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*ミラクルアドベンチャー 【みらくるあどべんちゃー】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|アーケード(MVS)|~| |発売・開発元|データイースト|~| |稼動開始日|1994年|~| |ポイント|インディジョーンズ風コミカルアクション&br()かなりあっさりとした低難易度|~| **概要 -1994年に今は亡きデータイースト(デコ)がリリースした横スクロールアクションゲーム。 -映画「インディジョーンズシリーズ」を大きく受けたであろう世界観であり、デコならではのちょっと濃い目なキャラデザインとコミカルさが特徴の一作である。 -主人公であるジョニーとトムを操作して、悪のマッドサイエンティスト、ドゲート博士から、さらわれたトムの恋人メアリー救出と財宝のありかを示す5つの地図のかけらを入手するのが目的のストーリー設定。 -一人~二人同時プレイ可能、全5ステージ(各ステージは複数のエリアが存在)。 **主なルール -使用コントローラーはレバー+3ボタン。レバーにて主人公操作、Aボタンでショット攻撃、Bボタンでジャンプ、Cボタンは使用回数制限のあるボンバー攻撃となっている。 --レバー左右で主人公の移動、下でしゃがみが可能。 --Aボタンでショットを放つ。レバー上、もしくは斜め上+Aボタンで上(斜め上)ショット攻撃、ジャンプ中にレバー下、もしくは斜め下+Aボタンでジャンプ下(斜め下)攻撃ができる。 --Aボタン押しっぱなしにして主人公が全身が光り出した頃合にボタンを離すと溜めショット攻撃が可能。  --Bボタンで主人公のジャンプ(レバー左右にてジャンプ中の制御は可能だが、ジャンプ距離は常に一定)。ジャンプ中の足元には攻撃判定があり、ほとんどの敵を踏みつけて倒す事が可能(連続で踏みつけると入手スコアが倍増する)。 --しゃがみ中にA+Bボタン同時押しでスライディング(攻撃判定あり)が可能。また、主人公の下位置に足場がある状態にて、レバー下とBボタンでその地形に下りる事が可能。 --Cボタンを押すと画面全体を覆う程の強力なボンバーが放てる。ボンバー中は完全無敵で、敵からの緊急回避の効果も兼ねる。ボンバーストックがないと一切のボンバーは出せない他、主人公が地面に立っている状態でないと発動できない(ジャンプ中などではボタン入力が効かない)。 ---主人公の最初からストックされているボンバーは3つ。ボンバーアイテム(下記)を取得すれば最大5までストックを増やせる他、ボンバーストックが2以下の状態でステージクリアすると、次ステージにてストックが初期値の3に戻っている。また、ミス後の復活時もストック3の状態で再開される。 -所々に存在する宝箱を壊すとアイテムが出現する(稀にそのまま放置されている場合もある)。以下その詳細を示す。 --ショット系 ---「ヨーヨー」「ダブル」「グローブ」「ファイヤー」「アイス」「ボム」「サンダー」の7種類が存在。詳しい効果は下記家庭用移植ののVCリンクを参考にして頂きたい。 ---主人公の初期装備はヨーヨーで、ミス後の復活時はミス前にどのショットを取得してようが必ずヨーヨーに戻る。また、このゲームにはショットのパワーアップという概念はなく、装備アイテムと同じものを取得するとスコアボーナスとなる。 ---取得したショットアイテムにより、通常ショット、溜めショット、ボンバーの各性能がすべてにおいて変化する。 --その他アイテム ---「果物」…ライフを1回復。 ---「コイン」…スコアボーナス。 ---「ボンバー」…ボンバーストック1回復。 -残機+ライフ制の途中復活ですべてなくなるとゲームオーバー。ライフは最大3つあり、エリア及びステージをクリアしても一切の回復はしない(ミス後の復活か、果物アイテムを取得する以外に回復方法なし) --ミス条件は「ダメージをもらいライフが全部なくなる」「制限時間(ゲーム中非表示)が0になる」のいずれか。 -なお、本作はマルチエンディング制を採用している。最終ステージをクリアすると選択肢があり、どれを選ぶかによってエンディングに変化がある。 **批評点 -この頃からすでに経営不振でアーケードから手を引く寸前だったデコがリリースした、まさかの正統派アクションであり、昔の硬派(というかおバカ路線)なるデコファンにとっては懐かしさすらも感じるであろう存在であった。 --ちょっとキャラデザインが濃い面はあるが、そこまでくどい作風でもなく、特にデコマニアじゃなくとも普通に馴染めるであろう作品。コミカルならではのギャグはあるものの、旧デコの常軌を逸したようなクセは皆無である。 --強いてネタ方面を述べるならば、ステージ開始前にさらわれるメアリーのボイス「HELP ME!」が、「''ちゃっぴー ちゃっぴー''」にしか聞こえないとか、ドゲート博士がボス出現時にてそのステージにあったコスプレ(エジプトが舞台であるステージ2だと蛇使いのターバン服といった具合)をしている、という面はある。 --また、ショットの種類が若干『[[チェルノブ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/196.html]]』を彷彿とさせるものとなっているのも特徴か(ショットの一つ、サンダーは「赤城山ミサイル」にそっくり、出現数が少ないのも共通)。 -ゲームとしては、特別に複雑は操作はほぼ存在せず、当時のアーケードの中でもかなり遊びやすい内容。短めのエリア構成で非常に進行テンポが良く、敵を倒しまくる(撃ちまくる)爽快感を重視し、軽いテイストでガスガス攻撃したい時にはうってつけなゲームである。 --主人公がライフ+残機制という事で許容ダメージ数が多く、初見でもかなり長く先に進みやすい為に、難易度は同時期のアーケード作の中でもかなり低い方。それに加え、ボンバーストックの数も多く、ステージクリアでストックが回復する親切仕様な影響も相まって、ある程度のごり押しも通用してしまう。 --それを抜きにしても、敵そのものがそんなに強くなく、全体的に敵の耐久度が低めに設定されているのも難易度の低さに拍車をかけている。 --初心者や小難しいルールを嫌うプレイヤーにとっては非常に評価が高く、ややマイナーながらもそれなりの人気を博していた模様。その一方で、難易度の低さ故に即効でクリアするプレイヤーが続出し、当時の対戦格闘ブームの事情もあり、長期間の稼動する事は叶わなかった。 ---ちなみに、同時期にデコからMVSにてリリースされた『ファイターズヒストリーダイナマイト』は、その出来の良さと愛すべきキャラ達の存在もあり、多くのプレイヤーに支持されロングランヒットを飛ばした。やはり、よほどじゃない限りは通常のアクションゲームでやっていくのは難しい時代と思える。 **総評 -デコとは思えぬような初心者に優しく、誰でも気軽に遊べる作りであるのは評価に値するだろう。…が、その優しさが仇となり、人気には繋がらなかった悲しさが泣ける。 -家庭用移植はネオジオROMのみで、それ以外(ネオジオCD含む)には一切の移植はされなかった。しかし、最近になってバーチャルコンソールにて配信され、少しではあるが日の目をみる機会が増えている。 ---- **家庭用移植 -ネオジオ ROM版(1994年2月18日発売、データイースト) --もちろん完全移植だが、やっぱりソフト価格が高いのがネックである。 --2010年8月3日からネオジオROM版がWiiの[[バーチャルコンソール>http://www.vc-neogeo.d4e.co.jp/title_neogeo/miracleadventure/index.html]]にて配信されている、要900Wiiポイント。
*ミラクルアドベンチャー 【みらくるあどべんちゃー】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|アーケード(MVS)|~| |発売・開発元|データイースト|~| |稼動開始日|1994年|~| |ポイント|インディジョーンズ風コミカルアクション&br()かなりあっさりとした低難易度|~| **概要 -1994年に今は亡きデータイースト(デコ)がリリースした横スクロールアクションゲーム。 -映画「インディジョーンズシリーズ」の影響を多く受けたであろう世界観であり、デコならではのちょっと濃い目なキャラデザインとコミカルさが特徴の一作である。 -主人公であるジョニーとトムを操作して、悪のマッドサイエンティスト、ドゲート博士から、さらわれたトムの恋人メアリー救出と財宝のありかを示す5つの地図のかけらを入手するのが目的のストーリー設定。 -一人~二人同時プレイ可能、全5ステージ(各ステージは複数のエリアが存在)。 **主なルール -使用コントローラーはレバー+3ボタン。レバーにて主人公操作、Aボタンでショット攻撃、Bボタンでジャンプ、Cボタンは使用回数制限のあるボンバー攻撃となっている。 --レバー左右で主人公の移動、下でしゃがみが可能。 --Aボタンでショットを放つ。レバー上、もしくは斜め上+Aボタンで上(斜め上)ショット攻撃、ジャンプ中にレバー下、もしくは斜め下+Aボタンでジャンプ下(斜め下)攻撃ができる。 --Aボタン押しっぱなしにして主人公が全身が光り出した頃合にボタンを離すと溜めショット攻撃が可能。  --Bボタンで主人公のジャンプ(レバー左右にてジャンプ中の制御は可能だが、ジャンプ距離は常に一定)。ジャンプ中の足元には攻撃判定があり、ほとんどの敵を踏みつけて倒す事が可能(連続で踏みつけると入手スコアが倍増する)。 --しゃがみ中にA+Bボタン同時押しでスライディング(攻撃判定あり)が可能。また、主人公の下位置に足場がある状態にて、レバー下とBボタンでその地形に下りる事が可能。 --Cボタンを押すと画面全体を覆う程の強力なボンバーが放てる。ボンバー中は完全無敵で、敵からの緊急回避の効果も兼ねる。ボンバーストックがないと一切のボンバーは出せない他、主人公が地面に立っている状態でないと発動できない(ジャンプ中などではボタン入力が効かない)。 ---主人公の最初からストックされているボンバーは3つ。ボンバーアイテム(下記)を取得すれば最大5までストックを増やせる他、ボンバーストックが2以下の状態でステージクリアすると、次ステージにてストックが初期値の3に戻っている。