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Dance Dance Revolution SuperNOVA - (2016/10/06 (木) 15:30:18) の最新版との変更点

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「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *Dance Dance Revolution SuperNOVA 【だんすだんすれぼりゅーしょん すーぱーのば】 |ジャンル|音楽シミュレーション|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|日本では2006年7月12日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''DDRが3年半ぶりに登場!''しかし…&br()版権曲の大量削除及び大量のBEMANI移植曲によるライトプレイヤー離れ&br()覚えゲーのワンモアエキストラステージ&br()隠し要素のあまりの少なさ|~| |備考|プレイステーション2に移植。定価¥6,980(税抜)|~| |>|>|CENTER:''[[Dance Dance Revolutionシリーズリンク>Dance Dance Revolutionシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 -「足でプレイするゲーム」というユニークなスタイル、東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)の「Dancemania」シリーズとのタイアップで実現したクオリティの高い楽曲が、ゲームファンのみならず一般層にも受け、1998~99年頃にブームとなった『Dance Dance Revolution』シリーズ。しかしそれ以降は沈静し、2002年の8作目『Dance Dance Revolution EXTREME』をもって一旦アーケード版の開発は休止された。 -なお高いフィットネス効果からか、アメリカ・ヨーロッパで新たなブームを起こしたことと、国内ファンの根強い要望により、2006年に3年半ぶりの復活作となるこの『Dance Dance Revolution SuperNOVA』が稼動開始、ファンは狂喜した。 //しかし… //**特徴と問題点 **問題点 ***楽曲に関して -EXTREMEではかなりの楽曲を有していたが、今回は復活にあたり過去の版権曲はほぼ全曲削除。大人気だったbutterflyもIf you were hereなどもない。 -一方、コナミオリジナル曲はかなり生存。版権曲も『DDR』ではかなり重要な要素だったが、収録曲の大半がコナミオリジナル曲では…。 --しかし、コナミオリジナル曲でも削除曲は存在する。dancemamia収録のBURNIN' THE FLOOR(MOMO MIX)はともかく、それ以外は特に事情もなさそうな曲である。((いずれも移植曲)) ---そして次回作のSN2では3rdのアレンジ移植やBLUB Versionの曲の一部が削除されることに… ***INTERNET RANKINGの一部中止 -DDRシリーズでは毎作INTERNET RANKING(以下IR)が開催されており、今作からはe-AMUSEMENT PASSを通じてオンラインで登録((ただし、e-AMUSEMRNT PASS対応は日本国内のみで海外はパスワード入力による登録。))できるようになった。 -前作EXTREME同様、NONSTOPコースとCHALLENGEコース(前作名:鬼コース)で複数回に分けて開催された。 --コースの曲目以外にもNONSTOPコースはゲージ制でプレイ前にオプション変更可。CHALLENGEコースはライフ制でオプション変更が一切不可という違いがある。 -しかし、第1回IR開催時にNONSTOPコースを特定条件化((VERSUSプレイ時にオプションで一方のプレイヤーがFREEZE OFF、もう一方のプレイヤーがFREEZE ONにすることで発生する。理論値の基準がFREEZE OFF側に設定されてしまっていたことが原因。))