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METAL WOLF CHAOS」を以下のとおり復元します。
*METAL WOLF CHAOS
【めたる うるふ かおす】
|ジャンル|破壊戦闘アクション|&amazon(B00070Q1YM)|
|対応機種|Xbox|~|
|発売・開発元|フロム・ソフトウェア|~|
|発売日|2004年12月22日|~|
|定価|6,800円|~|
|判定|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~|
|ポイント|不遇ハード末期に降臨した高レアバカゲー&br()ゲーム史上、最も支持された合衆国大統領&br()ありとあらゆるオブジェクトを破壊する爽快感&br()やっぱりフロムなら仕方ない|~|
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#contents(fromhere)
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#center{&size(30){''なぜなら私は、アメリカ合衆国大統領だからだ!''};}
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**概要
史上最もアクティブな大統領が活躍した映画『エアフォース・ワン』から10年後。~
アメリカは9.11テロやアフガン出兵、イラク戦争という史上屈指の暗い時代を迎えており、もはや大統領をネタにする余裕など失っていた。~
この時を狙ってか狙わずか、再びそういった大統領が(日本に)帰ってくることなどアメリカ市民は想像できたのだろうか…。

史上最も変態な企業集団フロム・ソフトウェアが送る、史上最も破天荒なアメリカ合衆国大統領が活躍する''ロボットアクション''。~
日本でのセールスが振るわず、後継機である360の発売を控えていた''末期のXbにソフトを出した''という事実だけでもネタになりそうなのだが、~
とことんなまでにフロム・スピリッツが注入された本作は、もう全てがネタと言っても差し支えない程のバカゲーになった。

後に触れるが、本作は真面目にゲームとして評価した場合も非常に優秀で、フロムのロボットアクション作品の中でも間違いなく名作と呼ぶに足るものの一つである。~
そこに付随するバカ要素がフロムゲーとして超越しまくっており、「''ちょっと宇宙まで行ってくる''」という勢いなのだ。~
ゲームとしてつまらないものではないので、そこは最初に断わっておく。

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**ストーリー
>21世紀から四半世紀を目前としたアメリカ合衆国。副大統領リチャード・ホークによるクーデターにより、政府の中枢機関は完全に掌握されてしまった。合衆国の正義と自由は死んだかのように見えた。~
だが、クーデター軍に対抗する唯一の希望があった。~
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そう、&size(16){''アメリカ合衆国大統領''};である。

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**特徴・評価点
プレイヤーはアメリカ合衆国大統領マイケル・ウィルソンを操作して、クーデター軍と戦う。~
生身で戦うわけではなく、実際に操作するのは彼が搭乗する特殊機動重装甲((本編では英語で「Special Heavy Mobile Armor」と称される。))「メタルウルフ」である。

本作のアクション部分における特徴は、このメタルウルフの異常な強さと言っても過言ではない。
-大きさ自体は3m弱と小さく、その出で立ちは人によってはリアルロボットの傑作「装甲騎兵ボトムズ」をイメージするかもしれない。~
が、こいつはとにかく滅茶苦茶な量の弾薬を搭載し、滅茶苦茶な装甲を誇る。あらゆるフロム制作ゲームの中ではダントツNo.1と言い切っていいほどにハイスペックな自機なのである。~
よって歴戦のフロムゲーマーであれば、そこらの相手ではまず苦戦しない。アメリカ合衆国大統領の乗るメカがそんなみみっちぃヤツであるはずがないのだ!
--しかし一部ミッションではそんなメタルウルフであっても油断ならない破壊力を持ったギミックなどが登場してくる。アドバイスが逐次出てくるので、キチンと聞いていれば攻略はできるだろう。
--同社の[[『アーマード・コア』(AC)シリーズ>アーマード・コアシリーズ]]と違い機体の構成パーツを変える楽しみは無いが、武器の選択と強化は出来る。というか一人プレイ専用なので、思う存分滅茶苦茶な機体設定と武器強化を目指して無双プレイを楽しめる。対戦バランスの軛から解放された結果の作品だとも言えよう。
---後のフロム製ARPGよりも、前ステージで稼いでの育成を行う余地がある。作業プレイにはなるが、クリアまでの敷居をかなり低くできる。
--一通りクリアすると、フロム定番の超絶難易度で遊べるHELLモードが出現。マゾプレイヤーも満足できる。

