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ミッキーマウス 不思議の国の大冒険 - (2013/08/09 (金) 11:01:13) の最新版との変更点

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*ミッキーマウス 不思議の国の大冒険 【みっきーまうす ふしぎのくにのだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068I10)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|ハドソン|~| |発売日|1987年3月6日|~| |定価|4,900円|~| |ポイント|ディズニーゲームは意外と安牌&br()ミニー無双のボス戦闘|~| **概要 -ミッキーマウスとミニーマウスを操作するサイドビューの面クリア型アクション。ライフ+残機制、全5ステージ。 -世界観は『不思議の国のアリス』をベースにしていて、洋館や森、トランプの国のお城といったメルヘンチックな舞台となっている。最終目的は、不思議の国に迷い込んだアリスを救出する事。 **システム -ミッキーの基本動作は左右移動とジャンプ。 --ジャンプはかなり高度があり、空中制御もしやすい。 --攻撃はBボタンで消しゴム(画面端まで届く直線起動の飛び道具)投げ。ステージ1のどこかに隠されているのを見つけるまでは攻撃ができない。 -ミッキーの後ろをついて回るミニーは、ミッキーの動きを1テンポ遅らせてトレースする。 --武器はミッキー同様消しゴムだが、ミニー専用のものを別途探す必要がある。連射性能はミッキーより劣るがミニー自身には当たり判定がなく、場合によっては攻撃を彼女に任せて無傷で敵を倒す事も可能。 -ステージ中には隠しアイテムポイントがあり、消しゴムを何度もぶつけるとランダムでアイテムが出現する。 --ただし、一部のステージにはミニーを連れ去ってしまう敵が出てくる場合もある。ミニー同伴でないとステージクリアはできない。 -ステージ構成を大きく分けると「横スクロール式の面クリアタイプ」と「画面切り替え式のマップ探索タイプ」の2種類があり、ステージの最後にボス戦闘がある。 : ステージ1(Little House) | マップ探索タイプ。館の中ではステージクリアのための鍵の他、ミッキーとミニーの武器である消しゴムを探すことも重要。ミニーの分の消しゴムは取らなくてもクリア可能だが、難易度は上がる。ボスはチェシャ猫。 : ステージ2(The Ocean) | 横スクロールタイプ。小島が点在する海のステージであり、落ちると1ミスする穴があいている。ミニーが落ちてもミス扱いになるので不慣れな内は注意。ボスはドードー鳥。 : ステージ3(Woods Land) | 横スクロールタイプ。四季の森+花の森の5つのゾーンがあり、四季の森は無限ループ構造になっている。背景の木に開いた穴を通ってワープしながら進むと、花の森の最後にボス(煙草好きのイモ虫)がいる。 : ステージ4(Never Land) | 画面切り替え式だがマップは4画面しかなく、探索要素は無い。ここだけ何故か『ピーターパン』の世界であり、ボスであるフック船長との決闘が中心となる。ミニーの消しゴムがあれば楽勝。 : ステージ5(Queen's Palace) | マップ探索タイプ。ステージ1の強化型。トランプの女王がラスボスとして待ち受ける。 -コンティニューは裏技扱いだが、コマンドは説明書に明記されている。 **評価点 -雰囲気が良い。 --グラフィック・BGMとも、ディズニー作品というモチーフの持つファンタジックな魅力が十分に表現されている。ミッキーの操作性も良好で、キャラゲーとしてのクオリティは上々。 -子供向けと考えると若干高めの難易度だが、ミニーが無敵、コンティニューコマンドを開示する、という救済措置あり。 **問題点 -ボリュームがない。 --また、ミニーの制御にクセがある以外は、一般的なアクションゲームとして見ると普通やや下程度に簡単な難易度であり、繰り返し遊ぶには物足りない。 -ミニーが足手まといになる局面も。 --海や穴のあるステージでは、「ワンテンポずれて動く2キャラのどちらが落ちてもアウト」という仕様がやや辛い。その様はまるで[[どこぞのゲーム>キテレツ大百科]]を思い起させる。 --ミニーが連れ去られてしまうと、救出するための手続きが面倒。 ---ランダムの隠しアイテムでボーナスステージへ行ける「鍵」を引き当て、その上でランダム要素のあるミニゲーム(4つあるオブジェクトの内ダミーの3つを全て取る)をクリアすると救出成功、というもの。 **余談 -海外版ではカプコンから発売されており、一部の敵キャラとアイテムの他、消しゴムが星などに変更されている。 **総評 ミッキーとミニーを動かすキャラクターアクションゲームとしては良く出来ている。5つあるステージは趣向もBGMも異なり、敵キャラクターのデザインもステージごとに細かく描き分けられている。それだけに、全体のボリュームが少なくやり込み甲斐があまりないので「1回クリアしておしまい」になりがちなのは残念。~ ゲーム全体の中での評価はそのあたりに留まってしまうが、雰囲気も含めて気軽に楽しめる佳作キャラゲーであり、ディズニーゲーム自体が少なかった当時としては貴重だったと言える。
*ミッキーマウス 不思議の国の大冒険 【みっきーまうす ふしぎのくにのだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068I10)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売・開発元|ハドソン|~| |発売日|1987年3月6日|~| |定価|4,900円|~| |判定|なし|~| |ポイント|ディズニーゲームは意外と安牌&br()ミニー無双のボス戦闘|~| |>|>|CENTER:''[[ディズニーシリーズリンク>ディズニーシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ミッキーマウスとミニーマウスを操作するサイドビューの面クリア型アクション。全5ステージ。~ 世界観は『不思議の国のアリス』をベースにしており、洋館や森、トランプの国のお城といったメルヘンチックな舞台となっている。~ 最終目的は、不思議の国に迷い込んだアリスを救出する事。 **システム -ミッキーの基本動作は左右移動とジャンプ。 --ミッキーはライフ+残機制で、敵に接触するなどするとライフが減り、ライフが0になると1ミス。ステージ中に残機UPアイテムやライフ回復アイテムなどが配置されている。 --ジャンプはかなり高度があり、空中制御もしやすい。 --攻撃はBボタンで消しゴム(画面端まで届く直線軌道の飛び道具)投げ。ただしゲーム開始直後は持っておらず(なので敵への攻撃手段が無い状態でゲームが始まる)、ステージ1のどこかに隠されているのを見つけるまでは攻撃ができない。 -ミッキーの後ろをついて回るミニーは、ミッキーの動きを1テンポ遅らせてトレースする。 --武器はミッキー同様消しゴムだが、ミッキー用のものを取得した上でもう1個探す必要がある。~ 連射性能はミッキーより劣るがミニー自身には当たり判定がなく、ミニーだけをうまく誘導して敵前に立たせ、攻撃を任せて無傷で敵を倒す事も可能。特にボス戦で有効な戦法。 -ステージ中には隠しアイテムポイントがあり、消しゴムを何度もぶつけるとランダムでアイテムが出現する。 --隠しポイントの場所自体はノーヒントだがある程度の法則性があり、やり慣れてくると「隠しポイントがありそうな場所」の察しがつく。~ また、消しゴムをぶつけた際に特徴的なSEが鳴るので、適当に撃った消しゴムが偶然ぶつかった際も隠しポイントの存在に気付く事ができる。 --ただし、一部のステージにはミニーを連れ去ってしまう敵が出てくる場合もある。~ ミニーが連れ去られてしまっている状態ではステージクリアはできないので、連れ去られたら探しにいく必要がある。 -ステージ構成を大きく分けると「横スクロール式の面クリアタイプ」と「画面切り替え式のマップ探索タイプ」の2種類があり、ステージの最後にボス戦闘がある。 : ステージ1(Little House) | マップ探索タイプ。館の中ではステージクリアのための鍵の他、ミッキーとミニーの武器である消しゴムを探すことも重要。