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オーバーライド - (2017/02/22 (水) 02:45:43) の最新版との変更点

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[[要強化依頼>要強化記事一覧]]が出ています。対応できる方は加筆・修正をお願いします。~ 依頼内容は『ラストバタリオン』の一つの記事として問題ないレベルへの補強です。~ 説明の外部サイト丸投げはアウトです。~ &color(red){''2017年2月24日までに改善されない場合は削除対応します。''} ---- *オーバーライド 【おーばーらいど】 |ジャンル|シューティング|&image(Override-title.png)| |対応機種|PCエンジン|~| |メディア|3MbiteHuカード|~| |発売元|データイースト|~| |開発元|スティング|~| |発売日|1991年1月8日|~| |定価|6,500円|~| |配信|【Wii】バーチャルコンソール:2007年9月4日/600Wiiポイント|~| |判定|なし|~| |ポイント|破壊の爽快感&br()溜めて放出プールショット&br()エクシデンドしすぎ&br()変化に乏しい周回プレイ&br()下記の『ラストバタリオン』の項も参照|~| #contents() **概要 -変ゲーメーカーの代表格(?)のデータイーストがPCエンジンに放った縦シューティング。開発は後に『バロック 歪んだ妄想』や『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』などで有名となるスティングが担当。 --このスティングという会社は何を隠そうコンパイルから離脱したメンバーが立ち上げた会社であり、このゲームを一言で言うと「DECOの皮を被ったコンパイルシュー」である。 -ゲーム中のタイトル画面には「Mission Code -Override-」というサブタイトル表記がある。 -一人プレイ専用、全6ステージ構成、周回あり。 |CENTER:1面|CENTER:2面|CENTER:3面|CENTER:4面|CENTER:5面|CENTER:6面| |&image(Override-stage1.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=269,width=115)|&image(Override-stage2.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=270,width=115)|&image(Override-stage3.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=271,width=115)|&image(Override-stage4.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=272,width=115)|&image(Override-stage5.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=273,width=115)|&image(Override-stage6.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=274,width=115)| |>|>|>|>|>|1面/惑星ウラノス上空…広大な森林地帯を抜け、火口から惑星内部へと侵入する&br()2面/火山地帯…火口内部の前線基地。高速誘導レーザーを放つ戦車が厄介。&br()3面/バイパスウェイ…擬似的に縦2重スクロールする面。後ろから表れる巨大輸送戦艦は非常に硬い。&br()4面/地下空間施設…至るところにある砲台が難敵。発射された弾は横軸が合うと直角に曲がり自機を襲う。&br()5面/地下巨大要塞…敵の兵器工場。侵入者を迎撃する誘導レーザーは地形を無視して飛んでくる。&br()6面/データポート…バイオコンピュータ「フレイア」を守る最終関門。これまで撃破してきたボスが中ボスとして登場。| **主なルール -十字キーにて自機移動、使用ボタンは各自、ショットボタンとスピード調整ボタンの2つ。 -ショットボタンはボタン押しっぱなしで撃てる、家庭用ゲームでは特に珍しくもないオート式である。 -スピード調整ボタンはその名の通りの自機スピードを変化させる効果があり、3段階の調整が可能。また、ボタンを押すとスピード調整と同時に自機後方にてバックファイヤーが放出される。これには攻撃判定があり、それを利用して敵を倒すというテクニックができる。 &image(Override-backfire.png)バックファイヤーを放つ自機。スコア下の矢印は自機速度。 -ボタンを全く押さないでいると、自機が溜めのモーションに入り光り出す。その状態でショットボタンを押すと一撃必殺の「プールショット」を放つ事が可能。プールショットは画面のほぼすべてを覆い尽くす程の攻撃範囲と高い攻撃力を持つ上に、すべての敵弾をかき消す事が可能。いわば溜めボンバーのような性能といったところ。 -プールショットの使用制限はなく何度でも出せるが、溜めきらないままショットボタンを押したり、溜め中に敵のダメージを食らうかスピード調整をしてしまうと溜めが無効となってしまう。それ故に溜め中には大きなリスクを伴う事になる。 |&image(Override-charge.png)|&image(Override-poolshot.png)| |CENTER:溜めを完了し光り出す自機|CENTER:プールショット| -アイテムキャリアーを破壊するとアイテムを落とす。アイテムの効果は主に「メインショットのパワーアップ」「オプションパワーアップ」「ライフ回復」の3種類が存在する。以下その詳細。オプションアイテムに関しては、時間経過で色が変化する形式となっている。 --「P」…メインショット側のパワーを最大4段階までパワーアップさせる。 --「E」…ライフを1回復する。他のアイテムと比べ、あまり出現頻度は高くない。 --オプション…これを取得すれば自機に2つの補助オプションが装備され、メインショットと一緒に専属の攻撃をしてくれる。なおオプション本体には敵弾を消したり、敵機に接触させダメージを与えるなどの効果は無い。「P」とは別で最大4段階までのパワーアップ効果があり、使用しているオプションと同色のアイテムを取得すれば1段階ずつ性能が上がる。 |CENTER:赤&br()ブレイジング・ファイヤー|CENTER:黄土&br()リバース|CENTER:緑&br()トルネーザー|CENTER:青&br()フォローウィング|CENTER:紫&br()サイドウエポン| |&image(Override-red.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=261,width=140)|&image(Override-yellow.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=265,width=140)|&image(Override-green.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=263,width=140)|&image(Override-blue.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=264,width=140)|&image(Override-purple.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=262,width=140)| |>|>|>|>|赤…斜め前方に固定オプションがつき、斜めにショットを放つ。パワー最強時はホーミング性能が追加される。&br()黄土…自機左右にオプションがつき、レバーと反対方向にショットを放つ。&br()緑…自機周囲を回転移動するオプションがつき、前方にショットを放つ。&br()青…自機の動きをトレースするオプションがつき、前方に貫通性能のあるショットを放つ。&br()紫…左右に固定オプションがつき、左右にショットを放つ。| -ライフ&残機制、1機あたりの初期/最大ライフは3ゲージだが、ミスまでのダメージ数は4回である(ライフ0になってもミスではなく、0状態でダメージにてミスとなる為)。また壁とスクロ-ルに挟まれてしまうと一撃でミスとなるが、壁に触れただけではダメージは一切ない。ミス後はその場復活となり、残機、ライフ共になくなるとゲームオーバーである。 -ミスすると復活時はすべてのパワーアップがリセットされ、初期状態に戻ってしまうペナルティがある。また、ステージクリアをしても、消費したライフは回復されない。 ---- **評価点 -PCエンジンシューティング屈指の、敵を破壊する事に重点を置いたゲーム性で、ばんばん撃ちまくるのが非常に爽快。とにかく撃っているだけでガンガン破壊できる程。 --プールショットを限界まで溜めて一気に放出するのが気持ちいい。豪快な効果音と共に敵どもを一斉にジェノサイドする破壊のカタルシス。 -当時のPCエンジンとしてグラフィックの書き込みがしっかりとしていて、他のゲームと見劣りはしない外見を持つ。 -多少ループまでの演奏時間は短いものの、BGMのクオリティも普通に高く、そして熱い。また、裏技でサウンドテストが可能だ。 -何気に当時のファミコン通信(現:ファミ通)のクロスレビューで総計30点(今でいえばシルバー殿堂入り)を果たしている。各レビュアーの主な評価としては、やはり破壊する事の爽快を主に挙げている。 **賛否両論点 -スコアエクシデンド(1UP)する頻度が他シューティングに比べ多く、残機数が溜まりやすい。ライフも兼ねている事も相まって、ゲームオーバーまでの許容ダメージ数をかなり多くしている。 --また、このゲームにおいて、道中、ボス戦共にアイテムキャリアー登場率が過剰なまでに高い為に、多くアイテムを入手しやすくなっている。よって、それを利用すればよりダメージをもらう機会はさらに減る事となる。 --ただし、上記問題点でも述べた通り、ダメージ中の無敵時間の短さ故にライフが余っていてもミスする機会が多い上に、敵の猛攻はやや厳しくダメージを受けやすいので、結果的に1UP、及びアイテムの多さとゲームバランスの調和が保たれているという意見もある。 --しかし、やっぱりゲームに慣れてしまうとヌルゲー化する恐れもある訳で、この過剰1UPの件に関しては賛否が分かれるかもしれない。 -自機や敵の大きさが他の同期のシューティングと比べ大きめに描かれている影響で、やや画面構成が窮屈と感じるところもある。但し、ゲームに悪影響を及ぼす程のものではない。 **問題点 -ミスするとすべてのパワーが落ちてしまい、連鎖ミスを引き起こしやすい。 --1残機毎にライフはあるものの、自機のやられ判定が大きい上に、ダメージをもらった時点の無敵時間がほとんど無く、連続ダメージをもらい1ミスという状況が普通にあり得る。その為、敵ラッシュ時にミスするとどうしようもない状況に陥る事もある。 --しかし、下記の賛否の件があり、復活から立ち直る機会は意外と多い。 -全体的にボスの攻撃パターンがやや単調。また、多くのボスは、敵攻撃を回避してプールショットの繰り返しというチキン戦法((プールショットの多大な攻撃判定と敵弾かき消し効果を利用し、割と適当に撃ってるだけでもボスにダメージをあたえられる))が通用してしまい、緊張感の薄いバトルになりやすい(逆にいえば、初心者に優しいともいえるが)。 -全ステージクリアするとスタッフロールの後に周回プレイが始まるのだが、前周とさほど難易度が変わっていない。それ故に周回ならではの新鮮味がほとんど無く、同じゲームの繰り返しとなってしまう。 -エンディングに該当するものは特に無く(一応は自機がズームアップする絵が表示されるが)。もっとも、この時期のゲームではそう珍しいことでもないので、あまり大っぴらに非難するのはお門違いであろう。 ---- **総評 -とにかく敵を破壊する快感を味わうという意味では非常に優秀なシューティング。小難しい事抜きで撃ちまくりたい人にとっては非常にオススメだ。 -しかし、ゲームとしてはやや大味だと思われる。死にやすい機体性能をごまかす為にアイテムや1UPを過剰放出している印象もある。 ---- *ラストバタリオン 【らすとばたりおん】 |ジャンル|シューティング|&image(https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcThLd-tbD3n6A7OyuDjg3EwneP87T3fDiA7nXNVSVKM3aYBSv1j)| |対応機種|X68000|~| |メディア|5インチフロッピーディスク 2枚組|~| |発売・開発元|スティング|~| |発売日|1991年11月15日|~| //|定価|円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:A (全年齢対象)|~| |判定|なし|~| **概要 オーバーライドのいわば完全版にあたる。スティングが下請けとしてではなく、自社ブランドで初めて発売した記念碑的作品となっている。~ PCE版との相違点としては、ステージ描写の大幅変更、難易度設定追加、パイロットキャラのビジュアルシーンの導入、などが挙げられる。~ 詳しくは[[こちらのページ>http://www.sting.co.jp/play/battalion/index.htm]]を確認して頂きたい。 ---- **ストーリー > 大宇宙に浮かぶ惑星「ウラノス」。~ &br; 21世紀後半、月、火星につづく生息可能な惑星として、人類はウラノスへの大量移住を開始した。しかし、新社会の急激な発展は政治経済のメカニズムを大幅に狂わせ、ウラノスでは移住民間における紛争が長期間絶えることがなかった。~ やがて治安が保たれ、社会秩序が回復され始めると、豊富な地下資源に支えられたウラノスは人類史上最高の文化の創造を目指し発展しつづけた。~ 特にその社会秩序を支えたバイオコンピュータ「フレイア」の功績は多大なものがあった。~ &br; 平静の時が過ぎ行く在る日、事件は発生した。~ &br; 突然、地球・ウラノス間の交信が途絶えてしまったのだ!~ そして何故か、情報収集に出発した調査機も音信不通になってしまう…。~ ただならぬ事態を予感した地球政府は、あらゆる調査の結果「フレイア」の暴走による未曾有の事件がウラノスに発生したと断定。~ ミッション・コード「OVERRIDE」を発動した。~ 最終的破壊工作までをも許可する密命を帯びたホバータンク「ギガイアス」がウラノスへの浸入を開始する。攻撃目標「フレイア」はウラノスのデータ-ポートの地下3,000メートルにある。 ---- **概要 ***ステージ |STAGE1|&image(http://www.sting.co.jp/play/battalion/image/screen01gif.gif)|''『惑星ウラノス突入』''| |~|~|「フレイア(ウラノス監視システム)」の死角である隕石空間から、惑星ウラノスに突入を開始した「オーバーライド隊」。&br;だがフレイアは、その行動を察知し大量の機動兵器で待ちかまえていた。&br;大量の攻撃弾をばらまく大型戦闘艦、無数に展開しつつ巧みな攻撃をしかけてくる自動砲撃兵器たち。&br;大気圏突入準備を始めたその時、強襲戦闘艦「クバルク」が突然目の前にワープ・アウトしてきた。