-AC同様のTPS視点で、やはり画面真ん中のターゲットサイトで照準を合わせる。だが、ACほど正確に狙おうとする必要はない。なぜなら本作は弾薬数に物を言わせて撃ちまくり弾幕を張るのがセオリーだからだ。
--ちなみに弾数だが、バズーカやミサイルランチャーですら余裕で2桁強。マシンガンやアサルトライフルなら''4桁まで達する。''スナイパーライフル以外は気兼ねなくぶっ放しまくれる。
--ミッション中にも弾数回復アイテムが出現する上に初期弾数を超えて回復する。つまり上限無く溜め込めるので、よほど一つの武器を集中して使わない限りまず弾切れにはならない。

-武器は片手に1つずつ、背中の2個のウェポンコンテナスロットに片側3つ(×両側分)の合計8種類までミッションに持ち込める。ただしスナイパーライフルなどの長銃身の武器は両手で扱うため両方のコンテナのスペース(実質二スロット)を消費する。なお上述した通りコンテナのサイズに比べて''遙かに大量の火器火薬が収納できる''が気にしたら負けである。
--武器は大分類としてマシンガンやショットガンといった「軽火器」とバズーカやグレネードランチャーといった「重火器」があり、それぞれに「実弾属性」と「EN属性」の分類がある。
---軽火器は威力は弱いが連射が利き弾数も多いため、面の制圧(集団の掃討)に長ける。また、サイト内に入ったミサイル等を迎撃する事も可能。スナイパーライフル(の初期型3種のみ)は例外的に重火器の特徴を持つ長銃身の軽火器という扱いになっている。
---重火器は軽火器とは逆で、弾数が少なく連射が利かないが1射分の威力が高いので、点の攻撃(対ボスの弱点など)に長ける。但しバズーカ砲弾や各種ミサイルは、こちらの撃ったものも敵に迎撃される事がある。
---実弾属性は文字通りの実体を持った銃弾砲弾の属性。主に現実にも存在する歩兵や戦車、ヘリコプターなどに効き易い。弾の種類によっては先述の通り迎撃される可能性が有るが、消費するのは弾薬のみ。
---EN属性はビームや火炎、レーザーなどの実体弾ではない属性。主にドローンロボットやサイボーグなど未来兵器寄りの相手に効き易い。実体を持たない為迎撃はされないがバリアやフィールドには軽減される。~
また使用時にはEN弾薬のみでなく機体のエネルギーゲージも消費するが、これがクセモノ。
空になると当然発砲不可だが、この''エネルギーゲージはブーストとシールドでも共用している''ため、EN切れではとっさの回避もできないし、被弾するとあっさりシールドメモリを失うと大変不利な状況になる。
--ちなみに隠し兼DLC武器も存在((DLC専用は一種のみで、他は各種全面評価スコアを一定値超えれば2周目以降の武器として使用可能。))。バズーカとして魔法剣を使う伝統のムーンライトソードやら、クラッカーショットガンやらシャボン泡放射器などお遊び武器も用意されている(現在はDLC機能は利用不可)。
-弾薬を消費しない攻撃も「体当たり(軽火器扱い)」「急降下踏み付け(重火器扱い)」の2つが存在する。プレイの評価項目の中に「弾薬消費量(少ないほど高得点)」や「踏み付け撃破数」があるので地味に重要アクション。

-そして、本作のジャンル名に表れている「破壊」。さすがにMAPを構成する建物等固定オブジェクト類は無理だが、''とにかくなんでも壊せる''。
--車や戦車、ヘリコプターなど敵ユニットは当然として、コンテナや看板、果ては''先代大統領の銅像''((主人公マイケルの父親で、『NINJA BLADE』に登場する合衆国大統領。))など、建物以外なら目に映るもの全てが破壊出来ると言っても過言ではない。怪獣になった気分で破壊の限りを尽くせる。
---余談だが、先代大統領の銅像を壊そうとすると''天国の父親に諭される。''だが、この銅像を壊すと(この時点では)''強力な武器が先行して手に入る''。また、ここで銅像を壊したかどうかでマイケルのセリフが変化するほか、破壊しないで先に進むと専用のムービーが挿入されるといった細かい変化も。
--ついでに''生身の人間も虐殺できる。''こんな蛮行をしてたら作中でテロリスト呼ばわりされても全く文句は言えまい。

