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*ノスタルジオの風 【のすたるじおのかぜ】 |ジャンル|RPG|&amazon(B001F7AAGQ)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|テクモ|~| |開発元|レッド・エンタテインメント、マトリックス|~| |発売日|2008年11月6日|~| |定価|4800円(税込)|~| |分類|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| *概要 -冒険家・ギルバートを父に持つ主人公・エディが行方知れずになった父を探すため冒険者になることを決意するが、その際に「古き父の結社」に狙われる謎の少女・フィオナと出会うことになる。 -広大な世界を飛空船で飛び旅をすることになり、フィールドでは飛空船で戦うことになる。 *問題点 -戦闘関係のバランスの悪さは特に飛空船バトルの時に顕著となる。 --一例を挙げると、空層を1階層上がる度にイベントを5~6個飛ばしたが如く敵が強くなる。目安として第2階層の敵は日本へ向かう頃で太刀打ちできる強さ、第3階層はラストダンジョン以降でやっと戦える位の強さ。 --飛空船のHPが100なのに敵の先制攻撃でダメージ57→次の敵にダメージ50でGame Overなどという目に遭うのも珍しくない、どころか頻繁にある。 ---序盤バベルの塔に向かう頃に必ず通る第2階層、中盤でアメリカ大陸に向かうときに必ず通る第3階層で運悪く敵に遭ったら全滅必至。 --またこちらは一隻の飛空船で戦うのに敵は複数で現れ、複数敵にフルボッコされ全滅する危険性は常に付きまとう。 ---そして飛空船バトルの際にはブレード(エディ)・ガン(パッド)・キャノン(メロディ)・オーブ(フィオナ)の各部署に配置された仲間が攻撃するが、特定パーツが使用不能の状態だと行動できない(アイテムも使えない)。 --飛空船自体強化の手段が「強化プレート」を購入して耐久度の最大値を上げるか、装備を買い換えるか位しかないので飛空船バトルの難易度も自然と高くなっている。 --地上バトルは敵の攻撃力が低めで全滅しにくい反面HPは妙に高く、そのためバトルリザルトがあっさりリセットされることも珍しくない。 --そしてスキル配分も、攻撃の主軸となるエディに補助スキル(能力強化系)が多く振り割られているためエディが攻撃に補助に忙しい反面、メロディはボス戦では属性攻撃主体の魔法が活かせない・補助スキルが魔法反射くらいしかないためアイテム係になることが多いなど、スキル配分にも無駄が多いため戦闘を引き伸ばされやすい。 -そして快適さ周りにも問題はある。 --メニューの際にもショートカット的なボタンが無いため、下の方のアイテムやスキルを使うのに下ボタンを押し続けねばならず面倒。 ---そのため不要なアイテムはコレクションの欲を張らずさっさと売った方が賢明。 --都市間をワープするスキルや施設が無いため、いちいち飛空船で空を飛んでいかなければならない。 *評価点 -キャラクターデザインは良い。 --『天外魔境』などの辻野氏が担当、また敵デザインは雨宮慶太。 -音楽はいい曲もある。 --『大神』などの近藤嶺が担当。 -シナリオも無問題である。 *結論 素材自体はいいものが揃っていたのに肝心の料理人が下手糞だったという、かなり勿体無い作品である。 一応は売れたようだが、評価は芳しくなかった。
*ノスタルジオの風 【のすたるじおのかぜ】 |ジャンル|RPG|&amazon(B001F7AAGQ)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|テクモ|~| |開発元|レッド・エンタテインメント、マトリックス|~| |発売日|2008年11月6日|~| |定価|5,524円(税別)|~| //|プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|2個|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|こちらが全滅しにくい反面敵も全滅させにくい地上バトル&br;空を一層越えただけで敵が異様に強くなる飛空船バトル&br;キャラのスキル配分に無駄が多い&br;UI面にも難あり&br;世界観等はそこそこ高評価|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -冒険家・ギルバートを父に持つ主人公・エディが行方知れずになった父を探すため冒険者になることを決意するが、その際に「古き父の結社」に狙われる謎の少女・フィオナと出会うことになる。 -広大な世界を飛空船に乗って旅をすることになり、フィールドでは飛空船で戦うことになる。 --飛空船にはレベルの概念が存在せず、パーツを購入する事によってのみ強化が可能。 **ストーリー >時は19世紀末。~ 産業革命が起こり、技術革新によって発達した「飛空船」が大空を駆け巡る「大冒険時代」。~ 人々は未来に夢と希望を抱き、冒険者となり大空へと旅立っていった。~ イギリスの冒険者「ギルバート・ブラウン」は「古き父の結社」と名乗る謎の組織と対峙し行方不明となる。~ ギルバートの一人息子である「エディ」は、父を捜すため、ギルバートの残した飛空船「マーベリック号」に乗り、旅立った。~ ~ ゲームの舞台はこの地球。~ ロンドンの街やエジプトのピラミッドなど、実在の都市や遺跡をモチーフにしたフィールドを探索し、謎と不思議に満ちた世界を冒険します。~ 空では飛空船を操り、ダンジョンではキャラクターを操作する2種類のバトルや、スキルの成長システム、飛空船のカスタマイズ、バラエティ豊かなクエスト、冒険の情報が書き込まれていく冒険者手帳など、様々な要素を詰め込んだ、新しいのに懐かしい「王道RPG」の誕生です。~ (レッド・エンタテインメント公式の紹介ページより引用) **問題点 -戦闘関係のバランスの悪さ。