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ストライカーズ1945 PLUS」を以下のとおり復元します。
//「クソゲー扱いされやすい名作・良作カテゴリ廃止」に伴う仕分け議論にて、良作Wiki移転が決定しました。
*ストライカーズ1945 PLUS
【すとらいかーず せんきゅうひゃくよんじゅうご ぷらす / - いちきゅうよんご ぷらす】
|ジャンル|縦スクロールシューティング|&lightbox(sp1.jpg,title=1945PLUS Flyer,link=image,percent=50)|
|対応機種|アーケード(MVS)|~|
|販売元|SNK|~|
|開発元|彩京|~|
|稼働開始日|1999年|~|
|配信|アケアカNEOGEO&br;2018年10月18日/823円(税8%込)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|弾幕系ストライカーズ&br()少々怪しげだが完成度はかなりの高さ|~|
|>|>|CENTER:''[[彩京STGリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1624.html]]''|
//移転議論スレにて、執筆者推薦での判定になります。流れはスレ2のログをタイトルで検索してください。

**概要
-MVS(業務用ネオジオ基板)用に製作された、名作STG『[[ストライカーズ1945]]』と『[[ストライカーズ1945 II]]』をミックスしたような外伝的作品。
-元々海外市場向けに開発された作品だが、急遽日本国内でも発売されることになったという経緯を持っている。
--このためリリース前の露出が皆無に近く、ゲーム内やインストの表示も全て英語((機体選択直後に画面の見方の説明が出るが、この表記も全て英語。とは言え、操作方法及びシステムはいつもの「やれば分かる」シンプルさなので、特に戸惑う事は無いだろう。))ということでまがい物の疑いもかけられたが、紛れもなく彩京の純正品である。
-横長の画面で縦シューティングを展開するため、画面の両脇が各種情報用のスペースとなっている珍しいインターフェースを採用しており((「ソニックウイングス2」「ASOII」などMVS用の縦STGは過去に数作出ているが、このようなインターフェイスを採用しているのは後にも先にも本作だけである。))、シリーズの他作品に比べて画面の縦幅が短い。~
それに伴い、全体的に敵弾の弾速が低下した代わりに密度が増加しており、いわゆる''「弾幕系」''に近いアドリブ避けも重要なゲーム性に転換している。

**ストーリー
>1945年冬、"C.A.N.Y." との壮絶な戦いは、ポツダム宣言の受諾を承認しない軍国主義者のクーデターとして処理された。~
が、"C.A.N.Y." によってもたらされた脅威は世界に暗い影を落としていった。~
一方、アメリカ国防総省に厳重に封印されていた "C.A.N.Y." の新型兵器データが何者かによって外部に流出した。~
それを手に入れ再び世界を混沌へと引きずり込もうとする新たな組織 "F.G.R."!~
この事態を受けて新兵器開発実験部隊としての任に就いていたストライカーズが、再び世界の護り手として招集された!

**特徴
&blankimg(sp01.jpg,width=200,height=140)&blankimg(sp02.jpg,width=200,height=140)&blankimg(sp03.jpg,width=200,height=140)

基本部分はほぼいつものストライカーズだが、↑のスクリーンショットを見れば分かる通り、画面の左右1/7ほどが情報画面となっており、実際のゲーム画面は正方形に近い。~
このため、通常の彩京系縦シューティングゲームとは根本的にプレイ感覚が異なる。~
また、溜め撃ちの「スーパーショット」がゲージ消費+レベル制から、ゲージストック制に変更されている。
-操作系統は1レバー+2ボタン(ショット・ボム)。
--ショット(Aボタン)
---セミオート(1回押すと数発が自動で発射される)。店舗設定でCボタンをフルオート連射ボタンとするオプションあり。~
パワーアップアイテムを取得することで4段階にレベルアップが可能で、ショットが強化されるとともにサブウェポンが強化される。~
初代のようなオプション制は取られておらず、サブウェポンは『1945II』と同じく自機から直接発射される。
--サポートアタック(Bボタン)
---いわゆるボム。『1945II』と同じく全機体が支援機を呼び出すタイプだが、一部機体で見られた宙返りの無敵は全て削除された。~
最大6個までストック可能。
//最大所持数の仕様はIIの9個から初代の6個へと戻されている。
--スーパーショット(Aボタンを押し続けて離す)
---溜め撃ち。画面端に表示されているスーパーショットストックを消費して発動する(敵に撃ち込むことでゲージが増え、フルになると1発分ストック)。~
本作ではレベルの概念がなく、ゲージの溜まり具合やショットレベルを問わず同じ攻撃が出る。~
ゲージの溜まり具合や最大ストック数は機体によって異なる。

