「GUITARFREAKS 7thMIX & drummania 6thMIX」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
GUITARFREAKS 7thMIX & drummania 6thMIX」を以下のとおり復元します。
「[[修正依頼]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。
----
*GUITARFREAKS 7thMIX & drummania 6thMIX
【ぎたーふりーくす せぶんすみっくす あんど どらむまにあ しっくすみっくす】
|ジャンル|音楽ゲーム|~|
|対応機種|アーケード|~|
|販売・開発元|コナミ|~|
|稼動開始日|2002年2月28日|~|
|分類|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~|
|ポイント|''&color(red){残留曲数を上回る削除曲数}''&br()''初心者に優しくない難易度詐称の嵐''&br()''わかりづらいホームページ''&br()幻のアンコール&br()ツインギター、マルチセッションの廃止&br()OPEN PICK、DARKの登場&br()あさき登場|~|
|>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1735.html]]''|

//12/7に記事の順番を変更。

**概要
-「GUITARFREAKS & drummania」シリーズ(旧シリーズ)の7作品目。
-徐々に進化を遂げるギタドラシリーズ。前作ではNON STOPモードに加え、1曲目のみゲージの減りにくい仕様といったプレイヤーへの配慮があった。
-ロケテストでは収録曲が大幅に削除されており、2chでもその件が話題となっていた。ロケテだけの仕様で製品版では復活すると期待を抱いていた一方…このままの状態で本稼働するのではという不安の声もあった。
-そして、本稼働した直後、その不安は的中してしまう。ギタドラ史上''前代未聞の大量削除''という光景にプレイヤーは唖然とさせてしまう。


**初心者の自由度を低くした重大な問題点
***''&color(red){残留曲数を上回る削除曲数}''
--容量の問題もあり、シリーズ毎に削除されるのは恒例だが…
--今作はなんと''残留曲数が62曲''なのに対し、''&color(red){削除曲数が70曲((STANDARDが64曲、BONUS TRACKが6曲))}''と残留曲数を上回ってしまった。
--当時の基板では容量の限界があったとは言えこの削除数は凄まじく、GITADORAが出た現在でも''&color(red){最大削除数}''である。
--版権曲も19曲と大量削除されている。
--9thMIXも削除曲は多かったものの、7thMIXより相対的に曲数も増えているため、それほど問題ではないが・・・。
--あの最悪の出来と言われたV8ですら36曲なのに・・・。
--そして、この削除曲数の多さは、以下の問題を招いた。
---選べる曲がかなり減ってしまい、初心者だけでなく、中級者以上でも選曲の選択肢が大きく減った。
---また版権曲も大量に削除されたため、初心者の取り込みを阻害する一因に。
--前作は大量に曲があり、初心者にもやりやすいようにしていたのに、どうしてこうなったのか・・・。
--その上ツインギター譜面が今作で廃止されたのと、赤ベース譜面がほとんど削除されたため、その削除量は見た目以上に多いことに。

-''初心者に優しくない難易度詐称の嵐''
--特に有名なのは詐称曲で悪名高いinnocent world黄G。なんと''18''全99段階とは思えないような運指テクニックが要求され、初心者だけでなく、中級者からも地雷譜面と見られている。
--pot-pourri d'orange、jet coaster☆girlやみかんのうたもレベルの割に難しいテクニックが要求される。
---当時の背景ではあるが、難易度設定の確立がなされていなかったとは言え、今作の譜面傾向は難度が高いのに関わらず、低難易度設定が多かった。
---これも初心者にとっては優しくない難易度設定である。
--一方、旧作譜面の難易度設定にも問題点が多発した。
--前作は比較的逆詐称気味だった難易度設定が今作は難易度下降したものが多く、''難易度詐称のオンパレード''を起こしてしまった。
--クラパ赤Gは前作でも詐欺と言われたが…今作は82というとんでもない詐欺っぷりを発揮。
--それ以外でも詐称表記が多く、当時では考えられないくらい詐称譜面が続出したという。

-PERFECT判定が厳しくなった
--このバージョンからPERFECT判定が厳しくなり、好成績が狙いにくくなった。

-''ホームページが不親切''
--初心者にとって、ホームページの情報も欠かせないが…
--黒を強調しているため、わかりづらい
--一応隠し曲の存在もあるが、やっぱりホームページの色合いが暗いため、わかりにくい。
--GUITARFREAKSのMUSIC欄にBASSとOPENPICKの項目がない。
---手抜き以前に誠意が感じられない。
---これで初心者を増やすのはどうかという話である。

-ツインギター、マルチセッションの廃止
--容量の問題か、ツインギターとマルチセッションが今作から廃止された。
--ツインギターにするだけでも、譜面の製作で相当手間がかかるとのこと。
--GFメインとしているプレイヤーにとっては、楽しむ要素が少なくなってしまった。
--家庭用でも4th&3rdで途切れているため、5thと6thのツインギター譜面は場所によっては二度とプレイできないという事態となった。
---マルチセッションの廃止については、マルチセッション専用の曲が削除されてしまったのが背景にある。
---そもそもキーマニがあまり浸透していなかったため、この廃止は妥当ではあるが。

