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パネルでポンDS - (2011/03/05 (土) 02:41:10) の最新版との変更点

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*パネルでポンDS 【ぱねるでぽん でぃーえす】 |ジャンル|アクションパズルゲーム|&amazon(B000NOLWDC)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|インテリジェントシステムズ|~| |発売日|2007年4月26日|~| |定価|3800円(税込)|~| //|分類|&bold(){ガッカリゲー判定・劣化移植判定}&br()※一覧では前者|~| |ポイント|またしてもノンキャラクター・シンプル路線継続&br()事実上機能していないWi-Fiランキング|~| **概要 -1995年発売のSFC版からコアなファンが付いているアクションパズルゲーム「パネルでポン」のDS移植版。日本国内の市販作ではシリーズ6作目。 -前作の[[ドクターマリオ&パネルでポン]]から引き続きノンキャラクター路線を継続。当時の爆発的なDS普及の時流に乗り、無名の成人女性がプレイする様子をCMや紹介映像として公開するなど、非ゲーマー層へ対しTouch! Generationsシリーズに倣った広告展開、徹底的なシンプル・スタイリッシュ路線を取った。ただし&bold(){なぜかTouch! Generationsシリーズには入っていない}。 **問題点 -ゲーム開始前の設定で背景を無機質な数種のスキンの中から選ぶ、ゲームモードの表記をすべてカタカナにするなど、&bold(){古参ファンにとっては「オサレ」とも取れる表現}で反感を買う。従来のキャラクターや派手な効果音・ボイスなどの演出、ストーリーモードもなく、質素すぎる内容。 --連鎖音はアクティブ連鎖の楽しさの一つであり、爽快感や達成感が全くない。 --BGMがピンチになっても切り替わらないため、緊張感が出ない。ただしBGMに被せてサイレンは鳴り続ける。 --同一プロデューサーの手により前年に発売された「テトリスDS」はファミコン時代の任天堂キャラクターを多数起用しにぎやかに仕上げられていたため、新作パネポンで何らかのキャラクター復活を期待していたファンはあまりにシンプルすぎる本作に肩透かしを食らわされる格好になった。 -オプションもシステム面だけは評価されたGBA版ほど突っ込んだ設定はできない。 -Wi-Fi待機中、ごくまれにフリーズすることがある。ただし試合中には一切発生しないのが救い。 -本体に登録された誕生日別に上位3位と自分の順位のみ閲覧可能という意図不明なWi-Fiランキングの仕様。そもそも常駐プレイヤーが少ないので、ひどいと常に自分1人だけ1位に居座っている状態となり全く目安にならない。→[[例>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome?cmd=upload&act=open&pageid=599&file=gakkari.JPG]] -選択しにくいメニュー画面。ゲームモード名などが円形に配置されており、タッチをすると中央へメニューが移動するため、タッチペンでは2度押しをする必要が多々ある。 **賛否両論 -ゲームスピードの引き下げ。設定をビギナーにすると「パネルの落下がまるで発泡スチロールのようだ」と揶揄されたほどゲームスピードが遅くなる。最高難易度のハードでも従来のイージー相当。バリバリ鳴らしていた人からすれば、爽快感が全くない。 --タッチペン操作に合わせた変更と言われることもあるが、速度はユーザーが決めればいいはず。 -条件を満たすと開放されるSFC版「花の妖精リップ」のスキン。グラフィックやBGMはオリジナルに準拠しておりSFC版の支持者を喜ばせたが、連鎖・同時消し時に発せられるボイスはまるで風邪を引いたような声質となっている。扱いも単にスキンの一種であり、それ以上でもそれ未満でもない。 --全ゲームモードでスタッフロールを見ることが条件とされているようだが、メッセージや説明などもなくいつの間にか追加されるので、はっきりした条件は不明。 -対戦においてさまざまな効果を起こすアイテムパネルの導入。使用するかしないかの設定はできるが、Wi-Fiのフリー対戦では常に使用不可。 **評価点 -タッチパネルによる操作を導入。