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*Submerged 【さぶまーじど】 |ジャンル|アクションADV|&image(sbm.jpg,height=250)| |対応機種|Windows 7(64bit専用)&br;XboxOne&br;プレイステーション4|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |発売・開発元|Uppercut Games|~| |発売日|2015年8月7日|~| |定価|1,980円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|シンプル探索ゲー&br;雰囲気を楽しめるなら○|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 三人称視点の非戦闘型ゲーム。浸水した不可思議な街を探索し、ビルを登ったり望遠鏡を使って街を調べたりしながら、必要な物資を探す。~ 海上にせり出した廃墟群の美しさを味わいながら、壊れた世界と壊れた家族の真実を紐解いていく。~ 『[[Bioshock]]』に携わったスタッフが開発に加わっており、建物の造形や演出にその血統が見て取れる。 ~ **ストーリー ツタの張ったビル群、倒壊した観覧車…水没した"古代遺跡"にミクとタクの姉弟が乗ったボートが流れ着く。~ ひん死の弟のため、ミクは遺跡を探索しながら物資を集めてゆく。一晩、二晩と過ごし、過去を回想するミク。~ 彼女の体にもまた、ある変化が起こり始めていた。 ~ **特徴・システム ''戦闘の無い、シンプルな探索ゲーム'' -戦闘や死亡によるゲームオーバーは無い。水上をボートで移動して上陸できる建物を見つけ、建物を探索するのが目的となる。 -建物の探索と言っても内部に入るわけではなく、壁のヘリやツタに捕まりながら最上部を目指すのが主となる。 -最上部に到達するためのルートはいくつかあり、後述の収集要素も設置されている。自分でルートを見極めながら登る軽いパズル的要素がある。 -基本的には、弟を救うための物資が置かれている大型の建物のみを攻略すればキャンペーンモードは進む。どの建物から攻略するかは自由。 -なお、あくまで探索するのは建物の上部だけであり、水没した場所を潜って探索したりすることはない。 ''収集要素'' -謎解きや仕掛けは無いが、道中に落ちているオブジェクト(絵)を拾うと、遺跡の成り立ちを知るヒントになる。 -若干見つけにくい箇所に置かれていることが多いため、大型の建物を探索する際は様々なルートを試す必要がある。 -その他に、シークレット要素として特定地点で絵が追加されたり、ボートのアップグレードができたりする。 ~ **評価点 -プレイヤーの好みにもよるが、廃墟群や夕日や夜空の美しさ、クジラやイルカの群れを見たりと、道中を味わいながら進めていくのは楽しい。 -フィールドはかなり広く、水没しツタの張った鉄橋・鉄塔・観覧車など、非日常的で幻想的な光景を目にすることが出来る。 -幼い姉弟に何が起きたかが拙い絵と共に徐々に明らかになっていくシナリオは引き付けられる。 -どこか退廃的な、もの悲しい雰囲気や音楽は、そういった演出が好きなプレイヤーには浸れるものがある。 -キャンペーンでは、必要な物資を見つけると自動的に本拠地へ戻してもらえるため、わざわざビルを降りる必要が無い。 ~ **問題点 -基本的にビルを探して登るだけで、そこに謎解きや転落死の危険もないため、作業的になりがち。 -ボリューム的には値段相応、もしくは若干高く感じる程度。 -キャンペーン終了後でも自由に探索はできるが、ビルを登ると帰りも自分で操作して降りなくてはならず、面倒。 ~ **総評 本格的な探索・謎解き要素や、アクション要素を目当てに購入するべきではない。~ 文字では説明できないような、独特の雰囲気を楽しむ作品の1つであり、自分の感性に従ってプレイを検討することをお勧めする。~ 高価では無いため、PVを見て魅かれるものがあったのなら購入して損はしないはず。
*Submerged 【さぶまーじど】 |ジャンル|アクションADV|&image(sbm.jpg,height=250)| |対応機種|Windows 7(64bit専用)&br;XboxOne&br;プレイステーション4|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |発売・開発元|Uppercut Games|~| |発売日|2015年8月7日|~| |定価|1,980円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|シンプル探索ゲー&br;雰囲気を楽しめるなら○|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 三人称視点の非戦闘型ゲーム。浸水した不可思議な街を探索し、ビルを登ったり望遠鏡を使って街を調べたりしながら、必要な物資を探す。~ 海上にせり出した廃墟群の美しさを味わいながら、壊れた世界と壊れた家族の真実を紐解いていく。~ 開発元のUppercut Gamesはオーストラリアのインディーディベロッパーであるが、『[[Bioshock]]』に携わったスタッフが開発に加わっており、~ 建物の造形や水の表現などにその血統が見て取れる。 ~ **ストーリー ツタの張ったビル群、倒壊した観覧車…水没した"古代都市"にミクとタクの姉弟が乗ったボートが流れ着く。~ ひん死の弟のため、ミクは遺跡を探索しながら物資を集めてゆく。一晩、二晩と過ごし、過去を回想するミク。~ 彼女の体にもまた、ある変化が起こり始めていた。 ~ **特徴・システム ''戦闘の無い、シンプルな探索ゲーム'' -戦闘や死亡によるゲームオーバーは無い。水上をボートで移動して上陸できる建物を見つけ、建物を探索するのが目的となる。 -建物の探索と言っても内部に入るわけではなく、壁のヘリやツタに捕まりながら最上部を目指すのが主となる。 -あくまで探索するのは建物の海上部分だけであり、水没した場所を潜って探索したりすることはない。 -最上部に到達するためのルートはいくつかあり、後述の収集要素も設置されている。自分でルートを見極めながら登る軽いパズル的要素がある。 -使用できるアイテムは望遠鏡のみ。遠方からビルの頂上を見て物資を見つけたり、特定のポイントでシークレット要素を発見できたりする。 ''キャンペーンモード'' -本作のメインとなるモード。弟を救うために必要な物資を求め、上陸できる建物を見つけて最上部を目指す。 --建物には小型の建物と大型の建物が存在し、物資が置いてあるのは後者。後者のみを攻略すればキャンペーンモードは進む。 --マップ上のどの建物から攻略するかは自由で、大型の建物ならどれに上陸したとしても最上部にその時必要な物資が設置される。 --大型の建物に上陸する際は、主人公が物資の存在をほのめかす独り言をつぶやくので分かりやすい。 --物資を見つけた時点でそのセッションはクリアとなり、セッション間に眠りにつく主人公の描写とともに、主人公ら姉弟に何が起こったのかがデフォルメされた絵で少しずつ分かっていく。 --物資の数は全部で10個。全て収集するとエンディングとなる。 ''探索モード'' -キャンペーンモード終了後に解禁されるモード。ストーリー抜きに自由に探索が出来る。 --基本的にはキャンペーンモードからストーリー要素が無くなっただけ。 ''収集要素'' -謎解きや仕掛けは無いが、道中に落ちているオブジェクト(絵)を拾うと、遺跡の成り立ちを知るヒントになる。 --オブジェクトは大型の建物と小型の建物の両方に設置されており、特に前者には複数個設置されている。 --若干見つけにくい箇所に置かれていることが多いため、大型の建物を探索する際は様々なルートを試す必要がある。 -その他に、シークレット要素として特定地点で絵が追加されたり、ボートのアップグレードができたりする。 --ボートのアップグレードは通常移動より若干速度の速い高速移動の可能な時間が延長される。 --戦闘に伴う逃走の必要などは無く、アップグレード抜きでも十分な速さがあるので攻略上は無理して集める必要は無い。 ~ **評価点 -水上に美しく表現された廃墟群は、様々な姿を見せながらプレイヤーを魅了する。 --時間帯や天候が変化し、それによって趣が変わってくる。夕日に映し出された廃墟や、輝く夜空と廃墟の組み合わせは格別。 --フィールドはかなり広く、水没しツタの張った鉄橋・鉄塔・観覧車など、非日常的で幻想的な光景を目にすることが出来る。 --基本的に廃墟の中に主人公1人。余計なものはなく、どこか退廃的なもの悲しい世界の中にしっとりと浸れる。 --草やツタなどはデフォルメされているが、グラフィックの質自体は全体的に非常に高い。 -ストーリーや演出は、シンプルながらプレイヤーを引き込むものとなっている。 --幼い姉弟に何が起きたかが、拙い絵と共に徐々に明らかになっていくシナリオは引き付けられる。 --絵がデフォルメされていたり主人公達がほとんど喋らなかったりと、あえて詳細を語らずプレイヤーに「察してもらう」演出を採っている。 --英国アカデミー賞を受賞したジェフ・ヴァン・ディック氏の手掛けるBGMは、本作の雰囲気にマッチした、もの悲しくも美しいもの。 -主人公が登れる場所は目印の赤い花が咲いており分かりやすく、また舞い散る花弁の鮮やかさも無機質な廃墟群においていい差し色となっている。 -キャンペーンでは、必要な物資を見つけると自動的に本拠地へ戻してもらえるため、わざわざビルを降りる必要が無い。 ~ **問題点 -基本的に建物を探して登るだけで、そこに謎解きや転落死の危険もないため、作業的になりがち。 --登る場所が似たようなヘリばかりで、あとはハシゴや雨樋くらい。ジップラインは数か所しかない。登る作業にアクセントが足りず、作業感が増幅される。 -ボリューム的には値段相応、もしくは若干高く感じる程度であり、コストパフォーマンス面ではイマイチ。 -キャンペーン終了後でも自由に探索はできるが、ビルを登ると帰りも自分で操作して降りなくてはならず、面倒。 ~ **総評 雰囲気ゲーの趣が色濃く、プレイヤーが楽しませてもらうのではなく、プレイヤーが自ら浸って楽しむ作品。~ 少なくとも、本格的な探索・謎解き要素やアクション要素を目当てに購入するべきではない。~ 事前にPVなどを見て独特の雰囲気に魅かれるものがあったのなら、自分の感性に従ってプレイを検討することをお勧めする。

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