| |STAGE2|&image(http://www.sting.co.jp/play/battalion/image/screen02gif.gif)|''『惑星ウラノス上空』''| |~|~|機体冷却を終えた「ギガイアス」 の前に広がる火山地帯。&br;大気圏突入時の戦闘によって、浸入角度を大きく変えられたギガイアスは、バイパスウェイの入口まで敵の防衛網を突破しなければならない。&br;入り口まで数十キロと迫った安堵感も束の間、運悪く大型浮遊可変砲台「グライム」と鉢合わせとなってしまった。| |STAGE3|&image(http://www.sting.co.jp/play/battalion/image/screen03gif.gif)|''『バイパスウェイ』''| |~|~|「ナヴィコン」が示した火口に突入すると、瞬時に「コンディション・ゲージ」がレッドを示した。&br;突然襲いかかる中距離迎撃艦「ファニィ・クバ」、不安定な溶岩地帯での戦闘に苦戦しながらも、バイパスウェイにたどり着く。&br;敵の攻撃が激しい場所だが、他に「データ-ポート」へたどり着くルートも無く、何としてもここを突破しなくてはならない。&br;敵の鮮やかともいえるフォーメーション攻撃に苦戦しながらも、たどり着いた施設入口には「ラグナα・ラグナβ」が、待ちうけていた。 | |STAGE4|&image(http://www.sting.co.jp/play/battalion/image/screen04gif.gif)|''『地下空間施設』''| |~|~|「フレイア」は既に惑星の内部を完全に制圧しており、網の目のように基地を建造していた。&br;ワープ装置を内蔵した最新鋭の砲台が多数設置され、逃げ場所の少ない地形に追撃戦闘機「ランサーバウ」が襲いかかる。&br;ここを管理している装甲戦闘艦「ゴルバス」は、この施設に約150機ほど配備されているらしい。| |STAGE5|&image(http://www.sting.co.jp/play/battalion/image/screen05gif.gif)|''『地下巨大要塞』''| |~|~|全ての敵が「生産・発進」している巨大要塞だけに、戦闘艦クラスの敵たちがギガイアスに襲いかかる。&br;ここを越えれば「フレイア」まであともう少しだ!| |STAGE6|&image(http://www.sting.co.jp/play/battalion/image/screen06gif.gif)|''『データポート』''| |~|~|複雑に入り組んだ地形がどこまでも続く、ちょっとした判断ミスが命取りだ。&br;敵自体はそんなに強くないので、慎重に進んで行こう。|
*オーバーライド 【おーばーらいど】 |ジャンル|シューティング|&image(Override-title.png)| |対応機種|PCエンジン|~| |メディア|2MbitHuカード|~| |発売元|データイースト|~| |開発元|スティング|~| |発売日|1991年1月8日|~| |定価|6,500円|~| |プレイ人数|1人|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2007年9月4日/600Wiiポイント(配信終了)&br;プロジェクトEGG&br;【Win】2015年5月16日/990円(税10%込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|破壊の爽快感&br()溜めて放出プールショット&br()エクシデンドしすぎ&br()変化に乏しい周回プレイ|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 変ゲーメーカーの代表格(?)のデータイーストがPCエンジンに放った縦シューティング。開発は後に『バロック 歪んだ妄想』や『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』などで有名となるスティングが担当。~ このスティングという会社は何を隠そう元コンパイルのメンバーたちによって立ち上げられた会社であり、このゲームを一言で言うと「DECOの皮を被ったコンパイルシュー」である。((かつては本作がスティングの処女作と言われていたが、本作より前にナグザットから発売されたPCエンジン用ソフトである『サイコチェイサー』のデベロッパーがスティングであることが判明したことで現在はそちらが処女作となっている。))~ ゲーム中のタイトル画面には「Mission Code -Override-」というサブタイトル表記がある。~ 一人プレイ専用、全6ステージ構成、周回あり。 #region(画像) |CENTER:1面|CENTER:2面|CENTER:3面|CENTER:4面|CENTER:5面|CENTER:6面| |&image(Override-stage1.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=269,width=115)|&image(Override-stage2.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=270,width=115)|&image(Override-stage3.