-空中の敵に接触してもミスにはならず、ショットレベルが1段階下がる仕様。
-典型的な弾幕系ほどではないが、自機の当たり判定は前作よりも小さくなっている。

-金塊
--特定の地上敵を破壊すると出る得点アイテム。~
取った瞬間の金塊の光り具合によって得点が変動する。全体が白く光った瞬間に取ると2000点、以下1000点、500点、最低で200点。
--本作のみ、通常の金塊が3つ積み重なった「大金塊」も登場し、全体が白く光った瞬間に取ると4000点、以下2000点、1000点、500点となっている。
-ショットレベルMAX時にパワーアップアイテムを取ると4000点、ボム最大所持時にボムアイテムを取ると10000点のボーナス。

-8ステージ×2周の全16ステージ構成。2P協力プレイ可能。~
前半の4面はランダムに選択され徐々に難易度が上昇、後半の4面は固定となっている。
--1周クリア時にはステージごとに所要時間、取得金塊数、敵撃墜数の3部門で勲章による評価が行われる。
--ゲームオーバー時には14段階で英語コメントが表示される。

***自機ラインナップ
主人公機ライトニング、『1945』からスピットファイアと零戦、『1945II』からパンケーキとフォッケウルフ、新登場のフィアット、隠し機体アセンダーの計7機。~
ライトニング、スピットファイア、零戦は前回登場時と比べて大きく性能が変化している。~
恒例だったインストカードの機体キャッチコピーは今回は無し。

#region(''P-38 ライトニング''(米))
>奇抜なスタイルにもかかわらず、その性能の高さから大量生産された機体である。~
高速性能高空機能を生かした一撃離脱戦法で「双胴の悪魔」と恐れられた。
-メインショット:ストレート
-サブウェポン:''ホーミングミサイル''……敵を自動捕捉・自動追尾する中威力のミサイル。
-スーパーショット:''ジャスティスアタック''……前方に2本のアームを伸ばす近接攻撃。最大ストック数4。
-サポートアタック:''ムスタング攻撃編隊''……5機のムスタングが飛来し、列を組んで前方に支援攻撃を行う。
--「男ならこれを選べ!!」でおなじみの主人公機。~
スーパーショットがなぜか『[[ガンバード]]』シリーズに登場するバルナスやバルピロそっくりのアーム攻撃に変更された。~
『1945II』で散々な性能だったサポートアタックは宙返りがなくなった代わりに耐久力が上昇している。~
スーパーショットを生かすには敵に接近する事が必要なのに、相変わらず移動速度は遅い。~
スーパーショットもゲージ効率・威力とも特に優れてはおらず、前作以上に使いづらい機体となってしまった。              
#endregion

#region(''F-5U フライングパンケーキ''(米))
>第二次世界大戦末期のアメリカの幻の戦闘機の1つであり、その未来的なフォルムに秘められた性能は未知数のまま、~
ついに試作機を示す「X」の文字がとれない機体であった。
-メインショット:ワイド
-サブウェポン:''サーチレーザー''……敵を自動捕捉・自動狙撃する小威力の貫通レーザー。
--本作では自動照準のみならず発射後にレーザー自体の弾道も敵方向へ強く誘導がかかるため命中精度はさらに向上。~
元来の弾速の速さに加え今作特有の画面の狭さゆえに回転率が高まっており、火力は相対的に前作よりも向上している。
-スーパーショット:''バスターレーザー''……一定時間、自機正面に貫通レーザーを照射する。最大ストック数3。
-サポートアタック:''フライングウィング''……画面下から大型の全翼機が飛来し、援護射撃を行う。
--高い機動力とレーザーの貫通性能を持ち味とする機体。~
ゲージ効率が良いなど、相変わらず性能が良いサーチレーザーに加え、本作では唯一のワイドショットで雑魚処理能力が優秀。~
サポートアタックで出現する支援機が1機に減り、緊急回避に使いづらいという難点はあるが、それを補ってなお余りあるほど高性能である。                    
#endregion

