「マリオゴルフ64」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
マリオゴルフ64」を以下のとおり復元します。
*マリオゴルフ64
【まりおごるふろくじゅうよん】
|ジャンル|スポーツ(ゴルフ)|CENTER:&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/21UY-MKcKEL.jpg,height=200)|
|対応機種|ニンテンドウ64|~|
|メディア|256MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|キャメロット|~|
|発売日|1999年6月11日|~|
|定価|6,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1~4人|~|
|セーブデータ|1個(バッテリーバックアップ)|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)&br;※バーチャルコンソール版より付加|~|
|配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2008年9月30日/1000Wiiポイント&br;【WiiU】2015年9月2日/1,028円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|後のマリオゴルフシリーズの基礎となる完成度&br;初期状態では1人プレイでマリオが使えない珍しい作品&br;本作限定のオリジナルキャラクターも|~|
|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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//日本語がおかしい部分が散見されたのでちゃちゃっと文章校正。
//64版(と、直接関係があるGB版)以外に関する記述を消去or脚注に。更に解説不足の部分を追記。

**概要
マリオキャラクターと対戦したり、マリオキャラクターを使ってプレイできるゴルフゲーム。(公式ページより抜粋)~
振動パック・64GBパックの両方に対応している。64GBパックを使い『[[マリオゴルフGB]]』と連動させる事で、GB版で育成したキャラクターを本作においても使用可能((但しバーチャルコンソール版を除く。))。

尚、本頁の説明ではゲームジャンルの都合上、ゴルフ用語を多用する。~
できれば事前に検索するなどして、ゴルフに関する基礎的な知識を頭に入れた上で閲覧することを推奨しておきたい。

**特徴・システム
//操作画面や細かい説明は[[バーチャルコンソール版公式ページ>http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_mg64/index.html]]に一通り揃っているのでそちらも合わせて見ていただきたい。
//↑記事内で一切ゲームシステムの説明をせず、公式サイトにリンクを張って説明丸投げするという行為はさすがに問題があると思われるためこのリンクはCOし、代わりに公式サイトに載っていたモード説明をとりあえず追加。
//残念ながら自分は全くの未プレイの人間のため、あくまで「とりあえず」のものです。詳細な説明の加筆はもっと詳しい方に任せます。
#region(ゲームモード一覧)
-トーナメント(1人用)
--トーナメントコースを選び、ホールを順番にプレイしてライバル(COM)たちと総合スコアを競うモード。
---各ホールでバーディ以内のスコアを出すと「バーディバッジ」が入手できる。このバッジを集めることで隠しキャラクターが登場する。
-キャラゲット(1人用)
--対戦相手のキャラクターを選び、1対1で対戦するモード。
---シルエットで表示されたキャラクターに勝利すると、そのキャラクターをこのモードや「トーナメント」などでプレイヤーキャラクターとして選べるようになる。
-リングショット(1人用)
--ホール内にセットされたリングにボールを通し、そのホールを規定打数以内でクリアするモード。
---ホールをクリアすると「スター」が入手できる。この「スター」を一定数集めることで次のコースで遊べるようになる。
-スピードゴルフ(1人用)
--できるだけ短い時間でコースを回り、18ホールすべてのプレイを終了した時点のタイムとスコアを競うモード。
--プレイ開始と同時にタイムカウントが始まり、1ホールごとのクリアタイムの合計が最終成績となる。
-トレーニング(1人用)
--好きなコースとホールを選び、自由にショットやパッティングの練習をするモード。
---ポーズメニューで天候や風力などを変更することも可能。
-マッチプレイ(2人用)
--コースを回り、各ホールで打数を競うモード。
--1ホール毎に打数が少ないプレイヤーがポイントを獲得する。
---負けているプレイヤーが残りすべてのホールで勝っても追いつけなくなった時点でプレイ終了となる。
-スキンズマッチ(2~4人用)
--「マッチプレイ」の複数プレイ版モード。
--「マッチプレイ」と同じく、各ホールでもっとも打数が少ないプレイヤーがポイントを獲得する。
--最少打数のプレイヤーが複数いる場合は、ポイントが次のホールに持ち越される。
---ただし「マッチプレイ」と異なり、コースをすべて回り終えるまでゲームは終了しない。
-クラブスロット(2~4人用)
--各プレイヤーがホール開始時にスロットマシンを操作し、使用するクラブを決定するモード。ルールは「スキンズマッチ」と同じ形式。
--スロットは左のドラムでウッド系のクラブ、中央のドラムでロングアイアン、右のドラムでショートアイアンやウェッジ系のクラブを決定する。
---★が3つそろうと、すべてのクラブを使うことができる。
-ストローク(1~4人用)
--任意のコースを選びホールを順番にプレイしてスコアを競うモード。
-パターゴルフ(1~4人用)
--パッティングでのみプレイするモード。数字やアルファベットの形をした、壁に囲まれた専用のコースを使う。
---コースは「1」~「9」と「A」~「I」をかたどった「ルイージガーデン」、「J」~「Z」と「?」をかたどった「ピーチキャッスル」の2種類。
--このモードでは1ホールを9打数以内でクリアできないとギブアップになる。
#endregion()

