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*ゲゲゲの鬼太郎
【げげげのきたろう】
|ジャンル|ADV|&amazon(B000069S0D)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|バンダイ|~|
|発売日|1997年1月24日|~|
|定価|6,800円|~|
|ポイント|結構怖い&br()主役は一般人&br()鬼太郎はお助けポジション&br()|~|
|>|>|CENTER:''[[ゲゲゲの鬼太郎シリーズ]]''|

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#contents(fromhere)
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**概要
水木しげる氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』をベースとしたリアルタイム3Dアドベンチャー。~
他の『ゲゲゲの鬼太郎』関係のアイテムと区別するためか、ネット上のゲームブログや中古ゲームショップの商品リストなどでは『ゲゲゲの鬼太郎 呪いの肉人形館』など恐ろしげな副題がついているが、副題のない『ゲゲゲの鬼太郎』が正式タイトルである。

原作モチーフのエピソードではなく、『クロックタワー』系の演出が多い怪談系ホラーになっている。~
「怖かったゲームは?」という話題で本作を挙げる人も少なくはなく、一部では語り草となっている。

**特徴・システム
-まず、本作を語る上で外せないのは''鬼太郎は主人公ではない''ということ。
--主人公は別に特殊能力があったりするわけでもない完全なただの一般庶民。当然、鬼太郎や他の妖怪と親交があったりするわけでもない。
--要するにモブキャラ目線で鬼太郎のエピソードを体験しているような感じとなる。

-常に主観視点で、操作は初期の『バイオハザード』のように、前進・後退・左右振り向きを行いながら移動するラジコン操作になっている。
--また、「調べる・話す」と「扉の開閉・場所移動」に使うボタンが違う。慣れないうちは混乱しやすい。

-三本のシナリオ
--行方不明事件が続発する校舎の中で友人を探す「学校」~
気が付くと人間の世界からゲゲゲの森へと連れさらわれていた「ゲゲゲの森」~
そして繭の中で目覚めた記憶喪失の主人公が真実を求める「肉人形」と三種類のシナリオがあり、それぞれ主人公は別人。
--「ゲゲゲの森」は鬼太郎的な展開だが、後の二本は毛色がまったく違う内容に仕上がっている。
--シナリオ難度は「ゲゲゲの森」が一番高い((似たような場所の連続で自分の位置をつかみにくいことと、仕掛けの多さが理由。))。だがあまり怖くはない。

**評価点
キャラゲーらしからぬ恐怖度の高さ

-前述の通り主人公は一般人で、恐怖に対する手段を一切持たない。そのため、他のホラーアドベンチャーにあるような「打開策」が存在しない。
--このゲームデザインのおかげで鬼太郎が来てくれた時の安心感がすごい。ゲーム的に安全になったかは別として。


-微かな物音や暗がりの中で蠢く「何か」の存在を感じさせる演出も、恐怖に拍車をかける。
--「肉人形」のキーとなる童謡はトラウマもの。

-特に「学校」の序盤で教師に追いかけられるシーンは非常に怖い。さらに上記のボタンの件もあって「なんとか鍵をかけようとしたが、混乱して操作を誤って捕まってしまう」というホラー映画さながらの展開になることもしばしば。

-キャラ造形が人形チックで不気味。これはハード性能の問題や水木氏のキャラ造形もあるのだろうが、それも相俟って大の男が悲鳴を上げるレベルの恐怖体験を楽しめる。

**問題点
-システムの都合もあるが操作性はあまり良くない。
--対抗する手段がない状態でのラジコン操作は、かなり手を焼かされるだろう。

-ボリュームが薄い。
--前述のように内容は全3話で、隠しエピソードなどはない。内一つゲゲゲの森は、ただ住人から話を聞いて鬼太郎を探し森を出るだけで特別おもしろみもない。
--原作キャラ達と主観でやりとりができるのはファン的には嬉しいのかもしれないが。

**総評
原作付きのゲームとしては異色度が高く、キャラゲーとしてあまり良い出来とはいえない。~
しかし恐怖感は結構あるので、怪談系ホラー物が好きなら手を出してみるのもありだろう。

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