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ソニックアドベンチャー2」を以下のとおり復元します。
このページではドリームキャストで発売された『ソニックアドベンチャー2』、ゲームキューブで発売された『ソニックアドベンチャー2 バトル』、PS3・360で発売された『ソニックアドベンチャー2(HD)』の3作品を紹介します。
判定はいずれも「良作」です。 
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#contents
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*ソニックアドベンチャー2
【そにっくあどべんちゃーつー】
|ジャンル|3Dアクション|&amazon(B000069TBI)|
|対応機種|ドリームキャスト|~|
|発売元|セガ|~|
|開発元|ソニックチームUSA|~|
|発売日|2001年6月23日|~|
|価格|6,090円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|''モダンソニック大傑作の一角''&br()爽快なアクション、やり込み要素も豊富&br()テーマ曲を筆頭に名曲揃い|~|
|>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズ]]''|

**概要
シリーズ初の3D化で好評を博したドリームキャスト用ソフト『[[ソニックアドベンチャー]]』。~
本作は、前作から「複数キャラを操作する」と言った要素やアクションを受け継いだ新作である。

ソニックシリーズ10周年記念として、海外での『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]』の発売日と同じ日付に発売された。~
開発者曰く、''「ソニックシリーズとしての大傑作」''。

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**ストーリー
>かつて世界を救った英雄、ソニックは突如犯罪者として軍に追われることに。~
なんとか振り切ったものの、目の前にソニックと瓜二つの姿をしたハリネズミ、シャドウが現れた。~
シャドウとエッグマンが手を組んでいると知ったソニックは、テイルス、ナックルズ、エミーとともにシャドウたちを追う。~
一方、エッグマンはルージュとも手を組み、ある計画を実行しようとしていた。

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**特徴
-本作は「ヒーロー」と「ダーク」の二つの勢力をプレイ可能で、3種類のジャンルのアクションが用意されている。

#region(アクション概要)
--アクションレース…使用キャラはソニック、シャドウ。
---画面の奥へ進んでいき、ゴールリングを目指す。敵に触れたり攻撃を食らうとリングを落とし、リングが0枚の時に食らうとミスになる。
---今回はゴールした時間だけでなく、敵を連続で倒したり、設置物を利用して上手く高速ジャンプするなどでもボーナスが入る。トリックに比重が置かれており、「[[ジェットセットラジオ]]」にも近い感覚のゲームプレイとなっている。
---アクションは、ジャンプ中に敵を追尾し、連続攻撃もできる体当たり「ホーミングアタック」~
その場で攻撃し、木箱を壊せたり狭い隙間をくぐることができる「サマーソルト」~
パワーを溜めて高速移動ができる「スピンダッシュ」、レールの上を滑る「グラインド」がある。
---あるアイテムを入手するとリングに沿って空中に浮いて高速移動ができる「ライトダッシュ」を覚えたり、サマーソルトで鉄コンテナも壊せるようになる。
--シューティング…使用キャラはテイルス、エッグマン。
---アクションレースと同じく、ゴールリングを目指す。体力が0になるとミスになるが、リングやカオスドライブなどアイテムを取ることで回復する。~
その上でダメージを受けても他キャラと同様にリングをばらまくため、被弾へのフォローは容易。
---ロックオン弾で複数の敵をまとめて倒すと高得点。木箱などロックオンできないものを攻撃できる「バルカン」もある。
---アイテムを入手していくとゆっくり降下できる「ホバリング」が使え、ロックオン弾が拡散するようになる。
--トレジャーハント…自機はナックルズ、ルージュ。
---フィールドに散らばった3つのマスターエメラルドの欠片などを、レーダーとモニターのヒントを頼りに全て集める。攻撃を食らうとリングを落とし、リングが0枚の時に食らうとミスになる。
---モニターのヒントは最大3つまでで入手したヒントはポーズ画面で確認できる。引っ掛け要素として、とあるステージではヒントが反対になっている(第1ヒントは文章が逆に書かれており、右から左に読む、第2・第3ヒントは単語が対義語になっていたり、文が否定形になっているなど文章の意味を逆に解釈することになっている)。
---毎回位置が変わるエメラルド(ハードモードは除く)を少ないヒントで、素早く見つけると高得点。
---アクションは、空中で急降下攻撃をする「ドリルクロー、ドリルドライブ」、攻撃できる上に木箱も壊せる「パンチ、キック」。~
見た目はかっこいいが使いどころが限られている「スパイラルアッパー、スクリューキック」。~
滑空や壁登り、水中に潜ることもできる。水中では酸素の限界があり、酸素が0になるとリングを持っていてもミスになる。~
ただし、ナックルズはあるアイテムを入手すると酸素が無限になる。
---あるアイテムを入手すると地面や壁に穴を掘れるようになったり、見えなかったものが見えるようになる。
--その他に、カートで目標を追うミッションもある。
--ミッションは一つのステージで5種類用意されている。カートを除くと、通常のミッションのほかに「リングを100枚集めろ」「迷子のチャオを探せ」「制限時間内にクリアしろ」「ハードモードをクリアしろ」で構成される。
---「迷子のチャオを探せ」ミッションは基本的にレベルアップアイテム「太古のメロディ」がないとクリアできない。ステージのどこかにある、ナックルズ族の台座の前で使用することになる。ただし、ステージによっては例外もある。ちなみに太古のメロディ未入手の場合、ナックルズ族の台座を調べることができ、キャラクターごとのそれぞれ異なるセリフを聞くことができる。
-&bold(){ソニック}「古い遺跡のようだ」興味深そうな一言である。
-&bold(){テイルス}「何か秘密がありそうなんだけど・・・」何かしら雰囲気を感じているような一言である。
-&bold(){ナックルズ}「どこか、懐かしい感じがする・・・」ナックルズ族なので正にそう感じる一言であろう。
-&bold(){シャドウ}「フン、興味ないな」シャドウらしい一言である。
-&bold(){Dr.エッグマン}「どうやらガラクタのようじゃな」遺跡をガラクタ扱いにして貶すエッグマンらしい一言である。
-&bold(){ルージュ}「お宝は、なさそうね」宝石しか目がないトレジャーハンター:ルージュにふさわしい一言であろう。

