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SDコマンドガンダム G-ARMS オペレーションガンダム - (2018/03/28 (水) 23:53:42) の最新版との変更点

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*SDコマンドガンダム G-ARMS オペレーションガンダム 【えすでぃーこまんどがんだむ じーあーむず おぺれーしょんがんだむ】 |ジャンル|アクション| |対応機種|ゲームボーイ| |メディア|1MbitROMカートリッジ| |発売元|バンダイ| |発売日|1991年5月18日| |定価|3,480円| |判定|なし| |ポイント|コマンド戦記唯一のゲーム化&br()「乗り換え」など本来のG-ARMSの世界観とは違う| |>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>SDガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SDガンダム作品の『SDコマンド戦記』シリーズの最初期にあたる『G-ARMS』を基にしたアクションゲーム。 『SDコマンド戦記』は、映画『コマンドー』を元にしたSDVキャラ「コマンドガンダム」に設定を肉付けして世界観が広がっていき、米国ドラマ『コンバット』などのミリタリー作品や近未来サイエンスフィクションを意識した設定を取り入れた作品。 その後コマンド戦記はG-ARMSからガンダムフォース、SUPER G-ARMS、グレートパンクラチオンと続いていくがゲーム化は本作のみとなっている。 **特徴 -基本は『ゼルダ』的な斜め見下ろし視点のアクションゲーム。 --フロア移動によって基地での補給回数が復活するため、逐一回復に戻れば死ぬことはなかなかない。 --フィールドに敵は必ず二機配置され、倒すと補充されてくる。こちらは近接武器(Aボタン)と遠距離武器(Bボタン)を使い分けて戦い、「破壊効果ポイント」をステージ開始前デモで提示された分稼ぐとマップクリアとなる。 --敵味方共に、POWがなくなると「脱出カプセル」になって短時間無敵になる。無敵が解けた後一発でも攻撃が当たると完全に撃破されたことになるのだが、プレイヤー側は基地に戻った際に他のキャラがいれば「脱出カプセル」の状態から完全回復した状態で復帰可能。「脱出カプセル」状態出ない場合も、「補給」として体力を完全回復させることが出来る。ただし、プレイヤーが基地に入ると敵が無傷の状態で再配置される点には注意。 -各基地には予備機体配置 --上記のとおり補給に使う基地だが、そこには別の機体も置かれていることがある。攻撃力や射撃武器の挙動、移動速度がそれぞれで異なるため出来れば使い分けたい。 -2P対戦モードあり。敵であるザタリオン軍が操作可能になる。 **評価点 -コマンドガンダムを初めとするコマンド戦記オリジナル機体を堪能できるほぼ唯一のゲーム --繰り返しになるがコマンド戦記はゲーム化の機会に恵まれず、さらに設定上Gジェネなどへの出演も厳しいためファンにとっては貴重な一本である。 ---例外として、2014年末に[[ガンダムトライエイジ]]にコマンドガンダムが参戦している。 -各話のカットインはかなり気合が入っている --最初の主人公となるグリーンベレーガンダムを初め、ビジュアルは悪くない。 -プレイヤー側のキャラクターのステージ配分自体はうまくできている --ステージ1ではまず、本作トップクラスの高性能キャラであるグリーンベレーガンダムがステージ1限定で配置されている。ステージ1の難度を適度に下げる役割と、ステージ2以降の難度を相対的に適度に上げる役割を果たしている。 --ステージ2では水陸両用のキャラが多数揃い、乗り換えのゲームバランス上の重要性の説得力が増している。 --ステージ3・ステージ4は直前のステージ2から択一の分岐。どちらのステージもプレイヤー側には一長一短が激しい、中堅程度の性能のキャラや貧弱な性能のキャラばかりが揃っておりプレイヤーの腕が試される。 ---ステージ3・ステージ4はクリア後、どちらもステージ5に進む。 --最後のステージとなるステージ5にて、満を持して主人公コマンドガンダムと、ザタリオン側の有力キャラであるブラッディザクが登場。敵味方の最強キャラ同士のぶつかり合いという熱い人選で、本作における戦いが締めくくられる。 -図鑑要素 **賛否両論点 -フォントにひらがなが存在しない為、ステージ間のデモのテキストはカタカナと英語、そして英文。