ミニーの分の消しゴムは取らなくてもクリア可能だが、消しゴムを取得できるのはこのステージだけなので、ここで取らないとこの先ずっとミニーの消しゴム無しでプレイすることになり、難易度は上がる。ボスはチェシャ猫。 : ステージ2(The Ocean) | 横スクロールタイプ。小島が点在する海のステージであり、落ちると1ミスする穴があいている。ミニーが落ちてもミス扱いになるので不慣れな内は注意。ボスはドードー鳥。 : ステージ3(Woods Land) | 横スクロールタイプだが、四季の森+花の森の5つのゾーンがあり、これらのゾーンは背景の木に空いた穴を通ってワープして行き来するため切り替え式の要素を含む。花の森以外のゾーンそれぞれは無限ループ構成で終わりはない。花の森の最後にボス(煙草好きのイモ虫)がいる。 : ステージ4(Never Land) | 画面切り替え式だがマップは4画面しかなく、探索要素は無い。ここだけ何故か『ピーターパン』の世界であり、ボスであるフック船長との決闘が中心となる。ミニーの消しゴムがあれば楽勝。 : ステージ5(Queen's Palace) | マップ探索タイプ。ステージ1の強化型。トランプの女王がラスボスとして待ち受ける。 -コンティニューは裏技扱いだが、コマンドは説明書に明記されている。 **評価点 -雰囲気が良い。 --グラフィック・BGMとも、ディズニー作品というモチーフの持つファンタジックな魅力が十分に表現されている。ミッキーの操作性も良好で、キャラゲーとしてのクオリティは上々。 -子供向けと考えると若干高めの難易度だが、ミニーが無敵、コンティニューコマンドを開示する、という救済措置あり。 **問題点 -ボリュームがない。 --また、ミニーの制御にクセがある以外は、一般的なアクションゲームとして見ると普通やや下程度に簡単な難易度であり、繰り返し遊ぶには物足りない。 -ジャンプの挙動が特殊。 --一般的なアクションゲームとはジャンプ中の制動が異なる。 前や後ろに向けてジャンプした場合、「空中でブレーキをかけてストップする」事はできるが、後ろに戻る事はできない。というか後ろにキーを入れた瞬間にピタっと止まる。しかし、止まった後にまた前にキーを入れると空中でまた前進しだす。他ゲーによくある「空中での制動はブレーキも再前進もある程度の慣性をかけるだけですぐには動かない・止まらない」または「一切できない」のどちらともかけ離れているため、慣れるまでが大変。後述のミニーの足手まといも含めて操作難度を上げている。 -ミニーが足手まといになる局面も。 --海や穴のあるステージでは、「ワンテンポずれて動く2キャラのどちらが落ちてもアウト」という仕様がやや辛い。その様はまるで[[どこぞのゲーム>キテレツ大百科]]を思い起させる。 --ミニーが連れ去られてしまうと、救出するための手続きが面倒。 ---ランダムの隠しアイテムでボーナスステージへ行ける「鍵」を引き当て、その上でランダム要素のあるミニゲーム(4つあるオブジェクトの内ダミーの3つを全て取る)をクリアすると救出成功、というもの。 ---一発で当てなければならないうえに、失敗したら外に出て、また鍵探しからやり直しなのが、さらにめんどくさい。 **総評 ミッキーとミニーを動かすキャラクターアクションゲームとしては良く出来ている。5つあるステージは趣向もBGMも異なり、敵キャラクターのデザインもステージごとに細かく描き分けられている。それだけに、全体のボリュームが少なくやり込み甲斐があまりないので「1回クリアしておしまい」になりがちなのは残念。~ ゲーム全体の中での評価はそのあたりに留まってしまうが、雰囲気も含めて気軽に楽しめる佳作キャラゲーであり、ディズニーゲーム自体が少なかった当時としては貴重だったと言える。 **余談 -「ミッキーとミニーはペアだからという理由でゲーム中でもペアになった」、「絵のチェックは[[ドラえもん>ドラえもん (FC)]]より厳しかった」と高橋名人が語っている。 -海外版ではカプコンから発売されており、一部の敵キャラとアイテムの他、消しゴムが星などに変更されている。

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