動かしたいパネルをタッチペンで触り左右に動かすだけの簡単操作。未経験者へ配慮するとともにアクションパズルとしてさらに進化した。当然従来どおりのボタンによる操作や、画面の縦表示・横表示の切り替えも可能。 -Wi-Fiコネクションによるネットワーク通信対戦を導入。対戦相手の不在にあえぐプレイヤーにとっては待ち望んでいた機能だった。 -GBA版と異なり、DSカード1枚で4人まで多人数対戦ができる。 --GC版にあったおじゃまパネルのややこしい落下法則を廃止し、他プレイヤー全員に同量降るよう改善された。 -パネルの柄を複数用意。従来の★や▲などの図形の他、ナット状の6角形など全7種類から好みの物を選ぶ。 -スキンごと個別に用意されたBGMの評価は良好。 -COMプレイヤーがやたら強い。 **その他 -2009年にニンテンドーDSiウェアとして「ちょっとパネルでポン」が配信されたが、&bold(){Wi-Fi対戦機能はない}。
*パネルでポンDS 【ぱねるでぽん でぃーえす】 |ジャンル|アクションパズル|CENTER:&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51l9zE97mYL.jpg,height=200)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|インテリジェントシステムズ|~| |発売日|2007年4月26日|~| |定価|3,619円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |セーブデータ|1個|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|GBA版と同様ノンキャラクター路線&br()事実上機能していないWi-Fiランキング&br;ストーリーモードこそ無いがモードは豊富&br;キャラ&ストーリーを全く求めないなら良作の部類|~| |>|>|CENTER:''[[パネルでポンシリーズリンク>パネルでポンシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1995年発売のSFC版からコアなファンが付いているアクションパズルゲーム『[[パネルでポン]]』のDS版新作。日本国内の市販作ではシリーズ6作目。 -前作の『[[ドクターマリオ&パネルでポン]]』から引き続きノンキャラクター路線を継続。当時の爆発的なDS普及の時流に乗り、無名の成人女性がプレイする様子をCMや紹介映像として公開するなど、非ゲーマー層へ対しTouch! Generationsシリーズに倣った広告展開、徹底的なシンプル・スタイリッシュ路線を取った。 --ただし''本作は日本では同シリーズのソフトではない''。一方で、日本と異なり''北米では『Planet Puzzle League』の題名でTouch! Generationsシリーズの1作として発売されている''。 ---一応、日本でも発売当時は『テトリスDS』、『[[ピクロスDS]]』、『もじぴったんDS』と共同のDSパズル店頭広告ポップが掲示されていた。 ---- **特徴 -タッチパネルによる操作を導入。 --動かしたいパネルをタッチペンで触り左右に動かすだけの簡単操作。 --当然従来どおりのボタンによる操作や、画面の縦表示・横表示の切り替えも可能。 -難易度、特にゲームスピードが大幅に引き下げられた。 --設定をビギナーにするとパネルの落下速度等ゲームスピードが遅くなる。 --さらに連鎖判定もゆるくなっており、落下してくる空中のパネルを入れ替えて連鎖とする、従来作ではありえなかったテクニックが本作で使えるようになっている。ただし、当然ながら全くの初心者が容易にできる芸当ではなく、相当の腕前が必要となる。 -対戦においてさまざまな効果を起こすアイテムパネルの導入。もちろん設定でアイテムの使用の有無を任意で選ぶことが可能。 #region(アイテムパネルの詳細) -フィーバー:一定時間内に消したパネルが全て連鎖扱いになる。「ステージクリアVS」では出現しない。 -3カラー:自フィールドにあるパネル全てが3種類(赤・水色・緑)のみに変化する。 -リフレクト:自フィールドにあるおじゃまパネル全てを相手に降らせる。「オジャマVS」でのみ出現する。 -シェイク:相手フィールドのパネル全てを一定時間シャッフルし続ける。 -パラライズ((説明書に記載されている通りに表記。