-赤ベース譜面の大量削除
--このシリーズでほとんどの赤ベース譜面が削除された。
--このシリーズ以降、赤ベース譜面はボス曲と一部の曲を除き、ほとんどの曲が黄ベース譜面までの選択となってしまった。


***その他の問題点
-''幻のアンコール''
--当時のEXTRA曲はMODEL DD2。S判定は94%となり、アンコール召喚はたやすいと思っていたが…
--前述のPREFECT判定が厳しくなったのと、MODEL DD2はBASICでも高難易度である。
--DM側でも24分のシンバルが叩けず、オートシンバルでアンコール進出するプレイヤーが続出。
---それ所以に、アンコール召喚することでさえ、難しく、特に正規でアンコール召喚できたのはほんの一握りだった。
--当時のプレイヤーで実力のあるプレイヤーが少なかったのが起因である。そのためか、アンコール曲である「concertino in blue」は''幻のアンコール''と呼ばれるように。
---アンコール曲自体はかなり完成度が高いのが評価点なのだが…いかんせん出すのが難しすぎる。
--そもそもS判定の条件を1%優しくしたところで、根本的な問題が解消されていない気も…

-全体的にイメージが暗い
--今作は黒を強調しているせいか、全体的に暗く感じる。
--GUITARFREAKS7thMIX & drummania6thMIXのホームページでも黒を強調しているせいか、全体的に見づらい。

などと言った様々な問題点があり、まるで初心者を突き放すような改悪が目立ってしまった。前作はNON-STOPモードを実装で上級者に、1曲目のみゲージが減りにくい仕様など初心者に対しての配慮はあったのに…

**評価点
-良曲が多い
--版権曲はinnocent world、波乗りジョニー、ROCKET DIVE、My first kiss、BURNなどといった曲が登場。
--コナミオリジナルはDestiny lovers、蛹、WILD RIDE
--特にアンコール曲のconcertino in blue、under controlはアンコールとしても威厳があり、独特の世界観のある曲調だった。
---以上のように新曲の質は非常に高いものが揃っていた。

-あさき登場
--あさきが今作から初参戦。蛹がデビュー曲となった。デビューにして強烈なクリップと譜面と曲。そして彼が描く独特の世界観が話題を呼んだ。
--これ以降、あさきはレギュラーアーティストになり、不動の地位を獲得する。
---あさき単独名義で、V4で初のアンコール、V5で初のプレアンに抜擢されるまでに至っている。

-OPEN PICKの登場
--このシリーズからOPEN PICKが追加された。
--ツインギターの廃止の影響もあるからか?
--当時はコマンドを押さないと出現しなかったため、使い勝手がいまいち悪かったが。
--このシリーズ以降、OPEN PICKの需要が上がっていく。
---なおXGシリーズではOPEN PICK単独のパートは廃止。代わりにEXPERT以上で出現するようになっている。

-オプション関連
--DARKが追加。
--DARKはゲージ、小節線、判定ラインが見えなくなる代わりに、チップが見やすくなるという利点がある。
--人によっては中級者以上の最適なオプションと言える。

-致命的なバグは存在せず、音楽ゲームとしては成り立っている。

**総評
-毎回のように進化しつづけるギタドラシリーズであったが、本作は多方面に及ぶ改悪の嵐となってしまった。
--一番の理由は残留曲数を上回る大量の曲削除である。これはGITADORAが出た現在でもこのシリーズだけであり、他のシリーズでは発生していない。それだけ衝撃的なものだったといえる。
--また、難易度詐称のオンパレードを引き起こした大幅な難易度下降修正、ツインギターの廃止、ほとんどの赤ベース譜面の削除などといった改悪点もあったため、初心者、中級者だけでなく上級者も唖然とさせるような事態に陥った。
--ゲーム紹介の役割を果たすべきホームページが非常にわかりづらかったことも、本作の低評価を決定づける一因となった。

-一方、concertino in blue、under controlなどと言ったアンコールとしても威厳があり、なおかつ良曲、innocent world、波乗りジョニーといった良版権など曲には恵まれていた。あさきの登場もある意味斬新な登場だったため、V8みたいにオワコンというわけではなかった。

-しかしながら、上記の良点も多数の改悪点をカバーするまでに至らず、結局の所''過去作の良かった点がことごとく潰された典型的な黒歴史ゲー''という評価となってしまった。
//記述を修正。結論はあまり変わらないけど。


**その後・余談
-今作に対しての反省か、次回作の8th&7thでは初心者にわかりやすいようなホームページになった。色合いも今作の暗い色から全体的に明るさが増した。そして、e amusementのカード導入など、思い切った改革を進めた。

-『[[jubeat saucer]]』(2012年9月稼働)では、稼働当初に大量の楽曲削除を行ったのみならず、稼働中にも頻繁に楽曲削除が行われ(正確には楽曲入れ替えが月ごとに行われる)、本作とは異なる方向で物議を醸す事態となった。

復元してよろしいですか?