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*L@ve Once
【らぶあっとわんす】
|ジャンル|一度きりの恋愛アドベンチャー|&amazon(B003OICZJO) &amazon(B0046ZSXB8)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル&br()プレイステーション3|~|
|発売元|MaidMeetsCat|~|
|発売日|(PSP)2010年9月30日&br()(PS3)2011年2月24日|~|
|価格|(PSP通常版)6,279円&br()(PSP限定版)9,429円&br()(PS3通常版)8,190円&br()(PS3限定版)10,290円&br()いずれも税込|~|
|レーティング|CERO: (C)|~|
|ポイント|発売後わずか1週間で完全版発売を発表|~|
**概要
-人魚の血を引く主人公・高梨翔司が、父親の死により魔法が解けかかっているため、やってきた双子の人魚・メイとメルの力を借りて一度きりの恋愛を成就させるという流れ。
-キャラデザはささきむつみ、シナリオは三浦洋晃。
**ストーリー
人魚の恋は一度きり。失恋してしまえば、海の泡になって消えるしかない。人間の修一と人魚の汐音の夫婦の縁は、修一の死によって途切れてしまった。
しかしこの場合、消えるのは汐音ではなく二人の息子である翔司だった。
なぜなら親よりも子のほうがこの世に存在した時間が短く、そうした弱い側にひずみやしわ寄せが行くものだからである。
半分は人間である翔司が完全に消えることはないかもしれないが、近いうちに何かしら悪い影響が出るのは間違いない。
彼が助かるためには「運命の相手」を見つけ、「人間に恋をした人魚が自らも人間に変身する魔法」をかけてもらい、体を安定させるしかない。
翔司を助けるために、幼いころに出会った双子の人魚、メイとメルが海からやってきた。
双子は「彼女が見つかったらすぐにでも魔法をかけてあげる」と言ってくれたが、人魚の子である翔司もまた、一度しか恋ができない定めだった。
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/L@ve_once]]から転載
**登場人物
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**評価点
**問題点
-物語自体はぶつ切りで、ゲームのノベライズやコミカライズを読んでいるような散漫な印象を受ける。
--また「恋の手助けをする」はずの双子も全くと言っていいほどシナリオに関わらない。
-グッドエンドの方が「双子の選ばれなかった方が消滅」「主人公が3年間浦島太郎の末に再会」「結婚式の情景が描かれるが、そこに出席しているであろう友人たちのことは語られない」「奇跡が起こり主人公に再び声が戻るが、かつてバンドと恋愛の両立に失敗した事からまた同じ事が起きる予感を匂わせる」など、鬱ゲーでもないのに後味の悪さばかりが残るものばかり。
--逆にバッドエンドはそれほど悲惨な内容ではないのは一種の救い。
-「OnlyOnceシステム」というオリジナルシステムが存在し、最初に攻略したヒロインがシステムボイスやシナリオで優遇されるそうだが、あくまで全員クリアするまでのシステムボイスやタイトルで優遇されるだけであり、シナリオに関わるわけでもない。
--しかも説明書にこのシステムについて書かれていない。そうでなくても説明書自体異様に薄く、キャラクターの紹介も本当に最低限しか架かれていないのだから誰から選べばいいのかさえ分からなくなる。
-早すぎる完全版の発表
--なんとPSP版発売から''1週間後''にPS3での完全版発売を発表した。(コンプティークの早売り情報なので、本来明かされる予定はもう少しだけ後とはいえやはり早い)
---販売は半年近く先の2011年2月24日とはいえ、サブキャラ・堤美散の攻略ヒロイン昇格、各ヒロインのアフターストーリー追加など、「PSP版は有料体験版」等と揶揄された。
-『Φなる・あぷろーち2』の背景CGを使いまわしている(美咲桜&和端も太刀戸の背景CGに出ていたりする)。
*総評
話自体は平凡だが、それよりも早すぎる完全版発表とDL版でのDLC価格等が問題視されてしまった作品。
**その後の展開
-2012年12月13日、ダウンロード版がPSPで販売された。
--本編は4800円とDL版としては標準的な値段だが、サブキャラ(堤美散・藤堂映・谷口千歳)のシナリオが1人につき1000円でDLC販売された為、全て遊ぶには結局PSP版の定価よりも高くなってしまっている。
-2012年12月3日、PSP®にて(税込)600円で、「らぶ@わん雀」が発売されている。
--内容は名前の通り、このゲーム内に出てくる女性キャラクターの8名の内、3名を選んで麻雀勝負が出来る。他にも、おまけで2画取りが出来る。
--キャラがフルボイス(役名等を読んでくれたりもする)((ただし、筆者がやった所、メルの台詞が1ヵ所だけ間違えてる所を見つけた))CGも各キャラ4枚ずつ((ただし実際は、何故かメインヒロインの双子がサブキャラのCGの場所に紛れ込んでおるのだが…))。2画取りは、ボイス無しの完全おまけゲームである。
*L@ve Once/L@ve once -mermaid's tears-
【らぶ あっと わんす/~ まーめいどてぃあーず】