また、ミス後の復活時もストック3の状態で再開される。 -所々に存在する宝箱を壊すとアイテムが出現する(稀にそのまま放置されている場合もある)。以下その詳細を示す。 --ショット系 ---「ヨーヨー」「ダブル」「グローブ」「ファイヤー」「アイス」「ボム」「サンダー」の7種類が存在。詳しい効果は下記家庭用移植ののVCリンクを参考にして頂きたい。 ---主人公の初期装備はヨーヨーで、ミス後の復活時はミス前にどのショットを取得してようが必ずヨーヨーに戻る。また、このゲームにはショットのパワーアップという概念はなく、装備アイテムと同じものを取得するとスコアボーナスとなる。 ---取得したショットアイテムにより、通常ショット、溜めショット、ボンバーの各性能がすべてにおいて変化する。 --その他アイテム ---「果物」…ライフを1回復。 ---「コイン」…スコアボーナス。 ---「ボンバー」…ボンバーストック1回復。 -残機+ライフ制の途中復活ですべてなくなるとゲームオーバー。ライフは最大3つあり、エリア及びステージをクリアしても一切の回復はしない(ミス後の復活か、果物アイテムを取得する以外に回復方法なし) --ミス条件は「ダメージをもらいライフが全部なくなる」「制限時間(ゲーム中非表示)が0になる」のいずれか。 -なお、本作はマルチエンディング制を採用している。最終ステージをクリアすると選択肢があり、どれを選ぶかによってエンディングに変化がある。 **批評点 -この頃からすでに経営不振でアーケードから手を引く寸前だったデコがリリースした、まさかの正統派アクションであり、昔の硬派(というかおバカ路線)なるデコファンにとっては懐かしさすらも感じるであろう存在であった。 --ちょっとキャラデザインが濃い面はあるが、そこまでくどい作風でもなく、特にデコマニアじゃなくとも普通に馴染めるであろう作品。コミカルならではのギャグはあるものの、旧デコの常軌を逸したようなクセは皆無である。 --強いてネタ方面を述べるならば、ステージ開始前にさらわれるメアリーのボイス「HELP ME!」が、「''ちゃっぴー ちゃっぴー''」にしか聞こえないとか、ドゲート博士がボス出現時にてそのステージにあったコスプレ(エジプトが舞台であるステージ2だと蛇使いのターバン服といった具合)をしている、という面はある。 --また、ショットの種類が若干『[[チェルノブ>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/196.html]]』を彷彿とさせるものとなっているのも特徴か(ショットの一つ、サンダーは「赤城山ミサイル」にそっくり、出現数が少ないのも共通)。 -ゲームとしては、特別に複雑は操作はほぼ存在せず、当時のアーケードの中でもかなり遊びやすい内容。短めのエリア構成で非常に進行テンポが良く、敵を倒しまくる(撃ちまくる)爽快感を重視し、軽いテイストでガスガス攻撃したい時にはうってつけなゲームである。 --主人公がライフ+残機制という事で許容ダメージ数が多く、初見でもかなり長く先に進みやすい為に、難易度は同時期のアーケード作の中でもかなり低い方。それに加え、ボンバーストックの数も多く、ステージクリアでストックが回復する親切仕様な影響も相まって、ある程度のごり押しも通用してしまう。 --それを抜きにしても、敵そのものがそんなに強くなく、全体的に敵の耐久度が低めに設定されているのも難易度の低さに拍車をかけている。 --初心者や小難しいルールを嫌うプレイヤーにとっては非常に評価が高く、ややマイナーながらもそれなりの人気を博していた模様。その一方で、難易度の低さ故に即効でクリアするプレイヤーが続出し、当時の対戦格闘ブームの事情もあり、長期間の稼動する事は叶わなかった。 ---ちなみに、同時期にデコからMVSにてリリースされた『ファイターズヒストリーダイナマイト』は、その出来の良さと愛すべきキャラ達の存在もあり、多くのプレイヤーに支持されロングランヒットを飛ばした。やはり、よほどじゃない限りは通常のアクションゲームでやっていくのは難しい時代と思える。 **総評 -デコとは思えぬような初心者に優しく、誰でも気軽に遊べる作りであるのは評価に値するだろう。…が、その優しさが仇となり、人気には繋がらなかった悲しさが泣ける。 -家庭用移植はネオジオROMのみで、それ以外(ネオジオCD含む)には一切の移植はされなかった。しかし、最近になってバーチャルコンソールにて配信され、少しではあるが日の目をみる機会が増えている。 ---- **家庭用移植 -ネオジオ ROM版(1994年2月18日発売、データイースト) --もちろん完全移植だが、やっぱりソフト価格が高いのがネックである。 --2010年8月3日からネオジオROM版がWiiの[[バーチャルコンソール>http://www.vc-neogeo.d4e.co.jp/title_neogeo/miracleadventure/index.html]]にて配信されている、要900Wiiポイント。

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