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*タイトーチェイスH.Q.
【たいとーちぇいすえいちきゅー】
|ジャンル|レースゲーム|&amazon(B000069U63)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売元|タイトー|~|
|開発元|Bits Studio|~|
|発売日|1991年1月11日|~|
|分類|BGCOLOR(khaki):''劣化移植''|~|
|ポイント|無茶移植|~|
**概要
トニーとレイモンドの刑事コンビが、ナンシーからの指令を受け、犯人の逃走車を追跡する事が目的のカーチェイスゲーム。全5面。
十字キー+2ボタン(アクセル、ブレーキ)で操作。十字キー↓でローギア、十字キー↑でハイギアへの切り替えとなり、1ステージ中3度までという回数制限はあるが、セレクトボタンを押すとニトロ(ターボ)が発動する。
一定時間内に犯人に追いつくとサイレンが鳴り、追跡モードに突入。逃走車に体当たりしてダメージゲージをフルにすると逃走車が炎上、停止してステージクリアとなる。
**問題点
本作は1988年に業務用でリリースされた『チェイスH.Q.』のゲームボーイ移植版である。当然ながらオリジナルの魅力など完全再現出来るはずもなく、色々な部分で無理が出ている。
-ナンシーからの音声入り指令はこのゲームのウリの一つだが、本作では綺麗にカットされてしまっている。
-ターボを使用しない状態での自車は最高速318キロ出るのだが、画面スクロールはノロノロとしており、とてもそうは見えない。
-本作のステージBGMは''1種類のみ。''道路脇の障害物もサボテン、電柱、岩の3種類のみ。ゲームボーイだから仕方の無い部分もあるが、背景も代わり映えしないものばかり。そのせいでどの面もずっと同じ雰囲気に感じられてしまう。
-また、犯人車との距離はオリジナルと比べると異様に長い。その分制限時間も長めに取られているが、上述の代わり映えしない状況とあいまって、非常に冗長な作りになってしまっている。
-後半面になるとやたら一般車が増える。常時1画面に2台出ている事もある。
-最終面をクリアしても、黒画面にメッセージが表示されるのみで、その後何事も無かったかのようにタイトル画面に戻る。なおスタッフロールは洋ゲーによくあるタイトル画面放置で表示される。
**評価点
-コマ落ちが激しすぎるが、ターボを使った時は多少は「速くなった」と実感できる。
-ステージクリア後の犯人逮捕シーンは一応再現されている。
**総評
ゲームボーイなりに頑張ってスピード感を出そうとした工夫は伝わって来ない事も無いが、全ての面においてオリジナルには遠く及ばない。「なぜ移植した」と言いたくなる出来である。
*余談*
同年3月にはゲームギアの移植版も発売されているが、こちらはセガ・マスターシステム版からの移植で、こちらゲームオーバーするまでプレイする事が出来る方式になっている。
*タイトーチェイスH.Q.
【たいとーちぇいすえいちきゅー】
|ジャンル|レースゲーム|&amazon(B000069U63)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売元|タイトー|~|
|開発元|Bits Studio|~|
|発売日|1991年1月11日|~|
|定価|3,600円(税別)|~|
|判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~|
|ポイント|無茶移植|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
1988年に業務用でリリースされた『[[チェイスH.Q.]]』の移植版。~
当然ながらオリジナルの魅力など完全再現できるはずもなく、色々な部分で無理が出ている。
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**特徴
トニーとレイモンドの刑事コンビが、ナンシーからの指令を受け、犯人の逃走車を追跡するのが目的のカーチェイスゲーム。全5面。
十字ボタン+2ボタン(アクセル、ブレーキ)で操作。十字ボタン↓でローギア、十字ボタン↑でハイギアへの切り替えとなり、1ステージ中3度までという回数制限はあるが、セレクトボタンを押すとニトロ(ターボ)が発動する。
一定時間内に犯人に追いつくとサイレンが鳴り、追跡モードに突入。逃走車に体当たりしてダメージゲージをフルにすると逃走車が炎上、停止してステージクリアとなる。
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**問題点
-道路脇の障害物はサボテン、電柱、岩の3種類のみ。仕方がない部分もあるが、背景もかわりばえしないものばかり。
--そのせいでどの面もずっと同じ雰囲気に感じられてしまう。
-ターボを使用しない状態での自車は最高速318キロ出るのだが、画面スクロールはノロノロとしており、とてもそうは見えない。
-犯人車との距離はオリジナルと比べると異様に長い。
--その分制限時間も長めに取られているが、上述のかわりばえしない状況とあいまって、非常に冗長な作りになってしまっている。
-後半面になるとやたら一般車が増える。常時1画面に2台出ることもある。
-最終面をクリアしても、黒画面にメッセージが表示されるのみで、その後なにごともなかったかのようにタイトル画面に戻る。
--なおスタッフロールは洋ゲーによくあるタイトル画面放置で表示される。
-ステージBGMは''1種類のみ。''
-ナンシーからの音声入り指令は原作のウリの一つだが、本作ではカットされてしまっている。
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**評価点
-コマ落ちが激しすぎるが、ターボを使った時は多少は「速くなった」と実感できる。
-ステージクリア後の犯人逮捕シーンは一応再現されている。
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**総評
ゲームボーイなりに頑張ってスピード感を出そうとした工夫は伝わってこないこともないが、全ての面においてオリジナルには遠く及ばない。~
「なぜ移植した」といいたくなる出来である。
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**余談
同年3月にはゲームギアの移植版も発売されているが、こちらはセガ・マスターシステム版からの移植で、ゲームオーバーするまでプレイできるシステムになっている。