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スペースハリアー」を以下のとおり復元します。
*スペースハリアー
【すぺーすはりあー】
|ジャンル|3Dシューティング|&amazon(B000092PG0)|&amazon(B00O0XG0TI)|
|対応機種|アーケード|~|~|
|発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|~|
|稼働開始日|1985年12月10日|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|

**概要
-『ハングオン』に続くセガ体感ゲームシリーズの第二弾。
--別にセガ初の体感ゲーム二作目や、セガ史上二作目という訳ではない。

**システム
-操作体系はアナログスティック一本。アナログスティックにはトリガーが取り付けられているほか、本体にもボタンがあるが、トリガーとボタン双方とも役割は同じ。
--トリガーまたはボタンでショット。主人公のハリアーが小脇に抱えた砲からショットを発射する。
---ショットはフルオート。連射装置を駆使すればより早い連射が可能。
--アナログスティックに倒した方向にハリアーは上下左右に移動する。
--敵弾・敵・障害物に接触するとミスになり残機を一つ失う。
--専用筐体にはいくつか種類はあるが、大型のムービングタイプ筐体の場合、ハリアーの動きに応じて座席が前後左右に傾く。
-ステージを一定以上進行するとボスキャラクターが出現。ボスキャラクターを撃破するとステージクリアとなり、次のステージに移行する。

**長所
-32000色の鮮やかなグラフィック、高速で拡大縮小する巨大なキャラクター達は当時のプレイヤーの度肝を抜いた。
--本作は後に多くのハードに移植されているが、グラフィック・サウンド・スピード感の3要素をアーケードに遜色なく移植されたのは11年後のセガサターン版まで待たなければならなかったほど。
-川口博史の手がける爽やかなBGMは評価が高い。特にメインBGMは80年代中期のセガを象徴する曲とも言われる。
-スピード感あふれるゲーム展開はプレイヤーに限らず人目をひきつける。
--上記の通り、巨大キャラクターを用いているため迫力がある。これほどの大型のキャラクターを高速で拡大縮小するのは容易な事ではなかった。
-決して高くない難易度。誰がプレイしてもそこそこ進めることが出来るため、ライトユーザーからの受けが良かった。
--言い方を変えると手ごたえのある難易度ではないため、ガッツリやりこむようなゲームではない。

**総評
 この当時、本作のスピード感は他に類を見ないもので、多くのゲーマーに絶大なインパクトを与えた。ゲーム内容も特別な部分は無く、とっつきやすく誰でもそこそこ結果を残せ、ムービングタイプ筐体では浮遊感も味わえる本作は、ライトユーザーから受けが良く、80年代を代表するセガのアーケードゲームとなっている。~
 なお、スペック難で本作でなし得なかった「戦闘機を駆使した擬似3DSTG」((ロケテスト版では自機が戦闘機となったバージョンもあった。マークIII版では裏技で自機を戦闘機にする事が可能。))は、2年後の『[[アフターバーナー]]』で達成されることになる。

**移植
本作は多くの機種に移植されている。以下、国内で発売された移植版を列挙する。
-セガ・マークIII/マスターシステム版(1986年12月21日、セガ・エンタープライゼス)
--特に有名な移植と思われる。移植に際し、ボスラッシュの次の面に「HAYA-OH」というボスが追加されたが、セガ屈指の難易度を持つボスとして語り継がれている。
-PC-6001mkII(6601)版(1987年3月、電波新聞社/マイコンソフト)
-X68000版(1987年9月、電波新聞社/マイコンソフト)
-FM77AV版(1987年12月、電波新聞社/マイコンソフト)
-X1版(1988年8月25日、電波新聞社/マイコンソフト)
-PC-8801版(1988年8月25日、電波新聞社/マイコンソフト、呉ソフトウェア工房)
-PCエンジン版(1988年12月9日、NECアベニュー)
-ファミリーコンピュータ版(1989年1月6日、タカラ)
-ゲームギア版(1991年12月28日、セガ・エンタープライゼス)
-スーパー32X版(1994年12月3日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ)
-セガサターン版(1996年7月19日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ)
--『SEGA AGES』シリーズの一つ。32X版と並ぶACの忠実移植を実現。新型(白)の本体では正常に動作しないので注意。
-ドリームキャスト版(1999年12月29日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ)
--『シェンムー 一章 横須賀』及び続編『シェンムーII』に収録。その他ムック本『鈴木裕ゲームワークス Vol.1』(2001年12月1日)の付録の2種類がある。
-プレイステーション2版(無印:2003年9月25日、3Dエイジス / 『スペースハリアーII~スペースハリアーコンプリートコレクション~』:2005年10月27日、セガ/M2)
--『SEGA AGES 2500』シリーズの一つ。2012年11月21日にPS3のPS2アーカイブスで配信された
-Wii・バーチャルコンソールアーケード版(2009年3月26日、セガ/M2)
-3DS版(2012年12月26日、M2)
--ニンテンドー3DSダウンロードタイトル。(600Pで購入可)立体視を実装している他、移植担当者の様々な拘りが取り入れられている作品となっている。
-プレイステーション3/プレイステーション4版(2015年3月12日、セガ)
--『龍が如く0 誓いの場所』に収録。


-これらの他にも本作をベースにした『タイピング スペースハリアー』というタイピングソフトも発売されている。

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