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スケバン刑事III」を以下のとおり復元します。
*スケバン刑事III
【すけばんでかすりー】
|ジャンル|アクションRPG|&amazon(B000068HCN)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|メディア|1MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|東映動画|~|
|開発元|ショウエイシステム|~|
|発売日|1988年1月22日|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|ドラマ原作のゲームとしてはFC初&br()原作再現度ほぼゼロ&br()理不尽な難易度設定&br()奥行=高さ&br()やたらと長いパスワード|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
風間三姉妹が、日本の支配を企む忍者集団「影」に立ち向かうという設定のアクションRPG。テレビドラマ「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」を題材としている。

トップビューステージとサイドビューステージがあるが、十字キー+2ボタン(攻撃、ジャンプ)という動作は共通。

ゲーム上で一度に操作できるのは三姉妹のうちの誰か一人のみ。他の二人のどちらかに交代するには、スタートボタンを押してメニュー画面を呼び出す。忍法はメニュー画面で使うものをAボタンで指定し、メイン画面に戻ってからABボタン同時押しで使う。交代するたびにパスワードコンティニューに必要なパスワードが表示される。

敵を倒すと経験値が蓄積され、規定値に達するとレベルが上がる。体力上限、攻撃力が上がり、使える忍法も増える。

**問題点
本作は''ファミコン初のテレビドラマを題材にしたゲーム''だが、''完成度は非常に低い''。
-タイトル画面には風間三姉妹がアニメ調で描かれているが、出来は稚拙で全く似ていていない。
-ゲーム開始直後は街を舞台としたトップビューのステージだが、背景のビルの遠近法がおかしい。
-ジャンプは出来るが、このゲームの''奥行きと高さは同じ扱い''であるらしく、ジャンプすると画面上方にいる敵に攻撃を当てる事が可能。また、不用意にジャンプすると画面上方の敵の攻撃に当たる。
-敵の配置には一切気は使われていない。画面左右から、一度に2体までではあるが、無限に出現する、いわゆる垂れ流しである。
--プレイヤーは4方向にしか動けず、攻撃は障害物に遮られるのに、敵は8方向に移動し、攻撃も障害物を貫通してくる。
-マップクリアまでの距離はむやみやたらに長い。プレイヤーの移動速度の遅さとあいまって、プレイしているとストレスが溜まりがち。
-マップ上の電話ボックスで「テレホンカード」を使う事で、暗闇指令から情報を得る事は出来る。しかし、ゲーム中に得られる情報量は極めて少なく、かつ断片的なので次に何をするべきかが非常に分かりづらい。
-マップ上には川があるが、落ちれば残りHPに関わらず''即死''。何故か噴水に落ちても即死。ジャミラかお前は。
-サイドビューステージには、ピョコピョコ動く白い釘の頭のようなものや、先端が赤いネジのようなものがあるが、これらのよく分からない物体は触れるとダメージを受けるトラップである。
--ここでも敵は垂れ流しで、場所によっては画面上から降ってきた敵がボトボトと水(穴)に落ちていくというシュールな光景を拝める。
-パスワードは73文字と無駄に長い。レベル、経験値、アイテム、HP、ステージ、倒したボスのみ記憶されるのに、そこまで長くする必要性があるのか疑問。
-エンディングはスタッフロールに、右下にヨーヨーのカットが申し訳程度に表示された1枚絵のみ。クソゲーに見返りを求めてはいけないという教訓を思い知らされる。

**評価点
-三姉妹がヨーヨー、折り鶴、リリアン棒を使える所だけは一応原作を再現している。
--ただし、グラフィックが違うだけで武器の性能に差は無い。

**総評
雑に作ったとした思えないゲーム。スケバン刑事IIIが大好きだ、という人ですら本作を楽しむのは難しいだろう。

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