻訳されているが、ラップの言葉遊び的側面が減ったのは残念という声も。 --自分の譜面を演奏中に先生の次の譜面を見て用意をする事も出来たが、4週目だと特に場合によっては2小節の長丁場から譜面変化で一気に1/4小節の短い掛け合いになる事すらありうる。 //これがBADからの復唱で起こると対応しきれずズルズルとゲームオーバーになりかねない。 //↑判定が低下すれば譜面も簡単で即興性の低い物に変わる傾向があるので、BADではまだ上記の掛け合いはありえるが、それより下のAWFULでも依然として1/4小節の掛け合いが続くことは極まれ。確かに唐突に始まる掛け合いでBADに落ちる可能性は非常に高いが、ズルズルとゲームオーバーになることは考えにくい。 //またBADに低下した際は、お手本に忠実なプレイを心掛けると即興性の高いお手本が用意されない。 --さらに譜面の変化する基準はプレイヤーの計り知れる所ではなく、アドリブ要素も合わさり意図して難易度を調整するのは至難の業。一応難易度を固定するコマンドはあるが、自分でプレイ中確実に変化させる方法はない。 -ムービースキップについて --ムービーやステージ冒頭のラジカセ練習はスタートボタンでスキップできるのだが、その方法について説明されていない。 --一般的にスタートボタンでスキップ出来る事の多いムービーはともかく、ラジカセ練習がスキップ可能である事には気付くと気付かないで快適性が全然違う。 **総評  他の音ゲーにはないシリーズ独特のシステムを取り入れており、純粋な音ゲーとして見るとボリュームに関しては非常に意見が分かれることになるが、システムやシナリオは前作よりも正当な強化がなされたといえ、パラッパラッパーシリーズのファンにはぜひともお勧めしたい作品。 **余談 -ステージ2の前のムービーで登場しているニュースキャスターはパラッパラッパーシリーズのデザイナーを務めるロドニー・A・グリーンブラット氏をモデルにしている。 --なお、CVも本人が担当している。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: