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「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。 *LunarBall 【るなーぼーる】 |ジャンル|テーブル| |対応機種|PC-8800| |発売元|ポニーキャニオン| |開発元|コンパイル| |発売日|1985年6月| |定価|5,800円| |判定|なし| **概要 -ルナとは月面、ボールはビリヤードのボール。だが月面の意味は特になく、少し変わったビリヤードゲーム。 **システム -ビリヤードのPCゲーム。ただしボールの数は、手玉を合わせ全部で7つとナインボールの半分程度。 --手玉は矢印で打つ向きを選び、打つ強さはパワーゲージに合わせタイミングよく打つ事で決まる。 --テーブルはシンプルな長方形の台から、突出部のあるもの、十字、平行四辺形など、様々な形状。ホールの初期位置も、一般的な三角形に固められたものから、手玉の左右に分かれていたり、バラバラだったりと様々。 --一見ナインボールの様に見えるが、ルールは簡略化されている。カラーボールに数字は振られているが、順番に当てる必要はない。とにかく手持ちの玉で台の上にある全ての玉をホールに突き落とせばクリアとなる。 -3打以内に玉をポケットに入れないと持ち玉を失う。また自分の玉をポケットに入れてもミスになる。持ち玉を全て失うとゲームオーバー。 --玉には番号に応じた点数が設定されており、さらに連続して落すとレートが上がり高得点となる。 --全20ステージ。 **評価点 -ビリヤードのゲーム化。 --ビリヤードのゲーム自体があまり見られなかったので、ゲームとしては意義がある。 -様々な形のテーブル。 --単にビリヤードを再現するだけではなく、変わったテーブルをプレイする面白さがある。 **問題点 -ボールの反射が少々不自然。 --反射にランダム要素が入っており、同じ場所から、同じ角度、同じ強さで撃っても、全く同じようには反射しない。このため、反射を使った打ち方がやりづらい。 -手玉の打つ方向は、手玉にある矢印で決めるため、目標が遠方になるほど精密に打つ事ができない。 -ステージ選択などがない。 --遊び方としては、ステージ1から順にクリアしていくという方法しかない。 -BGMがない。もっとも対象機種の問題なので、やむを得ないが。 **総評 単なるビリヤードではなく、変わった形のテーブルを用意するなど工夫されている。ナインボールなどのビリヤード本来のルールを無視しているが、テーブルの形を考えると、ルールを準拠すると難しくなりすぎていただろう。この判断は悪くない。一方、緻密な狙いがつけづらい、反射などの現象に不自然な面が見られるなど、残念な面もある。~ ビリヤードのゲームとしては、それなりに楽しめる出来。 ---- *LunarBall 【るなーぼーる】 |ジャンル|テーブル|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/174000681.jpg,height=160)| |対応機種|MSX、ファミリーコンピュータ|~| |発売元|ポニーキャニオン|~| |開発元|コンパイル|~| |発売日|1985年12月5日|~| |定価|【MSX】4,800円&br【FC】4,900円|~| |配信|バーチャルコンソール(FC版)&br;【Wii】2007年12月11日/500Wiiポイント|~| |判定|なし|~| //|ポイント|宇宙ゲーム|~| **概要 -PC88版の移植版。ボリュームをアップ、様々な新要素を付加している。黄色いロムカートリッジが印象的。 **PC88版からの変更点 -操作性が大きく変わった。打つ方向が、手玉の矢印を操作する方法ではなく、目標地点を操作する方法となった。このため、遠方でも緻密な狙いが付けられる。 -ステージ数をMSX版は32、FC版は60と増加した。合わせて、テーブルの種類も大幅に増している。PC88版からすれば、かなりいびつな形のものも多い。 -ステージクリア毎に、ボールが一つ増えるようになった。 -MSX版ではルールが二通りとなった。一つは従来と同じく、どのボールから狙ってもいいもの。