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=271,width=115)|&image(Override-stage4.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=272,width=115)|&image(Override-stage5.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=273,width=115)|&image(Override-stage6.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=274,width=115)| |>|>|>|>|>|1面/惑星ウラノス上空…広大な森林地帯を抜け、火口から惑星内部へと侵入する。&br()2面/火山地帯…火口内部の前線基地。高速誘導レーザーを放つ戦車が厄介。&br()3面/バイパスウェイ…擬似的に縦2重スクロールする面。後ろから表れる巨大輸送戦艦は非常に硬い。&br()4面/地下空間施設…至るところにある砲台が難敵。発射された弾は横軸が合うと直角に曲がり自機を襲う。&br()5面/地下巨大要塞…敵の兵器工場。侵入者を迎撃する誘導レーザーは地形を無視して飛んでくる。&br()6面/データポート…バイオコンピュータ「フレイア」を守る最終関門。これまで撃破してきたボスが中ボスとして登場。| #endregion ---- **主なルール -十字キーにて自機移動、使用ボタンはショットボタンとスピード調整ボタンの2つ。 -ショットボタンはボタン押しっぱなしで撃てる、家庭用ゲームでは特に珍しくもないオート式である。 -スピード調整ボタンはその名の通りの自機スピードを変化させる効果があり、3段階の調整が可能。また、ボタンを押すとスピード調整と同時に自機後方にてバックファイヤーが放出される。これには攻撃判定があり、それを利用して敵を倒すというテクニックができる。 -ボタンを全く押さないでいると、自機が溜めのモーションに入り光り出す。その状態でショットボタンを押すと一撃必殺の「プールショット」を放つ事が可能。プールショットは画面のほぼすべてを覆い尽くす程の攻撃範囲と高い攻撃力を持つ上に、すべての敵弾をかき消す事が可能。いわば溜めボンバーのような性能といったところ。 -プールショットの使用制限はなく何度でも出せるが、溜めきらないままショットボタンを押したり、溜め中に敵のダメージを食らうかスピード調整をしてしまうと溜めが無効となってしまう。それ故に溜め中には大きなリスクを伴う事になる。 -アイテムキャリアーを破壊するとアイテムを落とす。アイテムの効果は主に「メインショットのパワーアップ」「オプションパワーアップ」「ライフ回復」の3種類が存在する。以下その詳細。オプションアイテムに関しては、時間経過で色が変化する形式となっている。 --「P」…メインショット側のパワーを最大4段階までパワーアップさせる。 --「E」…ライフを1回復する。他のアイテムと比べ、あまり出現頻度は高くない。 --オプション…これを取得すれば自機に2つの補助オプションが装備され、メインショットと一緒に専属の攻撃をしてくれる。なおオプション本体には敵弾を消したり、敵機に接触させダメージを与えるなどの効果は無い。「P」とは別で最大4段階までのパワーアップ効果があり、使用しているオプションと同色のアイテムを取得すれば1段階ずつ性能が上がる。 #region(画像) |CENTER:赤&br()ブレイジング・ファイヤー|CENTER:黄土&br()リバース|CENTER:緑&br()トルネーザー|CENTER:青&br()フォローウィング|CENTER:紫&br()サイドウエポン| |&image(Override-red.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=261,width=140)|&image(Override-yellow.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=265,width=140)|&image(Override-green.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=263,width=140)|&image(Override-blue.png,http://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=264,width=140)|&image(Override-purple.png,https://www26.atwiki.jp/gcmatome/?plugin=ref&serial=262,width=140)| |>|>|>|>|赤…斜め前方に固定オプションがつき、斜めにショットを放つ。パワー最強時はホーミング性能が追加される。&br()黄土…自機左右にオプションがつき、レバーと反対方向にショットを放つ。&br()緑…自機周囲を回転移動するオプションがつき、前方にショットを放つ。&br()青…自機の動きをトレースするオプションがつき、前方に貫通性能のあるショットを放つ。