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*SIMPLE2000シリーズ Vol.78 THE 宇宙大戦争 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむななじゅうはち ざ うちゅうだいせんそう】 |ジャンル|3Dフライトシューティング|&amazon(B0007XQ44Q)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発|IML ENTERTAINMENT&br;BIT TOWN|~| |発売日|2005年5月26日|~| |定価|2,000円(税別)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|3DSTGとしてオーソドックスなシステムと難易度&br;操作性は難有&br;ボーナスステージの謎のエロボイス|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLE2000シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -SIMPLE2000シリーズで発売された3Dフライトシューティング。 -地球侵略を狙うエイリアンから地球を守るために奮闘する。 --エイリアンという設定からか巨大生物兵器との戦いが多めである。 **ストーリー 西暦20XX年、人類と宇宙からの侵略者たちとの10年以上に渡る戦いは熾烈を極めていた。 各国の軍隊が果敢に立ち向かうも侵略者の圧倒的な火力と攻撃力の前に為す術も無く、世界主要都市は次々と壊滅していった…。 わずかに残った人類は、国の域を超え、人類、そして地球存亡のた為、人類の持ちうる全ての科学力、技術力を集結させ、対侵略者用のスーパーウェポンの開発に成功。 そしてX-DAYはやってきた。残る人類の抹殺の為、侵略者たちの最終攻撃が始まったのであった。 迫り来る巨大なマザーシップ、バイオ戦闘兵器、巨大隕石群。かくして人類の運命やいかに。 (パッケージ裏より引用) **主なシステム -ゲームの操作方法 --操作方法は他のフライトシューティングゲームとほぼ同じ。 --キーコンフィグはないため、全く同じ操作方法が通用するとはいえない。 -改造システム --条件を満たすことで自機や武装の改造が可能になる。 --機体であれば旋回性能や加速力などが、武装であれば威力やロックオン射程・追尾性能などが強化できる。 --ただし、どこかを強化すると別のところの性能が下がるため改造度合いは考える必要がある。 ---強化度合いはミッション開始前に自由に調整できるため、改造して取り返しのつかないことにはならない。 -武装の種類 --ミサイル・ビーム・ボムの3系統と固定装備の機銃がある。 --ミサイルはオーソドックスで扱いやすく、ビームは弾数や弾速に優れるが威力や誘導性に劣る。ボムは地上にしか攻撃できないが威力に優れる。 --ボム系以外の武装は残弾数が0になっても一定時間でリロードされる。 **評価点 -ステージ数のボリューム --全部で24ステージ。難易度はEASY・NORMAL・HARDと三段階あり、やりこみにも耐えうるボリュームである。 --難易度も調整が良好で間口が広くなっている。 -巨大兵器との戦闘 --単なる戦闘機同士のシューティングとは一味異なる面白さを持っている。 --巨大な蝶々やサソリ・海老などが登場し、攻略法も異なってくる。 --「敵にハッキングされた」という設定で地球側のミサイル発射を破壊して阻止するミッションなどもある他、ボーナスステージとして風船や廃ビルを破壊するミッションもある。 -改造システムによる自由度 --プレイヤーの好みや得意さに合わせることができるほか、逆に縛りプレイにも使える。 -戦いを盛り上げるオペレーターとTV局レポーターのボイス --パイロット(主人公)のキャラクター性は皆無で一切話さないが、オペレーターとTV局レポーターのボイスが戦闘中に再生される。バリエーションも豊富。 ---オペレーターについては後述。TV局レポーターはプレイヤーの機体の後部座席に搭乗しており、戦況に関わることはほぼ発言せずに戦いを盛り上げる役目をしている。開始時には「死んでもマイクは離しません!」とプロ根性を見せるほか、以前倒した敵がパワーアップして再登場した際には「あいつ、前よりでかくなってない?」と反応してくれる。敵撃破時には「海を汚すな!敵を生かすな!」「これこそが宇宙最終戦争だぁ!」「宇宙大戦争ここに極めりぃ!」と景気のいい台詞をあげてくれる。当然、撃墜されるとプレイヤーの代わりに悲鳴をあげてくれる。 **問題点 -同じジャンルのゲームと比べていまいち操作性・インターフェースが悪い --特に旋回性能が悪く、裏周りするためにかなりの大回りが必要。 --ロックオンする武装は逆にロックオンしていないと発射すらできない。 --インターフェース面では敵との距離や種類の表示がなく、ロックオンしているかどうかも確認しづらい。 --また、全体マップ表示がないため新しく出現した敵の居所を掴むのに苦労する。 -巨大生物兵器の当たり判定が厳しい --巨体に比して当たり判定は狭く攻撃を当てにくい上に、当てられる方向もかなり制限されている。 -ドッグファイトの出番がない --敵の小型戦闘機は''重力も揚力も無視したフラフラした飛行をする''ため近接戦闘ではプレイヤーが圧倒的に不利。 --ミサイルによる遠距離攻撃がベストの攻略法。それゆえに機銃も使いどころは少ない。 -オペレーターのボイス演出があまり役立っていない --新しく敵が出現してもどの方角かも言わない、たくさんある護衛対象の施設が1つ破壊される度に味方が攻撃されていますと繰り返すなど頼りにならない。 --一方ボーナスステージでは過剰なお色気ボイスを披露してくれる。「(スタート時に)私と一緒に墜ちましょう…」といったものから、ここに書くのが憚られるような過激な内容もある。 --演じている声優は''榊原ゆい''。『[[ぶらばん! -The bonds of melody-]]』のメインヒロインなどを務めている実力派の声優であり、『[[フェイト/タイガーころしあむ]]』の主題歌を担当するなど歌手としての活動も有名である。 -バグもいくつか存在する。 --再現性の高いものは撃墜された際に鳴っていたSEが消えず、延々と再生されるというもの。こうなると一度リセットするしかなくなる。 **総評 操作性やインターフェースで無視できない問題を抱えているが、発売価格や内容のボリュームを考えれば十分元が取れているゲームである。&br; 同ジャンルのゲームで戦闘機や戦車ばかりを相手にするのに疲れたら、気分をリフレッシュさせるために巨大生物と戦うのも一興だろう。 **余談 -「宇宙大戦争」というタイトルだが、宇宙を舞台にしたステージはゲーム中で1つもない。&s(){戦闘機の時点で宇宙に飛び立つことが出来ないのは明らかである}((本作の約1年前に発売されたゲームで実在の戦闘機が宇宙に行っているが(エアフォースデルタ ブルーウィングナイツ)))。 -このゲームをプレイした人の中には、「あれっ、これってどこかで…」と思った人もいるかと思われるが、このゲームを開発したBit Town Inc.は、[[サイドワインダーシリーズ]]のPS2三部作([[MAX>サイドワインダーMAX]]、[[F>サイドワインダーF]]、[[V>サイドワインダーV]])を開発していた企業である。~ HUDの表示や多弾頭ミサイルの挙動、リプレイアングルがサイドワインダー(特にV)に酷似しているのはこのため(残念ながら大迫力のミサイルヒットカメラはなくなっているが…)。 -本作のシステムを流用して『[[SIMPLE2000シリーズ Vol.117 THE 零戦]]』が製作されている。
*SIMPLE2000シリーズ Vol.78 THE 宇宙大戦争 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむななじゅうはち ざ うちゅうだいせんそう】 |ジャンル|3Dフライトシューティング|&amazon(B0007XQ44Q)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発|IML ENTERTAINMENT&br;BIT TOWN|~| |発売日|2005年5月26日|~| |定価|2,000円(税別)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|3DSTGとしてオーソドックスなシステムと難易度&br;操作性は難有&br;ボーナスステージの謎のエロボイス|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLE2000シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -SIMPLE2000シリーズで発売された3Dフライトシューティング。 -地球侵略を狙うエイリアンから地球を守るために奮闘する。 --エイリアンという設定からか巨大生物兵器との戦いが多めである。 **ストーリー 西暦20XX年、人類と宇宙からの侵略者たちとの10年以上に渡る戦いは熾烈を極めていた。 各国の軍隊が果敢に立ち向かうも侵略者の圧倒的な火力と攻撃力の前に為す術も無く、世界主要都市は次々と壊滅していった…。 わずかに残った人類は、国の域を超え、人類、そして地球存亡のた為、人類の持ちうる全ての科学力、技術力を集結させ、対侵略者用のスーパーウェポンの開発に成功。 そしてX-DAYはやってきた。残る人類の抹殺の為、侵略者たちの最終攻撃が始まったのであった。 迫り来る巨大なマザーシップ、バイオ戦闘兵器、巨大隕石群。かくして人類の運命やいかに。 (パッケージ裏より引用) **主なシステム -ゲームの操作方法 --操作方法は他のフライトシューティングゲームとほぼ同じ。 --キーコンフィグはないため、全く同じ操作方法が通用するとはいえない。 -改造システム --条件を満たすことで自機や武装の改造が可能になる。 --機体であれば旋回性能や加速力などが、武装であれば威力やロックオン射程・追尾性能などが強化できる。 --ただし、どこかを強化すると別のところの性能が下がるため改造度合いは考える必要がある。 ---強化度合いはミッション開始前に自由に調整できるため、改造して取り返しのつかないことにはならない。 -武装の種類 --ミサイル・ビーム・ボムの3系統と固定装備の機銃がある。 --ミサイルはオーソドックスで扱いやすく、ビームは弾数や弾速に優れるが威力や誘導性に劣る。ボムは地上にしか攻撃できないが威力に優れる。 --ボム系以外の武装は残弾数が0になっても一定時間でリロードされる。 **評価点 -ステージ数のボリューム --全部で24ステージ。難易度はEASY・NORMAL・HARDと三段階あり、やりこみにも耐えうるボリュームである。 --難易度も調整が良好で間口が広くなっている。 -巨大兵器との戦闘 --単なる戦闘機同士のシューティングとは一味異なる面白さを持っている。 --巨大な蝶々やサソリ・海老などが登場し、攻略法も異なってくる。 --「敵にハッキングされた」という設定で地球側のミサイル発射を破壊して阻止するミッションなどもある他、ボーナスステージとして風船や廃ビルを破壊するミッションもある。 -改造システムによる自由度 --プレイヤーの好みや得意さに合わせることができるほか、逆に縛りプレイにも使える。 -戦いを盛り上げるオペレーターとTV局レポーターのボイス --パイロット(主人公)のキャラクター性は皆無で一切話さないが、オペレーターとTV局レポーターのボイスが戦闘中に再生される。バリエーションも豊富。 ---オペレーターについては後述。TV局レポーターはプレイヤーの機体の後部座席に搭乗しており、戦況に関わることはほぼ発言せずに戦いを盛り上げる役目をしている。開始時には「死んでもマイクは離しません!」とプロ根性を見せるほか、以前倒した敵がパワーアップして再登場した際には「あいつ、前よりでかくなってない?」と反応してくれる。敵撃破時には「海を汚すな!敵を生かすな!」「これこそが宇宙最終戦争だぁ!」「宇宙大戦争ここに極めりぃ!」と景気のいい台詞をあげてくれる。当然、撃墜されるとプレイヤーの代わりに悲鳴をあげてくれる。 **問題点 -同じジャンルのゲームと比べていまいち操作性・インターフェースが悪い --特に旋回性能が悪く、裏周りするためにかなりの大回りが必要。 --ロックオンする武装は逆にロックオンしていないと発射すらできない。 --インターフェース面では敵との距離や種類の表示がなく、ロックオンしているかどうかも確認しづらい。 --また、全体マップ表示がないため新しく出現した敵の居所を掴むのに苦労する。 -巨大生物兵器の当たり判定が厳しい --巨体に比して当たり判定は狭く攻撃を当てにくい上に、当てられる方向もかなり制限されている。 -ドッグファイトの出番がない --敵の小型戦闘機は''重力も揚力も無視したフラフラした飛行をする''ため近接戦闘ではプレイヤーが圧倒的に不利。 --ミサイルによる遠距離攻撃がベストの攻略法。それゆえに機銃も使いどころは少ない。 -オペレーターのボイス演出があまり役立っていない --新しく敵が出現してもどの方角かも言わない、たくさんある護衛対象の施設が1つ破壊される度に味方が攻撃されていますと繰り返すなど頼りにならない。 --一方ボーナスステージでは過剰なお色気ボイスを披露してくれる。「(スタート時に)私と一緒に墜ちましょう…」といったものから、ここに書くのが憚られるような過激な内容もある。 --演じている声優は''榊原ゆい''。『[[ぶらばん! -The bonds of melody-]]』のメインヒロインなどを務めている実力派の声優であり、『[[フェイト/タイガーころしあむ]]』の主題歌を担当するなど歌手としての活動も有名である。 -バグもいくつか存在する。 --再現性の高いものは撃墜された際に鳴っていたSEが消えず、延々と再生されるというもの。こうなると一度リセットするしかなくなる。 **総評 操作性やインターフェースで無視できない問題を抱えているが、発売価格や内容のボリュームを考えれば十分元が取れているゲームである。&br; 同ジャンルのゲームで戦闘機や戦車ばかりを相手にするのに疲れたら、気分をリフレッシュさせるために巨大生物と戦うのも一興だろう。 **余談 -「宇宙大戦争」というタイトルだが、宇宙を舞台にしたステージはゲーム中で1つもない。&s(){戦闘機の時点で宇宙に飛び立つことが出来ないのは明らかである}((本作の約1年前に発売されたゲームで実在の戦闘機が宇宙に行っているが(エアフォースデルタ ブルーウィングナイツ)))。 -このゲームをプレイした人の中には、「あれっ、これってどこかで…」と思った人もいるかと思われるが、このゲームを開発したBit Townは、[[サイドワインダーシリーズ]]のPS2三部作([[MAX>サイドワインダーMAX]]、[[F>サイドワインダーF]]、[[V>サイドワインダーV]])を手掛けた企業でもある。((PSの『サイドワインダー』や『同2』の開発にも関与している。))~ HUDの表示や多弾頭ミサイルの挙動、リプレイアングルがサイドワインダー(特にV)に酷似しているのはこのため(残念ながら大迫力のミサイルヒットカメラはなくなっているが…)。 -本作のシステムを流用して『[[SIMPLE2000シリーズ Vol.117 THE 零戦]]』が製作されている。

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