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**バカゲーたる所以
フロムソフトウェアのゲームと言えば暗くシビアな雰囲気がお約束であったのだが、上述したように本作に限っては豪快なB級映画のノリの明るい作風である。~
否…置かれている状況ややっていること自体は相当危ないのだが、下記のバカ要素から緊迫感は微塵も感じさせない。

***突き抜けたストーリーと演出
-上記した様に、副大統領がクーデターを起こし大統領が最後の砦やら、ストーリーが色々突っ込みどころ満載。%%そもそも主人公が大統領の時点で何か勘違いしているとも言う%%
--それでいて典型的なB級アメリカ映画のノリとご当地ギャグを踏襲しつつ、しっかりとした骨組みを持っているため致命的な矛盾点や破綻は意外と無い。アメリカ映画のノリが好きではない場合、拒否反応を示すかもしれないが。
--突き抜けてストレートな内容に準じてか、フロム作品では珍しくストーリー表現も非常にシンプル。アイテム説明やマップなどの細かい仕込みは少ない方。

-それ以上に演出が突き抜けている。冒頭、ホワイトハウスから爆炎とともに飛び出すメタルウルフに多くの人は唖然とするだろうが、まだまだ序の口。
そのミッションの終わりで出迎えるのは、どこぞの国際救助隊よろしくホワイトハウスの庭園地下から現れそのまま飛び立つ「''エアフォース・ワン''(大統領専用航空機)」である。
--他にも敵は敵で「''アルカトラズ砲(射角はアメリカ西海岸)''」を投入したり、超巨大戦車を手で押さえたり、''ローリングプレスを決めたりするメタルウルフ''だったり、終盤はホワイトハウスを要塞化した「''ファイトハウス''」がお出迎え…など、枚挙に暇がない。

***個性的過ぎてむしろ変人なキャラクター
-メインキャラは大統領マイケル・ウィルソン、副大統領リチャード・ホーク、秘書兼オペレーターのジョディ・クロフォード、ニュースキャスターのピーター・マクドナルドのたった4名だけだが、''彼らだけで十分過ぎる個性を発揮している。''
--主人公マイケル大統領はお茶目な言動が多いが、とにかく信念に実直でなにより熱い。メタルウルフで起こす数々の所業は、まさに彼の性格の為すところである。
---''「Let's Party」「なぜなら私は、アメリカ合衆国大統領だからだ!」''が口癖で、事ある毎に叫んでくれる。
---終いには発射中のスペースシャトルに掴まり「''ちょっと宇宙に行ってくる''」と言い残して大気圏を突破。メタルウルフの力を借りているとはいえ、某EDAJIMAもかくやのぶっ飛びぶりである。
---こんな八面六臂の活躍ぶりから、事も有ろうに海外サイトが選ぶ''「もっとも投票したいゲームの政治家」1位''に輝いてしまった。それも諸事情(余談参照)で''海外では発売されなかったのにもかかわらず''である。
--悪役リチャード副大統領はクーデターの首謀者((ちなみに本作の制作発表会の際「副大統領がクーデターを起こす」という設定に対して当の米国人からは「クーデターを起こさず素直に選挙戦に打って出て勝った方が、楽且つ安全に政権掌握できていたのでは?」という身も蓋もないツッコミを受けていたりする…。))で、自分を「''ラスト・アメリカン・ヒーロー''」と信じて疑わない。典型的過ぎる卑劣漢で、TV放送によるプロパガンダはお手の物、その裏では毒ガスをバラ撒いたり人質を取ったりと、とんでもない悪行を果たす。
---そして、クーデター軍の合言葉は「''ウィ ラブ リチャード''」で、この古典的だが見事な悪役っぷりは、マイケルとの対比が非常に明らか。『[[メタルギアソリッド]]』のパロディが明らかな''「マイケェェル」「リチャァァァード!」''もなかなかに熱い。
---その一方で「資金源がハリウッドスター等のビバリーヒルズの富豪達」など、どこかチープでシュールな笑いを誘う一面も。
--紅一点ジョディは典型的なブロンド美女だが、そのセリフは平均的に辛辣で毒があるものや、サラッと空恐ろしい事を言うため「本作で一番怖いのはこいつ」とネタで言われる事も。
---ちなみにブリーフィングでステージ毎に作戦名を考えてくれるのが彼女だが、概ね70~80年代の映画タイトルのようなちょっとダサい名前が付いている((必ず最後に「~大作戦」と付いてる辺りで察してもらいたい。))。
--記者ピーター・マクドナルドは当初政府声明に則り、クーデター軍側に偏向しまくった報道姿勢を取り、メタルウルフを反逆者として非難。戦場に度々現れてはメタルウルフに対する批判的な報道をするため、マイケルとジョディからは煙たがられている。だがとあるミッション終了後、大統領側が優勢になるや否や手の平を返したように、「''かねてから主張していた通り''」大統領賛美に廻る事になる、ある意味正しくマスコミというモノを体現したキャラクター。一応そのミッションで「大統領側に正義があることに気付いたから」という旨のモノローグは入るが、傍からは単に優勢な側にすり寄っているだけにしか見えない。
---なお彼の乗っている報道ヘリはミッション中に''撃墜する事が可能''。だがこの報道ヘリは''軍の攻撃ヘリ以上の耐久力を有し''、さらに撃墜に成功したとしても''彼は脱出してすぐ別のヘリに乗って復活する。''