&br()紫…左右に固定オプションがつき、左右にショットを放つ。| #endregion -ライフ&残機制、1機あたりの初期/最大ライフは3ゲージだが、ミスまでのダメージ数は4回である(ライフ0になってもミスではなく、0状態でダメージを受けるとミスとなる為)。また壁とスクロ-ルに挟まれてしまうと一撃でミスとなるが、壁に触れただけではダメージは一切ない。ミス後はその場復活となり、残機、ライフ共になくなるとゲームオーバーである。 -ミスすると復活時はすべてのパワーアップがリセットされ、初期状態に戻ってしまうペナルティがある。また、ステージクリアをしても、消費したライフは回復されない。 ---- **評価点 -PCエンジンシューティング屈指の、敵を破壊する事に重点を置いたゲーム性で、ばんばん撃ちまくるのが非常に爽快。とにかく撃っているだけでガンガン破壊できる程。 --プールショットを限界まで溜めて一気に放出するのが気持ちいい。豪快な効果音と共に敵どもを一斉にジェノサイドする破壊のカタルシス。 -当時のPCエンジンのゲームとしてグラフィックの描き込みがしっかりとしていて、他のゲームと見劣りはしない外見を持つ。 -多少ループまでの演奏時間は短いものの、BGMのクオリティも普通に高く、そして熱い。また、裏技でサウンドテストが可能。 **賛否両論点 -スコアによるエクステンド(1UP)の頻度が他シューティングに比べ多く、残機数が溜まりやすい。ライフ制も兼ねている事も相まって、ゲームオーバーまでの許容ダメージ数をかなり多くしている。 --また、このゲームにおいて、道中、ボス戦共にアイテムキャリアー登場率が過剰なまでに高い為に、多くアイテムを入手しやすくなっている。よって、それを利用すればよりダメージをもらう機会はさらに減る事となる。 --ただし、上記問題点でも述べた通り、ダメージ中の無敵時間の短さ故にライフが余っていてもミスする機会が多い上に、敵の猛攻はやや厳しくダメージを受けやすいので、結果的に1UP、及びアイテムの多さでゲームバランスの調和が保たれているという意見もある。 --しかし、やっぱりゲームに慣れてしまうとヌルゲー化する恐れもある訳で、この過剰1UPの件に関しては賛否が分かれるかもしれない。 -自機や敵の大きさが他の同期のシューティングと比べ大きめに描かれている影響で、やや画面構成が窮屈と感じるところもある。但し、ゲームに悪影響を及ぼす程のものではない。 -自機の移動速度が速すぎる。最低速度にしても、自分から敵や敵弾に突っ込んでしまう事もしばしば。 **問題点 -ミスするとすべてのパワーが落ちてしまい、連鎖ミスを引き起こしやすい。 --1残機毎にライフはあるものの、自機のやられ判定が大きい上に、ダメージをもらった時点の無敵時間がほとんど無く、連続ダメージをもらい1ミスという状況が普通にあり得る。その為、敵ラッシュ時にミスするとどうしようもない状況に陥る事もある。 --ミスした場所によっては、障害物に阻まれ移動ができず、続けてミスする以外の選択肢がないケースもありえる。 --しかし、下記の賛否の件があり、復活から立ち直る機会は意外と多い。 -全体的にボスの攻撃パターンがやや単調。また、多くのボスは、敵攻撃を回避してプールショットの繰り返しというチキン戦法((プールショットの多大な攻撃判定と敵弾かき消し効果を利用し、割と適当に撃ってるだけでもボスにダメージをあたえられる))が通用してしまい、緊張感の薄いバトルになりやすい(逆にいえば、初心者に優しいともいえるが)。 -全ステージクリアするとスタッフロールの後に周回プレイが始まるのだが、前周とさほど難易度が変わっていない。それ故に周回ならではの新鮮味がほとんど無く、同じゲームの繰り返しとなってしまう。 ---- **総評 とにかく敵を破壊する快感を味わうという意味では非常に優秀なシューティング。小難しい事抜きで撃ちまくりたい人にとっては非常にオススメ。~ しかし、ゲームとしてはやや大味だと思われる。死にやすい機体性能をごまかす為にアイテムや1UPを過剰放出している印象もある。 ---- **余談 -エンディングに該当するものは特に無い。一応は自機がズームアップする絵が表示されるが。 --もっとも、この時期のゲームではそう珍しいことでもないので、あまり大っぴらに非難するのはお門違いであろう。 -何気に当時のファミコン通信(現:ファミ通)のクロスレビューで総計30点(今でいえばシルバー殿堂入り)を果たしている。各レビュアーの主な評価としては、やはり破壊する事の爽快を主に挙げている。 //一応元々あった記述を移植情報として残すくらいはして良いんじゃないかと -『ラストバタリオン』というタイトルで完全版がX68000にて発売されている。 --PCE版との相違点としては、ステージ描写の大幅変更((PCE版にあった横スクロール要素が削除された))、難易度設定追加((PCE版にはなかったエンディングも追加され、各難易度により内容が異なっている。))、パイロットキャラのビジュアルシーンの導入、パワーアップ内容の一部変更が挙げられる。 --ちなみにスティングが下請けとしてではなく、自社ブランドで初めて発売した記念碑的作品となっている。

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