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*アルペンスキー 【あるぺんすきー】 |ジャンル|スキー(スポーツレース)|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1982年|~| |判定|なし|~| |ポイント|2D視線スキーゲーム&br()操作のクセに慣れないとクリアは厳しい|~| **概要 -1982年にタイトーからアーケードにリリースされた完全2D縦視線のスキーゲーム。メインステージは強制スクロールな為、実質はレースゲームともいえる。 -一人~二人交互プレイ可能、全3ステージのループ制。 **操作及び基本ルール -レバー+1ボタン操作。主な操作方法は、レバーにてスキーヤーの左右移動調整、ボタンは加速に使用する。但し、ステージ3だけは操作が違う(詳細は下記にて)。 --このゲームはスキーヤーが操作対象であり、左右移動させるとスキー板のエッジを効かせて地面の雪を切るモーション(隙発生)をするために、それをわきまえないと思い通りの操作がし辛い。 --ステージ開始直後にボタンを押せば走行してスキー開始(ボタンを押さないとゲームが進行せず制限時間だけが過ぎていく)。 --走行中にボタンを軽く押せば少しの間だけ加速し、押しっぱなしにすれば加速し続ける。 -このゲームの大まかな目標は、ステージ1~2においては、2分間の制限時間以内にゴール地点までたどり着けるのかがクリア条件となる。ステージ3に関しては下記にて。 --ステージ内に設置されている岩や林、もしくはプレイヤーとは別に行動している他スキーヤーや滑走機に自スキーヤーが触れるとミスとなり、ペナルティとして制限時間が10秒減らされた状態でその場からの再開となる。 --地面にときおり氷の道があり、それに触れると自スキーヤーがスリップして一定時間身動きがとれなくなってしまう。氷付近に障害物などが設置されていると、ほぼ間違いなくミス確定なので注意。 --ステージ2には旗が設置されており、これに自スキーヤーが触れてしまうと、100点の減点ペナルティがある(これ自体はタイムには影響なし)。 --スコアアイテムのようなものとして、数字が表示されている地点が点在しており、これに触れれば数値分のスコアボーナスが入る。 --ステージをクリアすると、20秒のタイムボーナスが加算され次のステージに進む。 --制限時間が0になるとゲームオーバーだが、特定スコアを満たすと制限時間が切れても2分の状態で再スタートが可能(いわゆるスコアエクステンド)。エクステンドの回数分の再開が可能だが、再開する度に時間の減り方が激しくなってくるという仕様がある。 -ステージ3はボーナスステージであり、制限時間やクリアの概念は一切関係ない。このステージを終えれば難易度の上がった状態でステージ1からの再開となる。 --他2ステージとは違い、このステージはスキージャンプが舞台となる。ジャンプ台にてタイミングよくボタンを押せば飛行距離に応じてスコアボーナスが入るが、押すタイミングを誤ると壮大に転倒してスコアは入らない。なお、台からジャンプした後にレバーにてスキーヤーを左右に動かせる。 --もちろん、ボーナスステージなので、ジャンプ成功の有無に関わらず次のステージに進め、スコア関係以外でのペナルティはない。 -スコアエクステンドなしの状態で制限時間が0になればゲームオーバー(コンティニューなし)。 //何故かスコアエクステンドの表記が変になっていたのでエクステンドに統一しておきました。 **批評点 -このゲームは操作性が少々特殊であり、スキーを左右移動させる度に独特の隙が発生するのは上記の操作の項で述べた通り。よって、障害物などを先読みするような感じで避けないと衝突の連続に見舞われる可能性が極めて高い。まず、この辺をマスターしないと序盤からゲームオーバーという事態もあり得るだろう。 --また、車のようにカーブを描くような曲がり方はこのゲームではできず、小回りのききにくい移動を余儀なくされるのは必至だと思われる。 --スキーヤーのやられ判定がやけに大きく((ほぼスキーヤーグラフィック全部が判定といえる。))、軽く障害物にかすっただけでミスとなってしまうパターンも最初のうちは起こしがちである。 --とはいえ、あまり極端な急ぎ足で進まず、ある程度の操作のクセに慣れた状態でステージに挑めば、一周クリア位ならさほど苦戦しないバランスに収まっている。スコアエクステンドの件もあり、意外と許容ミス回数は多めである。 -当時の事情故に仕方がない事とはいえ、レース的なステージは2つ、スキージャンプが1つしか存在せず、各ステージも大分短時間で終わってしまう。そういう意味では物足りなさは感じてしまうところ。 -すでに本作と同時期にはぼちぼちとレースゲームがリリースされているが、スキーを舞台としたゲームは異色であった模様。この頃のタイトーは、他では作らないようなゲームを多くリリースしていたといえるかもしれない。 //**総評 **家庭用移植 すべてオムニバスソフト、及びタイトー発売。 -プレイステーション2にて2005年7月28日発売の『タイトーメモリーズ 上巻』、及びプレイステーション・ポータブルにて2006年1月5日に発売された『タイトーメモリーズポケット』に収録されている。