#region(''スピットファイア Mk-VI''(英))
>バトル・オブ・ブリテンにてドイツ空軍をイギリス本土から退けた英雄的戦闘機。~
基本設計に優れ、大戦初期からマイナーチェンジを繰り返し50年代まで現役を続けた。
-メインショット:ストレート
-サブウェポン:''連射ロケット弾''……正面に直線的に飛び、着弾すると小さな爆風を起こす中火力のロケット弾。
-スーパーショット:''ロイヤルナパーム改''……弾速の早い爆風が前方に走り、蛇行する爆風が追いかける二段構成。最大ストック数5。
-サポートアタック:''モスキート攻撃部隊''……発動した瞬間画面上の敵弾を消去すると共に、画面下から援護部隊が飛来し、絨毯爆撃を仕掛けた後支援射撃を行う。
--見た目はスピットファイアだが、装備は『1945II』に登場したモスキートとほぼ同じ。~
ロイヤルナパームが低威力になっている代わりにゲージが溜まりやすく、二段攻撃になって扱いやすくなった。~
機動力はスピットファイアらしく高くボムも高性能と、バランスの取れた強機体。                              
#endregion

#region(''フォッケウルフ Ta152''(独))
>レシプロ戦闘機の最高峰ともいわれる高性能機で、高高度性能に優れ最大速度は750Km/hにも達した。~
わずか数十機のみが生産された後に終戦をむかえた。ドイツの技術力の高さを示した機体である。
-メインショット:ストレート
-サブウェポン:''大型ロケット弾''……前方に飛び、着弾時に爆風を発生させる高威力のロケット弾。
--なお、1945IIとは仕様が若干異なりショットパワーレベル3までは中規模の爆風を発生させる小型ロケット弾、最高レベル時のみ大きな爆風を発生させる大型ロケット弾へと変化する。
-スーパーショット:''プラズママイン''……ゆっくりと前進しながら、接触した敵弾を消去する機雷。最大ストック数3。
-サポートアタック:''A9A10ロケット''……巨大なロケットが画面を縦断し、進路上の敵弾を消去しながらダメージを与える。
--プラズママインの弾消し能力が軸となる守りの機体。~
火力はあるが全体的に攻撃範囲が狭いため、要所で敵弾を消しつつ集中攻撃で局面を打開することになる。~
サポートアタックの宙返りがなくなったこともあり、前作以上に扱いが難しい。                    
#endregion

#region(''零式艦上戦闘機 52型''(日))
>通称「ゼロ戦」。長大な航続距離と高い格闘性能を持つ大日本帝国海軍の主力艦上機。~
末期には神風特別攻撃に多数投入されたことでも知られる。
-メインショット:ストレート
-サブウェポン:''ロケットランチャー''……自機の左右から前方やや外側に向かって、持続性のある爆風を放つ。
-スーパーショット:''ゼロ式ミサイル''……着弾すると大爆発を起こす直進型のロケット弾。最大ストック数2。
-サポートアタック:''富岳''……画面下から巨大な支援機が飛来し、援護射撃を行う。
--鈍足だが高い攻撃力を持つ重火力機。~
スーパーショットが超強力な代わりにゲージ効率が悪いため、射程に制限があるサブウェポンをいかに使いこなせるかがポイント。~
サポートアタックは『1945II』の疾風とほぼ同じもの。無敵時間は無いが効果時間・威力とも非常に優秀。                                        
#endregion

