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バーストエラー イブ・ザ・ファースト」を以下のとおり復元します。
*バーストエラー イブ・ザ・ファースト
【ばーすとえらー いぶ・ざ・ふぁーすと】
|ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B002VUB3CG)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|角川書店|~|
|発売日|2010年3月25日|~|
|定価|6,090円|~|
|分類|BGCOLOR(khaki):''劣化リメイク''|~|
|ポイント|オールドファン激怒&br()いっそ別作品にしてくれ|~|
|>|>|CENTER:''[[EVEシリーズリンク>EVEシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
PC-98時代から続くADVシリーズ『EVE』の最初の作品『[[EVE burst error>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/895.html]]』をリメイクしたもの。コンシューマーではセガサターン・プレイステーション2に続く三度目のリメイクとなる。~
二人の主人公がそれぞれの目線から物語を紐解いていく「マルチサイトシステム」を採用し、長きに渡ってファンに支持されてきた作品である。~
シリーズ初の携帯機版ということもあり、ここから後発作のリメイクへとつながるのではないかと期待されたが……。

**問題点
-あまりにも大幅すぎる改変
--「新たなるEVEシリーズのスタート」「すべての部分を1から作り直した21世紀向けの新たな『バーストエラー』」と謳った通り、何もかも変えられている。''悪い意味で''。
-例を挙げるとまりなが帰国前にかかわった事件が「ハイジャック」から「シージャック」に変わっている((オリジナルでは「動機は失恋で、拳銃はモデルガンだった」となっていたが、本作ではテロリストによるガチなシージャックになっている。))他、小次郎が捜索を頼まれる物品が「イスラムの文様絵画」から「宝剣」に変更。これらは「大人の事情」によるものなのだろうか。
--それによって物語そのものにも変化が加えられることになり、オリジナル版からどんどん離れていく。

-他にも数えるのが嫌になるほどエピソードが差し替えられ、物語のアウトライン以外はすべて別物だと思った方がいい。

-登場人物に関しても、見た目も内面も大きく変わってもはや別人。
--「大人の事情への配慮」のためか、重要な設定が消えている人物も。
---存在自体が消えてしまった人もいるのだが……。
--緒方剛志によるキャラデザも「今風になった」というよりも「安っぽくなった」という印象。
---原作ファンに特にきつい変更点が「目の隠れていない小次郎」

-システムもこれまた劣化。これまでのコマンド選択式ではなくノベル形式になり、味わいが大きく変わってしまった。
--それに伴い、掲示板の張り紙や珍奇な行動なども消滅。そういう「遊び」があってこそなのに……。

-追加キャラやクリア後の追加シナリオにしても、評判はよろしくない。というより悪い。
--すでに高評価を得ているものを、何故無理に変えようとするのか…。
--奥井雅美が唄うテーマソングもあるが劇中では着信メロディー程度でしか聞けない。しかもシングルカットされてないためこのソフトでしか聞けない。

**総評
まぎれもなく劣化作品。ガッカリなリメイク略してガッカリメイク。~
多機種版ではそんなことはなかったのだが、「今風の作品にしよう」と捻り過ぎて大失敗した感じである。~
オリジナル版やWin版は入手しづらいが、SS版は中古で投売りされておりPS2版も入手しやすいので、EVEシリーズに興味があるならそちらを購入するべき。~
「どうしても携帯機でEVEを遊びたい!」というのでなければ、だが。

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