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メタルスラッグ」を以下のとおり復元します。
*メタルスラッグ
【めたるすらっぐ】
|ジャンル|アクション|&image(MS-A.jpg,width=160)[[高解像度で見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3200&file=MS-A.jpg]] [[裏を見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=3200&file=MS-B.jpg]]|
|対応機種|アーケード(MVS)&br()ネオジオ、ネオジオCD|~|
|販売元|SNK|~|
|開発元|ナスカ|~|
|稼動開始日|1996年|~|
|発売日|【NG】1996年5月24日&br()【NGCD】1996年7月5日|~|
|プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~|
|レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|
|配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2008年4月22日/926Wiiポイント&br;アーケードアーカイブス&br;【PS4】2016年11月24日/823円(税8%込)&br;【Xbox One】2017年3月2日/823円(税8%込)|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[メタルスラッグシリーズ・関連作品リンク>メタルスラッグシリーズ]]''|
#contents(fromhere)
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**概要
軍事クーデターを企てたモーデン元帥を打ち破り、奪われた万能戦車メタルスラッグを取り戻すため、正規軍特殊部隊のマルコとターマが戦うアクションシューティング。

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**特徴・評価点
***グラフィック
-ネオジオスペックの限界に迫る超絶ドット絵芸。
--通常武器のハンドガンと比べても見た目威力ともに派手な特殊武器や、敵から奪った戦車による破壊の快感が素晴らしい。
--キャラの見た目こそ2~3頭身であるが、人体損壊描写が激しい。
---血しぶきや黒焦げはともかく、至近距離で砲撃されて消し飛んだり、岩で潰れたり、盛大に血反吐を吐いたり、バラバラになったり、溶かされたりする。心臓の弱い人は少し気をつけたほうが良さそうである。

***完成度の高いアクションシューティング
-良好な操作性
--上撃ち、下撃ち、移動射撃も自由自在であり、8方向レバー+ショット、ジャンプ、グレネード投擲の3ボタンという操作性は初代から既に完成されている。
--各アクションは軽快でスピード感を損ねることがなく、アニメーションの細かさもあって、動かしているだけでも楽しい。

-やり応えのあるレベルデザイン
--基本的にどの攻撃を受けても一撃で死ぬ上に、エクステンドがなく、初期出荷設定だと3機しかない。一発死+この仕様により凡ミスが命取りとなるため、一定の緊張感がある。
--一方で強力な武器や乗り物(本シリーズではスラッグと呼ばれている)といった攻略の助けとなるものも多く、それらによって敵をなぎ倒す快感も味わえる。
---メタルスラッグなどの装甲に覆われた乗り物には耐久力があり、本作では敵の攻撃にも2発まで耐えられる。一撃死じゃなくなるというだけでもかなりの安心感と頼もしさがあり、ただ難しいだけのゲームではなく、展開にメリハリを持たせている。
---乗り物から降りる時の回転ジャンプには長めの無敵時間があり、これで敵の攻撃を避ける、通称「鬼避け」というテクニックがある。これは乗り物の価値を高めているだけでなく、回転ジャンプのアクションが比較的派手で、大道芸的な面白さもある。
---生身だと手榴弾を画面中に2個までしか投げられないが、メタルスラッグに乗っているとその制限が無くなるため、手榴弾を多く持っていると冗談のようにボスをあっさり撃破できる。この仕様は後のシリーズでも同様。
--シリーズ初代となる本作の難易度は後継作に比べれば低め。
--初見では無理そうな場面でも、パターンを覚えれば楽に突破できる。やり込むほどに上達が実感しやすく、熱中度が高い。

-探して集める楽しさ
--各ステージのあちこちではプレイヤーの助けとなる捕虜がいたり、様々な得点アイテムが入手できる。容易に見つかるものもあれば、特定の条件でのみ出現するものもあり、試行錯誤してそれらを集める収集要素的な面白さがある。
---各ステージクリア時には捕虜の救出数と、救出した捕虜の名前が表示される。また捕虜の救出数に応じてスコアにボーナス点が入る。
--得点アイテムには金貨や食べ物など様々なバリエーションがある。
--本作では得点アイテムはスコアに影響するだけで攻略上は何の役にも立たないが、アイテムを入手した時の効果音が小気味良く、アイテムをかき集めること自体も楽しい。

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//**続編
//とりあえずシリーズリンクのページに移転
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**余談
本作を開発したナスカはアイレムの系統を継いだ会社であり、アイレムのアクションシューティング「ガンフォース」、続編的存在「ジオストーム」と本作との関連を指摘する声もある。~
-しかし、『メタルスラッグ』は当初、”戦車を自機としたアクションシューティング”として開発された経緯があり、実際にそのプロトタイプバージョンでもロケテストを行われ、当時のアーケードゲーム雑誌にも紹介されている。その為、制作チームは同じながらも先述の2作品とは路線変更後に結果的に似通った内容になっただけに過ぎない。むしろ後述の『海底大戦争』の延長上の作品だったと言える。
『ジオストーム』で敵が上げる「ヴオッ!」などの悲鳴がメタスラシリーズに流用されている。~
また本作の制作チームがアイレムに所属していた頃に制作した『海底大戦争』と上記『ジオストーム』は本作の背景の書き込みとSEが非常に似通っている。

後にナスカは『2』の折SNKに吸収され、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(KOF)と並んで現在に至るまでSNK(プレイモア)の屋台骨を支え続けた長寿シリーズとなった。

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**参考プレイ動画
#region(クリックで展開)
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=4kGNhz7B2H4){320,240}
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=59g94aPwKb4){320,240}
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=HrfNFzLisyY){320,240}

&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=wjrPnfAf6MA){320,240}
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=8f_9kqToXQ8){320,240}
#endregion
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**家庭用移植
-家庭用ネオジオ
--アーケード基板(MVS)の完全互換機で内容も同等。なおネオジオ版はバーチャルコンソールなど様々な配信等でプレイすることが可能。
//配信版は多すぎるので短くした方が説明しやすいです。
-ネオジオCD
--ロードがネックとなっているが『メタルスラッグ2』同様に格ゲーよりはマシ。また新たにコンバットスクールが追加されている。
-[[プレイステーション>メタルスラッグ (PS)]]
--本編ではステージ中にロードが発生し、テンポが悪いのが欠点だがCD版の要素を中心に様々な要素が追加されている。例えばコンバットスクールに登場するソフィア教官に声優・''富永みーな''のボイスが追加されたり、2Pプレイ時のEDが同じく富永みーなによるヴォーカル版になってたりしており、単なる移植とは思えない要素が詰まった一作となっている。
---また本作のストーリーを別の視点から見たアナザーストーリーというモードではシリーズお馴染みの相川留美(本作ではルミ・アイカワ名義)軍曹が初登場している。
-セガサターン
--本編はアーケードの忠実移植だが、PS版同様CD版の要素が追加されている。
-またこの他にもオムニバスソフト『メタルスラッグコンプリート』でも本作をプレイすることが可能。
-ちなみにGBA末期に初代~3までそれぞれ単体で移植される予定があった。

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