詩的で非常に渋い表現が特徴的だが、単純に読みにくいという難点もある。 --91年という時代のGBソフトに求めるには酷かもしれないが…。 -機体を選べず、攻略情報なしではどこの基地へ行けば何に乗れるのかはノーヒント。 --機体はステージ毎、基地毎に完全に固定されているので攻略パターンを作れば対応は可能。ただし、パターンが完成するまでは「最弱キャラのジムアーミーではつらいから基地に入ったが、基地にいるキャラがまたジムアーミー」ということもザラ。 -脱出カプセルの存在について --コマンド戦記のMSは(当時のSDガンダム全般がそうだが((たとえば騎士ガンダムでは「MS族」と呼ばれ、人間と同じように生活し家族も持っていた。)))「命の宿ったMS」であり、パイロットの存在が語られることはまずない。そのため「乗り換え」「脱出」というものがいまひとつ世界観とかみ合わない。 ---原作でコア部分だけ身体から脱出したり他人の身体に乗り換えたりできるのは、宿敵である悪の機械生命体フューラー・ザタリオンだけ。 --シナリオデモ等では「コマンドガンダム」「グリーンベレーガンダム」と元の設定どおりキャラの名前で呼ばれている。前述した通りの本作独自設定の中で「乗り換え」や「脱出」を行っているパイロットがどうなのか、それとも「脱出カプセル」という本作独自設定上のMS族なのか、といった説明も一切無いため詳細は不明。 -全体的なボリューム不足 --ステージは全5、機体は敵味方合わせて18体。ザタリオン軍側の敵キャラにコメディ担当の「にせガンダム」がいないのは雰囲気に合わないためだろうが、ガンパンツァーなどシリアスな雰囲気の人気キャラも残念ながら未登場。 ---なお、「にせガンダム」は通信対戦時の通信待機画面で「チョット マッテネ」というメッセージとともに一枚絵が表示される。 **総評 コマンド戦記ファンにとっては数少ない関連作品として喜ばれるかも知れないが、そうでない人にはかなり微妙。~ また脱出ポッドの無敵時間が長めでゲームオーバーになりにくい反面、敵をなかなか倒しきれないという問題もある。~ その辺に目をつぶって楽しもうという気概の方がいれば、一度遊んでみるのもよいだろう。 **余談 全長などのプロフィールはリアルタイプ換算した場合の数値で、SDキャラとしての身長は1/10という設定。
*SDコマンドガンダム G-ARMS オペレーションガンダム 【えすでぃーこまんどがんだむ じーあーむず おぺれーしょんがんだむ】 |ジャンル|アクション|#amazon(B000069RZB)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |メディア|1MbitROMカートリッジ|~| |発売元|バンダイ|~| |発売日|1991年5月18日|~| |定価|3,480円|~| |判定|なし|~| |ポイント|コマンド戦記唯一のゲーム化&br()「乗り換え」など本来のG-ARMSの世界観とは違う|~| |>|>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>SDガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SDガンダム作品の『SDコマンド戦記』シリーズの最初期にあたる『G-ARMS』を基にしたアクションゲーム。 『SDコマンド戦記』は、映画『コマンドー』を元にしたSDVキャラ「コマンドガンダム」に設定を肉付けして世界観が広がっていき、米国ドラマ『コンバット』などのミリタリー作品や近未来サイエンスフィクションを意識した設定を取り入れた作品。 その後コマンド戦記はG-ARMSからガンダムフォース、SUPER G-ARMS、グレートパンクラチオンと続いていくがゲーム化は本作のみとなっている。 **特徴 -基本は『ゼルダ』的な斜め見下ろし視点のアクションゲーム。 --フロア移動によって基地での補給回数が復活するため、逐一回復に戻れば死ぬことはなかなかない。 --フィールドに敵は必ず二機配置され、倒すと補充されてくる。こちらは近接武器(Aボタン)と遠距離武器(Bボタン)を使い分けて戦い、「破壊効果ポイント」をステージ開始前デモで提示された分稼ぐとマップクリアとなる。 --敵味方共に、POWがなくなると「脱出カプセル」になって短時間無敵になる。無敵が解けた後一発でも攻撃が当たると完全に撃破されたことになるのだが、プレイヤー側は基地に戻った際に他のキャラがいれば「脱出カプセル」の状態から完全回復した状態で復帰可能。「脱出カプセル」状態出ない場合も、「補給」として体力を完全回復させることが出来る。