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「[[修正依頼]]」が出ています。評価点を追記できる方はご協力をお願いします。 ---- *グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦 【ぐーにーずつー ふらってりーさいごのちょうせん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B0011Z7Y8E)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |メディア|1Mbit+64kRAMROMカートリッジ|~| |発売・開発元|コナミ|~| |発売日|1987年3月18日|~| |定価|5,300円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -映画「グーニーズ」のゲーム化であったファミコン版『[[グーニーズ]]』の続編。 --映画グーニーズは1985年公開の冒険映画。屋根裏部屋から宝の地図を見つけた少年達が、海賊片目のウィリーのお宝を求めてギャングに追われながら洞窟探検をするハリウッドの傑作である。続編の構想もあったそうだが、様々な事情で白紙化を繰り返して未だ実現されてはいない。 --本作はその没になったグーニーズ続編映画とは関係無く、あくまで''ゲーム版独自の続編''である。 --原作(及び、それを元にした前作)でグーニーズの活躍でギャング「フラッテリー一家」は警察に逮捕された。しかしそれから一年後、再び脱獄した彼らは主人公マイキーを除くグーニーズのメンバーを誘拐し、最後の挑戦状を叩き付けてきた。プレイヤーはマイキーを操作し、フラッテリーのアジトからグーニーズの仲間と、新たにグーニーズに加わった人魚のアニー(オリジナルキャラ)の救出を目指す。 ---- **特徴 -ステージクリア型の前作とは打って変わって、本作は2D探索型アクションゲームとなる。6人の仲間を助けて、最後に人魚のアニーを解放すればエンディングとなる。 --扉に入ると3Dダンジョンになり、探索モードに移行。壁を叩いたり人と話してアイテムや扉を探す。 ---3Dダンジョンは同社のゴエモンや風魔のに比べれば非常にシンプルとなっており迷う事はまずない。 --仲間を解放することでライフの最大値が上昇する。 -アクション画面での攻撃方法はヨーヨーが標準装備。他にも入手すればブーメランやパチンコを用いる事も出来る。 --敵は永久沸き。敵を倒すと爆弾や鍵、回復のハートを手に入れる。 ---- **長所 -ダンジョンが広く、扉によるワープも多いので探索のボリュームは多い。 --ステージも屋根裏部屋や洞窟、つり橋に水中と様々。アイテムを要する謎解きも多く、プレイヤーを飽きさせない。 -アイテム数は多く、バリエーションも豊富。 --[[コナミマン>コナミワイワイワールド]]が体力を全回復してくれるなど、ファンサービスもある。 --ちなみにコナミマン(コナミ マンタロウ)はエンディングのニュースキャスターとしても登場している。 -通信機を使うと、ヒント以外にも小ネタに富んだ台詞を聞く事が出来る。 --中には全然関係無い、かの「マグマ大使」から通信が入る事すらある。おおらかな時代故に出来た演出か。 -ゲームオーバー時にリアルなフラッテリーのボスことママ(俳優アン・ラムジー)が説教してくれる。 --但し、ママに協力する息子のジェイクとフランシスは割と適当に描写されている。 -前作同様の映画テーマ曲「グーニーズはグッド・イナフ」のアレンジを始め、本作オリジナル曲も含めてBGMのクオリティは高い。 ---- **短所 -横スクロール以外にも様々な要素を盛り込んだためにややまとまりにかけ、前作と比べて難易度が高め。 --ボスバトルが無いので、人によっては物足りなさを感じる。ラスボスも存在せず、アニーを救出したら即エンディングとなる。 -探索画面でのメッセージ表記が遅い。 --加えてカーソル移動速度も遅い。 -本作だけに限った事ではないが、パスワードで進行状況を保存できるが、ゲームオーバーにならないと表示されない。 --しかも教えてくれるのがフラッテリー一味であるというのも変な話である。 --再開地点もゲーム開始場所からなので、手間が掛かる。 -ダンジョンで出会う人々について。 --おばあさんを5回叩く事でアイテムをもらえると言うものがあり、人によっては気分を害する。 --しかもワープをしてくれるおじいさんともども和風の格好であり、原作映画では日系の人物は登場しないので違和感が残る。 --ダンジョンで出会うエスキモーの親父など挨拶をするだけで、ヒントも何もくれないキャラが少なくない。 --一方、原作でグーニーズの仲間になったスロース((ママの息子の一人だが純真な性格の巨漢で、それゆえ母や兄たちに虐められているという不遇の男。))は一切登場しない。こういう場所にでも登場させた方がファンサービスになったと思われるが。 ---- **総評 原作から離れたオリジナル作品だが、探索アクションとしてのボリュームと歯応えは十分なクオリティであり、~ 前作同様、版権モノとは侮れない完成度を誇る良作アクションである。~ 映画の続編が未だ実現に至っていない中、テレビゲームにて変則的な形の続編が登場した事はある意味奇跡と言えるかもしれない。~ ただし、原作映画では人魚(メインヒロイン)や半魚人(ダンジョンの協力者)などファンタジックな存在は全く登場しないので、~ 原作ファンはそこを割り切れるかで少々評価が分かそうな所である。