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ハリー・ポッター クィディッチ・ワールドカップ (PS2) - (2023/02/13 (月) 20:48:15) の1つ前との変更点

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*ハリー・ポッター クィディッチ・ワールドカップ 【はりー・ぽったー くぃでぃっち・わーるどかっぷ】 |ジャンル|スポーツ・アクション|&amazon(B0000E5SE8)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売元|エレクトロニック・アーツ|~| |開発元|Magic Pockets|~| |発売日|2003年11月13日|~| |定価|6,090円(税5%込)|~| |プレイ人数|1~2人|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |判定|なし|~| |ポイント|クィディッチを原作以上に再現&br;ワールドカップが長すぎる|~| |>|>|CENTER:''[[ハリー・ポッターシリーズリンク>ハリー・ポッターシリーズ]]''| //Win版・GC・GBA版があるが、ハードが異なるだけでゲームの基本的内容が同一の可能性あり。 //状況に応じてゲーム記事のタイトルの(PS2)の部分を変える必要があるか。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要・あらすじ  ハリー・ポッターシリーズの魔法使いの世界で行われている架空のスポーツ「クィディッチ」をスポーツゲーム化した作品。ハリー・ポッターが暮らすホグワーツでのクィディッチもプレイできる。~  ゲーム内容の大半がクィディッチをするというものだがストーリーがわずかにつけられており、ホグワーツのクィディッチ対抗杯で優勝したチームがワールドカップを応援に行けるという設定。 **ルール・操作方法 -箒に乗った選手が繰り広げる球技でありボールは「クアッフル」「ブラッジャー」「スニッチ」の3種類。 -ゴールは3つのポールの先端にある合計3ヶ所の輪であり、そこにクアッフルが通過できると10点。シーカーがスニッチを捕まえると150点であり同時に試合も終了となる。 -コートのサイズは陸上競技のトラックほどある。 #region(close,ポジション) ・チェイサー -各チームに3人、「クアッフル」というボウリングボール大の球を奪い合いゴールを狙う。 ・キーパー -各チームに1人、チェイサーによるシュートを妨害する。 ・ビーター -コート中を生きているように飛び回り選手を襲う球「ブラッジャー」を持っているバットで打ち返す。 --味方チェイサーの被弾を防ぐのが主な役割だが、ブラッジャーを敵に打ち返すことで妨害も可能。 ・シーカー -コート中を高速で飛び回るクルミ大の金色球「スニッチ」を探して捕まえればチームに150点入れられ、試合終了となる。 --クアッフルによるゴールが1回につき10点なので、150点というのは劣勢からの大逆転も十分ありえる数字。本作ではシステムの都合上無理があるが、試合開始後数秒でスニッチを捕獲して瞬殺という展開もルール上は認められている。 --ちなみにシーカー以外がスニッチを捕まえるのはルール違反。また、スニッチが捕まらない限り試合は終わらない。 #endregion -操作説明 --ゲーム開始時の舞台はホグワーツ。まず始めに好きなチームを選ぶことになる。 --選んだチームの選手がそれぞれのポジションの基本的な操作を教えてくれる。 --なおワールドカップに行けるようにするには一度どこかのチームで、3試合のリーグ戦を完了して優勝する必要があるが、それ以降であればチームをいつでも乗り換え可能。 -魔法使いのカード --本作のコレクション要素。何か条件を満たすたびに解放入手できる。 --入手方法は予め該当する未入手カードの欄に書かれている。 --チームの必殺技(チームスペシャルムーブ)の開放にもカードの入手が必要になる。しかしこのカードは3分割されており、満たすべき条件も3つ存在する。 #region(close,操作方法について) 操作方法について -パスやシュート --クアッフルを持った攻勢時のチェイサー3人で行う。どちらも×ボタンで行い、ゴールに近くないときにはパス、ゴール目前だとシュートに切り替わる。×ボタンを長押しすることで力をためることが可能。 --R1を押しながら行うとコンボになり、敵に阻まれにくい高速のパスやシュートが可能に。 --キーパーは得点を入れられたとき及び(CPの操作で)シュートを阻止した時のスローイン時のみ操作できる。 -タックル --相手のチェイサーがクアッフルを持っている時の×ボタンが対応。前に軽くダッシュしボールを持っているチェイサーに体当たりできればボールを奪える。 --連射はできないが攻撃側は△ボタンで回避コマンドを発動できる。 -ブラッジャー --ゲームでは試合中は自動的にブラッジャーが襲ってくることはない。敵チェイサーにクアッフルの所有権がある防御時にのみビーターによる妨害アクションとして機能する。 --防御側はブラッジャーを左スティックで操作し、攻撃時は向かってくるブラッジャーを回避することになる。 -スペシャルムーブ --条件を満たせば防御時には回避不能のタックル、攻撃時には阻止不能のシュートが撃てる。 -チームスペシャルムーブ --該当する魔法使いのカード(上述)が指定する3条件を満たせば使えるようになる。 --チームによる合体技で強制的に得点する。攻撃時ならばコートのどこからでも発動できるが、一方的なゲームだと試合中に多くて2回程しか出せない。 -スニッチ --コンボの維持やシュート、スペシャルムーブによるシュートを行っていると、得点欄から伸びるスニッチゲージが相手の方に向かって伸びていく。両チームの攻撃ゲージの先端が合わさるとスニッチが登場し(シーカーに発見され)、2人シーカーの追いかけっこが始まる。 --ゲージを長く稼いだチームほど、スタート時点で長い時間ターボを決めることが出来る。またスニッチの軌跡に乗っていると最大値を一定の値まで伸ばすことが出来る。 #endregion -難易度調整 -ワールドカップ、対戦のみで可能。5段階存在し箒の名前で表現されている。速い箒ほど難易度が高く、高難易度ほどビーターの守備が強化されキーパーの移動速度が高くなる。 **評価点 -簡単な基本操作 --移動は左スティック、パス、シュート、タックルは全て×ボタンであり、ボタンをコマンド入力するなどの操作を必要としない。 --試合中であっても、行えるアクションをボタンと共に逐一表示してくれるのでわかりやすい。 -試合の雰囲気 --複数切り替えられるステージや、応援席からの歓声、選手の動きが原作の世界を独自に作り上げている。 --試合中は全くと言っていいほどロード時間が無く、時折入るムービーも軽快。 --特に、試合中に数回行うことになる「スペシャルムーブ」「チームスペシャルムーブ」は試合の熱中度を大いに高めてくれる。 --チームスペシャルムーブは(特にワールドカップ出場チームのチェイサーの)動きがかなり洗練されている。 --チームのすべてのポジションを一通り操作できる。 --作中で登場するアクションムービーでは、選手は箒を体の一部のように扱い、またシュートもただクアッフルを投げ入れるだけではなく、箒を華麗にスイングして撃ち飛ばす事もある。 ---ワールドカップ出場チームの動きはとにかく空中格闘技のように繊細かつ激しい。~ ホグワーツにおいては、映画でも描写があったグリフィンドールとスリザリンチームの動きに原作愛を感じられる。 -原作再現 --おなじみの選手が(一部似ていない選手もいるが)ポリゴンで綺麗に表現されている。 --特にホグワーツとブルガリアの選手のキャラ設定はかなり完成度が高い。 --ホグワーツパートでのみ行えるチュートリアルでもキャラが逐一喋ってくれる。 -BGM --試合中は一切の無音というわけではなく、弱いBGMがずっと流れている。 --本作のメインテーマにヴェルディ作『怒りの日』が用いられている。 -日本出場 --ワールドカップチームに日本が登場している。 **賛否両論点 -ホグワーツのキャラグラについて --4部の『炎のゴブレット』の映画が作成されていない時に作られたゲームなので、セドリック・ディゴリーとチョウ・チャンのグラフィックが映画の物と違う。 ---特にチョウ・チャンは日本人からみれば馴染みやすいアニメ顔なので、こちらの方が良いという意見も。 -CV --演技が悪いわけではないが、声優が映画の時と違う。 **難点 -キャラのデザイン --グラフィックは綺麗なのだが、一部キャラデザがおかしい選手がいる。 --スペインのチームの選手にコーカソイドが存在せず、外見はむしろインド人に近い。~ 日本のチームも参戦しているが、デザインが原宿のテイストに偏っている。特にビーターの髪型が派手すぎる。 -スポーツゲームとしての熱中度 --スポーツゲームに見られる戦略性はあまり存在せず、むしろプレイヤーの技術で選手一人ひとりを操作するアクションゲームに近いつくりになっているので、ヘビーなスポーツゲームファンには物足りない。 --原作のルールに則っているため仕方のない部分もあるのだが、やはりスニッチによる150点追加の効果が強すぎる。