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Trials HD - (2018/07/22 (日) 21:14:53) の最新版との変更点

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*Trials HD 【とらいあるず えいちでぃー】 |ジャンル|レース&フライト|~| |対応機種|Xbox360 (Xbox One互換対応)|~| |発売元|Microsoft Game Studios|~| |開発元|RedLynx|~| |発売日|2009年08月12日|~| |定価|1,200マイクロソフトポイント(1,776円)&br;(値段改定後)1,029円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -物理演算を取り入れた、2.5D視点のモトトライアル(オートバイによる障害物競走)ゲーム。~ 様々な障害物を次々と乗り越え、~ 時には爆発物に触れて吹き飛び、時には頭から着地して骨折しながら、~ 何度も何度もリトライしてゴールを目指す。~ コースをクリエイトしてフレンドと共有したり、フレンドの作ったコースに挑戦したりも出来る。 -元はPC向けに製作されたシリーズであるが、初期の作品はなんとフラッシュゲームとして登場した。このフラッシュ版は現在でも無料でプレイ可能。~ 本格的に現在のような形になったのは『Trials 2 Second Edition』からである。 ---- **システム -ジャンルは「レース&フライト」のうち、レースにあたる。~ 画面左から画面右へ進むレースゲームであり、日本製のゲームの「エキサイトバイク」がこれに近い。 -操作は単純で、主に使用するのは「アクセル・ブレーキ・体重を前にかける・体重を後ろにかける」の4種類。 --この操作をうまく利用して、大穴をジャンプで飛び越えたり、急な坂をうまく登っていったりする。 -レースをクリアするとミス数とタイムの両方が記録されるが、トライアルという競技をモチーフにしているためか、タイムよりもミス数の少なさがまず優先される。 --どれだけ早くクリアしようとそれよりもミスが少ない記録があれば、ランキングではミスの少ない記録よりも低い順位に位置づけられる。同ミスの中では早いタイムの記録が高ランクになる。 -クリア後、その成績によってもらえるメダルの種類が変わってくる。コースをクリアするだけで必ずブロンズメダルがもらえるが、より上のランクのメダルをもらうためにはミス数とタイムの達成条件を両方ともクリアする必要がある。 所謂フラッシュゲームではこの手のゲームが腐るほど存在するが、それを''馬鹿正直(褒め言葉)なほどまじめ''に作ってしまったのがこのゲームである。 ---- **長所 -操作の単純さゆえのハードルの低さ --激しい操作は必要ない。アクセルや、体重をかけるタイミングによって全てが決まる。 --チュートリアルステージも充実しており、すんなり入っていける。 -リトライのしやすさと、それに付随する熱中性 --ミスをした後どころか、レース中でもリトライボタンを押せばチェックポイントから即座にやり直し出来る。''途中リトライのタイムラグは皆無。''~ それゆえ、ちょっとだけプレイしようと思ったらいつの間にか数時間経過していた、といったこともよくある。 --最高ランクのメダルこそノーミスでのクリアが必須だが、ステージはリトライのしやすさを前提として作られている。後半になるとそれこそまともに走破するまでに数十回以上のリトライが必要になるほどの高難度の障害物も出てくる。 -はっちゃけた演出 --90度の坂は当たり前。90度以上の坂も当たり前。実際のモトトライアルと比べてはいけない。 --爆発物に触れてライダーがあさっての方向へ吹き飛んだり、ゴールになぜか置かれているボウリングのピンなどに突っ込んだり、高速回転しながら地面に頭から着地したりと、笑いを誘う演出も多い。ゴールしても無事には終わらないのがTrialsだ。 ---Trials2SEでは骨折数だとか死亡数までカウントされていたが、さすがにレーティング対策なのか消去された。 -コースの作成と共有 --今作ではコースエディターが使用でき、自らの手によって通常のレースのほか、スキルゲームも作成することが出来る。 ---コースの部品設置は非常に自由度が高く、時間をかければ本当に思い通りのコースが作れる。 ---DLCによってエディターで使えるパーツが追加され、さらに実現出来る要素が増える。 ---- **短所 -基本的に1人で走る --本作ではCPUやフレンドと併走することは出来ない。完全に己との勝負。 -進めば進むほど跳ね上がる難易度 --2chのテンプレでは「諦めるな」が箇条書きに三度繰り返されているほどの超高難度。 #blockquote(){アドバイス&br() ・''諦めるな''&br() ・駄目なときはランク上位のリプレイで勉強&br() ・それでも駄目ならとにかく空中で暴れてみる&br() ・''諦めるな''&br() ・Backボタン誤爆に注意&br() ・心が荒んできたら低難度レースやスキルゲームで息抜きを&br() ・''諦めるな'' } --絶対に諦めない覚悟でかからないと最後のコースには辿りつけない。 -一部カメラワークや視界の悪いコース、過剰なエフェクトで目潰しをしてくるコースが存在する。 --これらのコースはバイクの状態や地面を確認するのが困難となり、無駄に難易度を上げている。残念ながら次回作ではさらに悪化した。 -エディターで作成したコースを公開することが出来るが、その公開範囲が''フレンドのみ''。 --せっかく力作コースを作ってもプレイしてもらえる人数に限りがあり、有名なコース製作者のフレンドリストはコースを遊びたい人の分だけで満杯になっていたとか。 ---- **総評 -レースゲームとしては異色の存在で、タイムを競うよりは障害物を乗り越えることに重きが置かれたゲームである。~ ある意味では昔のアクションゲームに近く、いまどき珍しいつくりのゲーム。 --難易度的にもストイックであり、何度も何度もプレイしてやっと乗り越えたときに得られるカタルシスが大好きな人向け。 --激しいNGシーンなどに思わず笑ってしまう人も、このゲームに向いているかもしれない。 -現在はマルチプレイに対応した続編『[[Trials Evolution]]』が配信中。この『EVOLUTION』に本作のステージを追加したPC移植版(Trials Evolution Gold Edition)も販売されている。 --2014年には乗り物にハイパワーなクワッドバギーやユニコーン(!?)を追加した『[[Trials Fusion]]』が最新作として登場。
*Trials HD 【とらいあるず えいちでぃー】 |ジャンル|レース&フライト|CENTER:&image(https://livedoor.blogimg.jp/gamekoryaku/imgs/e/3/e3135948.jpg)| |対応機種|Xbox 360 (One/XSX互換対応)|~| |発売元|Microsoft Game Studios|~| |開発元|RedLynx|~| |発売日|2009年08月12日|~| |定価|1,200マイクロソフトポイント(1,776円)&br;(値段改定後)1,029円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|シンプルな操作と奥深い難易度|~| |>|>|CENTER:''Trialsシリーズ''&br()2: Second Edition / ''HD'' / Legends / [[Evolution>Trials Evolution]] / [[Fusion>Trials Fusion]] / of the Blood Dragon / Rising| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 物理演算を取り入れた、2.5D視点のモトトライアル(オートバイによる障害物競走)ゲーム。~ 様々な障害物を次々と乗り越え、~ 時には爆発物に触れて吹き飛び、時には頭から着地して骨折しながら、~ 何度も何度もリトライしてゴールを目指す。~ コースをクリエイトしてフレンドと共有したり、フレンドの作ったコースに挑戦したりも出来る。 ---- **システム -ジャンルは「レース&フライト」のうち、レースにあたる。~ 画面左から画面右へ進むレースゲームであり、その中でも『[[エキサイトバイク]]』を大幅に発展させたようなゲーム。 -操作は単純で、主に使用するのは「アクセル・ブレーキ・体重を前にかける・体重を後ろにかける」の4種類。 --この操作をうまく利用して、大穴をジャンプで飛び越えたり、急な坂をうまく登っていったりする。 -レースをクリアするとミス数とタイムの両方が記録されるが、トライアルという競技をモチーフにしているためか、タイムよりもミス数の少なさがまず優先される。 --どれだけ早くクリアしようとそれよりもミスが少ない記録があれば、ランキングではミスの少ない記録よりも低い順位に位置づけられる。同ミスの中では早いタイムの記録が高ランクになる。 -クリア後、その成績によってもらえるメダルの種類が変わってくる。