---ちなみにカートステージでは3・4番目のミッションがそれぞれ「車にぶつかるな」「壁にぶつかるな」となる。制限時間にはそこそこ余裕があるとはいえ、かなりの難易度。
--ミッションをクリアするとクリア時の得点、タイムが表示され、タイムと最終所持リングによってボーナス得点が入る。
それを合わせた合計得点でA~Eのランクがつく。ミッションによってはクリアタイムのみで評価する場合もある。
#endregion

-ステージの途中で「チャオキー」を入手すると、ステージクリア後に不思議な生き物「チャオ」が住む「チャオガーデン」に行ける。~
敵が落とす「カオスドライブ」や小動物、食べ物をあげるとチャオは成長する。これは競技場である「チャオレース」に影響する。
--なお、一度でもチャオガーデンに入っていればそれ以降はステージセレクト画面からいつでも行くことができるようになる。
-条件を満たすと、カートレースや、ボスラッシュモードが出現する。
-対戦モードでは、3種類のアクションのほかに、チャオのゲームやカートレースもできる。
3種類のアクションでは一人プレイの自機のほかに、過去の作品のキャラクターも選べる。

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**評価点
-どのアクションもよくできており、特にアクションレースのスピード感は格別。
--操作性も悪くなく、始めてすぐに手足のように動かせる。~
ホーミングアタックは今作では敵に届く距離をつかむ必要があるが、連続で決めて複数の敵をまとめて倒したり、ジャンプ台やレールの端でジャンプして華麗なトリックを決めた時も非常に爽快。

-ストーリーをたどるだけなら、簡単過ぎず難し過ぎずほどよい難易度。
--ミッションやミニゲームをクリアして入手する「エンブレム」という収集要素があるが、これを180枚全て集めきるのは至難の業である。~
その理由は、エンブレムの入手条件の一つとして''オールランクA''が存在するため。
--最高評価のAランクを取るにはステージ構成を完全に覚えるくらいのやりこみが必要。~
ただ速いだけではなく、リングの回収と華麗な多くのトリック、その全てをノーミスで全てこなさなければならない。
---なお、全てのエンブレムを集めると隠しステージが出現する。

-グラフィックが前作よりも美麗になっており、さらにフルボイスとなっている。
--カットシーンは各イベント毎に専用のモーションが組まれており、リップシンクも採用されているなど大幅にパワーアップしている。

-ストーリーも評価が高い。
--ヒーローサイドはエッグマンの野望を阻止するというお馴染みの筋書き。一方のダークサイドはそれぞれの思惑が絡み合うシリアスな雰囲気。
--軍や政府といったリアルな要素も出てくるが、それでいてソニックらしい軽快さに溢れるストーリーは大人から子供まで虜にする。

#region((ネタバレ注意))
--シャドウは、旧友のマリアという少女は自分たちを追い詰めた人間たちへの復讐を望んでいると言い、エッグマンと手を組む。
---エッグマンの祖父ジェラルドは究極生命体を生み出したことによって軍に危険因子とみなされる。~
スペースコロニーの研究所が閉鎖されると同時に軍による粛清が行われ、孫娘であるマリアも含めた多くの仲間を失った。
---ジェラルドは人間への復讐のためにシャドウを封印。そして七つのカオスエメラルドをスペースコロニーにセットすると、コロニーを爆弾にして地球に落ちるようにプログラムしておいたのだ。
---エッグマンに目覚めさせられたシャドウは彼とルージュを利用しそれを実行しようとするが、~
この目論見に気づいたソニック達がジェラルドの計画を阻止するため、エッグマンたちと共同戦線を組む。~
エミーの説得によってシャドウは、マリアが人間を助けてほしいと願っていたことを思い出す。~
そしてシャドウはソニックたちとともにカオスエメラルドの力を得たコロニーの守護者である究極生命体と戦い、コロニーの落下を止めることに成功。マリアの願いを叶え消えていった。
#endregion