もう一つは、ナインボールのように順番に狙わないといけないもの。 --FC版はルールは一つ。ナインボールルールは採用されていない。 -レートの上昇が、次のステージに繰り越されるようになった。 -摩擦係数を弄る事が可能。数値が少ないほど摩擦は小さくなって行く。 --MSX版は5段階。摩擦係数を0にする事はできない。最大の5でもボールは十分動く。 --FC版は256段階。摩擦係数を0にする事ができる。0にするとボールは何が何でも止らない。手持ちの玉と、接触した玉全てがホールに落ちるまでゲームは終わらない。逆に255にすると最大パワーでついても手持ちの玉はびくともしない。 -BGMが付いた。 **評価点 -操作の変更による、プレイしやすさ。 -ステージ数増加などの、ボリュームアップ。さらにスタートステージを自由に選べる。 -ステージ毎のボールの増加による、難易度の低下。 -レートの繰り越しによる、高得点狙いの面白さ。 -摩擦係数操作による、変わったプレイができる。 -不自然な反射が、なくなっている。 **問題点 -EDを見るには、少々長丁場。 --どこから始めても、全ステージをクリアしないといけない。 **総評 PC88版は少々淡泊なゲーム性な上、問題もあった。しかし本作では様々な問題点を解決し、さらにボリュームアップ。十分遊べるものとなっている。元々がビリヤードだけに、そう熱中するというほどのゲームではないが、ゲームとしての完成度は高い。 //「宇宙でビリヤード」と言う、冷静に考えてみれば大変面白そうな事を体験できる不思議ゲームである。コンピューターテーブルゲームならではの題材と言えるだろう。余計なルールを無視してただ単純にボールを穴に落すと言うシンプルな構成も、一歩間違えれば複雑になりそうなゲーム画面をシンプルに仕上ている。~ //そして現実ではありえない滅茶苦茶な台。そこまで弄れなくても良いだろと言うほど弄れる摩擦係数。本格ビリヤードとは程遠く、極端なゲーム性があるかと言うとそうではないが、斬新かつ単純明快なこのシステムはプレイヤーに強烈なインパクトを与えた。 //宇宙と言えそうなのは、摩擦をいじる事くらいなので、そう宇宙の感じはしない。むしろメインは、変わったテーブルにあると思う。
*LunarBall 【るなーぼーる】 |ジャンル|テーブル| |対応機種|PC-8800| |発売元|ポニーキャニオン| |開発元|コンパイル| |発売日|1985年6月| |定価|5,800円| |判定|なし| **概要 -ルナとは月面、ボールはビリヤードのボール。だが月面の意味は特になく、少し変わったビリヤードゲーム。 **システム -ビリヤードのPCゲーム。ただしボールの数は、手玉を合わせ全部で7つとナインボールの半分程度。 --手玉は矢印で打つ向きを選び、打つ強さはパワーゲージに合わせタイミングよく打つ事で決まる。 --テーブルはシンプルな長方形の台から、突出部のあるもの、十字、平行四辺形など、様々な形状。ホールの初期位置も、一般的な三角形に固められたものから、手玉の左右に分かれていたり、バラバラだったりと様々。 --一見ナインボールの様に見えるが、ルールは簡略化されている。カラーボールに数字は振られているが、順番に当てる必要はない。とにかく手持ちの玉で台の上にある全ての玉をホールに突き落とせばクリアとなる。 -3打以内に玉をポケットに入れないと持ち玉を失う。また自分の玉をポケットに入れてもミスになる。持ち玉を全て失うとゲームオーバー。 --玉には番号に応じた点数が設定されており、さらに連続して落すとレートが上がり高得点となる。 --全20ステージ。 **評価点 -ビリヤードのゲーム化。 --ビリヤードのゲーム自体があまり見られなかったので、ゲームとしては意義がある。 -様々な形のテーブル。 --単にビリヤードを再現するだけではなく、変わったテーブルをプレイする面白さがある。 **問題点 -ボールの反射が少々不自然。 --反射にランダム要素が入っており、同じ場所から、同じ角度、同じ強さで撃っても、全く同じようには反射しない。このため、反射を使った打ち方がやりづらい。 -手玉の打つ方向は、手玉にある矢印で決めるため、目標が遠方になるほど精密に打つ事ができない。 -ステージ選択などがない。 --遊び方としては、ステージ1から順にクリアしていくという方法しかない。 -BGMがない。もっとも対象機種の問題なので、やむを得ないが。 **総評 単なるビリヤードではなく、変わった形のテーブルを用意するなど工夫されている。ナインボールなどのビリヤード本来のルールを無視しているが、テーブルの形を考えると、ルールを準拠すると難しくなりすぎていただろう。この判断は悪くない。一方、緻密な狙いがつけづらい、反射などの現象に不自然な面が見られるなど、残念な面もある。~ ビリヤードのゲームとしては、それなりに楽しめる出来。 ---- *LunarBall 【るなーぼーる】 |ジャンル|テーブル|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/174000681.jpg,height=160)| |対応機種|MSX、ファミリーコンピュータ|~| |発売元|ポニーキャニオン|~| |開発元|コンパイル|~| |発売日|1985年12月5日|~| |定価|【MSX】4,800円&br【FC】4,900円|~| |配信|バーチャルコンソール(FC版)&br;【Wii】2007年12月11日/500Wiiポイント|~| |判定|なし|~| //|ポイント|宇宙ゲーム|~| **概要 -PC88版の移植版。ボリュームをアップ、様々な新要素を付加している。黄色いロムカートリッジが印象的。 **PC88版からの変更点 -操作性が大きく変わった。打つ方向が、手玉の矢印を操作する方法ではなく、目標地点を操作する方法となった。このため、遠方でも緻密な狙いが付けられる。 -ステージ数をMSX版は32、FC版は60と増加した。合わせて、テーブルの種類も大幅に増している。PC88版からすれば、かなりいびつな形のものも多い。 -ステージクリア毎に、ボールが一つ増えるようになった。 -MSX版ではルールが二通りとなった。一つは従来と同じく、どのボールから狙ってもいいもの。もう一つは、ナインボールのように順番に狙わないといけないもの。 --FC版はルールは一つ。ナインボールルールは採用されていない。 -レートの上昇が、次のステージに繰り越されるようになった。 -摩擦係数を弄る事が可能。数値が少ないほど摩擦は小さくなって行く。 --MSX版は5段階。摩擦係数を0にする事はできない。最大の5でもボールは十分動く。 --FC版は256段階。摩擦係数を0にする事ができる。0にするとボールは何が何でも止らない。手持ちの玉と、接触した玉全てがホールに落ちるまでゲームは終わらない。逆に255にすると最大パワーでついても手持ちの玉はびくともしない。 -BGMが付いた。 **評価点 -操作の変更による、プレイしやすさ。 -ステージ数増加などの、ボリュームアップ。さらにスタートステージを自由に選べる。 -ステージ毎のボールの増加による、難易度の低下。 -レートの繰り越しによる、高得点狙いの面白さ。 -摩擦係数操作による、変わったプレイができる。 -不自然な反射が、なくなっている。 **問題点 -EDを見るには、少々長丁場。 --どこから始めても、全ステージをクリアしないといけない。 **総評 PC88版は少々淡泊なゲーム性な上、問題もあった。しかし本作では様々な問題点を解決し、さらにボリュームアップ。十分遊べるものとなっている。元々がビリヤードだけに、そう熱中するというほどのゲームではないが、ゲームとしての完成度は高い。 //「宇宙でビリヤード」と言う、冷静に考えてみれば大変面白そうな事を体験できる不思議ゲームである。コンピューターテーブルゲームならではの題材と言えるだろう。余計なルールを無視してただ単純にボールを穴に落すと言うシンプルな構成も、一歩間違えれば複雑になりそうなゲーム画面をシンプルに仕上ている。~ //そして現実ではありえない滅茶苦茶な台。そこまで弄れなくても良いだろと言うほど弄れる摩擦係数。本格ビリヤードとは程遠く、極端なゲーム性があるかと言うとそうではないが、斬新かつ単純明快なこのシステムはプレイヤーに強烈なインパクトを与えた。 //宇宙と言えそうなのは、摩擦をいじる事くらいなので、そう宇宙の感じはしない。むしろメインは、変わったテーブルにあると思う。

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