特に''飛空船バトル''の時に顕著となる。 --一例を挙げると、''空層を1階層上がる度にイベントを5~6個飛ばしたが如く敵が強くなる''。目安として、第2階層の敵は中盤(日本へ向かう頃)でやっと太刀打ちできる強さ、第3階層はラストダンジョン以降でやっと戦える位の強さ。「それなら高い階層を通らなければいいじゃないか」と多くの人は思うだろうが、残念ながら''高い階層を通る事はストーリー上必須''。 --「飛空船の最大HPが100なのに敵の先制攻撃でダメージ57→次の敵にダメージ50→Game Over」などという目に遭うのも珍しくない…どころか''頻繁にある''。 ---序盤でバベルの塔に向かう頃に必ず通る第2階層、中盤でアメリカ大陸に向かうときに必ず通る第3階層で運悪く敵に遭ったら全滅必至。 --また、''こちら側が一隻の飛空船で戦うのに対し敵は複数で現れる''ため、複数の敵に一方的に攻撃され全滅する危険性が常に付きまとう。 ---そして飛空船バトルの際にはブレード(エディ)・ガン(パッド)・キャノン(メロディ)・オーブ(フィオナ)の各部署に配置された仲間が攻撃するが、''特定パーツが使用不能の状態だと行動できない(アイテムも使えない)''。 --''飛空船自体強化の手段が、「強化プレート」を購入して耐久度の最大値を上げるか、装備を買い換えるか位しかない''ので、飛空船バトルの難易度も自然と高くなっている。 --地上バトルは敵の攻撃力が低めで全滅しにくい反面HPは妙に高く、そのためバトルリザルトがあっさりリセットされることも珍しくない。 --そしてスキル配分も、攻撃の主軸となるエディに補助スキル(能力強化系)が多く振り割られているためエディが攻撃に補助に忙しい反面、メロディはボス戦では属性攻撃主体の魔法が活かせない・補助スキルが魔法反射くらいしかないためアイテム係になることが多いなど、スキル配分にも無駄が多いため戦闘を引き伸ばされやすい。 -そして快適さ周りにも問題はある。 --メニューの際にもショートカット的なボタンが無いため、下の方のアイテムやスキルを使うのに下ボタンを押し続けねばならず面倒。 ---そのため不要なアイテムはコレクションの欲を張らずさっさと売った方が賢明。 --都市間をワープするスキルや施設が無いため、いちいち飛空船で空を飛んでいかなければならない。 -重大なバグが存在する。 --ゲーム中盤(アマゾン)にて出現するエルドラドという場所に、開いている間にくぐらなければいけないゲートがあり、この門の前にボスが出現する。本来は、ボスを倒すことによって、ゲートが開きっぱなしになるのだが、''運悪くボスと遭遇する瞬間とゲートが閉じる瞬間が被ってしまった場合、このボスを倒してもゲートが閉じっぱなしになる''というバグが発生する。 ---''このバグが発生した場合、ストーリーが進行不能になる''ためリセットするしかない。''このバグ発生後にうっかりセーブしてしまった場合、そのデータではストーリーが進行不能になってしまう''ため、あきらめてそのセーブデータを消すか別のセーブデータを使い、新たにゲームを最初からやり直すしかなくなってしまう。 -カットシーンでセリフが自動で勝手にどんどん進められてしまう --早くセリフが進んでいくので全然じっくりとシーンを味わえない。せっかく良いシーンが多いのにもったいない --飛空船バトルのバランス問題と並ぶ大きな問題点だった --同じ開発会社による作品のDS版FF4もこの仕様 **賛否両論点 -グラフィックが3Dで表現されている。「汚い」「DSでは無理がある」「普通にドット絵でいいのに…」という意見もあれば、「DSにしては頑張ってる」「ドット絵のRPGならSFCやGBA辺りのと変わらんからやる意味無いだろう」「これはこれで味があっていい」という意見もある。 --敵飛空船の細かなディティールの違いや隠ぺい式のブレード、大砲を展開するといったギミックは3Dだからこそ表現できるものであり、飛行船マニアからは好評を得ている。 **評価点 -銃が昔風のものだったり、世界を旅する乗り物が飛行船であったりと、題名の通りのどこかノスタルジックな世界観は割と好評。 --19世紀末の地球が舞台という事で、ゲーム内の地名も実在の地名が登場する。なんとなく世界旅行をしているような気分になれる。 -キャラクターデザインは良い。 --『[[天外魔境>天外魔境 ZIRIA]]』などの辻野氏が担当、また敵デザインは雨宮慶太。 -音楽はいい曲もある。 --『[[大神]]』などの近藤嶺が担当。 -シナリオも無問題である。 -モンスター図鑑・アイテム図鑑やマップ埋め、クエスト等のやり込み要素がある。また、クリア後には新たなダンジョンが2つ(「月の塔」「バビロンの空中庭園」)追加される。 **総評 素材自体はいいものが揃っていたのに肝心の料理人が下手糞だったという、かなり勿体無い作品である。&br()とにかく''「飛空船バトルのバランスがおかしい」''ということが大きな問題点となっている。 &br()一応は売れたようだが、評価は芳しくなかった。 **余談 -[[テクモの公式サイト(家庭用ゲームのページ)>http://www.tecmo.co.jp/cons.html]]内には当ゲームのページもあるが、その中で壁紙をダウンロードできるページが、未だに1種類の壁紙がダウンロードできるのみで残りは「coming soon」のまま更新されていない模様。 //2021/05/15時点で、以下の理由(Flash終了)により壁紙確認できず --ただ、[[当ゲームのページ(''※BGMが流れるため音量注意'')>http://www.tecmo.co.jp/product/nostalgeo/]]そのものは中核部分がFlashで作成されているため、Flashのサポートが終了している2021年現在は閲覧が難しい((Flash対応環境が無いと、何も表示されない。HTMLソースを確認すればFlashを使用していること自体は分かる。))。

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