-ロックBGMが秀逸。
--ゲーム中でもボーカル曲が多数使用されており、特にシティエスケープの「Escape From the City」、ラスボス戦・メインテーマ曲の「live and learn」はシリーズ中の名曲とされる。
--それもあってか、本作のサウンドトラックは絶版・プレミア扱いになっており、一時期は5万円を超える値段がついていた。~
今ではソニック生誕20周年記念として再販されているものがあるため比較的楽に買えるだろう。
--ちなみに本作にはサウンドテストもついているため、そちらでも堪能できる。
-オマケである「チャオガーデン」ではやり込み要素も多い上チャオの挙動が可愛くて、見ているだけでも楽しい。
--さらに幼稚園に預けたり、レースの賞品であるおもちゃで様々な動きを見ることができる。
--このチャオを育てることも本作の魅力の一つであり、与えた小動物や、キャラクターの対応によって多種多様な育ち方をする。
--豊富な育成によりファンの間で好評だったのにもかかわらず後続の作品では(世界観の違いからか)''一切採用されておらず''ファンからは「チャオガーデン」復活を望む声も多い。

**賛否両論点
-アドベンチャーフィールドの廃止
--前作『ソニックアドベンチャー』で存在したアドベンチャーフィールドが今作では廃止され、町中を探索することができなくなった。純粋なアクションゲームが好きなプレイヤーにとっては相性がいいと感じるが、好きなように歩き回る探索系が好きなプレイヤーにとってはボリューム不足と感じやすく、不向きとされる。

-1ステージあたりのミッションの数
--前作は1ステージにつきミッションが3つであったのに対し、今作では5つと増えた。
---プレイヤーによっては水増し感を感じる声や、純粋なアクションゲームとしてはやり込みが感じられるという声もある。

-トレジャーハントステージで探知レーダーが1つずつしか反応しなくなった。
--ナックルズ、ルージュが自機のステージ内にあるエメラルドの欠片などを集めるトレジャーハントステージは、ナックルズのみであった前作では、エメラルドの探知レーダーは2つ以上同時に反応していたが、今作では1つずつしか反応しなくなった。
---前作に慣れたプレーヤーにとっては難易度が上がって難しいと感じる声や、逆に前作ではステージによっては早く集めてしまうほど簡単だったので、ちょうどいいと感じるプレーヤーもいる。
---前作に比べて探索範囲が広く、エメラルドの欠片の位置が広範囲に分散されたことが理由として考えられるが、反応なしのものも当然集めることが出来、更に高得点も獲得できるので、今作でのシステム変更は相応しいといえる。

-ランク評価の導入
--今作より、ステージクリア時の獲得スコアに応じて5段階のランク評価が表示されるようになり、以降のモダンソニックの定番システムとなった。しかしながら本作の評価基準は後作と比べかなり厳しく「そこそこ軽快に駆け抜けたにも関わらず最低評価のEランクを喰らった」といった事態が容易に発生しうる。ステージをフィニッシュした達成感に水を差す結果にも。
--やりこみ前提のプレイヤーからは上位ランクを目指す楽しみがあるとして評価される一方、ソニックのスピードアクションを気軽に、気持ちよく楽しみたいというプレイヤーにとっては気が引けるシステムとなっている。
--後のモダンソニックシリーズにおいては評価基準の緩和、リザルト画面における基準スコアの明示等、納得感を持たせる工夫が続けられている。
**問題点
-前作で問題視されていたカメラワークが改善されていない。
--通常は進路を向いている視点を変えても、キャラが動くとまた進路の方向の視点に戻ってしまう。
---後ろに戻るときに不便。ただし、迷子になりにくいともとれる。
--重力を切り替えるギミックが登場するソニックのステージ「クレイジーガジェット」はかなり画面酔いしやすい。

-あるアイテムを入手してソニック、シャドウが使える技「ライトアタック」が使いにくい。
--エネルギーを溜めて超高速でホーミングアタックを放つ技だが、どこに行くか分からないので落下死することがとても多く、ホーミングアタックの代わりに使う必要性は極めて少ない。
---もっとも、前作ではとあるギミックを解除するために必須アイテムとなっていたが、今作では取得しなくてもストーリークリアは可能。
---エネルギーを溜めた状態だと歩行速度が変わる為、溜めた状態を維持すると攻撃が躱しやすくなるボスが存在するという変わった使い方もあるが…。