ただし、プレイヤーが基地に入ると敵が無傷の状態で再配置される点には注意。 -各基地には予備機体配置 --上記のとおり補給に使う基地だが、そこには別の機体も置かれていることがある。攻撃力や射撃武器の挙動、移動速度がそれぞれで異なるため出来れば使い分けたい。 -2P対戦モードあり。敵であるザタリオン軍が操作可能になる。 **評価点 -コマンドガンダムを初めとするコマンド戦記オリジナル機体を堪能できるほぼ唯一のゲーム --繰り返しになるがコマンド戦記はゲーム化の機会に恵まれず、さらに設定上Gジェネなどへの出演も厳しいためファンにとっては貴重な一本である。 ---例外として、2014年末に『[[ガンダムトライエイジ]]』にコマンドガンダムが参戦している。 -各話のカットインはかなり気合が入っている --最初の主人公となるグリーンベレーガンダムを初め、ビジュアルは悪くない。 -プレイヤー側のキャラクターのステージ配分自体はうまくできている --ステージ1ではまず、本作トップクラスの高性能キャラであるグリーンベレーガンダムがステージ1限定で配置されている。ステージ1の難度を適度に下げる役割と、ステージ2以降の難度を相対的に適度に上げる役割を果たしている。 --ステージ2では水陸両用のキャラが多数揃い、乗り換えのゲームバランス上の重要性の説得力が増している。 --ステージ3・ステージ4は直前のステージ2から択一の分岐。どちらのステージもプレイヤー側には一長一短が激しい、中堅程度の性能のキャラや貧弱な性能のキャラばかりが揃っておりプレイヤーの腕が試される。 ---ステージ3・ステージ4はクリア後、どちらもステージ5に進む。 --最後のステージとなるステージ5にて、満を持して主人公コマンドガンダムと、ザタリオン側の有力キャラであるブラッディザクが登場。敵味方の最強キャラ同士のぶつかり合いという熱い人選で、本作における戦いが締めくくられる。 -図鑑要素 **賛否両論点 -フォントにひらがなが存在しない為、ステージ間のデモのテキストはカタカナと英語、そして英文。詩的で非常に渋い表現が特徴的だが、単純に読みにくいという難点もある。 --91年という時代のGBソフトに求めるには酷かもしれないが…。 -機体を選べず、攻略情報なしではどこの基地へ行けば何に乗れるのかはノーヒント。 --機体はステージ毎、基地毎に完全に固定されているので攻略パターンを作れば対応は可能。ただし、パターンが完成するまでは「最弱キャラのジムアーミーではつらいから基地に入ったが、基地にいるキャラがまたジムアーミー」ということもザラ。 -脱出カプセルの存在について --コマンド戦記のMSは(当時のSDガンダム全般がそうだが((たとえば騎士ガンダムでは「MS族」と呼ばれ、人間と同じように生活し家族も持っていた。)))「命の宿ったMS」であり、パイロットの存在が語られることはまずない。そのため「乗り換え」「脱出」というものがいまひとつ世界観とかみ合わない。 ---原作でコア部分だけ身体から脱出したり他人の身体に乗り換えたりできるのは、宿敵である悪の機械生命体フューラー・ザタリオンだけ。 --シナリオデモ等では「コマンドガンダム」「グリーンベレーガンダム」と元の設定どおりキャラの名前で呼ばれている。前述した通りの本作独自設定の中で「乗り換え」や「脱出」を行っているパイロットがどうなのか、それとも「脱出カプセル」という本作独自設定上のMS族なのか、といった説明も一切無いため詳細は不明。 -全体的なボリューム不足 --ステージは全5、機体は敵味方合わせて18体。ザタリオン軍側の敵キャラにコメディ担当の「にせガンダム」がいないのは雰囲気に合わないためだろうが、ガンパンツァーなどシリアスな雰囲気の人気キャラも残念ながら未登場。 ---なお、「にせガンダム」は通信対戦時の通信待機画面で「チョット マッテネ」というメッセージとともに一枚絵が表示される。 **総評 コマンド戦記ファンにとっては数少ない関連作品として喜ばれるかも知れないが、そうでない人にはかなり微妙。~ また脱出ポッドの無敵時間が長めでゲームオーバーになりにくい反面、敵をなかなか倒しきれないという問題もある。~ その辺に目をつぶって楽しもうという気概の方がいれば、一度遊んでみるのもよいだろう。 また、非常に早い段階での「ガンダムに乗り込んで戦うアクション」というジャンルに乗り出している事も評価点ではなかろうか。 **余談 全長などのプロフィールはリアルタイプ換算した場合の数値で、SDキャラとしての身長は1/10という設定。

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