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*SOLAR ASSAULT 【そーらーあさると】 |ジャンル|3Dシューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1997年7月| |判定|なし| |>|CENTER:''[[グラディウスシリーズ]]''| **概要 -『[[グラディウスIII -伝説から神話へ-]]』の3Dシューティング面(4面)を元に生み出された3DSTG。 --『III』の該当ステージは擬似3Dだったが、本作では全編フルポリゴンで描写されている。 --とある展示会で公開された「ビックバイパー」という名のレースゲームが元になっている。 -専用大型筐体のみの販売で、29インチブラウン管+ベンチシートのスタンダード版と、50インチプロジェクターとボディソニック機能内蔵シートのデラックス版の二種が存在する。元は同社の大型稼動筐体を使用したレースゲーム『スピードキング』のコンバージョンキットとして企画されたもので、初披露時はこの筐体が使用された。そして、『スピードキング』筐体を使ったバージョンも極少数ながらも存在してた模様。 -サブタイトルとして「ソーラーアサルト グラディウス」と表記されている。ストーリーはバクテリアンとの最後の戦いから12年後、突如出現し惑星グラディウスへ接近しようとする正体不明の敵を迎撃するため、ビックバイパーとロードブリティッシュ、そして新たに開発された最新鋭戦闘機「アルピニア」が実戦テストを兼ねて出撃するという設定。 **ゲームシステム -操作方法はショット発射用の「トリガーボタン」とミサイル発射用の「ミサイルボタン」がついたアナログジョイスティックと、シート左側にあるパワーアップボタン。視点変更も自機後ろとコクピット視点に切り替え可能。 -基本システムは歴代グラディウスと同様で、敵を倒して出現したカプセルを回収、消費する事でパワーアップする。 --パワーアップカプセルは自機と同じ距離で暫く停滞する。回収は容易。 --本作ではスピードアップが消滅。移動速度(上下左右移動)は機体によって異なる。 --ミサイルは2段階パワーアップ可能で、一度装備した後に再びミサイルに合わせてパワーアップするとミサイルが強化される。 --カプセル1個につき100点。メーターを1周させる毎に5000点のボーナス点が入る。 --自機選択後にパワーアップ方式を自動的に適切なパワーアップが行われる「オート」と従来通りパワーアップボタンで任意でパワーアップを行う「マニュアル」から選択する。「オート」を選択した場合は、トリガーボタンを押すことでショットとミサイルが同時に発射されるようになる。 -溜め撃ち。レーザー装備後にトリガーボタンとミサイルボタンを両方長押ししてから放すと機体毎に異なった特殊攻撃が可能。溜め撃ち発射後は一時的にショットとミサイルの発射が不能になる。 -自機選択システム搭載。本作では3種類の自機から1機選択してプレイする事ができる。おなじみ「ビックバイパー」「ロードブリティッシュ」と新機体「アルピニア」。それぞれパワーアップ内容と移動速度が異なる。 #region(自機の詳細。クリックで開閉) -WC-672H アルピニア:シリーズ初登場の新機体。ビックバイパーに近い外見でカラーリングは黒いボディに橙のストライプが施されている。移動速度は遅い。ミサイルと溜め撃ちが敵を自動追尾するため、避けに専念しやすい。 --サイコムミサイル(サイコムII):発射後敵を追尾するホーミングミサイル。強化版の「サイコムII」は最大2連射から3連射になる。 --マインドブラスト:正面とは別に反時計回りにショットが同時発射される。 --ツインレーザー:連射可能な細切れの2連装レーザー。溜め撃ちは敵を追尾しつつ一定時間画面中を飛び交う「サイコムレーザー」に変化する。 -BP-592A ビックバイパー:シリーズおなじみの主役機体。カラーは白いボディに青のストライプ。移動速度は中間。装備は[[初代>グラディウス]]のものをほぼ踏襲している。 --ミサイル(フォトントゥーピド):下方向に発射され、地面を滑走する。強化すると「フォトントゥーピド」に変化し、敵に対して貫通する性質を持つようになる。 --ダブル:正面と斜め上にショットを同時発射する。 --レーザー:耐久度の低い敵を貫通する細いレーザーを長時間照射する。発射後の隙は長め。溜め撃ちはレーザーのサイズが極太に強化される。 -LS-379G ロードブリティッシュ:『[[沙羅曼蛇]]』で2P側自機として初登場した機体。