*アルペンスキー 【あるぺんすきー】 |ジャンル|スポーツゲーム| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|タイトー| |稼動開始日|1982年| |配信|アーケードアーカイブス&br()【Switch/PS4】2019年5月30日&br()価格:823円(税込)&br()CERO:A(全年齢対象)| |判定|なし| |ポイント|目新しかったスキーゲーム&br()操作のクセに慣れないとクリアは厳しい| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1982年にタイトーからアーケードにてリリースされたトップビューのスキーゲーム。実質はレースゲームともいえる。 -1~2人交互プレイ可能、全3ステージのループ制。 -制限時間制。 **特徴とシステム -画面はコースを見下ろした形。数々の障害物を避けつつゴールを目指す。 --操作は左右移動と加速。ただ左右移動させると、スキー板のエッジを効かせて地面の雪を切り減速する。 --ちなみに、ステージ開始直後に加速しないと、制限時間だけが過ぎていく。 -ステージ1、2のゲームの大まかな目標は、2分間の制限時間以内にゴール地点までたどり着けるのかがクリア条件となる。 --ステージ内に設置されている岩や林、もしくはプレイヤーとは別に行動している他スキーヤーや滑走機に自スキーヤーが触れるとミスとなり、ペナルティとして制限時間が10秒減らされた状態で、チェックポイントからの再開となる。 ---地面にときおり凍った水たまりがあり、それに触れると自スキーヤーがスリップして速度が上がったうえ、その間身動きがとれなくなってしまう。 --スコアは降りた距離に比例して加点される。また各所にスコアボーナスが配置されており、これを通過すると加点される。 --ステージ2は、大回転競技のように旗が設置されており、旗の間にはスコアボーナスが配置されている。ただし実際の大回転とは違い、旗を通らなくても構わない。 ---旗に触れてしまうと、100点の減点ペナルティ。ただ、気にせず旗をなぎ倒して進む方が効率がいい。 -制限時間が0になるとゲームオーバー。しかし、特定スコアを満たすと2分の状態で再スタートが可能(いわゆるスコアエクステンド)。 --エクステンドの回数分の再開が可能だが、再開する度に時間の減り方が激しくなってくるという仕様がある。 ---この仕様は同社の『スーパースピードレース』(エクステンドを持っていると初期状態のタイムから再開できるが、再開する毎にカウントが速くなる)と同様である。 ---上記のペナルティや下記のボーナスも表示上の秒数であり、再開を繰り返す毎に実質の時間の増減は少なくなる。 -ステージをクリアすると、20秒のタイムボーナスが加算され次のステージに進む。 -ステージ3はボーナスステージ。このステージを終えれば難易度の上がった状態でステージ1からの再開となる。 --他2ステージとは違い、このステージはスキージャンプが舞台となる。飛行距離に応じてスコアボーナスが入る。 --落下地点には木々が点在しており、これにぶつかるとボーナスは出ない。ジャンプ中は風に流されるため、左右に移動しつつ落下地点を調整しなければならない。 --タイムは消費せず、失敗してもペナルティはない。とはいえ、ボーナスを得るのと得ないのとではエクステンドにも差が出るため、重要度は決して低くない。 **評価点 -スキーゲームという、当時としては珍しいコンセプト。 --トップビューのレースゲームは、まずカーレースばかりだった当時。このコンセプトは目新しかった。 -左右移動の際のエッジを生かした減速操作はカーレースにはなく、スキーならではのゲーム性が出ている。 --もっとも、独特な操作性だけに、慣れるまではミスが続発するが。 -ボーナスステージがジャンプという点も、スキーならでは。 -難易度はそう高くない。 --慣れてしまえば、一周クリア位ならさほど苦戦しないバランスに収まっている。スコアエクステンドの件もあり、意外と許容ミス回数は多めである。 --一方で、エクステンドの仕様から1コインで延々と長時間プレイをすることを許さないバランスでもある。最後は、あっという間に「2分」を消費し、見てる間にタイマーがエクステンドを消費し尽くすまで何周もするという光景が見られる。また、序盤のミスほど最終的なスコアに大きく響く。 **問題点 -当たり判定がかなり大きい。 --軽く障害物にかすっただけでミスとなってしまう。障害物との間合いの調整に、慣れが必要。 -同時期のレースゲームと比べると、多彩さが乏しい。 **総評 テーマが珍しいというだけでなく、スキーという要素をうまくだしたゲームと言える。慣れるまでは少々かかるが、独特の操作感は他にないもの。1982年当時はこの特殊な操作というゲーム内容が一部のゲームマニアに受けていたようだ。ただスキーというコンセプトこそ目新しいものの、トップビューのレースゲームとしては少々淡泊な出来となっている。 ---- **家庭用移植 -プレイステーション2にて2005年7月28日発売の『タイトーメモリーズ 上巻』、及びプレイステーション・ポータブルにて2006年1月5日に発売された『タイトーメモリーズポケット』に収録されている。 --上記はどちらもオムニバスソフト、及びタイトー発売。 -アーケードアーカイブス(ハムスター) --【Switch/PS4】2019年5月30日配信、823円(税込)。CERO審査はA(全年齢対象)。 -『タイトーマイルストーン』(Switch 開発協力:ハムスター 発売日:2022年2月24日予定) --オムニバスソフト。

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