#region(''フィアット G-56''(伊))
>第二次大戦中に製作されたイタリア製の戦闘機の中で最も優れた機体であったが、わずか1機が生産されただけであった。~
計画中にイタリアの降伏という事態を迎えて、製作した機体もドイツ軍に接収されてしまった。
-メインショット:ストレート
-サブウェポン:''浮遊機雷''……フラフラと蛇行しながら飛んでいき、着弾すると炸裂する高威力の機雷。
-スーパーショット:''クラスタレーザー''……発射した地点から縦一直線に伸びる貫通レーザー。最大ストック数7。
-サポートアタック:''ユンカース中型飛行機編隊''……Ju287が3機出現し、自機を守りながら支援射撃を行う。
--設置型のスーパーショットを武器とする機体。~
スーパーショットは非常にゲージ効率が高く連射も効くが、威力は低い。攻略にあたっては敵の位置を覚えてどんどん置いていくことが重要。~
サブウェポンの安定性と機動力に欠けるため、パターンの組み方が重要になる。                    
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#region(''P-55 アセンダー''(米、隠し機体))
>エンテ型と呼ばれる独特なスタイルを持つこの機体。革新的デザインの高性能新型戦闘機として開発された。~
エンジンの開発が遅れ、予定の性能が出せないまま改修を続け、試作3号機までで開発が中止された機体である。
-メインショット:ストレート
-サブウェポン:''ヒートミサイル''……前方に飛び、着弾すると停滞しながら持続的にダメージを与えるエネルギー弾。
-スーパーショット:''サーチブーメラン''……敵を自動捕捉・自動追尾するブーメラン状の衝撃波を4つ発射する。最大ストック数9。
-サポートアタック:''B-36ピースメーカー援護爆撃''……画面下から大型爆撃機が飛来し、爆撃で全画面の敵弾を消去する。
--シリーズ常連の震電と同じ前翼機。~
やや火力が貧弱なものの、スーパーショットで雑魚を一掃しやすく全体的な使い勝手は悪くない。~
ランダムセレクトで引き当てるか、自機選択画面で「?」にカーソルを合わせ「上下上下上上上上下」と入力すると出現する((従来の彩京STG隠し機体出現コマンドの定番「三三七拍子」ではないことに注意))。                    
#endregion
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**評価点
:これはこれでアリな"弾幕系"ストライカーズ|
--『ストライカーズ1945』といえば、「彩京弾」と呼ばれる独特の高速弾を最大の特徴とするシリーズである(彩京弾って何?という人は[[こちら>ストライカーズ1945]]を参照)。~
が、本作はストライカーズとしては異例と言えるほど遅い敵弾が多い(画面構成の都合上、いつもの速さでは避けるのが難しすぎてゲームにならない、という要因もあると思われる)。
---通常の敵弾はピンク色で、''ゆっくりと発射され、長時間画面に残る''。~
自機狙い弾もこれまでのように正確に狙撃してくる訳ではなく、かなりアバウトにばら撒かれているので、''しっかり目視して敵弾をかいくぐりつつ敵を攻撃する''というアドリブ性の重要度が上がった((通常の彩京弾の場合は目視してからでは避けるのが間に合わないため、敵のパターンと動き方を覚えて避けるという攻略法が取られる。))。~
いかにも弾幕系らしい幾何学模様的な弾幕が見られる訳ではないので製作サイドが明確に意図したかどうかは定かではないが、これが''「本作は弾幕系に近い」''と言われる所以である。
---また、ピンク弾に混じって飛んでくる高速弾は青色で表示されており、視覚的に分かりやすくする工夫も取られている。
--ではいつもと違うから面白くないか、というと決してそんなことはなく、面構成や敵の攻撃パターンは上記の点を考慮してガラリと練り直されており、狂難度の2周目を含め非常にやり込み甲斐と新鮮味のある構成。~
難易度は据え置きといった感じで簡単ではないのだが、彩京シューティングに肌が合わなかった人も入り込みやすい作りになっている。
---いつもに比べれば弾速は遅いとはいえ、青弾を目視してから避けるのはやはり難しいため、パターンを組んで正確な動きで切り抜けるという彩京シューティングの醍醐味も失われていない。~
彩京系と弾幕系が良い具合に融合したゲーム性が本作の持ち味となっている。