***キャラクター
使用可能なキャラクターは日本版では13人、海外版では1人増えて14人。
基本的に「キャラゲット」モードでシルエット表示されたキャラクターに勝利する事で解放されていく。

当時のマリオシリーズのキャラクターだけでは人間系のキャラクターが不足していたためか、''このゲームオリジナルの人間キャラクターが5人登場している''。

キャラクター選択画面で特定のボタンを押しながら決定すると、ボタンに応じた設定の変更が可能。
-マルチプレイでRボタンを押しながら決定すると、そのキャラクターをCOM操作にできる。ただし全員をCOMにすることはできず、COMが含まれているとクラブスロットとパターゴルフが遊べなくなる。
--GB版で育成したキャラクターもCOMにすることはできない。
-通常は右利きだが、LボタンかZボタンを押しながら決定すると左利きに変わり、ドローやフェードの曲がり方も逆になる。
-同キャラ対戦可能((GB版で育成したキャラクターを除く。))で、各キャラクターに4色ずつのバリエーションが用意されている。Cボタンの左・下・右を押して自由に色を選択することも可能。

以下は登場キャラクターについての解説。キャラ毎の飛距離はヤード、弾道の高さは9段階、持ち球は7段階((本来は9段階だが、両端はGB版との連動で追加されるキャラを除いて使われていない。))で表記する。

#region(シングルプレイ・マルチプレイ共に最初から使用可能)
-''プラム'' / 208y・やや低めのストレート
--ツインテールで&s(){ちょっとぶりっ子的な}可愛いしぐさが特徴の少女。
--非力なため全キャラクターの中で最も飛距離が短いが、ミートエリア・コントロール性能が最も高く、最初からいるキャラクターの中では最も使いやすい。
--何気にGB版にも登場しており、「ゴルフじてん」の解説役を務めている。

-''チャーリー'' / 210y・やや低めの弱いフェード((厳密には「打ったボールが落下する際、利き腕の側に曲がる打ち方」のことなのだが、本作においては「ボールが左に飛び出した後、右に戻りつつ落下する」程度に考えておけば良いだろう。))
--しゃれで始めたゴルフにとっぷりはまってしまった少年。厚い唇が特徴。
--アイアン・ウェッジを使用した際の上下の打点変更の影響が、他のキャラクターよりも大きいという隠れた個性がある。
--公式サイトには「お笑い芸人の血が入っている?」とあり、厚い唇という特徴を含め、モデルはゴルフ好きで知られる吉本興業所属のお笑い芸人、浜田雅功氏と思われる。名前のチャーリーも、同じく吉本興業所属のお笑い芸人、チャーリー浜氏の名前を浜田氏と掛け合わせたものと思われる。

-''ピーチ'' / 212y・わずかに高めのストレート
--ミニスカート姿になった姫。イーグル以上を決めるとドレス姿に。
--飛距離は出ないが、ミートエリア・コントロール性能はプラムやチャーリーに次いで高い。

-''ベビィマリオ'' / 215y・かなり高めの弱いドロー((フェードとは逆の「打ったボールが落下する際、利き腕の逆側に曲がる打ち方」。こちらも本作では「ボールが右に飛び出した後、左に戻りつつ落下する」程度の認識で問題ない。))
--実は大人版との共演は本作が初。赤ちゃんの割に飛距離が伸びるのは大人版の影響か?
#endregion

