「ウィッシュルーム 天使の記憶」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ウィッシュルーム 天使の記憶 - (2013/07/30 (火) 17:56:22) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*ウィッシュルーム 天使の記憶 【うぃっしゅるーむ てんしのきおく】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B000FJ51GO)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|シング|~| |発売日|2007年1月25日|~| |価格|4,800円(税込)|~| **あらすじ 舞台は1979年のロサンゼルス。元刑事で現在はセールスマンのカイルは失踪した元同僚ブラッドリーを捜していた。~ 年の瀬の迫った12月28日、カイルが仕事の依頼で訪れたのは、荒野の中の道沿いに建つ一軒の寂れたホテル。~ カイルが泊まろうとしたその部屋は願いがかなう部屋と噂される部屋だった…(Wikipediaより抜粋) **概要 -ホテルを舞台としたアドベンチャーゲームだが、物語のテーマは今までのアドベンチャーゲームにありがちな殺人事件の解決ではなく(一応過去の殺人事件が話に多少関わるが)、登場人物の過去や謎に関する事柄を解明していく事である。またそれが同時に物語進行の主軸となっている。 -DSを縦に持ってプレイする。操作はタッチペン・ボタン操作の両方が可能で、やりやすい方でプレイできる。また利き手によってタッチスクリーンの位置を変えられる。 -ゲームは10のチャプターからなっている。一つのチャプターのプレイ時間は最低でも1時間ほど。 **システム -物語はホテル内を探索→会話や謎解きをしながら情報を集める→特定の人物を問いつめる、といった手法で進行する。会話をしているとき、黄色い「突っ込みマーク」が出現することがあり、これをタッチするとさらに詳しい話を聞ける。 --ストーリーを進めるために重要なものやちょっとした小ネタまで様々。突っ込むことで即ゲームオーバーになることはなく、万一聞き逃しても大抵後で聞き直せる。 -基本的に無駄な行動で時間が経過することは無いが、一部の謎解きを失敗したり不審な行動を取るとゲームオーバーになる。しかし、そのゲームオーバーも種類が様々で(ホテルから追い出される、部屋に引きこもるなど)、プレイヤーを楽しませてくれる。 -謎解きは基本的にタッチペンを用いる。スライド、タッチなど、どれ一つとして同じ謎解きは存在しない。中にはDSを閉じたりマイクに息を吹きかけるというものもある。 **評価点 ''独特な作風'' -公式サイト等でプレイ画面を見ると一目で分かるが、あえて古臭い海外ドラマのような絵柄になっており、それが作品に独特な雰囲気を生み出している。 --会話の内容だけにとどまらず、会話中の手を振る仕草など、細かいレベルで上手く表現されており、こういう作風が合う人にとっては、会話をしているだけで楽しい。 -音楽も独特な雰囲気をかもし出すのに一役買っており、根強いファンがついている。 ''面白主人公カイル'' -本作の主人公であるカイル・ハイドは作中の言動や行動などが実に特徴的で、多くのプレイヤーを魅了している。 --33歳のサボり癖の酷いセールスマン。元はニューヨーク市警の刑事で、失踪した親友を今でも捜している。 --元刑事のためか、セールスマンのくせに性格は粗暴で無愛想で大人気ない。子供だろうと老人だろうと誰に対してもタメ口で話す。しかし困った人を見捨てておけないお人好しでもある。 --心から嬉しい時や美味しい物を口にしたときは普段の表情からはとても考えられないほど爽やかな笑みを浮かべる。 --人物の追求や一部の謎解きに失敗すると落ち込んで部屋に引きこもったりする繊細な一面も。 ---その時の「''あぁ……ダメだな……俺って''」は本作屈指の名(迷?)台詞と言えよう。このセリフを聞く為だけにわざわざゲームオーバー確定の選択肢を選ぶプレイヤーもいる。 --笑える毒舌セリフを連発する。(一例:「あれじゃあ、女房に逃げられそうだ」「そんなことだから、あんたの作品は売れないんだ」など) --「(鏡に映った自分の顔を見て)''なかなかの男前だ''」「(自分の名前を)''いい名前だろう?''」 --金に困っているらしく、指摘されて言葉に詰まるシーンもある。 -これらの性格・特徴から一部に根強いファンを生んでおり、本作のヒロイン的存在として発売前から注目を集めていたミラよりも人気が高い。 --それどころか、このゲームのヒロインは誰かという問いにカイルと答える人も少なくない。 --『[[大乱闘スマッシュブラザーズX]]』では本作で唯一のフィギュアになっている。 -謎解きの一つ一つが分かりやすくかつ特徴的かつ様々で、プレイヤーを飽きさせない。 -マッチ棒パズルや数字集めなど、ミニゲームやオマケ要素も充実している。さらに2周目以降は一部のセリフが変更され、追加イベントもある。 **短所 -本作のストーリーは最終的にはたったの1日で完結している物語の為、せっかくの良い雰囲気もどうにも足早過ぎると感じてしまう。 --雰囲気の良いゲームだけに、作中の日数も長めにゆっくり味わいたかったと言う声は多い。 -電話や来客時にはいちいち目の前まで行って調べなければならない。 --部屋で調べ物をしている時に電話や来客があると、探索画面からは対応する事ができず、一度部屋内の移動画面に移してから該当箇所(電話or扉)まで移動する必要がある。 ---カイルの移動スピードも速くないので、地味に面倒。 -一部のオマケ要素はストーリーを進めすぎると遊べなくなってしまう。 --特にマッチ棒パズルとジュークボックス(サウンドテスト)。メインメニューで選ぶこともできない。 -1周目で真EDを見るには一度もゲームオーバーにならない必要がある。 //-途中セーブした場合、次の目的を忘れてしまうと先に進めなくなることがある。 //これは謎解きゲー共通では? **総評 音楽、ストーリー、システム面の全てが優秀で、その独特の作風には根強いファンも生まれた。~ 主人公を初めとした個性豊かなキャラクターや様々な謎解き、一つのチャプターをクリアするたびに繋がっていく謎と謎など魅力も満載で、公式サイトの雰囲気が気に入って謎解きゲーが苦手でなければ是非オススメしたい出来になっている。~ 発売後、長い間音沙汰のなかった本作だが、約3年後に本作の続編に当たる[[ラストウィンドウ 真夜中の約束]]が発売された。~ こちらは本作同様に相変わらず独特な雰囲気を持っており、また本作で不評だった点も改善されているなど続編として好評。
*ウィッシュルーム 天使の記憶 【うぃっしゅるーむ てんしのきおく】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B000FJ51GO)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|シング|~| |発売日|2007年1月25日|~| |価格|4,800円(税込)|~| **あらすじ 舞台は1979年のロサンゼルス。元刑事で現在はセールスマンのカイルは失踪した元同僚ブラッドリーを捜していた。~ 年の瀬の迫った12月28日、カイルが仕事の依頼で訪れたのは、荒野の中の道沿いに建つ一軒の寂れたホテル。~ カイルが泊まろうとしたその部屋は願いがかなう部屋と噂される部屋だった…(Wikipediaより抜粋) **概要 -ホテルを舞台としたアドベンチャーゲームだが、物語のテーマは今までのアドベンチャーゲームにありがちな殺人事件の解決ではなく(一応過去の殺人事件が話に多少関わるが)、登場人物の過去や謎に関する事柄を解明していく事である。またそれが同時に物語進行の主軸となっている。 -DSを縦に持ってプレイする。操作はタッチペン・ボタン操作の両方が可能で、やりやすい方でプレイできる。また利き手によってタッチスクリーンの位置を変えられる。 -ゲームは10のチャプターからなっている。一つのチャプターのプレイ時間は最低でも1時間ほど。 **システム -物語はホテル内を探索→会話や謎解きをしながら情報を集める→特定の人物を問いつめる、といった手法で進行する。会話をしているとき、黄色い「突っ込みマーク」が出現することがあり、これをタッチするとさらに詳しい話を聞ける。 --ストーリーを進めるために重要なものやちょっとした小ネタまで様々。突っ込むことで即ゲームオーバーになることはなく、万一聞き逃しても大抵後で聞き直せる。 -基本的に無駄な行動で時間が経過することは無いが、一部の謎解きを失敗したり不審な行動を取るとゲームオーバーになる。しかし、そのゲームオーバーも種類が様々で(ホテルから追い出される、部屋に引きこもるなど)、プレイヤーを楽しませてくれる。 -謎解きは基本的にタッチペンを用いる。スライド、タッチなど、どれ一つとして同じ謎解きは存在しない。中にはDSを閉じたりマイクに息を吹きかけるというものもある。 **評価点 ''独特な作風'' -公式サイト等でプレイ画面を見ると一目で分かるが、あえて古臭い海外ドラマのような絵柄になっており、それが作品に独特な雰囲気を生み出している。 --会話の内容だけにとどまらず、会話中の手を振る仕草など、細かいレベルで上手く表現されており、こういう作風が合う人にとっては、会話をしているだけで楽しい。 -音楽も独特な雰囲気をかもし出すのに一役買っており、根強いファンがついている。 ''面白主人公カイル'' -本作の主人公であるカイル・ハイドは作中の言動や行動などが実に特徴的で、多くのプレイヤーを魅了している。 --33歳のサボり癖の酷いセールスマン。元はニューヨーク市警の刑事で、失踪した親友を今でも捜している。 --元刑事のためか、セールスマンのくせに性格は粗暴で無愛想で大人気ない。子供だろうと老人だろうと誰に対してもタメ口で話す。しかし困った人を見捨てておけないお人好しでもある。 --心から嬉しい時や美味しい物を口にしたときは普段の表情からはとても考えられないほど爽やかな笑みを浮かべる。 --人物の追求や一部の謎解きに失敗すると落ち込んで部屋に引きこもったりする繊細な一面も。 ---その時の「''あぁ……ダメだな……俺って''」は本作屈指の名(迷?)台詞と言えよう。このセリフを聞く為だけにわざわざゲームオーバー確定の選択肢を選ぶプレイヤーもいる。 --笑える毒舌セリフを連発する。(一例:「あれじゃあ、女房に逃げられそうだ」「そんなことだから、あんたの作品は売れないんだ」など) --「(鏡に映った自分の顔を見て)''なかなかの男前だ''」「(自分の名前を)''いい名前だろう?''」 --金に困っているらしく、指摘されて言葉に詰まるシーンもある。 -これらの性格・特徴から一部に根強いファンを生んでおり、本作のヒロイン的存在として発売前から注目を集めていたミラよりも人気が高い。 --それどころか、このゲームのヒロインは誰かという問いにカイルと答える人も少なくない。 --『[[大乱闘スマッシュブラザーズX]]』では本作で唯一のフィギュアになっている。 -謎解きの一つ一つが分かりやすくかつ特徴的かつ様々で、プレイヤーを飽きさせない。 -マッチ棒パズルや数字集めなど、ミニゲームやオマケ要素も充実している。さらに2周目以降は一部のセリフが変更され、追加イベントもある。 **短所 -本作のストーリーは最終的にはたったの1日で完結している物語の為、せっかくの良い雰囲気もどうにも足早過ぎると感じてしまう。 --雰囲気の良いゲームだけに、作中の日数も長めにゆっくり味わいたかったと言う声は多い。 -電話や来客時にはいちいち目の前まで行って調べなければならない。 --部屋で調べ物をしている時に電話や来客があると、探索画面からは対応する事ができず、一度部屋内の移動画面に移してから該当箇所(電話or扉)まで移動する必要がある。 ---カイルの移動スピードも速くないので、地味に面倒。 -一部のオマケ要素はストーリーを進めすぎると遊べなくなってしまう。 --特にマッチ棒パズルとジュークボックス(サウンドテスト)。メインメニューで選ぶこともできない。 -1周目で真EDを見るには一度もゲームオーバーにならない必要がある。 -途中セーブした場合、次の目的を忘れてしまうと先に進めなくなることがある。 //これは謎解きゲー共通では? //↑そうだけど欠点であることに変わりはない。今、何をしようとしてたのかくらい、手帳へ自動的に記録されてもよかったはず。あらすじ機能があるのに目的を思いだす役に立たないあたりもネック。 -謎解きに詰まったときにも先へ進むことができなくなる。 --なまじ工夫が凝らされている分、思考が行き詰ってしまうとどうしようもない。 --抵抗がなければ、攻略サイトの類に頼るという手段もなくはない。しかしこの作品は謎解き要素を外部に頼ると、単なる移動のかったるいビジュアルノベルと化してしまう。独特の世界観だけで楽しめるなら、それもありかも知れないが。 **総評 音楽、ストーリー、システム面の全てが優秀で、その独特の作風には根強いファンも生まれた。~ 主人公を初めとした個性豊かなキャラクターや様々な謎解き、一つのチャプターをクリアするたびに繋がっていく謎と謎など魅力も満載で、公式サイトの雰囲気が気に入って謎解きゲーが苦手でなければ是非オススメしたい出来になっている。~ 発売後、長い間音沙汰のなかった本作だが、約3年後に本作の続編に当たる[[ラストウィンドウ 真夜中の約束]]が発売された。~ こちらは本作同様に相変わらず独特な雰囲気を持っており、また本作で不評だった点も改善されているなど続編として好評。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: