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ざくろの味」を以下のとおり復元します。
**ざくろの味
【ざくろのあじ】
|ジャンル|サウンドノベル|~|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売・開発元|イマジニア|~|
|発売日|1995年11月22日|~|
|定価|11800円|~|
|ポイント|これ、おいしいよ。|~|
*概要
イマジニアから「[[月面のアヌビス]]」と同時に発売された、世にも珍しい双子サウンドノベルの片割れ。


**特徴
-シナリオは複数用意されているが、「主人公達のいるビルが地下に埋没し、そこからの脱出を目指す」という設定は共通している。
-登場人物は「[[かまいたちの夜>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/41.html]]」同様シルエットで描かれている。またメインシナリオのみ、敵側のキャラは違う色になる。この設定を効果的に利用した演出もある。''1回だけだが。''
-パーセンテージで表わされる「達成率」が存在する。
-''物語冒頭に「月面のアヌビス」という単語が登場する。''因みに「月面のアヌビス」のゲーム中には「ざくろの味」という単語が登場している。
-説明書には登場人物紹介が載っておらず、ゲームの冒頭で紹介文が出るのだが、この紹介文は再プレイ時には省略される。
~
**問題点
-「月面のアヌビス」と違って、章単位の読み直し機能は無い。章題自体は付いているし、選択肢を間違うと1発死にする事が多いソフトなのだからあると便利なのだが。
--とはいえあちらには達成率表示は無い。同時に開発していたなら両方搭載できなかったのだろうか?
-メインシナリオはゾンビが登場するホラーチックな内容だが、死体を再生する科学兵器による事件なのでオカルトものではない。しかしこの科学兵器の設定がなんともあやふやである。
--首の無い死体まで生き返ったり、しかもまるで意思が有るかのようにどこかへ消えちゃったり。脳が無いのにどうやって動いているのか?
--更にそのゾンビに殺されると、なぜか科学兵器に関する情報が頭に入っていたり、''敵の行動パターンまで読めるようになったり''。
--「死後数時間以内の死体にしか効かない」という触れ込みなのに、何十年も前に死んだ人間まで復活する。もう何でもあり。
-誤字脱字がやたらと多い。
-達成率を100%にすると隠しシナリオがプレイできるのだが、これは短いというより手抜きな内容で、しかもオチは脱力もの。「これって何のゲームだっけ?」と思う事請け合いである。
~
*総括
-シナリオのボリューム・システムの独自性共に、同時発売の「アヌビス」に劣っている。''しかしプレイヤーに与える印象の強烈さに関しては、本作は「アヌビス」の比では無いだろう。''
--メインシナリオのバッドエンドは後味が非常に悪いものばかりで、更に「朝籐」というキャラがゾンビ化するシーンはトラウマ確実であり、この点だけはいまだに語り草となっているほどである。
--とはいえ、それを上回るインパクトはサブシナリオには無く、しかも前述の通り''最後のシナリオが脱力ものなもんだから''尻すぼみという感は拭えないだろうが…。

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