コースをクリアするだけで必ずブロンズメダルがもらえるが、より上のランクのメダルをもらうためにはミス数とタイムの達成条件を両方ともクリアする必要がある。 -所謂フラッシュゲームではこの手のゲームが腐るほど存在するが、それを''馬鹿正直(褒め言葉)なほどまじめ''に作ってしまったのがこのゲームである。 ---- **評価点 -操作の単純さゆえのハードルの低さ --激しい操作は必要ない。アクセルや、体重をかけるタイミングによって全てが決まる。 --チュートリアルステージも充実しており、すんなり入っていける。 -リトライのしやすさと、それに付随する熱中性 --ミスをした後どころか、レース中でもリトライボタンを押せばチェックポイントから即座にやり直し出来る。''途中リトライのタイムラグは皆無。''~ それゆえ、ちょっとだけプレイしようと思ったらいつの間にか数時間経過していた、といったこともよくある。 --最高ランクのメダルこそノーミスでのクリアが必須だが、ステージはリトライのしやすさを考慮してチェックポイントがたくさん置かれている。後半になるとそれこそまともに走破できるようになるまで数十回以上のリトライが必要になるほどの高難度の障害物も出てくるが…。 -はっちゃけた演出 --90度近くの坂は当たり前。90度以上の坂も当たり前。実際のモトトライアルと比べてはいけない。 --爆発物に触れてライダーがあさっての方向へ吹き飛んだり、ゴールになぜか置かれている爆発物やボウリングのピンなどに突っ込んだり、高速回転しながら地面に頭から着地したりと、笑いを誘う過激演出も多い。ゴールしても無事には終わらないのがTrialsだ。 ---Trials2SEでは骨折数だとか死亡数までカウントされていたが、さすがにレーティング対策なのか消去された。 -コースの作成と共有 --今作からコースエディターが使用でき、自らの手によって通常のレースのほか、スキルゲームも作成することが出来る。 ---コースの部品設置は非常に自由度が高く、時間をかければ本当に思い通りのコースが作れる。 ---DLCによってエディターで使えるパーツが追加され、さらに実現出来る要素が増える。 ---- **問題点 -基本的に1人で走る --本作ではCPUやフレンドと併走することは出来ない。完全に己との勝負。 -進めば進むほど跳ね上がる難易度 --2chのテンプレでは「諦めるな」が箇条書きに三度繰り返されているほどの超高難度。 #blockquote(){アドバイス&br() ・''諦めるな''&br() ・駄目なときはランク上位のリプレイで勉強&br() ・それでも駄目ならとにかく空中で暴れてみる&br() ・''諦めるな''&br() ・Backボタン誤爆に注意&br() ・心が荒んできたら低難度レースやスキルゲームで息抜きを&br() ・''諦めるな'' } --絶対に諦めない覚悟でかからないと最後のコースには辿りつけない。 -一部カメラワークや視界の悪いコース、過剰なエフェクトで目潰しをしてくるコースが存在する。 --これらのコースはバイクの状態や地面を確認するのが困難となり、無駄に難易度を上げている。残念ながら次回作ではさらに悪化した。 -エディターで作成したコースを公開することが出来るが、その公開範囲が''フレンドのみ''。 --せっかく力作コースを作ってもプレイしてもらえる人数に限りがあり、有名なコース製作者のフレンドリストはコースを遊びたい人の分だけで満杯になっていたとか。 ---- **総評 レースゲームとしては異色の存在で、タイムを競うよりは障害物を乗り越えることに重きが置かれたゲームである。~ ある意味では昔のアクションゲームに近く、いまどき珍しいつくりのゲーム。 難易度的にもストイックであり、何度も何度もプレイしてやっと乗り越えたときに得られるカタルシスが大好きな人向け。~ 激しいNGシーンなどに思わず笑ってしまう人も、このゲームに向いているかもしれない。 ---- **余談 -元はPC向けに製作されたシリーズであるが、初期の作品はフラッシュゲームとして登場した。このフラッシュ版は現在でも無料でプレイ可能。~ 本格的に現在のような形になったのは『Trials 2: Second Edition』からである。 ---- **その後の展開 -2012年にはマルチプレイに対応した続編『[[Trials Evolution]]』が配信された。また、『HD』のステージを追加したPC移植版『Gold Edition』も販売されている。 //-2014年には乗り物にハイパワーなクワッドバギーやユニコーン(!?)を追加し、バイクのお遊びや世界観でも幅を広げた『[[Trials Fusion]]』が配信された。

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