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ハンター×ハンター ハンターの系譜 - (2022/06/12 (日) 10:50:59) の最新版との変更点

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*ハンター×ハンター ハンターの系譜 【はんたーはんたー はんたーのけいふ】 |ジャンル|RPG|&amazon(B00005QBOX)| |対応機種|ゲームボーイカラー(専用) |~| |発売元|コナミ|~| |開発元|コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(EAST)|~| |発売日|2000年6月15日|~| |定価|4,500円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|上にのんびり進む''だけ''の一次試験&br;野探しする''だけ''の二次試験&br;罠を避けて進む''だけ''の三次試験&br;無抵抗のトイレマークをリンチする''だけ''の四次試験と最終試験&br;(クソゲー)ハンター試験|~| |>|>|CENTER:''[[少年ジャンプシリーズリンク>少年ジャンプシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ゲームボーイカラー専用の「HUNTER×HUNTER」のゲームの1作目。~ 内容は原作のハンター試験編をゲーム化したもので、主人公はハンター試験を受ける為、試験会場に向かうところから物語は始まる。ストーリーは原作を踏襲している。~ ちなみに題字はアニメ初期のものなので、英語表記ではなくハンター×ハンターとした。~ ---- **問題点 ***システム面 -キャラクターがマスに沿って移動する事が大部分を占めているゲームだが、その移動が''とにかく遅い''。『[[元祖西遊記スーパーモンキー大冒険]]』や『[[星をみるひと]]』に匹敵するほど。 --また、他のキャラクターもほぼ同じスピード(主人公よりちょっとだけ速い)で歩くのだが通路で詰まってプレイヤーの移動を遮ることがある。 --さらにキャラクターは話してかけても''同じ台詞ばかり''返し、無機質な印象を与える。 -相手が無防備で、こちらが攻撃しても''まったく反撃してこない''。戦闘と言うより''単なる暴行''で、駆け引きも何もない。 -アイテムが無駄に多いものの、そのほとんどはハンターの称号に関係するだけでゲーム上役に立たないものばかり。 -また、「○○ポイントのダメージ!」などと表示されるが、''基準となる数値が出てくるわけではない''ので、敵味方のHPが把握できない。 ***ゲーム面 -ゲーム開始時に名前性別や体型、師匠などを選択するがほとんど意味がない。 --試験会場に行く過程もサウンドノベル形式で原作通りに進む。いくつか選択肢がでるが、短く''どれを選んでも結局あっという間に会場にたどり着く''ので意味がない。 -一次試験は''ただ上に進むだけ''。探索に時間をかけてもペナルティは無し。 --周りのキャラクターに攻撃しても反撃されない。例え攻撃相手が原作屈指の超危険人物だったヒソカであろうと、こちらの攻撃に無抵抗・無反応で黙々と上に進む。 -その次の二次試験が&color(red){最大の鬼門。}食材を探して作った料理を試験官に提出すればクリアなのだが…… --原作ファンならばスシ(寿司)を作りたくなる所だが、''スシを作ることはまずできない''。このせいで二次試験で詰まったプレイヤーも多いようである。 ---正確に言うと、スシを作れそうな組み合わせ(米+魚)を試しても高確率で失敗する。 ---フィールドに落ちている米、魚、肉、各種野菜などのアイテムの内の2つを合成して料理を作るのだが、作れる料理(正解の組み合わせ)は''プレイする度にランダムで決定する一品のみ''。正解ではない料理は合成自体ができない。つまりは運任せの総当り。 --またバグにより''合成したアイテムが消えることがある''。 ---確かに原作でも、料理の試験は受験生達も手こずっていたが、ゲームにまで入れてくると非常に面倒である。 -三次試験は一次試験と同様、ゴール地点まで進むだけ。 --途中にトラップがあるがはっきり言ってたいしたものではなく、「さがす」を使えば楽に避けられる。 ---この試験でトラップを3回踏むとゲームオーバーになるが、敢えてゲームオーバーの可能性があるポイントを挙げれば本当にココだけである。 -四次試験は敵を倒してプレートを奪ったらクリア。 --前述の通り、''敵が一切襲ってこないのでフルボッコにしてしまえば簡単にクリアできる''。 ---その戦闘シーンというものが、''右から左に向かって動く照準が、トイレマーク(標的)の上に来たらボタンを押す''という''驚天動地のシンプル''っぷり。 --武器は攻撃力8の近接武器と攻撃力4の遠距離武器の2種類に分かれており、近接武器は攻撃力こそ高いものの攻撃できるのは前後左右1マスだけなので、攻撃できる確率は決して高くない。遠距離武器は攻撃範囲が数マスあるものの攻撃力は低い。いずれにせよ、相手の進行方向に突っ立っていればあとはただの''サンドバッグ''である。 -最終試験も同じく敵が襲ってこないのでボコるだけ。むしろ、四次試験をクリアできて最終試験をクリアできない方がおかしい。 --また、失格者も原作通りになっており、if要素はない。 -一直線に進めばクリアまで1時間というペラペラボリューム。 --しかもゲームオーバーが実質存在しないため、攻略する楽しみは皆無に等しい。 ---- **評価点 -原作のキャラクターと会話して好感度を上げることができる。 --好感度はエンディングの会話などに影響する。 -オープニング及び幕間のサウンドノベルパートの原作キャラのグラフィックは概ね再現率が高い。 ---- **総評 メインとなる試験本編は操作性も悪く、移動速度が遅く''快適も無い作業ばかりを強いられる''ゲーム……''のような何か''。~ 原作に沿って試験を進めるだけで肝心の内容は酷い有様。~ 結局、メインを抜いたらキャラクターと会話して好感度を上げるだけの馴れ合いをするゲームになってしまった。~ キャラゲーとしてもGBC作品に限らない全ゲーム中トップクラスのクソゲーと言えよう~ よほど原作愛が強い人なら上記の苦痛な作業を乗り切れるかもしれないが…… ---- **余談 -本ゲームで出てくるアイテムのユウギカードは遊戯王カードの事。 -開発元が遊戯王デュエルモンスターズシリーズを担当している。 --[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記]]を所持していれば隠しキャラクターのオーギュが出現し、隠しシナリオが遊べる。 --オーギュは次回作の『[[HUNTER×HUNTER 禁断の秘宝]]』では隠しキャラではなく、ゲーム内でプレイヤーにキーアイテムを与えてくれるキャラとして普通に出てくる。 //動画を見ないとわからないゲームでもないしただのプレイ動画は不要
「[[修正依頼]]」が出されています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「ゲームシステムの説明の追加」「通信プレイでの作成ハンターの使い方の記載」です。 ---- *ハンター×ハンター ハンターの系譜 【はんたーはんたー はんたーのけいふ】 |ジャンル|RPG|&amazon(B00005QBOX)| |対応機種|ゲームボーイカラー(専用) |~| |発売元|コナミ|~| |開発元|コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(EAST)|~| |発売日|2000年6月15日|~| |定価|4,500円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|上にのんびり進む''だけ''の一次試験&br;野探しする''だけ''の二次試験&br;罠を避けて進む''だけ''の三次試験&br;無抵抗のトイレマークをリンチする''だけ''の四次試験と最終試験&br;(クソゲー)ハンター試験|~| |>|>|CENTER:''[[少年ジャンプシリーズリンク>少年ジャンプシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 週刊少年ジャンプ誌の人気漫画『HUNTER×HUNTER』のゲームの1作目。~ 内容は原作の序盤「ハンター試験編」をゲーム化したもので、主人公はハンター試験を受ける為、試験会場に向かうところから物語は始まる。ストーリーは原作を踏襲している。~ なお、題字にアニメ初期のものをそのまま使用しているため、タイトルはカタカナの『ハンター×ハンター』表記となっている。~ ---- **問題点 ***システム面 -キャラクターがマスに沿って移動する事が大部分を占めているゲームだが、その移動が''とにかく遅い''。『[[元祖西遊記スーパーモンキー大冒険]]』や『[[星をみるひと]]』に匹敵するほど。 --また、他のキャラクターもほぼ同じスピード(主人公よりちょっとだけ速い)で歩くのだが通路で詰まってプレイヤーの移動を遮ることがある。 --さらにキャラクターは話してかけても''同じ台詞ばかり''返し、無機質な印象を与える。 -相手が無防備で、こちらが攻撃しても''まったく反撃してこない''。戦闘と言うより''単なる暴行''で、駆け引きも何もない。 -アイテムが無駄に多いものの、そのほとんどはハンターの称号に関係するだけでゲーム上役に立たないものばかり。 -また、「○○ポイントのダメージ!」