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「SIMPLE1500シリーズ Vol.74 THE ホラーミステリー 惨劇館 ケビン伯爵の復活」を以下のとおり復元します。

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*SIMPLE1500シリーズ Vol.74 THE ホラーミステリー 惨劇館 ケビン伯爵の復活
【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむ74 ざ ほらーみすてりー さんげきかん けびんはくしゃくのふっかつ】
|ジャンル|サウンドノベル|&amazon(B00005OUY4)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|ゲームステージ|~|
|発売日|2001年9月27日|~|
|定価|1500円|~|
|ポイント|''脇役黙れ''|~|
|>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]''|

**概要
D3パブリッシャーによる廉価版ゲームシリーズ『SIMPLE 1500』の1作。~
人気ホラー漫画家・御茶漬海苔氏の漫画『ケビン伯爵の惨劇』を原作としたサウンドノベルで、原作者自らがストーリーを監修している。~
2010年にゲームアーカイブスで配信もされた。

**特徴
-シナリオは(最後の隠しを除けば)3部構成になっており、それぞれ主人公は異なる。
--中世編→現代編1→現代編2の順で、バッドエンドに行かないようにすれば次の章へ移行できる。

-本作発売と同時期に映画化が決定していた『惨劇館 夢子』の宣伝映像も収録されている。

**評価点
-フローチャート機能がある。
-台詞は、キャラごとに色分けがされており、誰の台詞か一目でわかるようになっている。

**問題点
-選択肢を間違うと基本的に1発死にする。

-パッケージイラストは御茶漬海苔によるものだが、ゲーム中のグラフィックはそれとは全く違う、アニメ調のものである。それ自体は良いのだが、''妙に泥臭い絵柄で描かれている''。
--各キャラの立ち絵はまだ良いのだが、アップ絵は線がやたら太かったり、デッサンが狂っていたりする。
---特に後半に登場する「神」は、''一昔前の少女漫画の「憧れのセンパイ」みたいな顔である''。
--モンスターの絵は迫力ある。一方、背景はやけに平面的で、立体感がまるで無い。

-最後の隠しシナリオの結末が''夢オチ''。 

-主人公以外のキャラの台詞はフルボイスで、5人の声優が出演している。女性は「ヒロイン(とその生まれ変わり)」「年配のキャラ」「それ以外の女性」の3人。男性は「敵のボス」「それ以外の男性」の2人…なのだが、''「それ以外」の2人があまりにもヘタ''。
--男は棒読みだし、女は変な訛りがある上に呂律も回っていない。
---前者はザコモンスターの声も担当しているが、声にエフェクトはかかっていないので只の呑気な喋りになっており、怖さのカケラもない。
---後者は主人公の妹の声も演じており、''部屋に入ったら着替え中で叩き出される''というラブコメみたいなシーンもあるのだが、このシーンの台詞は一聴の価値ありである。~
''「いや～ぁちかんへんたいどろぼうねこでてけぼぉけかすばかー」''

**総評
''声優いらねぇだろ''。何よりもまず、これであろう。~
検索しても全くヒットしない名前ばかりなので、恐らくプロの声優や役者ではなく、スタッフの関係者か何かと思われるが、元々廉価版ソフトなのだから、余計な所に手間ひまをかけなくても良いだろうに…。

ノベル物としては、値段を考えれば可もなく不可もなくといったところ。

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