#region(シングルプレイでは「キャラゲット」で解放、マルチプレイでは最初から使用可能)
-''ルイージ'' / 220y・かなり低めのフェード
--永遠の二番手。海外版『[[マリオカート64]]』と同じくチャールズ・マーティネー氏が声を担当しているが、あちらよりも声の低さが顕著になっている。
--兄のマリオとは対称的に控えめな性能。地味に弾道が全キャラ中最も低い。似た性能のチャーリーほどではないが、アイアン・ウェッジの打点変更の影響がやや大きめ。
--パーをとっても満足ではなさそうな顔をする。ボギー以下の際に見せるリアクションは、ある意味必見。

-''ヨッシー'' / 230y・ふつうの高さのストレート
--『マリオカート64』で頭身が下がったスーパードラゴン。唯一弾道の高さが中間値で、バランスが良く性能が高いため、使えるようになると心強い。
--1W~4Wでパワーショットを使用してナイスショットを出すと、虹を描きながらボールが飛んでいく。
--4人プレイで全員がヨッシーかドンキーコングを使う(混合可)と、BGMが『[[マリオゴルフGB]]』のパームクラブに似た曲になる隠し要素がある。

-''サニー'' / 240y・かなり高めのドロー
--明るく気の良いおじさんゴルファー。こう見えてなかなかの理論派。

-''ワリオ'' / 250y・低めの強いフェード
--「自称」マリオのライバル。他のキャラクターとは違い、長い距離を飛ばした時に発する光のエフェクトが稲妻に差し変わるのが特徴的。
--1W~4Wでパワーショットを使用してナイスショットを出すと、ボールが雷を纏いながら飛んでいく。

-''ハリー'' / 260y・高めのドロー
--「自分のゴルフをすれば勝てる」が持論の自信家。そのためかパーをとっても不満そうな顔をする。

-''マリオ'' / 270y・やや高めの強いドロー
--毎度お馴染みミスタービデオゲーム。本作では名人級という設定のため、キャラゲットにおいてクッパの前哨戦の相手として立ちはだかる((キャラクターセレクトでも左上ではなく右下の方に存在する。))。
--性能もそれに合わせ、癖の強い上級者向けのキャラクターになっている。
--1W~4Wでパワーショットを使用してナイスショットを出すと、ボールが炎を纏って飛んでいく。前述のベビィマリオや、後述のメタルマリオも同様。
#endregion

#region(隠しキャラクター)
-''メイプル'' / 245y・やや高めのストレート
--白+ピンクの帽子を被った金髪の女の子。トーナメントモードでバーディ以上のスコアを出すと手に入るバーディバッジを50個獲得すると使用可能になる。
--珍しく飛距離とコントロールを両立している。反面、ミートエリアはワリオやハリーよりも狭い。

-''ドンキーコング'' / 275y・やや低めの強いフェード
--とんがった頭と「DK」のネクタイが印象的な2代目。使えるようになると、オープニングでランダムでヨッシーの代わりに登場するようになる。
--実はハリーやマリオと比べてコントロールが良い。スピードゴルフで海外版限定のメタルマリオに次いで良いタイムを出しやすいキャラクターとしてその名を挙げられる。
--ヨッシーと同じく、ナイスショット時のエフェクトが虹になっている。

-''クッパ'' / 280y・わずかに高めの強いドロー
--キャラゲット最後の相手として立ちはだかる大魔王。対戦した時のあまりの強さは有名で、当時匙を投げたプレイヤーも多いのではなかろうか。
--&bold(){アイアンやウェッジでの曲がりが他のキャラとは比較にならないほどきつく、逆に1Wの方が3W~PWよりも安定している}という変則的な性能を持つ。
--1W~4Wでパワーショットを使用してナイスショットを出すと轟音を上げながらボールが飛んでいく。

-''メタルマリオ'' / 285y・やや高めの強いドロー
--&bold(){海外版の追加キャラクター}。バーディバッジを108個、即ち本作中の全ホールにおいて獲得すると使用可能になる。
--飛距離はクッパをも凌ぐが、クラブに関係なく上下の打点変更の影響が大きいので使いこなすのは難しい。スピードゴルフでは最も良いタイムを出しやすいキャラクターとしてその名を挙げられる。それ以外の性能や声はマリオと同じ。
--COMに使わせるとクッパ以上に強い。
--1W~4Wでパワーショットを使用してナイスショットを出すとボールが炎を纏って飛んでいく。
#endregion

***コース
コースは全部で6種類。最初は「キノピオランド」しか選べないが、各プレイ後にもらえる「コースポイント」を一定数溜める事で追加されていく。

-''キノピオランド'' / ''キノピオトーナメント''
--基本となるコース。最初だけあって難易度は低い。

-''ノコノコパーク'' / ''ノコノコカップ''
--こちらもオーソドックスな構成だが、半数以上のホールにウォーターハザードがある。

-''ヘイホーデザート'' / ''ヘイホーインターナショナル''
--砂漠に作られたコース。至る所にバンカーが設置されているホールも多い。

-''ヨッシーアイランド'' / ''ヨッシーチャンピオンシップ''
--ジャングルに作られたコース。全体的に高低差が激しい。
--名前に反して、何故かドンキーコングの声が鳴り響いている。

-''テレサバレー'' / ''テレサクラシック''
--崖の上に作られたコース。全体的に幅が狭く、ちょっとしたミスでOBになってしまいがち。

-''マリオスター'' / ''マリオオープン''
--&bold(){全てのホールがマリオキャラをかたどっている異色のコース。}最終コースらしく、非常に難易度は高い。

**評価点
-従来から変わらない安定したゲームシステム
--現在では定番となっている「タイミングでショットのパワーとインパクトを決める」システムであるため、特殊な操作は少なく、すぐにゲームに慣れる事ができる。
--パワーが最大の時とタイミングが丁度の時に効果音が鳴るので、ナイスショットが出しやすい。

-コントローラー回りの利便性
--ショットのパワーを決める前にBボタンを押すとショットをキャンセルできる。
--Zトリガーボタンを押しながら3Dスティックを倒すと、クラブを固定しながらショット前にボールを打つ場所を変更可能((Lトリガーボタンを押しながら十字ボタンを押す事でも可能))。これによってボールの弾道を調節し障害物を避けたり、トップスピン((弾道が低くなり、風の影響を受けにくくなる。またボールが地面に落ちた後転がる距離が長くなる。))やバックスピン((トップスピンの逆で、弾道が高くなり風の影響を受けやすくなる。またボールの転がる距離が短くなる。))を使い分けることができる。
--十字ボタンでも方向が変えられるため、細かく方向を変えたい時に便利。
--パッティングの時にキャラクターが透明になるので、視点を変えなくてもパットが打ちやすい。

-対戦回り
--1つのコントローラでも、複数人プレイが可能。
--同キャラ対戦もできる。特定のキャラクターに対するこだわりさえ無ければ、能力差を気にせず公平な条件で対戦可能。
--ノーマルキャラとスターキャラの区別が無いので、複数人でプレイするなら最初から飛距離のあるキャラクターを使う事ができる。
--COMキャラクターの思考時間がかなり短く、ゲームテンポはなかなか良い。

-ゲームモード
--1人でも複数人でも楽しめるように、ゲームモードが充実している。
---特に、スピードゴルフ((18ホールをできるだけ早く攻略するというモード。所謂ゴルフ版タイムアタック。))はこれ一つで長く楽しめるモードとなっている。

-やり直しがきく仕様
--救済措置なのかは不明だが、''一時中断セーブをおこなうとそのホールの最初からやりなおせる''。~
ゲームに詰まった場合これを有効活用する事で、困難な状況を乗り越えられる可能性がある。
--なお、キャラゲットをセーブせずにクリアするとステータスの対戦成績に''★マーク''がつくが、コースの途中で中断セーブを行うと''○マーク''がつくようになっている。~
クリアには全く関係無い要素なので気にするか気にしないかはプレイヤー次第。

//-キャラゲットやリングショットでもリプレイを残す事ができる。
//-トレーニングでは何打でも打てるため、打数を気にせずに練習に集中可能。
//何故CO?

-BGM
--桜庭統作曲のBGMの完成度が高く、曲を聞いてるだけでも楽しめる。
--ドラムやシンバルの音が目立たない曲調のため、プレイに集中しやすい。

**問題点
-ゲーム内で表示されるキャラクターの能力値
--表示される能力値は「飛距離」と「持ち球」だけ。肝心の「高さ」「ミートエリア」「コントロール性能」については、実際に触って確かめる必要がある。

-キャラクターに関する問題
--対戦では10人のキャラクターが最初から使えるが、1人用モードで最初から使えるキャラクターの数は4人のみ。1人用で他のキャラを使いたければ、キャラゲットモードを勝ち進んでいく必要がある。
---ルイージやヨッシーは早い段階で解放できるのだが、''マリオが使えるようになるのはかなり後の方である''。設定上飛距離が出ることを考えると仕方が無いことではあるが…
--また、キャラクターの違いによる能力差がかなり激しい。先述の通り、同キャラ対戦ができる為こだわりさえ無ければさほど大きな問題点にはならないのだが…((GC版では同キャラ対戦こそできなくなったが、飛距離の短いノーマルキャラを導入することで解決が図られている。))。