などと表示されるが、''基準となる数値が出てくるわけではない''ので、敵味方のHPが把握できない。 ***ゲーム面 -ゲーム開始時に名前性別や体型、師匠などを選択するがほとんど意味がない。 --試験会場に行く過程もサウンドノベル形式で原作通りに進む。いくつか選択肢がでるが、短く''どれを選んでも結局あっという間に会場にたどり着く''ので意味がない。 -一次試験は''ただ上に進むだけ''。探索に時間をかけてもペナルティは無し。 --周りのキャラクターに攻撃しても反撃されない。たとえ攻撃相手が原作屈指の超危険人物だったヒソカであろうと、こちらの攻撃に無抵抗・無反応で黙々と上に進む。 -その次の二次試験が&color(red){最大の鬼門。}食材を探して作った料理を試験官に提出すればクリアなのだが…… --原作ファンならばスシ(寿司)を作りたくなる所だが、''スシを作ることはまずできない''。このせいで二次試験で詰まったプレイヤーも多いようである。 ---正確に言うと、スシを作れそうな組み合わせ(米+魚)を試しても高確率で失敗する。 ---フィールドに落ちている米、魚、肉、各種野菜などのアイテムの内の2つを合成して料理を作るのだが、作れる料理(正解の組み合わせ)は''プレイする度にランダムで決定する一品のみ''。正解ではない料理は合成自体ができない。つまりは運任せの総当り。 --またバグにより''合成したアイテムが消えることがある''。 ---確かに原作でも、料理の試験は受験生達も手こずっていたが、ゲームにまで入れてくると非常に面倒である。 -三次試験は一次試験と同様、ゴール地点まで進むだけ。 --途中にトラップがあるがはっきり言ってたいしたものではなく、「さがす」を使えば楽に避けられる。 ---この試験でトラップを3回踏むとゲームオーバーになるが、敢えてゲームオーバーの可能性があるポイントを挙げれば本当にココだけである。 -四次試験は敵を倒してプレートを奪ったらクリア。 --前述の通り、''敵が一切襲ってこないのでフルボッコにしてしまえば簡単にクリアできる''。 ---その戦闘シーンというものが、''右から左に向かって動く照準が、トイレマーク(標的)の上に来たらボタンを押す''という''驚天動地のシンプル''っぷり。 --武器は攻撃力8の近接武器と攻撃力4の遠距離武器の2種類に分かれており、近接武器は攻撃力こそ高いものの攻撃できるのは前後左右1マスだけなので、攻撃できる確率は決して高くない。遠距離武器は攻撃範囲が数マスあるものの攻撃力は低い。いずれにせよ、相手の進行方向に突っ立っていればあとはただの''サンドバッグ''である。 -最終試験も同じく敵が襲ってこないのでボコるだけ。むしろ、四次試験をクリアできて最終試験をクリアできない方がおかしい。 --また、失格者も原作通りになっており、if要素はない。 -一直線に進めばクリアまで1時間というペラペラボリューム。 --しかもゲームオーバーが実質存在しないため、攻略する楽しみは皆無に等しい。 ---- **評価点 -原作のキャラクターと会話して好感度を上げることができる。 --好感度はエンディングの会話などに影響する。 -オープニング及び幕間のサウンドノベルパートの原作キャラのグラフィックは概ね再現率が高い。 -試験会場に向かうサウンドノベルパートでは原作通り「ドキドキ2択クイズ」が行われる。 --前述したとおり何を選んでも進めるのだが、原作を読んでいるプレイヤーが選ぶであろう回答の場合には専用の会話が発生するなど、その点の原作再現はしっかりしている。 ---- **総評 メインとなる試験本編は操作性も悪く、移動速度が遅く''快適も無い作業ばかりを強いられる''ゲーム……''のような何か''。~ 原作に沿って試験を進めるだけで肝心の内容は酷い有様。~ 結局、メインを抜いたらキャラクターと会話して好感度を上げるだけの馴れ合いをするゲームになってしまった。~ キャラゲーとしてもGBC作品に限らない全ゲーム中トップクラスのクソゲーと言えよう~ よほど原作愛が強い人なら上記の苦痛な作業を乗り切れるかもしれないが…… ---- **余談 -本ゲームで出てくるアイテムのユウギカードは遊戯王カードの事。 -開発元が遊戯王デュエルモンスターズシリーズを担当している。 --[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記]]を所持していれば隠しキャラクターのオーギュが出現し、隠しシナリオが遊べる。 --オーギュは次回作の『[[HUNTER×HUNTER 禁断の秘宝]]』では隠しキャラではなく、ゲーム内でプレイヤーにキーアイテムを与えてくれるキャラとして普通に出てくる。 //動画を見ないとわからないゲームでもないしただのプレイ動画は不要

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