:ネオジオらしくまとめられた演出|
--サウンドは全面的に作り直されており、ネオジオ音源の特性を生かした堅実な仕上がりを見せている。
---ほぼ全てが新曲となったBGMは『1945II』のテンポの良さと『1945』のレトロさを上手く折衷した味わい深い出来になっており、本作ならではの良さとして評価される部分である。
//タイトルデモ・機体セレクト・エンディング等はシリーズ共通曲のアレンジバージョンである。
--グラフィックの大部分は『1945II』からの流用で作られているのでインパクトは薄いが、濃い目の配色や面構成の組み換えで渋みを出す工夫が取られており、第二次世界大戦の雰囲気は十二分に出ている。~
また、海面ボスや6面ボス、爆発エフェクトなどは新たに描き起こされている。

:相変わらず良好な機体バランス|
--ストライカーズ1945の持ち味のひとつである、機体別の攻略の面白さも健在。
---本作ではパンケーキとスピットファイアの性能がやや抜けている感はあるが、隠し機体のアセンダーを含めてどれを使っても長所と短所のバランスはしっかり取れており、明らかに弱い機体は存在しない。~
それぞれの自機に応じた攻略パターンを模索する楽しみを味わえる。
---また、大きく性能が変わっている機体もあるので、これまでの作品をプレイしてきた人もまた違った感覚で自機を選ぶことができる。
--強いて言えば、ある意味彩京シューティングとストライカーズの象徴的な存在だった震電(と必殺のサムライソード)がリストラされたことは、シリーズのファンにとっては残念だったかもしれない((震電の代わりに登場したアセンダーを含めてアメリカ機が3機も採用されているところを見ると、メインターゲットである北米市場を睨んだ選考と思われる。))。

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**問題点
:ゲーム性の転換の弊害|
--相対的に画面が横に広いことに加え、全体的に自機の攻撃範囲が狭く、移動速度が速い敵が多い。~
このため、画面を広く使って効率良く破壊していかないと敵を撃ち漏らして押し込まれる展開に陥りやすく、しっかり敵の出現位置を押さえることが必要になっている。
---横方向から弾を撃ってくる嫌らしい敵も多く、慣れないうちは思わぬ方向から飛び出した弾によってミスを誘発しやすい。
---ボスをはじめとする敵の耐久力が全体的に上がっており、自機の攻撃も一撃必殺というほどの威力があるものが減ったため、サクサク敵を破壊できるテンポの良さが長所だったストライカーズとしてはやや爽快感に欠けるきらいもある。

:ドットクオリティの低下|
--横画面のネオジオ筐体で半ば無理矢理に縦シューティングをやっているので仕方ないのだが、明らかにドットの解像度は低くなっている。~
また、そもそもが使い回しの産物なのでオリジナリティーという点に関しても皆無に近い。

:イージーミスが許されない、いつも通りのシビアさ|
--いつもの彩京シューティングのフォーマット通り、残機は2機+60万点到達時のエクステンド1機きり。~
ボムも基本的に各ステージ1つずつしか支給されないため、クリアを目指すとなると序盤でのミスや中盤での抱え落ち(ボムを残してミスすること)が致命傷となってしまうケースが多い。
---ちなみに『1945II』で難易度が低めだった海面と鉄道面は、中型機や列車の耐久力が上がり弾数が増えたことで道中の難易度が上がった。~
逆に、ランダム面最難関だった街面は「15門砲台」が削除され、道中の難易度がやや下がっている。

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**総評
前情報や出回りの少なさ、日本語表記無しの胡散臭さゆえに色眼鏡で見られてしまう時期もあったが、シューティングとしての完成度は確実に並以上に高い。~
シリーズとしては異色の作品だが、現在では「弾幕系のストライカーズ外伝」として密かな名作と評されることが多く、典型的な「弾速系」の彩京シューティングが肌に合わなかった人にもオススメできる一品である。~
海外展開を前提として作られただけあって、特に海外では「シリーズ最高傑作」と言われることもあるほど評価が高いようだ。

難点を言えばアーケード版とネオジオ版ともにレアな存在となっていることである((特に、ネオジオ版は海外でライセンス生産された50本のみしか存在しない激レアソフト。))。~
2009年になってようやくクロスノーツによってPSP版『[[ストライカーズ1945 PLUS Portable]]』が発売された(販売はアークシステムワークス)のだが、%%クロスノーツの魔の手によって%%残念な劣化移植になってしまった((この他、iPhoneアプリでも配信されているが、媒体が媒体なだけに操作性が劣悪なようである。))。
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復元してよろしいですか?