でプレイすると''スコアが理論値を超える''という前代未聞のバグが偶然発見されてしまう。 -日本の筐体はオンラインで接続されているため、アップデートによる修正が可能であった。しかし、海外の筐体はオンラインで接続されていないため修正ができなかった。そのため、第2回IRからはオプションの変更ができないCHALLENGEコースのみでの開催となった。 ***その他 ''リンク機能削除'' -EDIT自体は残っているものの、メモリーカードが使えなくなった事で、プレイステーション2のDDRシリーズとのリンク機能がなくなり、アーケード版でEDIT譜面が遊べなくなった。 --このリンク機能はDDR Xまで長い間封印される事となった。 ''判定ズレ'' -「Xepher」「RED ZONE」「CURUS」など、曲と矢印のタイミングが微妙に合っていない曲が幾つか存在していた。CS版及び次作以降で修正されている。 ''隠し要素'' -エキストラステージ専用である"Fascination MAXX"、"Healing-D-Vision"、"Fascination ~eternal love mix~" ワンモア専用の"CHAOS"は、条件や曲の難易度もさることながら専用ステージでのゲージ難易度があまりに容赦なかったのである。 -これらをストレスなく楽しむには、やはり通常選曲での解禁を待つ必要があった。 -隠し要素の少なさで言えばDDR MAXよりは多いのだが、話題性としてはMAX300にも及ばなかったと言う面が強い **賛否両論点 ***"ボス曲"に関して -今回も超高速テンポが売りのMAXシリーズを受け継いだ"Fascination MAXX"。最高BPM400という超高速曲であり、多くのDDRプレイヤーを苦しめた。 --EASYモードやMEDIUMモードでは、代わりに"Healing-D-Vision"という曲が出現する。こちらもFascination MAXXほどではないが難易度は高い。 -エキストラステージでこれらのボス曲をクリアすると、専用曲が遊べるワンモアエキストラステージが登場する。 -このワンモアエキストラステージはGOOD以下の判定もしくはフリーズアローでNGを出した瞬間にGAME OVERとなるシステムだが、歴代のワンモア専用曲はおまけ曲・ファンサービスとしての意味合いが深く、難易度は上記ボス曲よりも低い傾向にあったが…。 --しかしSuperNOVAのワンモア曲である"CHAOS"は「名は体を現す」の言葉通り、カオスであった。特徴としてはとにかく「演出で譜面のスクロールが一瞬止まる」が頻繁にある。しかも1ミスも許されないステージでしか遊べないため、「ワンモアを出す→止まる→ミスる→GAME OVER→再度ワンモアを出す→別の所でも止まる→ミスる…」と、ギミックを覚えなければプレイがままならず、ひたすらストレスが溜まる曲となった。 --ただし今回に関しては先行稼動でプレーしていた海外勢が攻略し尽し動画もアップされていたので、情報を集めればそう難しい物でも無かった。次回作ではさらに速度変更も加わってややこしくなった"pluto"は、海外ロケテストでも完走者が出なかったため国内でも攻略までかなりの時間を要した。 ***大量の移植曲 -上記の通り版権曲が大量削除されてしまった。ではどうやってプレイヤーを増やそうとしたかというと、前作に続く豊富なBEMANIシリーズからの移植曲であり、他のBEMANIシリーズをプレーしている人をDDRに引き込もうという作戦だと思われる。PS2に移行してからのCS版のみに収録されていた曲を大量動員したため、今作の収録曲のゆうに半数以上はAC初登場である。 -しかし前作は人気曲投票などで選ばれた「ダンス向け」な曲が大半であったが、今回はその大半が「ただ人気がある曲」を選曲し、ダンス向けかどうかはほとんど考慮されていないようである。 --そして問題になったのがDDR向けに楽曲を短くする((DDRは体力を使うゲームである以上、他の機種で楽曲が長くなっていったのにもかかわらず、DDRでは短めのままだった))「カット」であり、そのカットの仕方に問題がある移植曲が幾つか存在した。 ---カットがされていないCS版の新曲の一部は「Doll」といった、特別扱いされるごく一部の曲を除きACでは未登場に。 ***その他 ''BATTLEモードの追加'' -2人プレー専用で、コンボを繋ぐ事で相手プレイヤーに対し不利になるオプションを一定時間掛ける事が可能。 -その代わり、途中でGAME OVERにならず、必ず設定された曲数分プレーができる。 --残念ながらDDR X2以降では廃止されてしまった。 **評価点 ***&bold(){アーケード版『Dance Dance Revolution』を復活させたこと。} -本作での復活がなければ各ゲーセンからDDRの筐体が撤去され、一部のレトロゲーセン以外で置かれる事はないという完全に過去の遺物になっていたかもしれない。 -2016年10月現在でも賛否両論を重ねながらもアップデートを続け、最盛期ほどではないものの多くのゲーセンでDDR筐体を見る事が出来る。 --ただし筐体が巨大かつ高価なため、pop'n music等の他の音ゲーと比べると設置店舗は少ない。 ***新システム -システム基板変更で音質・画質共にパワーアップ。迫力のある音質と美麗の画質でプレーが可能。 -シリーズ初のe-AMUSEMENT PASS対応によりスコアの記録やオプションの保存が可能。 --旧筐体でもe-AMUSEMENT PASSが読み込めるようになるカードリーダーは別売りではなく同梱であった。 -ALL MUSICモード以外では選曲できる曲が限られている。特にEASYでは初心者が難しい曲を選ばないよう、高難易度の曲は収録されていない。 -本作のコンバージョンキットには交換用の「矢印パネル」と「バーに巻きつけるグリップ」がついており、長年の稼働による消耗を意識していた模様。 ---- **PS2版について -収録曲数は84曲。 --その内アニメ「スカイガールズ」のOP曲「Baby's Tears」を初めとして合計8曲の家庭用オリジナル曲も収録されている。 --また、上記の通りEDIT機能は引き続き存在する。 ---- **総評 旧シリーズ最後であったEXTREMEから幾年、それに比例した期待の大きさが裏目に出た作品である。~ 版権曲のラインナップは消えていった曲目ほどのインパクトがなく、代わりとなる多数の移植曲も、新しいプレイヤーの興味を惹くには至らなかった。 DDRシリーズの再スタートとしては残念な部分もあるが、e-AMUSEMENT PASSへの対応やシステム基盤の変更による音質・画質のパワーアップなど時代に合わせた進化も見受けられる。~ 本作以後、DDRシリーズは全般的な見直しを行う事となり10年以上もの間、賛否両論ながら独自の進化を模索し続ける事となる。 //「隠し要素の少なさ」は次回のSuperNOVA2では改善され、徐々に隠し要素が解禁されるようになりプレイヤーを日々ワクワクさせる事となった。 //また、隠し曲に関しても超高難易度の曲ばかりではなかったため、中級者などにも喜ばれた。 //「知っている版権曲がない」に関しては更に次のDDR XではJ-POPを収録するなどされ、多少は改善されている。
「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *Dance Dance Revolution SuperNOVA 【だんすだんすれぼりゅーしょん すーぱーのば】 |ジャンル|音楽シミュレーション|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|日本では2006年7月12日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''DDRが3年半ぶりに登場!''&br()Dancemania曲の総入れ替え&br()覚えゲーのワンモアエキストラステージ&br()隠し要素のあまりの少なさ|~| |備考|プレイステーション2に移植。定価¥6,980(税抜)|~| |>|>|CENTER:''[[Dance Dance Revolutionシリーズリンク>Dance Dance Revolutionシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 「足でプレーするゲーム」というユニークなスタイル、東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)の「Dancemania」シリーズとのタイアップで実現した高クオリティの楽曲とシンプルながらパフォーマンス性の高いユニークなゲーム性が大きく受け1998~99年頃にブームを巻き起こしつつ、2000年代以降のブーム沈静により開発休止されていた『Dance Dance Revolution』シリーズの新作。~ 2002年リリースの8作目『Dance Dance Revolution EXTREME』よりじつに3年半ぶりの登場であり、高いフィットネス効果も相まってアメリカ・ヨーロッパで新たなブームを起こしたこと、そして国内ファンの根強い要望が上がったことで稼動した待望の新作にファンは狂喜した。 **問題点 ''楽曲面''~ -EXTREMEではかなりの楽曲を有していたが、版権の関係もあってか、今回は過去のDancemania曲は全曲削除。大人気だったbutterflyもIf you were hereなども削除されている。 --一方、コナミオリジナル曲はかなり生存。しかし、僅かながら削除曲が存在する。 //--しかし、コナミオリジナル曲でも削除曲は存在する。dancemamia収録のBURNIN' THE FLOOR(MOMO MIX)はともかく、それ以外は特に事情もなさそうな曲である。((いずれも移植曲)) ---次回作のSN2では3rdのアレンジ移植やCLUB Versionの曲の一部が削除されてしまった。 ''INTERNET RANKINGの一部中止'' -DDRシリーズでは毎作INTERNET RANKING(以下IR)が開催されており、今作からはe-AMUSEMENT PASSを通じてオンラインで登録((ただし、e-AMUSEMRNT PASS対応は日本国内のみで海外はパスワード入力による登録。))できるようになった。 -前作EXTREME同様、NONSTOPコースとCHALLENGEコース(前作名:鬼コース)で複数回に分けて開催された。 --コースの曲目以外にもNONSTOPコースはゲージ制でプレー前にオプション変更可。CHALLENGEコースはライフ制でオプション変更が一切不可という違いがある。 -しかし、第1回IR開催時にNONSTOPコースを特定条件化((VERSUSプレー時にオプションで一方のプレーヤーがFREEZE OFF、もう一方のプレーヤーがFREEZE ONにすることで発生する。理論値の基準がFREEZE OFF側に設定されてしまっていたことが原因。))でプレーすると''スコアが理論値を超える''という前代未聞のバグが偶然発見されてしまう。 -日本の筐体はオンラインで接続されているため、アップデートによる修正が可能であった。しかし、海外の筐体はオンラインで接続されていないため修正ができなかった。そのため、第2回IRからはオプションの変更ができないCHALLENGEコースのみでの開催となった。 ''その他''  ''リンク機能削除によりEDIT譜面をAC版で遊べなくなった'' -EXTREMEまでのアーケード版ではプレイステーション1のメモリーカードを使うことが可能で、それによりスコアの保存、家庭用のEDITで作成したEDIT譜面をアーケード版で遊ぶ、といった使い方が可能だった。 -しかし、本作以降ではプレイステーション1のメモリーカードが使用できなくなった。そのため、プレイステーション2のDDRシリーズとのリンク機能がなくなり、アーケード版でEDIT譜面が遊べなくなった。 --日本版に限り、プレーデータの保存はe-AMUSEMENT PASSを使えば可能であったため、問題視はされなかった。2021-07-18現在はe-AMUSEMENTのサービスが終了しているため保存不可能。 -EDIT譜面をプレーする目的でのリンク機能はDDR Xまで使用することが出来なかった。 -CS版でのEDITモードは残っており、ゲームモードでEDIT譜面を遊ぶことが出来る。  ''判定ズレ'' -「Xepher」「RED ZONE」「CURUS」など、曲と矢印のタイミングが微妙に合っていない曲が幾つか存在していた。CS版及び次作以降で修正されている。  ''隠し要素'' -エキストラステージ専用である"Fascination MAXX"、"Healing-D-Vision"、"Fascination ~eternal love mix~" ワンモア専用の"CHAOS"は、条件や曲の難易度もさることながら専用ステージでのゲージ難易度があまりに容赦なかったのである。 -これらをストレスなく楽しむには、やはり通常選曲での解禁を待つ必要があった。 -隠し要素の少なさで言えばDDR MAXよりは多いのだが、話題性としてはMAX300にも及ばなかったと言う面が強い **賛否両論点 ''"ボス曲"に関して'' -今回も超高速テンポが売りのMAXシリーズを受け継いだ"Fascination MAXX"。最高BPM400という超高速曲であり、多くのDDRプレーヤーを苦しめた。 --EASYモードやMEDIUMモードでは、代わりに"Healing-D-Vision"という曲が出現する。こちらもFascination MAXXほどではないが難易度は高い。 -エキストラステージでこれらのボス曲をクリアすると、専用曲が遊べるワンモアエキストラステージが登場する。 -このワンモアエキストラステージはGOOD以下の判定もしくはフリーズアローでNGを出した瞬間にGAME OVERとなるシステムだが、歴代のワンモア専用曲はおまけ曲・ファンサービスとしての意味合いが深く、難易度は上記ボス曲よりも低い傾向にあったが…。 --しかしSuperNOVAのワンモア曲である"CHAOS"は「名は体を現す」の言葉通り、カオスであった。特徴としてはとにかく「演出で譜面のスクロールが一瞬止まる」が頻繁にある。しかも1ミスも許されないステージでしか遊べないため、「ワンモアを出す→止まる→ミス→GAME OVER→再度ワンモアを出す→別の所でも止まる→ミス…」と、ギミックを覚えなければプレーがままならず、ひたすらストレスが溜まるステージとなった。 --ただし今回に関しては先行稼動でプレーしていた海外勢が攻略し尽し動画もアップされていたので、情報を集めればそう難しい物でも無かった。次回作ではさらに速度変更も加わってややこしくなった"pluto"は、海外ロケテストでも完走者が出なかったため国内でも攻略までかなりの時間を要した。 ''大量の移植曲'' -前作から引き続き豊富なBEMANIシリーズからの移植曲が収録された。PS2に移行してからのCS版のみに収録されていた曲を大量動員したため、今作の収録曲のゆうに半数以上はAC初登場である。 //-しかし前作は人気曲投票などで選ばれた「ダンス向け」な曲が大半であったが、今回はその大半が「ただ人気がある曲」を選曲し、ダンス向けかどうかはほとんど考慮されていないようである。 -そして問題になったのがDDR向けに楽曲を短くする((DDRは体力を使うゲームである以上、他の機種で楽曲が長くなっていったのにもかかわらず、DDRでは短めのままだった))「カット」であり、そのカットの仕方に問題がある移植曲が幾つか存在した。 --特にその象徴として挙げられやすい「Dragon Blade」は曲の最後が丸々カットされており、終わり方が完全に別物になっている。 --これに伴い、カットがされていないCS版の新曲の一部は「DoLL」などごく一部の曲を除きACでは未登場に。 --移植曲の短縮自体は過去作でもよくあったのだが、例えば『EXTREME』では曲の展開に違和感を感じせないようなカットが行われ、場合によってはDDR独自のアレンジにしているものもあった。~ それに対し、本作は単純に楽曲の前後だけを切り取ったような不自然なカットが目立つものとなってしまっている。 **評価点 ''『Dance Dance Revolution』シリーズの復活'' -そのゲーム性から筐体の消耗も激しいため、本作の復活によって撤去により遊べなくなるという事態を回避しシリーズの存続の道筋を作ったことは大きい。 -2021年7月現在でもDDRシリーズは賛否両論を重ねながらもアップデートを続け、筐体が巨大かつ高価なため、pop'n music等の他の音ゲーと比べると設置店舗は少ないものの現行ゲーセンでDDR筐体を見る機会は残っている。 --後のシリーズでは新筐体も販売される事となった。 ''新システム'' -システム基板変更で音質・画質共にパワーアップ。迫力のある音質と美麗の画質でプレーが可能。 -シリーズ初のe-AMUSEMENT PASS対応によりスコアの記録やオプションの保存が可能。 --旧筐体でもe-AMUSEMENT PASSが読み込めるようになるカードリーダーは同梱であった。このためどの店でもe-AMUSEMENT PASSを使用することが出来た。 -ALL MUSICモード以外では選曲できる曲が限られている。特にEASYでは初心者が難しい曲を選ばないよう、高難易度の曲は収録されていない。 -プレーオプションが追加、および改善された。 --CSオリジナル作品のSTRIKE((正確には、海外でリリースされたCSオリジナル作品のEXTREME2。STRIKEは同じシステムを採用している。))におけるオプションを拡張したような内容になっており、本作以降でもスタンダードになっている。 ---EXTREMEでは同時に設定することが出来なかったLITTLE、DARKが別々のオプションとして分離され、同時に設定することが可能になった。 ---4分以外の矢印を譜面からカットするLITTLEがCUTに改称。後の作品では8分の矢印も含められるようになった。 ---今作から新たにARROWオプションが登場。長らくCS版限定であった色分けがNOTEとしてAC版に登場し、CS版ではリストラされていたSOLOもRAINBOWに改称して復活した。 -本作のコンバージョンキットには交換用の「矢印パネル」と「バーに巻きつけるグリップ」がついており、長年の稼働による消耗を意識していた模様。 ''BATTLEモードの追加'' -2人プレー専用で、コンボを繋ぐ事で相手プレーヤーに対し不利になるオプションを一定時間掛ける事が可能。 -その代わり、途中でGAME OVERにならず、必ず設定された曲数分プレーができる。 --残念ながらDDR X2以降では廃止されてしまった。 ---- **PS2版について -収録曲数は84曲。 --その内アニメ「スカイガールズ」のOP曲「Baby's Tears」を初めとして合計8曲の家庭用オリジナル曲も収録されている。 --また、一部の曲の判定ズレが修正されており、上記の通りEDITモードも引き続き存在する。 ''Steller Master Mode'' -PS2版の新要素であり、『ある特定の条件下で楽曲をクリアーする』というもの。条件としては『フルコンボを取る』、『特定以上のスコアを取る』など。 --ステラジョイントというステージ制を採用しており、各ステージごとに定められた課題曲をクリアーしていくと「チャレンジ」という新たな課題曲を提示される。クリアすると「VIPカード」というものがもらえ、ある程度VIPカードを集めると新たなステージが解禁される、というもの。 --最終ステージの「PIZZA BOX」のチャレンジはクリア後に解禁されるというおまけ的なことからか、不可能としか思えないような条件が多い。例えば[[''こちら''>http://www.nicovideo.jp/watch/sm29652485]]。公式が病気。 ---- **総評 //旧シリーズ最後であったEXTREMEから幾年、それに比例した期待の大きさが裏目に出た作品である。~ //版権曲のラインナップは消えていった曲目ほどのインパクトがなく、代わりとなる多数の移植曲も、新しいプレーヤーの興味を惹くには至らなかった。 人気のあったDancemania曲の総入れ替え、数が少なく敷居の高かった隠し要素、前作と比べて廃止された要素など、DDRシリーズの再スタートとしては残念な部分もあるが、e-AMUSEMENT PASSへの対応やシステム基板の変更による音質・画質のパワーアップなど時代に合わせた進化も見受けられる。~ 本作以後、DDRシリーズは全般的な見直しを行う事となり10年以上もの間、賛否両論ながら独自の進化を模索し続ける事となる。 //「隠し要素の少なさ」は次回のSuperNOVA2では改善され、徐々に隠し要素が解禁されるようになりプレーヤーを日々ワクワクさせる事となった。 //また、隠し曲に関しても超高難易度の曲ばかりではなかったため、中級者などにも喜ばれた。 //「知っている版権曲がない」に関しては更に次のDDR XではJ-POPを収録するなどされ、多少は改善されている。 ---- **余談 -本作のチュートリアルは「[[''矢印が判定エァリアに重なるタァーイミングで、左のパァーノゥを踏むッ!!''>https://www.nicovideo.jp/watch/sm458468]]」と英単語の発音がやけに流暢なためよくネタにされる。「パァーノゥ」は「パネル」のこと。 --数年後、連動イベントの「APPEND TRAVEL」の公式紹介動画「APPEND TRAVELのうた」でTAGが同じような発音でDDRを紹介している。%%公式が病気。%%

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