おそらく「パライズ(麻痺)」の表記間違いだと思われるが…)):相手フィールドの横一列分のパネルを一定時間動かせなくする。 -グレイ:相手フィールドのパネルの一部を一定時間消す事のできない灰色のパネルに変化させる。 #endregion -新たに追加されたゲームモードや要素は以下の通り。 --2分間でハイスコアを目指すモードのルールによる細分化。 ---せり上げた段をスコアとする「セリアゲアタック」、おじゃまパネルを解凍した数をスコアとする「オジャマアタック」が追加され、従来のスコアアタックともにタイムアタックとして統合された。 --継続的なプレイを目的としたマイニチプレイ。 ---1日1回のみチャレンジできるタイムアタックモードで、ハイスコアの推移が折れ線グラフで表示される。 --パズルモードにも、従来の「パズル1」「パズル2」に加え、新たに''「アクティブパズル」''と''「ミッション」''が追加されている。 ---「アクティブパズル」:アクティブ連鎖を起こしてパネルを全て消すモード。他のパズルと同じく、パネルは各問毎にそれぞれ用意されている。手数の制限は無いが、ヒントボタンも使用不可。途中で連鎖がとぎれるとゲームオーバー。コース1からコース6まで全60問ある。 ---「ミッション」:10問連続で出される課題にチャレンジしていくモード。他のパズルと同じく、パネルは各課題1問毎にそれぞれ用意されている。このルールのみ上画面にお手本があり、また課題に失敗してもゲームオーバーにはならず、最初の状態に戻せる。コース1からコース6まで全60問ある。 --Wi-Fiコネクションによるネット通信対戦。 ---SFC版でも他社ライセンス品のモデムXBANDで有料マッチング対戦サービスが行われていたが、任天堂自ら実施したのはこれが初。相手を特定しない対戦では勝敗記録がされない「フリーVS」、初心者のみ参加できる「ビギナーVS」、DS本体に登録されている誕生日毎に順位が集計される「バースデーVS」の3種類が用意されている。 --スコアアタックのムービー保存機能が付いている。他プレーヤーとの送受信も可能。 -VSCOMモードで勝ち数(WIN)と負け数(LOSE)が記録されるようになった。GBA版と違い、今作では記録としてセーブされる。 --勝敗数はオジャマVS、スコアアタックVS、ステージクリアVSの3つそれぞれで別々に記録される。 --VSCOM対戦時の難易度はレベル(ビギナー・ノーマル・ハード)の3種類とステージ(1から10)の10段階に分かれる形になった。「ステージ1をクリアする→難易度ステージ2に進む(COMが少し強くなる)」という形になり、勝利するたびにステージが進み、COMが少しずつ強くなっていく仕様になった。 --また、試合終了後に「モウイチド」を選べば、同じ強さのCOMと連戦する事も可能になっている。 ---ただし、''どのモード・どのレベルでもステージ10をクリアすると強制的にエンディング(スタッフクレジット)に突入してしまう''ため、''ステージ10のCOMとのみは続けて連戦する事が不可能になっている''。 //勝敗数は4桁まであるのを確認 -演出はGBA版のようなどっち付かずのものから、完全なスタイリッシュ路線に転換。 --一部のゲームモードで開始前の設定で選べる背景(イメージ)が、隠し扱いのある1種類を除き全てキャラクター等のいない無機質なデザインになっていたり、ゲームモードの表記がすべてカタカナになっているなど。 --また、過去作と違い、BGMはピンチになっても切り替わらず、BGMに被せてサイレンが鳴り続ける仕様に変更となった。 ---ピンチかどうかわからないといったことはなく、一応今作でも緊張感はある。設定でサイレンなしにする事も可能。 ---- **評価点 -タッチパネルによる操作は未経験者へ配慮するとともにシリーズファンにとっても新鮮なものであり、順当な進化といえる。 --また、タッチペン操作や縦画面が苦手もしくは嫌いといった人間でも、従来どおりのボタンによる操作や、オプションで画面の縦表示・横表示の切り替えも可能と、従来通り遊ぶことができるように配慮されている。 -Wi-Fiコネクションによるネットワーク通信対戦機能の導入。身近な対戦相手の不在にあえぐプレイヤーにとっては待ち望んでいた機能だったと言える。 --Wi-Fi対戦だけでなく、身近な人とDSを持ち寄ってのワイヤレス対戦ももちろん可能。GBA版と異なり、''DSカード1枚で最大4人まで多人数対戦ができる''。 --また、GC版にあったおじゃまパネルのややこしい落下法則を廃止し、他プレイヤー全員に同量降るよう改善された。 -アイテムパネルの導入。対人戦・VSCOM関係無くどうしても地味になりがちだった対戦の幅が広がった。 -パネルのデザインが複数用意されている。 --従来の★や▲等の付いた四角形状のものの他、「・」が並んだもの、ナット状の穴の開いた形をしたもの等の全7種類がある。一部のモードのみ、この全7種類の中から好みのデザインの物を選ぶ事が可能となっている。 --また、「オマカセ」を選んでパネルのデザインを全7種類の中から背景イメージに合わせたランダムで選ぶ事も可能になっている。 -背景(イメージ)ごと個別に用意されたBGMの評価は良好。「CLOCK」「HANA」等は特に人気が高い。 --背景(イメージ)は全11種類(初めから選べる10種類+隠し扱いの1種類)の中から自由に選択する事が可能。ただし、こちらはパネルのデザインと異なり「オマカセ」のようなランダムで選ぶ方法が無い他、パネルのデザインと同様にVSCOM等の一部ゲームモードでは自由に選択する事が不可能。 -連鎖数が多くなるにつれて、パネルを消す際の効果音や連鎖数に応じて流れるファンファーレのようなBGMが段々と派手に変化していったり、背景に動きがあったりと、ノンキャラクターだからといって地味になり過ぎないような配慮がなされている。 -エンドレスモード、ステージクリア、COMとの対戦、パズル等、ゲームモードが豊富にあり、1人でもそこそこ楽しめるようになっている。 --VSCOMは同じ強さのCOMと連戦する事も可能(試合終了後に「モウイチド」を選べば再戦可能。ただしステージ10を除く)。 --必要性はともかくとして、1日1回のみチャレンジできるマイニチプレイや、同じ誕生日同士によるWi-Fi対戦といったモードまでもある。 --また、モードの豊富さの割に定価が3,800円程と標準のDSソフトより1000円程安いのも魅力。 -GBA版程では無いが、オプションで設定をある程度好きなように変更可能。 --「モチカタ」で上述の画面表示を縦・横に切り替え可能な他、右利き・左利きの設定も可能となっている。 --「ゲームセッテイ」でフィールド画面の明るさを「アカルイ・クライ・フツウ」の3段階から選べたり(デフォルトは「クライ」)、連鎖ヒントの表示や爆発せり上げの有無も設定可能。 --「サウンドセッテイ」でピンチの時の警告音を3種類or無しの4つの中から選んだり、ゲーム中のサウンドの種類を「ステレオ・ヘッドホン・サラウンド」の3種類から選べる他、サウンドテストでメニューやゲームプレイ時に流れる曲等のゲーム内で使われている音楽を自由に聴く事が可能。 --ちなみに表示の関係かサウンドテスト内の曲は「ミュージックA」「ミュージックB」に分かれている。 -初心者にも配慮された親切仕様。 --「アソビカタ」メニューから遊び方を学ぶ事が可能な他、「トレーニング」で実際に練習する事も可能。DSの2画面を活かして、片方の画面でお手本プレイを表示しながら、もう一方の画面で実際に操作して練習する事が可能。 ---表示されるお手本のデモ画面は、表示されたボタンをタッチする事で一時停止や倍速も可能になっている(ボタンのみの操作では不可能)。 ---Xボタンor表示されたボタンをタッチする事で、消したパネルを元の状態に戻して練習をやり直す事も可能。 --また、一部条件を満たせば、さらに「ハードトレーニング」と「スーパーデモ」が追加される。 ---こちらもDSの2画面を活かして、片方の画面でお手本プレイを表示しながら、もう一方の画面で実際に操作して練習する事や、お手本プレイ画面の一時停止・倍速も可能。 ---- **賛否両論点 -今作のノンキャラクター路線は、従来作の路線になじんでいた一部の古参ファンにとっては「オサレ」とも取れる表現であり、強い反感を買った。 --パネポン生みの親の山上プロデューサーの手により前年に発売された『テトリスDS』はファミコン時代の任天堂キャラクターを集結させにぎやかに仕上げられていたため、新作パネポンで何らかのキャラクター復活を期待していた一部のファンも、本作の路線に肩透かしを食らわされる格好になった。 --逆に「過去作の妖精キャラが恥ずかしくてやりたくてもできなかった」「パズルゲームにストーリーやキャラは不要」と言う人には評価点になり得る。 -従来のキャラクターやボイスなどの演出や、ストーリーモードがないため、人によっては物足りないという意見もある。 --ただし、多く連鎖した際に連鎖数に応じて流れるファンファーレのようなBGMは今作にもあるうえに(従来のものをアレンジしたものが流れる)、パネルを消す際の効果音も連鎖数が多くなるにつれて段々と変化していくため、質素すぎるという事は決してない。多く連鎖を続ける等すると、さながら音ゲーをプレイしているかのような感覚になり、「これはこれでいい」と言う人も少なからずいる。 -ゲームの背景(イメージ)に関する事も意見が分かれやすい。 --VS.COMやパズル、ステージクリア等の一部のモードではステージごとに背景が固定で、好きな背景を選ぶことができない。また、各種パズルモードとステージクリアモードではパネルのデザインまでもステージ毎に固定式になっており変更不可能。 --一部の背景(イメージ)が人によっては「動きまくるためパズルゲームの背景としては不釣合い」「目に痛い」と感じる場合もある。ただし、当然ながらパネルを動かすフィールドに被らないように配慮がなされているため、動きがフィールドに被って見えにくいというようなことは決して無い。 --条件を満たすと開放されるSFC版「花の妖精リップ」の背景(イメージ)についても意見が分かれる。グラフィックやBGMはオリジナルに準拠しておりSFC版の支持者の一部を喜ばせたが、連鎖・同時消し時に発せられるボイスはまるで風邪を引いたような声質となっている。扱いも単なる背景(イメージ)の1種類であり、それ以上でもそれ未満でもない。また、背景(イメージ)を自由に選べないモードでは当然選択不可能。 ---全てのゲームモードでスタッフロールを見ることが条件とされているようだが、メッセージや説明などもなくいつの間にか追加されるので、はっきりした条件は不明。 --また、妖精の背景(イメージ)はあるのに、同じく過去のパネポン作品に登場したヨッシーやポケモンの背景(イメージ)が無いのも人によっては残念なポイントか。 -アイテムパネルはWi-Fiのフリー対戦では''常に使用不可''。 --マッチングの細分化を防ぐためなのだろうが、せっかくの逆転要素なのにフリー対戦では使えないというのはどうなのだろうか。 -GBA版と違い、各種パズルモード全てでクリアタイムが一切記録されなくなった。 --もっともこれは、「せっかくのパズルモードなのに、クリアタイムを計測されるせいで自分のペースでじっくり考えて解けない」という人へ配慮したという可能性が考えられる。 -ゲームスピードは最高難易度のハードでも従来のイージー相当のため、従来作品に慣れた上級者からするとかなり手ぬるいという意見がある。 --ただし、GBA版にあった「SLOW」(EASYよりパネル落下が遅いもの)が今作で廃止された事や、タッチペン操作ができるようにした事等に合わせて意図的に遅くしたという可能性もある。また、初心者や新規プレイヤーの場合には特に問題がない事だと思われる。 -「エンドレス」と「オジャマチャレンジ」のHI-SCOREが6桁までしかなく、最高でも999,999点までしかない。 --一部の上級者プレイヤーには不満点になり得るか。 -GBA版と同様、今作でもCOMプレイヤーがやたら強い。 --逆にこちらは一部の上級者プレイヤーには評価点になると言える。 ---- **問題点 -VSCOMモードに関する問題点 --VSCOMはステージ1から9までのCOMと試合終了後に「モウイチド」を選ぶことで連戦が可能になっているが、ステージ10のCOMとのみはプレイヤー側が勝利した場合に連戦する事ができない。どのモード・どのレベルでもステージ10をクリアすると強制的にエンディング(スタッフクレジット)に突入してしまうため。 ---ただし、ステージ10のCOMであっても、プレイヤー側が負けた場合には「モウイチド」を選んで再戦可能。 --VSCOMは2P対戦に限定されており、プレイヤー対COMx2(3P対戦)や、プレイヤー対COMx3(4P対戦)といった事はできない。 --VSCOM対戦時の難易度がレベル(ビギナー・ノーマル・ハード)の3種類とステージ(1から10)の10段階に分かれる形になっている事により、「ビギナーレベルのゲームスピードでハードレベル並の強さのCOMと対戦する」というような事ができない。 -「パズル2」以外の隠し要素追加時にメッセージが何も表示されないため分かり辛い。 --説明書や公式サイト内で「パズル1」を1度クリアすると解禁と説明のある「パズル2」は解禁時にきちんとメッセージが表示されるのに対し、「妖精」の背景(イメージ)や「ハードトレーニング」「スーパーデモ」等の隠し要素は全くメッセージも無くいつのまにか追加される。 //調べてみたら「パズル2」は解禁時にちゃんとメッセージが表示されるっぽい。 ---「妖精」の背景(イメージ)と「ハードトレーニング」「スーパーデモ」の追加は共に同じ条件らしいが、やはりはっきりした条件は不明。 -オプションはシステム面を評価されたGBA版ほど突っ込んだ設定はできない。 -GBA版と違い、各モードのハイスコア等を一括で確認する事が不可能になった。 --マイデータのレコードはワイヤレス対戦やWi-Fi対戦の成績が記録されるのみで、その他の記録に関しては各モードそれぞれを選択した際に確認するしかない。 --また、GBA版にあった最大連鎖数や同時消し数等の一部の記録の項目は今作では無くなってしまった。 -Wi-Fi待機中、ごくまれにフリーズすることがある。 --試合中には一切発生しないのが救い。 -意図不明なWi-Fiランキングの仕様。 --全参加プレイヤーのランキングはなく、本体に登録された誕生日別に上位3位と自分の順位のみ閲覧できる。 --そもそも常駐プレイヤーが少ないので、ひどいと常に自分1人だけ1位に居座っている状態となり全く目安にならない。 --このためわざと絶対数が少ない2月29日に設定し、仲間内でランキング機能を使うという者もいた。本当に2月29日生まれの人には迷惑だが。 #co{ -タッチペン使用時にメニュー画面が選択しにくい。 --ゲームモード名などが円形にループするよう配置されており、タッチをすると中央へメニューが移動するため、タッチペンでは2度押しをする必要が多々ある。 --一方でボタン操作の場合には特に問題なく選択可能。 } //おそらく押し間違いで選びたくなかったモードを選んでしまうといったことを防止するためかと。 -なぜかサウンドテスト内の曲の中にタイトル画面で流れる曲とスタッフロールで流れる曲の2つが収録されていない。 --ただし、タイトル画面で流れる曲に関しては、タイトル画面で待機していればいつでも聴く事ができるのでそこまで問題は無い。 -横画面表示に設定しても、タイトル画面のみは縦画面表示のまま。 --あくまでタイトル画面のみが縦画面表示固定なだけで、メニューに入れば設定した表示方に合わせて普通に表示されるため、横画面に表示を設定している場合に少々違和感がある程度で実害は全く無い。 ---- **総評 新規プレイヤーにとってはタッチ操作との相性のよさ、ゲームスピード低下と連鎖判定のユルさにより入りやすくなったと思われる。~ パネルでポン入門用としては特に問題はないだろう。じっくり考えてやりたいという人にもパズルモードが用意されている。 シリーズファンや上級者の場合には2分間のスコアアタック3種、VSCOM3種、Wi-Fi対戦等がメインとなるか。~ しかしWi-Fi対戦に関してはプレイ人口の問題等もありマッチングもランキングもアバウト気味。~ 新要素のマイニチプレイも、人によっては必要性に疑問を持つ場合がある。~ さらにWi-Fiコネクションサービスの終了で現在ではWi-Fi対戦は利用不可能。 やはり良くも悪くもプレイヤーがキャラ&ストーリーを求めているかどうかで評価が分かれやすい。~ ただし、モード自体は豊富かつオプション面の配慮は優秀で、単純にパズルゲームとして見た場合には良質な出来と言える。~ アイテムの導入や、連鎖数でパネルを消す際の効果音やファンファーレのようなBGMが段々と派手に変化していったり、背景に動きがあったりと、ノンキャラクターだからといって地味になり過ぎないような配慮はしっかりとなされている。~ 求める人にとっては寂しいのは事実ではあるが、逆に求めない人には十分良作の部類に入り得る作品であるといえる。 ---- **余談 -2009年1月28日にニンテンドーDSiウェアとして『ちょっとパネルでポン』が配信された。 --こちらは『ちょっと』の名の通り、セリアゲアタック・オジャマアタック・パズル等の一部ゲームモードが無くなっている他、''ワイヤレス対戦機能やWi-Fi対戦機能のない完全な1人用のゲーム''になっているため、一部のモードや対人との対戦が目当ての人は注意。(対戦できるのはCOMとのみ) ---また、COMと対戦できるモードも今作と違いオジャマVS(おじゃまパネルを送り込んで対戦するモード)1種類のみになっている。

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