|ジャンル|一度きりの恋愛ADV|CENTER:&amazon(B003OICZJE,image);&amazon(B003OICZJO,image);|CENTER:&amazon(B0046ZSXAE,image);&amazon(B0046ZSXB8,image);|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル&br;プレイステーション3|~|~|
|発売・開発元|メイド・ミーツ・キャット((現在、DL版/DLCなどの発売元はハピネットに変更されている。))|~|~|
|発売日|【PSP】2010年9月30日&br;【PS3】2011年2月24日|~|~|
|定価|【PSP】通常版:5,980円/限定版:8,980円&br;【PS3】通常版:7,800円/限定版:9,800円&br;いずれも税別|~|~|
|レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~|~|
|判定|なし|~|~|
|ポイント|悪質な完全版商法でユーザーからの印象は極めて悪い&br;その完全版も後に完全ではなくなる&br;ストーリーは良質|~|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
コンシューマー向けギャルゲーのブランドであるプリンセスソフトの姉妹会社にあたる、メイド・ミーツ・キャットの処女作。~
脚本は『φなる・あぷろーち』シリーズや『侍道』で知られる三浦洋晃氏、キャラクターデザインは『[[CHAOS;HEAD]]』や『[[双恋>双恋島 ~恋と水着のサバイバル~]]』を手掛けたささきむつみ氏が担当している。~
最初で最後の恋に向き合う恋愛アドベンチャー。
**評価点
-切なくも丁寧なストーリー
--どの個別シナリオでも「一度きりの恋」というテーマに真摯に向き合うストーリーは本作最大の評価点とされる。
---ギャルゲーにありがち、かつ安定枠とも言える幼馴染という存在にアンチテーゼ的な結末を迎える「凛沙」シナリオ。
---反対にシナリオ開始時彼氏持ちという、一見作品テーマに反するようで、その実最も恋に真摯な「和翠」シナリオ。
---過去にドロドロの恋愛経験を持ち、見た目とは正反対に恋に消極的となっている「響紀」シナリオ。
--どれもキャラの心情が丁寧に描かれており、「物語に入り込めない」ということは全くない。
--また、主人公に魔法をかけに来た双子の人魚のシナリオも当然あるが、モデルとなったハンス・クリスチャンの『人魚姫』を想起させる切ないものとなっている。
-良質なBGM
--ピアノ調の静かなBGMはいずれも良質。静かすぎて耳に残りにくいとも言えるが、物語への没入感を阻害しないという点ではむしろ評価点。
-主人公が好青年
--ギャルゲーには珍しく、成績優秀で温厚な性格。きちんとヒロインの心情を察することができ、いざという時は情熱的な一面も見せる。
--かといって有能さが過ぎて物語を壊してしまうということもなく、目の前の恋に悩みを抱える場面も多く適度なバランスがとれている。
**問題点
-悪質な完全版商法
--PSP版''発売の1週間後''にPS3版の情報を公開するという前代未聞の完全版商法で物議を醸す。発売直後は「やや地味ながらも良い」と言われていた本作の評価を地に落とした原因と言える。
--後にPS3版の追加要素やさらなる追加キャラはDLコンテンツという形でPSP版でも補完されたが、攻略対象1人につき1,028円となっており全三キャラクターを攻略する場合は最低でも3,000円ちょっとが必要になる。
--さらにこの追加コンテンツのうち、映と千歳の二人に関しては''PS3用は販売されていない''。
---そのため今度はPS3版が完全ではなくなってしまった。
-作画はやや崩壊気味
--OPムービーや立ち絵はよくできているのだが、肝心の一枚絵に作画崩壊しているものが多い。
--特に主人公と和翠に顕著。
-ボリュームはやや少な目。間延びしていないとも言えるが。
**賛否両論点
-シナリオ開始時彼氏持ちの和翠シナリオは当然略奪愛となる。
--ライターの三浦氏が過去に手掛けた『[[メモリーズオフ]]』を思わせる展開もあり、苦手な人には向かない。
-切ない結末も多い
--特に双子のエンディングは「グッドエンドよりもバッドエンドの方が幸せでは……」と言われることも。
**総評
とにかく完全版商法の代表例として挙げられることの多い本作であるが、商法の悪質さ抜きにしてみた場合でも、作画の質がやや低いこと、若干ボリュームが不足していることもあって、良作と言うには今ひとつ足りない部分も目立つ。~
一方で、「一度きりの恋」をぶれずに貫いていく主人公とヒロイン達との切ない恋物語は一見の価値がある。
しかし、やはり売れ行きは芳しくなく、発売元のメイド・ミーツ・キャットは今作が最初で最後の作品となってしまった。
**その後の展開
-2012年にPSPダウンロード版で『らぶ@わん雀』が発売された。定価は617円。
--内容は『たいきょく(麻雀ゲーム)』と『にかくとりゲーム(二角取り)』ストーリーモードは無し。ヒロインに勝ったら、CGが貰える単純なもの。
--『[[アマガミ]]』の「ぬくぬくまーじゃん」みたく「たいきょく」はよく喋る。アマガミほどではないが……
--アガった役も読んでくれる。テンポが悪いと感じたら、台詞OFFにも出来る(ポンとか鳴いたりする時や、リーチ等は喋る。テンパイ等は喋らない。)
--双子の片割れに台詞間違いがあったり、他キャラに双子のCGが混ざっているミスあり。「にかくとりゲーム」は、台詞も何もなく、おまけといった感じ。