~ それだけではなく、ブーストゲージの仕様上優勢だったチームほどスタートダッシュがしやすいようになっているため、巻き返しの醍醐味も味わいにくい。 --チームごとのキャラ性能に差別化がされている模様だが、その差が微妙でプレイをするだけでは判別不能。 //例えばアメリカチームはパスカットが上手いイメージがあるが、筆者が検証できたわけではない。 //チームスペシャルムーブで入れられる得点数に差があるので、選手の性能を仮に全くの五分五分にしてしまうと不公平。 -試合数が多すぎる --完全クリアのためにはゲーム中に登場する全チームを優勝させる必要がある。~ しかし、ワールドカップチームは10分程度かかる試合を16こなさなくてはならず、強いマンネリに襲われてしまう。また試合開始時のロード時間も地味に長い。 --初めは豊富に感じていた特殊アクションも飽きがきてしまう(飛ばすことは可能)。 -一部操作方法説明が不親切 --ゲーム開始時の「クアッフル」のスローインはタイミングよく左スティックを倒すゲームなのだが、このルールに気付く早さに個人差がある。 --パス、シュートを×長押しでタメ撃ちできることや、コンボ継続の仕方とそれによるボレーシュートの仕方をゲーム中で教えくれず、プレイヤーに気付かせるスタイルをとっている。 ---前者で紹介したシュートタメ撃ちは高難易度(ニンバス2001,ファイアボルト)でお世話になる。 ---コンボのアクションで(R1を押したまま)シュートをすることが、オーストラリアチームのチームスペシャルムーブの解放条件の一つになっている。 ---チームスペシャルムーブを解放できないと試合が大味になる等の問題点もある。またCPはプレイヤーが解放していようがいまいが容赦なく使ってくるので注意。 -コンボの半永久機関 --コンボの効果がバランスブレイク気味で、遠くの選手にコンボパスをつなげることで、相手にボールを奪われることなく確実にスニッチ用のゲージを稼ぐことが出来てしまう。また相手チェイサーからのパスカットも起こりにくい。 --CPの相手がコンボを連続して続けてくることはないが、対人戦ではこれを相手にされることがある。 --ゲームが示してくれる攻略情報に、敵がコンボをつづけた時の対処法が掲載されていない。 **総評  完全クリアまでの道のりが非常に長いという欠点が存在し、またゲームバランスが良いとは言い切れずやりこみや友達との対戦にはやや不向き。しかし操作自体は簡単で難易度も低く、綺麗なグラフィックが存分にクィディッチの雰囲気を作り出してくれるので、暇な時にはもってこいの作品といえるだろう。
*ハリー・ポッター クィディッチ・ワールドカップ 【はりー・ぽったー くぃでぃっち・わーるどかっぷ】 |ジャンル|スポーツ・アクション|&amazon(B0000E5SE8)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売元|エレクトロニック・アーツ|~| |開発元|Magic Pockets|~| |発売日|2003年11月13日|~| |定価|6,090円(税5%込)|~| |プレイ人数|1~2人|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |判定|なし|~| |ポイント|クィディッチを原作以上に再現&br;ワールドカップが長すぎる|~| |>|>|CENTER:''[[ハリー・ポッターシリーズリンク>ハリー・ポッターシリーズ]]''| //Win版・GC・GBA版があるが、ハードが異なるだけでゲームの基本的内容が同一の可能性あり。 //状況に応じてゲーム記事のタイトルの(PS2)の部分を変える必要があるか。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要・あらすじ  ハリー・ポッターシリーズの魔法使いの世界で行われている架空のスポーツ「クィディッチ」をスポーツゲーム化した作品。ハリー・ポッターが暮らすホグワーツでのクィディッチもプレイできる。~  ゲーム内容の大半がクィディッチをするというものだがストーリーがわずかにつけられており、ホグワーツのクィディッチ対抗杯で優勝したチームがワールドカップを応援に行けるという設定。 **ルール・操作方法 -箒に乗った選手が繰り広げる球技でありボールは「クアッフル」「ブラッジャー」「スニッチ」の3種類。 -ゴールは3つのポールの先端にある合計3ヶ所の輪であり、そこにクアッフルが通過できると10点。シーカーがスニッチを捕まえると150点であり同時に試合も終了となる。 -コートのサイズは陸上競技のトラックほどある。 #region(close,ポジション) -チェイサー --各チームに3人、「クアッフル」というボウリングボール大の球を奪い合いゴールを狙う。 -キーパー --各チームに1人、チェイサーによるシュートを妨害する。 -ビーター --コート中を生きているように飛び回り選手を襲う球「ブラッジャー」を持っているバットで打ち返す。 ---味方チェイサーの被弾を防ぐのが主な役割だが、ブラッジャーを敵に打ち返すことで妨害も可能。 -シーカー --コート中を高速で飛び回るクルミ大の金色球「スニッチ」を探して捕まえればチームに150点入れられ、試合終了となる。 ---クアッフルによるゴールが1回につき10点なので、150点というのは劣勢からの大逆転も十分ありえる数字。本作ではシステムの都合上無理があるが、試合開始後数秒でスニッチを捕獲して瞬殺という展開もルール上は認められている。 ---ちなみにシーカー以外がスニッチを捕まえるのはルール違反。また、スニッチが捕まらない限り試合は終わらない。 #endregion -操作説明 --ゲーム開始時の舞台はホグワーツ。まず始めに好きなチームを選ぶことになる。 --選んだチームの選手がそれぞれのポジションの基本的な操作を教えてくれる。 --なおワールドカップに行けるようにするには一度どこかのチームで、3試合のリーグ戦を完了して優勝する必要があるが、それ以降であればチームをいつでも乗り換え可能。 -魔法使いのカード --本作のコレクション要素。何か条件を満たすたびに解放入手できる。 --入手方法は予め該当する未入手カードの欄に書かれている。 --チームの必殺技(チームスペシャルムーブ)の開放にもカードの入手が必要になる。しかしこのカードは3分割されており、満たすべき条件も3つ存在する。 #region(close,操作方法について) 操作方法について -パスやシュート --クアッフルを持った攻勢時のチェイサー3人で行う。どちらも×ボタンで行い、ゴールに近くないときにはパス、ゴール目前だとシュートに切り替わる。×ボタンを長押しすることで力をためることが可能。 --R1を押しながら行うとコンボになり、敵に阻まれにくい高速のパスやシュートが可能に。 --キーパーは得点を入れられたとき及び(CPの操作で)シュートを阻止した時のスローイン時のみ操作できる。 -タックル --相手のチェイサーがクアッフルを持っている時の×ボタンが対応。前に軽くダッシュしボールを持っているチェイサーに体当たりできればボールを奪える。 --連射はできないが攻撃側は△ボタンで回避コマンドを発動できる。 -ブラッジャー --ゲームでは試合中は自動的にブラッジャーが襲ってくることはない。敵チェイサーにクアッフルの所有権がある防御時にのみビーターによる妨害アクションとして機能する。 --防御側はブラッジャーを左スティックで操作し、攻撃時は向かってくるブラッジャーを回避することになる。 -スペシャルムーブ --条件を満たせば防御時には回避不能のタックル、攻撃時には阻止不能のシュートが撃てる。 -チームスペシャルムーブ --該当する魔法使いのカード(上述)が指定する3条件を満たせば使えるようになる。 --チームによる合体技で強制的に得点する。攻撃時ならばコートのどこからでも発動できるが、一方的なゲームだと試合中に多くて2回程しか出せない。 -スニッチ --コンボの維持やシュート、スペシャルムーブによるシュートを行っていると、得点欄から伸びるスニッチゲージが相手の方に向かって伸びていく。両チームの攻撃ゲージの先端が合わさるとスニッチが登場し(シーカーに発見され)、2人シーカーの追いかけっこが始まる。 --ゲージを長く稼いだチームほど、スタート時点で長い時間ターボを決めることが出来る。またスニッチの軌跡に乗っていると最大値を一定の値まで伸ばすことが出来る。 #endregion -難易度調整 -ワールドカップ、対戦のみで可能。5段階存在し箒の名前で表現されている。速い箒ほど難易度が高く、高難易度ほどビーターの守備が強化されキーパーの移動速度が高くなる。 **評価点 -簡単な基本操作 --移動は左スティック、パス、シュート、タックルは全て×ボタンであり、ボタンをコマンド入力するなどの操作を必要としない。 --試合中であっても、行えるアクションをボタンと共に逐一表示してくれるのでわかりやすい。 -試合の雰囲気 --複数切り替えられるステージや、応援席からの歓声、選手の動きが原作の世界を独自に作り上げている。 --試合中は全くと言っていいほどロード時間が無く、時折入るムービーも軽快。 --特に、試合中に数回行うことになる「スペシャルムーブ」「チームスペシャルムーブ」は試合の熱中度を大いに高めてくれる。 --チームスペシャルムーブは(特にワールドカップ出場チームのチェイサーの)動きがかなり洗練されている。 --チームのすべてのポジションを一通り操作できる。 --作中で登場するアクションムービーでは、選手は箒を体の一部のように扱い、またシュートもただクアッフルを投げ入れるだけではなく、箒を華麗にスイングして撃ち飛ばす事もある。 ---ワールドカップ出場チームの動きはとにかく空中格闘技のように繊細かつ激しい。~ ホグワーツにおいては、映画でも描写があったグリフィンドールとスリザリンチームの動きに原作愛を感じられる。 -原作再現 --おなじみの選手が(一部似ていない選手もいるが)ポリゴンで綺麗に表現されている。 --特にホグワーツとブルガリアの選手のキャラ設定はかなり完成度が高い。 --ホグワーツパートでのみ行えるチュートリアルでもキャラが逐一喋ってくれる。 -BGM --試合中は一切の無音というわけではなく、弱いBGMがずっと流れている。 --本作のメインテーマにヴェルディ作『怒りの日』が用いられている。 -日本出場 --ワールドカップチームに日本が登場している。 **賛否両論点 -ホグワーツのキャラグラについて --4部の『炎のゴブレット』の映画が作成されていない時に作られたゲームなので、セドリック・ディゴリーとチョウ・チャンのグラフィックが映画の物と違う。 ---特にチョウ・チャンは日本人からみれば馴染みやすいアニメ顔なので、こちらの方が良いという意見も。 -CV --演技が悪いわけではないが、声優が映画の時と違う。 **難点 -キャラのデザイン --グラフィックは綺麗なのだが、一部キャラデザがおかしい選手がいる。 --スペインのチームの選手にコーカソイドが存在せず、外見はむしろインド人に近い。~ 日本のチームも参戦しているが、デザインが原宿のテイストに偏っている。特にビーターの髪型が派手すぎる。 -スポーツゲームとしての熱中度 --スポーツゲームに見られる戦略性はあまり存在せず、むしろプレイヤーの技術で選手一人ひとりを操作するアクションゲームに近いつくりになっているので、ヘビーなスポーツゲームファンには物足りない。 --原作のルールに則っているため仕方のない部分もあるのだが、やはりスニッチによる150点追加の効果が強すぎる。~ それだけではなく、ブーストゲージの仕様上優勢だったチームほどスタートダッシュがしやすいようになっているため、巻き返しの醍醐味も味わいにくい。 --チームごとのキャラ性能に差別化がされている模様だが、その差が微妙でプレイをするだけでは判別不能。 //例えばアメリカチームはパスカットが上手いイメージがあるが、筆者が検証できたわけではない。 //チームスペシャルムーブで入れられる得点数に差があるので、選手の性能を仮に全くの五分五分にしてしまうと不公平。 -試合数が多すぎる --完全クリアのためにはゲーム中に登場する全チームを優勝させる必要がある。~ しかし、ワールドカップチームは10分程度かかる試合を16こなさなくてはならず、強いマンネリに襲われてしまう。また試合開始時のロード時間も地味に長い。 --初めは豊富に感じていた特殊アクションも飽きがきてしまう(飛ばすことは可能)。 -一部操作方法説明が不親切 --ゲーム開始時の「クアッフル」のスローインはタイミングよく左スティックを倒すゲームなのだが、このルールに気付く早さに個人差がある。 --パス、シュートを×長押しでタメ撃ちできることや、コンボ継続の仕方とそれによるボレーシュートの仕方をゲーム中で教えくれず、プレイヤーに気付かせるスタイルをとっている。 ---前者で紹介したシュートタメ撃ちは高難易度(ニンバス2001,ファイアボルト)でお世話になる。 ---コンボのアクションで(R1を押したまま)シュートをすることが、オーストラリアチームのチームスペシャルムーブの解放条件の一つになっている。 ---チームスペシャルムーブを解放できないと試合が大味になる等の問題点もある。またCPはプレイヤーが解放していようがいまいが容赦なく使ってくるので注意。 -コンボの半永久機関 --コンボの効果がバランスブレイク気味で、遠くの選手にコンボパスをつなげることで、相手にボールを奪われることなく確実にスニッチ用のゲージを稼ぐことが出来てしまう。また相手チェイサーからのパスカットも起こりにくい。 --CPの相手がコンボを連続して続けてくることはないが、対人戦ではこれを相手にされることがある。 --ゲームが示してくれる攻略情報に、敵がコンボをつづけた時の対処法が掲載されていない。 **総評  完全クリアまでの道のりが非常に長いという欠点が存在し、またゲームバランスが良いとは言い切れずやりこみや友達との対戦にはやや不向き。しかし操作自体は簡単で難易度も低く、綺麗なグラフィックが存分にクィディッチの雰囲気を作り出してくれるので、暇な時にはもってこいの作品といえるだろう。

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