-風が強い場面が多い
--ボールの飛距離や方向に大きく影響を与え、実際の軌道を予測しづらくしてしまう「風が強い」場面がかなり多い。
---本作ではコースによる補正も無いため、最も簡単なコースであるキノピオランドでも7~9メートルの風が吹く可能性がある。

-後半コースの難易度
--後半の一部コースの難易度がそれまでのコースと比べかなり高い。慣れないプレイヤーが挑むと泣きを見る。
---どうしてもダメな場合は一時セーブ機能を酷使すれば、無理矢理突破することもできない訳ではない。

-最大飛距離以外の狙った場所にボールを落とすのが難しい
--ボール落下位置の予想が、最もパワーが大きい時に打った場合の場所しか表示されないので、表示されている落下位置よりも手前に落としたいときに、どれくらいパワーを弱めれば良いのかが分かりづらい。
--ただ、この部分はゲームを遊べば遊ぶほど感覚である程度は予想できるようにはなるが、プレイをあまりしたことが無い人にとっては少し厳しい仕様。
---続編以降では、LRボタンで落下位置の予想をずらすことが出来るようになった。

-一部COMの意味不明な行動
--キャラゲットモードにおいて、思考時間の短さのせいなのかCOMが意味不明なミスプレイをやってしまうことがある。
---状況にもよるが、明らかにピンまでの残り距離の計算ができていないかのような打ち方(暴走状態)をすることがある。思考LVが低めの設定となっているキャラクターに多く見られる。
---その反面、思考LVが高い設定のキャラクターは妙にショットの精度が高く、一筋縄ではいかない強さを誇る。
--ちなみに中断セーブ後に再開すると''COMが距離計算や軌道を修正してより正確なショットを打つようになる。''
---ただしスコア自体はあらかじめ設定されてるので、中断セーブによって難易度が変動したりはしない。

-GB版との連動に関する問題
--GBとの連動で連れてきたキャラクターは、電源を切るとキャラクター選択欄に残らない。この為、GB版キャラクター使用時には毎回連動する必要がある。

-リングショットの難易度
--リングショットモードの一部ステージの難易度がかなり高い。初心者にとっては手ごたえがあるというよりも骨が折れる類の難しさで、ある程度熟練したプレイヤーでも手を焼くステージまで存在する。
---但しリングショット攻略が出現条件に関わっているドンキーコングはその能力の都合上、リングショットを全てクリアできる程度の実力が無ければ使いこなせない。ある意味では仕方ないと言えなくもないのだが。

**総評
後のマリオゴルフシリーズでは本作のシステムを基に様々な追加・改良がなされていることからも、本作の完成度の高さが窺える。~
また、隠しコースや一部モード後半の難易度の高さもあって、熟練すればするほど更に楽しめる作品となっている。

1人用モードで最初からマリオを使えないという点はさておき、初心者から上級者まで幅広く楽しめるマリオシリーズの名に相応しい名作と言えるだろう。

**余談
-1999年に行われた「任天堂公式第1回ファミ通トーナメント」優勝者には、賞品として海外版限定のキャラクターが登場する本作が贈られたという。

-後のパーティゲームやスポーツゲームでは、ワルイージ・ロゼッタなどマリオファミリーに属する人間系キャラクターを増やしたり、人間体でない敵キャラクターもプレイヤーキャラクターとして使うようになったため、特定のゲームのみの完全オリジナルキャラクターは作られなくなった。

-Wii及びWiiUにてバーチャルコンソール版が配信されている。また『[[NINTENDO 64 Nintendo Switch Online>ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online]]』の追加タイトルとしても配信されている。
--移植版ではGB連動機能がオミットされている為、GB版で育成したキャラクターのピーキーな能力を体感できないのが残念なところ。また日本語版は上記の大会限定版ではなく通常の日本語版ベースのため、海外版限定キャラクターは使用できない。

復元してよろしいですか?