カラーリングは白いボディに赤のストライプ。移動速度は速い。装備は『沙羅曼蛇』や『[[グラディウスII]]』の4番装備に近い。 --2ウェイ(3ウェイ):左右同時にミサイルを発射。強化すると「3ウェイ」になり、下方向にも発射されるようになる。 --フリーウェイ:正面に加えてレバーを倒した方向にもショットを同時発射する。 --リップルレーザー:連射可能なリング状のレーザー。溜め撃ちは着弾後、一定時間攻撃範囲が球状に広がるものに変化。 -全機体共通の装備はオプションとシールドの2つ。オプションは最大4つまで装備可能。シールドは見た目は初代のシールドと同じく前方に壁を張るもので耐久値は3。 #endregion -全5ステージ構成。工場出荷設定では1周エンドだが、2周エンドにすることも可能。2周目では敵を倒した時に撃ち返し弾が撃たれるようになる。 **特徴 -グラフィックは大変リアルに描写されており、プレイ感覚やオブジェのデザインから『[[スターフォックス]]』を彷彿とさせるものの、モアイやザブなど、グラディウスシリーズおなじみのギミックを見る事ができる。 --ビッグコアは後の『[[グラディウスV]]』では平べったいデザインになったが、本作では円筒形。Mk-IIの方もカバーが2枚ではなく3枚の立体的な物となっている。 -描写能力の限界か、世界観を守るためか。おそらくパイロットの姿を描写しないためにビックバイパー及びロードブリティッシュの設定サイズが100m程に巨大化している。 -泉陸奥彦の手がけたBGMは非常に評価が高い。 --長らくサントラ化はされていなかったが、2011年発売のグラディウス アルティメットコレクションに収録されている。 -筐体カラーはアルピニアを意識した黒地のオレンジ色になっている。 **難点 -敵弾の当り判定やカプセルの回収タイミングが非常に解り難い。 -難易度にムラがある。 --シリーズの伝統、高速ステージの存在が主な要員。高速でせまり来る複雑な地形。3Dシューティングと言うジャンルの特性故に、このステージだけ難易度が高く、後のステージはここと比べると見劣りする。 -出回りが悪い。 --不況不況と言われ始め、ゲームセンターバブルがはじけるか否かと言う折に登場した大型筐体。更に絶世の格闘ゲームブームの真っ只中。加えてグラディウスシリーズアーケードの前作『[[沙羅曼蛇2]]』の評価が微妙という条件が重なった事が原因か。 ---更に同年は『ときめきメモリアルドラマシリーズ』や、『[[ときめきメモリアル2]]』の制作発表。~ そして年末にはあの『[[ビートマニア>beatmania]]』と、コナミ自身の手で本作の存在を影におとしてしまったと言う経緯もある。 **総評  幾多のギミックから見受けられる脈々と受け継がれたグラディウスの血統。自機選択システムによって機体毎に異なった攻略方法があり、やりこめばやりこむだけ面白さを実感できる作品だが、時代が本作の存在を隠してしまった。後の『リバイズド』(下記参照)ではサブタイトルも消されてしまった。~  本作で初登場となった自機アルピニアは印象的な外見をしているにも関わらず、その知名度の低さ故か他作品に一切登場していない。 ---- *SOLAR ASSAULT REVISED 【そーらーあさるとりばいずど】 |ジャンル|3Dシューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1997年12月| |判定|なし| -基板差し替えのバージョンアップ版。 --ステージ2に『沙羅曼蛇』のステージ3を髣髴とさせる新規ステージが追加されて、全6ステージ構成に。それに伴って無印のステージ2はステージ4に移動。背景が白から黒に変わり地形が追加されるなど、雰囲気が変化している。 ---それ以外の既存ステージも新規の敵やボスの攻撃パターンが追加されている。特にステージ5ボスのビッグコアMk-IIはレーザー一斉発射と体当たりを繰り返すだけだった無印から一新され、別物と言えるほどに多彩な攻撃を行い、大幅に強化された。 --ラストボス直前にシリーズおなじみの敵、クラブが登場するようになった。本作では脚3本と本体のコアを破壊する事で撃破可能。 --アルピニアの機体速度の上昇やビックバイパーのレーザー発射後の隙の短縮化の調整が施された。 --なぜかタイトル画面からグラディウスの文字が消えている。 --本作の海外版はタイトルこそ無印と同じく「ソーラーアサルト」だが、内容はこちらのバージョンに準じている。また、タイトル画面は国内のどのバージョンとも異なる独自のものとなっている。
