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あやかし忍伝 くの一番プラス - (2018/01/22 (月) 21:16:00) の最新版との変更点

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*あやかし忍伝 くの一番プラス 【あやかしにんでん くのいちばんぷらす】 |ジャンル|育成シミュレーション|&amazon(B000069UQU)| |対応機種|セガサターン|~| |発売元|翔泳社|~| |発売日|1998年4月9日|~| |定価|6,800円(税抜)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|バグの嵐で超劣化移植|~| |備考|【Win】1997年3月14日発売&br()【PS】1997年9月25日発売|~| |>|>|CENTER:''あやかし忍伝 くの一番シリーズ''&br()[[無印>あやかし忍伝 くの一番]] - ''プラス''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 主人公が女の子、ヒロインが女の子のレズビアン・百合系ギャルゲー。その方面のゲーマーからの高い評価を得る作品のSS移植版。&br()PS版からイベントやエンディングが追加された。 **ストーリー 諜報活動を行う「諜報省」とそれに所属する忍の存在を公にした日本政府。同時に「諜報活動規制法」が施行され、くの一養成学校「国立姫百合学園」が誕生した。&br()主人公「葉隠楓」は姫百合学園に入学し、忍者を束ねる家の姫3人の補佐と護衛をしながら学園生活を送る。&br()さらに、姫百合学園主席卒業者はフリーの忍として認められ好きな人に仕えられるのだ。 **問題点 -最大の問題点はいたる所に存在するバグ。進行が不可能になるような事はないが、常にプレイヤーを苛立たせる。あまりの多さに電源を切りたくなること必定。(体験談) --文字が潰れて読みにくい。特に画数の多い字は判別不可能。セリフは声優の声に頼るしかない。 --放課後行動のカーソル移動が異様に遅い。 --放課後にヒロインと出会うとBGMが止まる。以降は同じようにヒロインと出会うまで消えっぱなし。 --イベント絵の切り替えやカーソル移動で、一瞬ノイズや黒い画面が入る。 --楓の一週間の成績の上下でマイナスになる所が+999となる。パラメーターとしては反映されていないのが救い。 --週末の画面ではチビキャラがパラメータ表示の上を歩くため表示が見えづらい。 ---''これらはPS版では一切起こらない。'' -改悪としか言えない変更。 --オープニングアニメで白い色が強すぎて、なにをやっているのか分からない。特にビーチでの場面で顕著に現れる。砂浜と海と空と人の見分けがつかない。 ---''もちろんPS版ではちゃんと見える。'' --セリフ表示欄が不透明でイラストの一部を潰す。文字潰れと立ち絵潰しの合わせ技で邪魔以外のなんでもない。 ---PS版では半透明の青で立ち絵の一部を潰すようなことはない。 //↑透明だと文字のほうが見えづらいのでは? //↑PS版はちょうど良い透明感のある青で、立ち絵も文字も見える良い塩梅。SS版は文字潰れと立ち絵潰しの合わせ技で邪魔以外のなんでもない。 --選択肢表示欄は文字以外が真っ黒。 ---PS版ではセリフ欄と同じレイアウト。 --イベントが追加されているにも関わらず、PS版から削られたものもある。 ---追加イベントの色がおかしい。 -PS版より長くなったロード時間。頻繁に画面が切り替わり、そこにロードを挟むのでPS版と同じゲームなのにロードのせいでプレイ時間は1.5倍程度になる。 //もっとバグがあるようなので加筆が出来ればお願いします。 **評価点 -PS版発売から約半年後に、高水準の2D描画機能を持ちギャルゲハードとまで言われたSSに移植してこれでは、SS版の評価点はハッキリ言って''無い''。 --くどいようだが、ゲームは『プリンセスメーカー』と『卒業』を合わせたような上手いアイディアの育成シミュレーションで、上記のバグがない''PS版はまともである。'' **総評 ファンに嬉しいプラス要素と評価がある部分を、プラスされたバグが踏みにじっている。『あやかし忍伝 くの一番バグプラス』とでも呼びたい。当然、ファンからは無かった物扱いである。~ 現在のようなクソゲーを巡る議論がこの時期にあれば大いに語られるであろう。『あやかし忍伝 くの一番』に興味があれば、追加要素に目を瞑ってでもPS版をやるべきだ。 **余談 バグの多さの説明になるか分からないが、説明書のスタッフリストにはプログラマーが一人しか書かれていない。実は旧作のスタッフがほとんど関わっていないせいである。