***大統領シャウト!
-本作では方向パッドに「大統領シャウト!」が割り振られており、押すと面ごとに違った台詞を大統領が叫ぶ。''以上。''
--ちなみにやられたときなどのゲームオーバー時も、面によって固有のセリフや演出が用意されている場合もある。
-特殊効果などは一切無し。ある意味このゲームを象徴する機能のひとつ。
-注意点として、「大統領シャウト」ではなく「大統領シャウト!」である。これは説明書の時点でこうなっている。

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**問題点
-雰囲気やゲーム性/爽快感を重視した結果の大味なバランスなど、『[[KING'S FIELD]]』から現在に至るまで''コアゲーマー以外を寄せ付けない作風で知られるフロム作品としては随一の異色作''である。~
大味な戦闘、フロム脳を介在させる余地の無い王道ストーリー、そしてカスタマイズの楽しみも薄いなど、コアなフロムファンほど肩透かしを食らうかもしれない。

-盛り込まれた笑いの題材が&i(){偏見に満ちたアメリカ像}であるという点。国辱と言われても仕方の無い世界観や雰囲気をジョークまたはネタとして笑い飛ばせるか次第であり、%%国籍問わず%%それを嫌う人がいてもおかしくない。

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**総評
Xbで屈指のバカゲーにして良作。~
斜め上な方向へ力を入れまくったことで「変態企業」の称号をほしいままにしていたフロム・ソフトウェアだが、本作もまた彼らのゲームに対する''斜め上の''情熱が注ぎ込まれた作品だと言えよう。~
惜しむらくは機種と発売時期の関係で、プレイした事の有る人数がそうは居ないのが悔やまれていたが…

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**その後の展開
-アメリカを舞台とした作品だが、9.11テロ事件の影響から日本のみでの発売に留まり、海外で発売されることはなかった。「街を破壊し尽くせる」というコンセプトは、当時のアメリカの世相ではさすがにシャレにならなかったからだと思われる。
--かといって日本でのXbの普及率はたかが知れていたせいで、本作そのものが少数生産で超プレミアが付いてしまった。
--それだけに現行ハードへの移植が渇望された作品であるのだが、どうやらゲームエンジンがXbに特化した物((他にも『-叢-MURAKUMO』『O・TO・GI』シリーズなどが同じく互換性を持っていない。))らしく、移植も絶望的と言われていた。しかし…(後述)。