*SOLAR ASSAULT 【そーらーあさると】 |ジャンル|3Dシューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1997年7月| |判定|なし| |>|CENTER:''[[グラディウスシリーズ]]''| **概要 -『[[グラディウスIII -伝説から神話へ-]]』の3Dシューティング面(4面)を元に生み出された3DSTG。 --『III』の該当ステージは擬似3Dだったが、本作では全編フルポリゴンで描写されている。 --とある展示会で公開された「ビックバイパー」という名のレースゲームが元になっている。 -専用大型筐体のみの販売で、29インチブラウン管+ベンチシートのスタンダード版と、50インチプロジェクターとボディソニック機能内蔵シートのデラックス版の二種が存在する。元は同社のレースゲーム『スピードキング』で使用された大型稼動筐体のコンバージョンキットとして企画されたもので、初披露時はこの筐体が使用された。そして、この『スピードキング』筐体を使ったバージョンも極少数ながらも存在してた模様。 -サブタイトルとして「ソーラーアサルト グラディウス」と表記されている。ストーリーはバクテリアンとの最後の戦いから12年後、突如出現し惑星グラディウスへ接近しようとする正体不明の敵を迎撃するため、ビックバイパーとロードブリティッシュ、そして新たに開発された最新鋭戦闘機「アルピニア」が実戦テストを兼ねて出撃するという設定。 **ゲームシステム -操作方法はショット発射用の「トリガーボタン」とミサイル発射用の「ミサイルボタン」がついたアナログジョイスティックと、シート左側にあるパワーアップボタン。視点変更も自機後ろとコクピット視点に切り替え可能。 -基本システムは歴代グラディウスと同様で、敵を倒して出現したカプセルを回収、消費する事でパワーアップする。 --パワーアップカプセルは自機と同じ距離で暫く停滞する。回収は容易。 --本作ではスピードアップが消滅。移動速度(上下左右移動)は機体によって異なる。 --ミサイルは2段階パワーアップ可能で、一度装備した後に再びミサイルに合わせてパワーアップするとミサイルが強化される。 --カプセル1個につき100点。メーターを1周させる毎に5000点のボーナス点が入る。 --自機選択後にパワーアップ方式を自動的に適切なパワーアップが行われる「オート」と従来通りパワーアップボタンで任意でパワーアップを行う「マニュアル」から選択する。「オート」を選択した場合は、トリガーボタンを押すことでショットとミサイルが同時に発射されるようになる。 -溜め撃ち。レーザー装備後にトリガーボタンとミサイルボタンを両方長押ししてから放すと機体毎に異なった特殊攻撃が可能。溜め撃ち発射後は一時的にショットとミサイルの発射が不能になる。 -自機選択システム搭載。本作では3種類の自機から1機選択してプレイする事ができる。おなじみ「ビックバイパー」「ロードブリティッシュ」と新機体「アルピニア」。それぞれパワーアップ内容と移動速度が異なる。 #region(自機の詳細。クリックで開閉) -WC-672H アルピニア:シリーズ初登場の新機体。ビックバイパーに近い外見でカラーリングは黒いボディに橙のストライプが施されている。移動速度は遅い。ミサイルと溜め撃ちが敵を自動追尾するため、避けに専念しやすい。 --サイコムミサイル(サイコムII):発射後敵を追尾するホーミングミサイル。強化版の「サイコムII」は最大2連射から3連射になる。 --マインドブラスト:正面とは別に反時計回りにショットが同時発射される。 --ツインレーザー:連射可能な細切れの2連装レーザー。溜め撃ちは敵を追尾しつつ一定時間画面中を飛び交う「サイコムレーザー」に変化する。 -BP-592A ビックバイパー:シリーズおなじみの主役機体。カラーは白いボディに青のストライプ。移動速度は中間。装備は[[初代>グラディウス]]のものをほぼ踏襲している。 --ミサイル(フォトントゥーピド):下方向に発射され、地面を滑走する。強化すると「フォトントゥーピド」に変化し、敵に対して貫通する性質を持つようになる。 --ダブル:正面と斜め上にショットを同時発射する。 --レーザー:耐久度の低い敵を貫通する細いレーザーを長時間照射する。発射後の隙は長め。溜め撃ちはレーザーのサイズが極太に強化される。 -LS-379G ロードブリティッシュ:『[[沙羅曼蛇]]』で2P側自機として初登場した機体。カラーリングは白いボディに赤のストライプ。移動速度は速い。装備は『沙羅曼蛇』や『[[グラディウスII]]』の4番装備に近い。 --2ウェイ(3ウェイ):左右同時にミサイルを発射。強化すると「3ウェイ」になり、下方向にも発射されるようになる。 --フリーウェイ:正面に加えてレバーを倒した方向にもショットを同時発射する。 --リップルレーザー:連射可能なリング状のレーザー。溜め撃ちは着弾後、一定時間攻撃範囲が球状に広がるものに変化。 -全機体共通の装備はオプションとシールドの2つ。オプションは最大4つまで装備可能。シールドは見た目は初代のシールドと同じく前方に壁を張るもので耐久値は3。 #endregion -全5ステージ構成。工場出荷設定では1周エンドだが、2周エンドにすることも可能。2周目では敵を倒した時に撃ち返し弾が撃たれるようになる。 **特徴 -グラフィックは大変リアルに描写されており、プレイ感覚やオブジェのデザインから『[[スターフォックス]]』を彷彿とさせるものの、モアイやザブなど、グラディウスシリーズおなじみのギミックを見る事ができる。 --ビッグコアは後の『[[グラディウスV]]』では平べったいデザインになったが、本作では円筒形。Mk-IIの方もカバーが2枚ではなく3枚の立体的な物となっている。 -描写能力の限界か、世界観を守るためか。おそらくパイロットの姿を描写しないためにビックバイパー及びロードブリティッシュの設定サイズが100m程に巨大化している。 -泉陸奥彦の手がけたBGMは非常に評価が高い。 --長らくサントラ化はされていなかったが、2011年発売のグラディウス アルティメットコレクションに収録されている。 -筐体カラーはアルピニアを意識した黒地のオレンジ色になっている。 **難点 -敵弾の当り判定やカプセルの回収タイミングが非常に解り難い。 -難易度にムラがある。 --シリーズの伝統、高速ステージの存在が主な要員。高速でせまり来る複雑な地形。3Dシューティングと言うジャンルの特性故に、このステージだけ難易度が高く、後のステージはここと比べると見劣りする。 -出回りが悪い。 --不況不況と言われ始め、ゲームセンターバブルがはじけるか否かと言う折に登場した大型筐体。更に絶世の格闘ゲームブームの真っ只中。加えてグラディウスシリーズアーケードの前作『[[沙羅曼蛇2]]』の評価が微妙という条件が重なった事が原因か。 ---更に同年は『ときめきメモリアルドラマシリーズ』や、『[[ときめきメモリアル2]]』の制作発表。~ そして年末にはあの『[[ビートマニア>beatmania]]』と、コナミ自身の手で本作の存在を影におとしてしまったと言う経緯もある。 **総評  幾多のギミックから見受けられる脈々と受け継がれたグラディウスの血統。自機選択システムによって機体毎に異なった攻略方法があり、やりこめばやりこむだけ面白さを実感できる作品だが、時代が本作の存在を隠してしまった。後の『リバイズド』(下記参照)ではサブタイトルも消されてしまった。~  本作で初登場となった自機アルピニアは印象的な外見をしているにも関わらず、その知名度の低さ故か他作品に一切登場していない。 ---- *SOLAR ASSAULT REVISED 【そーらーあさるとりばいずど】 |ジャンル|3Dシューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼動開始日|1997年12月| |判定|なし| -基板差し替えのバージョンアップ版。 --ステージ2に『沙羅曼蛇』のステージ3を髣髴とさせる新規ステージが追加されて、全6ステージ構成に。それに伴って無印のステージ2はステージ4に移動。背景が白から黒に変わり地形が追加されるなど、雰囲気が変化している。 ---それ以外の既存ステージも新規の敵やボスの攻撃パターンが追加されている。特にステージ5ボスのビッグコアMk-IIはレーザー一斉発射と体当たりを繰り返すだけだった無印から一新され、別物と言えるほどに多彩な攻撃を行い、大幅に強化された。 --ラストボス直前にシリーズおなじみの敵、クラブが登場するようになった。本作では脚3本と本体のコアを破壊する事で撃破可能。 --アルピニアの機体速度の上昇やビックバイパーのレーザー発射後の隙の短縮化の調整が施された。 --なぜかタイトル画面からグラディウスの文字が消えている。 --本作の海外版はタイトルこそ無印と同じく「ソーラーアサルト」だが、内容はこちらのバージョンに準じている。また、タイトル画面は国内のどのバージョンとも異なる独自のものとなっている。

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