*あやかし忍伝 くの一番プラス 【あやかしにんでん くのいちばんぷらす】 |ジャンル|育成シミュレーション|CENTER:&amazon(B000069UQU)| |対応機種|セガサターン|~| |メディア|CD-ROM 2枚|~| |発売元|翔泳社|~| |発売日|1998年4月9日|~| |定価|6,800円(税抜)|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|セガ審査:全年齢推奨|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|''バグの嵐で超劣化移植''|~| |>|>|CENTER:''あやかし忍伝 くの一番シリーズ''&br()[[無印>あやかし忍伝 くの一番]] - ''プラス''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 主人公が女の子、ヒロインが女の子のレズビアン・百合系ギャルゲー。その方面のゲーマーからの高い評価を得る作品『[[あやかし忍伝 くの一番]]』のSS移植版。原作からイベントやエンディングが追加されたのだが…。 ちなみに本作もCD-ROM2枚組で、ゲーム内時間で10月31日までがDISC1、11月1日以降はDISC2に替えなければならない。 ---- **ストーリー 諜報活動を行う「諜報省」とそれに所属する忍の存在を公にした日本政府。同時に「諜報活動規制法」が施行され、くの一養成学校「国立姫百合学園」が誕生した。&br()主人公「葉隠楓」は姫百合学園に入学し、忍者を束ねる家の姫3人の補佐と護衛をしながら学園生活を送る。&br()さらに、姫百合学園主席卒業者はフリーの忍として認められ好きな人に仕えられるのだ。 ---- **問題点 -最大の問題点はいたる所に存在するバグ。 --文字が潰れて読みにくい。特に画数の多い字は判別不可能。セリフは声優の声に頼るしかない。 ---最悪の場合、''文字化けして文章を読む事すら不可能になる''。こうなるとリセットするしかない。 --イベント絵の切り替えやカーソル移動で、一瞬ノイズや黒い画面が入る。 ---稀に''ヒロインの立ち絵が真っ二つに割れてしまう''ことも…。 --一部イベントが起こらない時がある。 ---例えば、楓が熱を出して休校するイベントが起こり、友達がお見舞いに来てくれるのだが、何故かその''友達が来たところ以降はカットされており、どのヒロインが来てくれたのかがわからなくなっている''、など。 --ごく稀にではあるが''フリーズしてしまう''。 ---特に、授業の無い日曜日や夏休みなどの『休日行動((『放課後行動』とは違い、「○○(ヒロイン)の家」や「街に出る」などのコマンドが2回選択できる。))』に、「特訓」以外を選ぶと起こりやすい。 --放課後行動のカーソル移動が異様に遅い。 --放課後にヒロインと出会うとBGMが止まる。以降は同じようにヒロインと出会うまで消えっぱなし。 --イベントのフラグ管理が変。 ---「あるヒロインが「刺客」に襲撃され負傷」「楓はそのヒロインを護衛できず、他のヒロインから慰められるも、失意の下早退する」といったイベントがあった後も、''負傷したヒロインは普通に授業を受けているし、楓も早退せずに最後まで授業を受けている''。 ---PS版での「特定のヒロインとの好感度を上げたときにしか起こらないイベント」が、何故か他のヒロイン攻略中にも起こる。~ このためなのかエンディングにも影響し、''護衛対象である3人のいずれかの好感度を最大まで上げても、何故かそのヒロインとのハッピーエンドにならない''((例えば深雪の好感度をMAXまで上げてエンディングを迎えようとしても、何故か月葉とのバッドエンドルートになってしまう、など。))、といったバグも起こる。 ---護衛対象のヒロインの好感度を上げても、授業を一緒に受けてくれない。PS版ではある程度上げると必ず一緒に受けてくれるのに。~ しかし''「薬学」と「医術」に関しては必ず一緒に受けてくれる''ので、フラグ管理ミスの可能性が高い。 ---また、好感度をある程度上げると、日曜の夜の電話イベントで「授業を一緒に受ける約束ができる」のだが、その時専用のイベントが起こらない。 ---勿論、護衛対象の3人以外とエンディングを迎えることはできない。 --楓の一週間の成績の上下でマイナスになる所が+999となる。パラメーターとしては反映されていないのが救い。 --週末の画面ではチビキャラがパラメータ表示の上を歩くため表示が見えにくい。 -改悪としか言えない変更。 --オープニングアニメで白い色が強すぎて、なにをやっているのか分からない。特にビーチでの場面で顕著に現れる。砂浜と海と空と人の見分けがつかない。 --セリフ表示欄が不透明でイラストの一部を潰す。文字潰れと立ち絵潰しの合わせ技で邪魔以外のなんでもない。%%これでは月葉の半ケツも拝むことができない%%。 ---PS版では半透明の青で立ち絵の一部を潰すようなことはない。 --選択肢表示欄は文字以外が真っ黒。 ---PS版ではセリフ欄と同じレイアウト。 ---また、表示欄での文字が、ライトが消えたように暗くなって読みづらい時が頻繁に起こる(特にゲームデータのセーブ/ロード時の選択肢や、ヒロインとの通話中イベントの「楽しいひとときが流れて・・・」の文字。)。 --イベントが追加されているにも拘らず、PS版から削られたものもある。 ---例えば、「夏祭りで特定のヒロインを探し出す」というイベントがあるのだが、ヒロインを見つけた後のイベントがカットされている、など。 ---また、特定のイベント内に追加された立ち絵の画質が雑。 -PS版より長くなったロード時間。頻繁に画面が切り替わり、そこにロードを挟むのでPS版と同じゲームなのにロードのせいでプレイ時間は1.5倍程度になる。 ---- **評価点 -パッケージ及びディスクのレーベルにはヒロイン全員が映っており、イラストならこっちが良いという意見もある。 -「問題点」でも述べたように、追加された立ち絵は画質こそ雑だが、例えばPS版には「楓の休校時」には立ち絵がなく、「ヒロインとのお出かけ」イベントには、楓一人のみで一緒に連れたヒロインの分は無かったが、本作で追加・改善されたため、そこは評価できる。 --勿論イラスト自体は可愛い。但し「おまけ」モードには反映されないのが惜しい。特に「お出かけ」イベントは簡単に見ることができるイベントではない(バグが多い本作では尚更)ので… -PS版とは違い、夏休みなどの長期休暇中は''他のヒロインのステータスが一切上がらない''ので、意中のヒロインへの好感度管理が楽。 -エンディングビジュアルが追加された点。 --但し「問題点」でも述べたロードとバグ地獄を切り抜けられれば、の話だが… ---- **総評 ファンに嬉しいプラス要素と評価がある部分を、プラスされたバグが踏みにじっている。~ 中には「デバッグの段階でどうにかできただろう」と思わざるを得ないようなものもあって、わざわざPS版の1年後にリリースされたのにこの出来とは…と、首をかしげたくなってしまう。 「プラス」とわざわざ銘打っているのに、''ストーリーの内容や、ゲーム内でできる事はPS版と基本的に同じで、そのくせ問題点はPS版より据え置きor多い''とはこれ如何に…~ これで「護衛対象の3人以外ともエンディングを迎えられる」など、せめてストーリー自体にもう少し変化を付けるなりしてくれれば、例えバグが多くとも評価が良くなっていたかもしないが… もし『あやかし忍伝 くの一番』に興味があれば、追加要素に目を瞑ってでもPS版をやるべきだろう。 ---- **余談 -PS版同様、オープニング曲とエンディング曲がCD-DAとして収録されているので、サントラとして使える。 --但しiTunesで取り込もうとすると曲名が表示されないが。 -バグの多さの説明になるか分からないが、説明書のスタッフリストにはプログラマーが1名しか書かれていない((PS版では3名いた。))。実は旧作のスタッフがほとんど関わっていないせいである。

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