-本作の前日譚に当たる『NINJA BLADE』が360で発売されている。本作スタッフによる製作なので、''当然バカゲー''(にして良作)である。
--忍者ゲームとしても中々に良作である為、気になる人はプレイしてみよう。なお現在ではXbox Marketplaceから廉価版をダウンロードできる((ただし、下位互換には非対応の為、Oneでのプレイは不可。))。
--ちなみに、こっちは多くのフロム作品同様暗めの作風ではあるが、そんな暗さを吹き飛ばすようなツッコミ所((外国人が思い描いたようなNINJA振り、ドラゴンボール並みな物理法則の無視等。))の数々が特色。
---ムービー中のQTEには賛否両論だが、失敗しまくると出るQTE難易度「易しい」で一部が自動入力にできるので苦手な人も安心。
---Win(Steam)版も発売されているがいわゆる「おま国」であり日本から購入することは不可能((ただし、外部サイトでSteamキーを購入して有効化することは可能。))。

-2018年のE3にてリマスター作品『メタルウルフカオスXD』がPS4/One/Winが発表された。
--海外発売元は『Hotline Miami』などのインディーズゲームの販売元として有名なDevolver Digital((開発は海外のオールドPCゲームやインディーズゲームの他機種へのコンバートなどを手がける、シンガポールのGeneral Arcadeが担当。))。
--フロム社は本作について一貫して消極的な態度を取っていた一方、同社は2016年の時点で「この作品を再発売したい」と公言していた。
--また、発表の2年前にDevolver Digitalがジョークのつもりでフロム・ソフトウェアに「フロム・ソフトウェアが助けを必要とするならば、より多くのゲーマーのために『メタルウルフカオス』をリリースする手助けをするよ」とツイート。
---しかし、''それに大量のリツイートが集まるという予想外の反響を生み''、結果として正式にフロム側に先述のリツイートを踏まえた形で企画を持ち込み、''交渉の末に今回のリマスター版の発売が実現することとなった。''
--これにより、北米市場での発売も確定。「もっとも投票したいゲームの政治家 1位」が本国に正式に登場する事となった。
--ソフトの方も2019年8月6日に無事発売。主な違いとして一部テクスチャーやグラフィックのディテールアップ、16:9表示、解像度もフルHD及び4K対応となり、オートセーブ機能が追加され、またオリジナルではDLC専用武器だった「エイリアン・ブラスター」も他の隠し武器同様の条件クリアで取得出来る様にされた。
---ただし、肝心のフレームレートは30fps固定のままであることや、サウンドに関しても初期の頃はカットシーンをスキップするとステージ終了までBGMが消えると言ったバグが有った。

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**余談
-後年の同社作品『EM-エンチャントアーム』にはメタルウルフを模したゴーレムが登場している。

-かつてユーゲーで取り上げられ、元・ゲーメスト編集長の石井ぜんじが絶賛していた。

-超クソゲー3において「Xbox最後の奇蹟『メタルウルフカオス』」と題して紹介された。

-製作スタッフは続編を作りたくて仕方ないらしいが、経営陣にこの作品の売上を理由に「絶対ダメ!」と釘を刺されている((『NINJA BLADE』制作発表の際竹内P自身が「自分の関わったゲームの中で売り上げワースト」「現状の人気とのズレが何故なのかを今でも考えている」と発言している。))。%%余計な事を……%%
--重ね重ね、売上は機種と発売時期が最大の原因だった可能性が高い。

-世界最大のRTAイベントであるSGDQ(Summer Games Done Quick)2014にて本作がプレイされた。日本語字幕・英語吹き替えなので英語圏のプレイヤーも問題なくプレイ・視聴が可能であり、見守った観客達もそのバカゲーっぷりを大いに楽しんだ模様。
--参考動画([[ノーカット版>https://www.youtube.com/watch?v=dN-yGByd9Hk]]、特にウケたシーンの[[ダイジェスト版>https://www.youtube.com/watch?v=m7ftHPdrJxI]])。Devolver Digitalのフロムへの熱心なアプローチも納得である。

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