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ジャッキーチェン」を以下のとおり復元します。
「[[修正依頼]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~
依頼内容は総評の追記です。
//と、記事全体の補強
//こちらは解決しているようなのでCO
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*ジャッキーチェン
【じゃっきーちぇん】
|ジャンル|アクション|
|対応機種|PCエンジン&br()ファミリーコンピュータ|
|メディア|【PCE】4MbitHuカード&br()【FC】2MbitROMカートリッジ|
|発売元|ハドソン|
|開発元|ナウプロダクション|
|発売日|【PCE】1991年1月18日&br()【FC】1991年1月25日|
|価格|【PCE】6,695円&br()【FC】5,974円(各税3%込)|
|判定|なし|
|ポイント|ジャッキーである必要無し|

**概要
-ジャッキーが、悪の大妖術師無常童子にさらわれた恋人の明鈴(メイリン)を助けに行くという設定のサイドビューアクションゲーム。全5面。
--PCE版とFC版が発売されており、基本システムはほぼ同じ。ただし、敵の配置やステージ構成が一部異なっており基本的にPCE版の方が高難度。
--FC版は容量問題のためか、PCE版に比べ場面や曲がやや少ない。

**基本システム
-十字キー+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。基本的な攻撃はパンチ、しゃがみキック、ジャンプキック。
-アイテムボックスの役割のカエルを攻撃すると、ライフが回復するラーメンや、↑+Bボタンで回数制限はあるが通常攻撃より強力な後ろ回し蹴り、旋風脚、昇龍脚、回転攻撃を繰り出す事が出来るアイテムが出る。
--特殊攻撃は一部を除き通常攻撃の2倍の威力があるので、耐久力のある敵やボス戦において非常に有効である。
---また、特殊攻撃動作中は完全無敵なので「強引に敵の攻撃をすり抜ける」ような攻撃的なプレイングにも使える。
-Bボタン押しっぱなしで、「発勁」という波動拳に似た飛び道具を出せる。これも回数制限あり。
-ライフ制。敵や敵の攻撃、トラップに触れると減少する。残機の概念は無く、ライフが全て無くなるとゲームオーバー。
-特定の場所を通過すると鈴が出現し、取るとボーナスステージに行ける。
--成果によってコンティニュー回数の増加、ライフ回復、発勁の回数回復のメリットが得られる。
--ボーナスステージは機種によって異なり、PCエンジン版では雲の上のフルーツを取っていく物と映画「少林寺木人拳」の如く次々と現れる木人を倒していく物の2つ、ファミコン版では次々と現れる雲を飛び移っていく物のみになっている。

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**評価点
-操作性は軽快で、BGMの出来も良い。

-PCEにおける数少ない実写映画関連のキャラゲーである点(PCE版)。
--そもそもPCエンジン自体が海外であまり展開しておらず、その甲斐もあってかキャラゲーの題材も日本のアニメや漫画に絞られている事から、本作は俳優のゲーム化であるが『ガンヘッド』と並んで貴重な実写映画関連のゲームとも言える。
---なお、同機種で以前発売されていたアイレム『[[ビジランテ]]』は同じくジャッキー・チェンをモチーフにした『スパルタンX』の続編として開発されているが、キャラクターがオリジナルに変更された関係でキャラゲーから脱してしまっており、この事から本作でようやくジャッキー本人のゲームがPCエンジンで発売したとも言える。

-キャラゲーにしては比較的マトモな部類(FC版)
--そもそもファミコンにおけるキャラゲーはクソゲー率が高く、真面目な作りの作品というだけで評価されている節がある。
//たけしの挑戦状は「たけしが作った」というのが触れ込みで、キャラゲーではないのでは
---なお、海外のNESではハリウッドを中心に映画関連のキャラゲーが多く発売されているが、(主に某死の虹の影響で)国内以上にクソゲー比率が高く尚更本作が評価されているとも言える。

-グラフィック関連(FC版)
--ファミコン版が発売された時期はハード末期に差し掛かっていた頃だが、それ故グラフィックも相応に描き込まれており、当時既にリリースしていたスーパーファミコンの物に匹敵する程。
--また、NES版ではタイトル画面がPCエンジン基準の物に変更されているが、PCE版のタイトルで妙に目立っていたジャッキーの似顔絵も忠実に再現されている。

**問題点
-ジャッキーの攻撃判定は小さめでリーチも短く、敵に攻撃を当てる間合いに慣れが必要である。
--FC版では耐久力のある敵にジャッキーの攻撃がヒットした場合、一時的にその敵の判定が無くなった上で大きくノックバックするように調整された。
//-ボス敵は特定の方法以外でダメージを与えられず、//PCE版もFC版も攻撃が命中しさえすればダメージを与えられるためコメントアウト。

-ゲーム自体の難易度も高め。
--本作は『[[高橋名人の冒険島]]』を手掛けていたハドソンらしく、道中のギミックにも一癖あるものが多く自分なりのパターンを構築しなければクリアすることが出来ず、比較的前半ステージの段階からこれが待ち受ける事になる。
--また、コンティニュー回数は10と多めに設定されているが、本作では残機の概念の無い作品でもあるので、初心者はコンティニュー回数をガンガン削られてしまいあっという間にゲームオーバーにされてしまうだろう。

-出現する必殺技アイテムの種類がランダムで安定性に欠ける。
--特に回転攻撃は、移動しながら攻撃が出来るものの、攻撃終了の際に慣性が付くので道中ボス共に事故が起こりやすく、特に雲の上や強制スクロール等正確なジャンプが求められる場面で取得してしまうと少々厄介な事になる。
--とはいえ、必殺技の種類によっては攻略難易度が左右される事が無いのが幸いではあるが、欲しくない必殺技を所持している状態でボス戦に突入した場合は、必然的に威力の低い通常攻撃のみで戦う事になる為、長期戦になる事も。

-一部ステージのボスとして巨大キャラクターが登場するが、基本的にパーツのみが動く形になっていて肝心のキャラクターは棒立ちになっている物が多い。

-本作最大の問題点は、ジャッキー・チェンの存在意義。
--ジャッキー・チェンという設定はほとんどゲーム中に生かされておらず、ほぼ無意味である。
--そもそも本作は、当時ジャッキーと提携していたハドソンが「せっかくだから何か作ろう」と考えて制作されたゲーム。つまり「あのジャッキーチェンがゲームになった!」だけで十分なのかもしれないが。

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//**総評

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**余談
-FCにおけるジャッキー・チェン関連のゲームは黎明期に任天堂から発売した『[[スパルタンX]]』が既に存在し爆発的ヒットしている事から同作の影に隠れてしまっており、本作の存在を知らないというプレイヤーも多い。

-また、後にカネコからアーケードでジャッキー・チェン本人主演の実写取り込み対戦格闘ゲームが発売されたが、そちらも操作性が良好だったりするので、ある意味ジャッキーはゲームに恵まれた俳優かもしれない。

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