-人間キャラのポリゴンモデルは全体的にマネキンのような体格で、死んだ魚のような目をしていて気持ち悪い。

-一旦「落下死した」と判定が出ると、その後に復帰できるケースが有るにもかかわらずミスになる。「エターナルエンジン」「ラジカルハイウェイ」でよく起こる。

-エッグマンのチャオガーデンでの動作がおかしい。手足を全力で振りながら重心移動する人間とは思えない挙動。
--もっともあの体型で普通の人間かと言われてもそれはそれで困るのだが…

-前作同様テイルス役の声優が子役なため相変わらず棒読み。
--特にテイルス以外のキャラの声優がちゃんとした本業の声優である事から尚更違和感が目立つ。その上日常シーンだけならまだしもプリズンアイランドでのソニック救出劇やエクリプスキャノン発射時のようなシリアスな場面ですら棒読みなため、いまいち必死さや危機感が伝わってこない。前作と合わせスタッフ的にはテイルスの「幼さ」を強調したかったのだろうが…。

-ナックルズとルージュの後半ステージの難易度がやや高め
--序盤はともかく後半になるにつれステージが高さも含めてどんどん広くなっていき、ステージの構造を把握しなければ行き詰って何十分もウロウロしてしまうケースも少なくない。Aランクを取るならエメラルド等が出現する可能性がある位置もある程度知っておく必要があるだろう。
--ルージュを操作する最後のミッションでは進むべきルートが分からずに詰んだという報告も見られる。カメラワークがヒントとなっているが、それでも今まであったレーダー等が無く、自力で気付く必要がある。

-ミニゲーム「カートレース」の存在意義
--前作で豊富にあったミニゲームは今作ではカートレースのみとなった。
---前作のミニゲームはストーリー進行上必ずプレイするものや、アドベンチャーフィールドと繋がりがあるものであった。今作の「カートレース」はカートステージと繋がりがあるのだが、カートステージではカーチェイスを意識しており、カーレースを意識したものではない。そのため、「カートレース」はストーリー上の関連性はほとんど見られず、プレイヤーによっては蛇足な存在と受け取りやすい。

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**総評
アクション、探索、シューティングなど、様々なジャンルを取り入れながらも完成度の高いゲーム性、単純な勧善懲悪では終わらずに敵味方それぞれの視点から描かれる熱いストーリー、そしてゲームを大きく盛り上げる秀逸なロックBGMなどから、''モダンソニックシリーズの大傑作''という名に恥じない完成度を誇る作品。~
比較的移植には恵まれているため、気になっているのであれば今購入しても損は無いだろう。

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**余談
-メガドラ時代でのソニックシリーズの最高傑作はメガCD用ソフト『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグCD]]』とされる。~
本作は3D作品における同立場を担い、それと共にトップを競う程の人気となっている。
--ただ、この作品の魅力である「多彩なアクション」や「複雑なストーリー」はソニック本来の要素と相反する部分も多く、後年の作品ではそのギャップを如何に埋めるかという課題に悩まされることになる。

-本作の登場キャラである「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」は本来この作品限りの登場予定だったが、予想外の人気が出たため、後々の作品でも顔出しするようになり、スピンオフ作品まで作られた。

-ゲームキューブへの移植版が半年後に発売され、後年にはHD機種でのDL販売もされている。
--そのため、「このゲームで初めてソニックに触れた」というプレイヤーも多い。
//「その人気からか」という冒頭を削除。DCでの発売当時既に移植は決定していた為。

-本作に出てくるオバケ「ブー」のデザインがかなり怖いことは一部で語り草になっている。
--「マリオ」シリーズのテレサの愛嬌ある顔と違い、こちらはギョロッとした目にギザギザ歯というデザイン。完全に子供を泣かせに来ている。
--出現ステージが何故かナックルズに集中している(しかも3回連続)。ストーリーでナックルズ面というだけで身構えた人も少なくないのでは。
//賛否両論に入れようか考えましたが、特段ショッキングな表現でもないので余談に入れました。

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*ソニックアドベンチャー2 バトル
【そにっくあどべんちゃーつー ばとる】
|ジャンル|3Dアクション|&amazon(B00005TPIS)&amazon(B00019U4PQ)|
|対応機種|ニンテンドーゲームキューブ|~|
|発売元|セガ|~|
|開発元|ソニックチーム|~|
|発売日|通常版:2001年12月20日&br()お買い得版:2004年3月18日|~|
|価格|通常版:7,140円&br()お買い得版:2,940円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

**概要(バトル)
-『ソニックアドベンチャー2』を、グラフィックや本編外の遊びこみ要素を充実させて移植したものである。通称「2バトル」「SA2B」。
-任天堂ハード初のソニック。『ソニックアドバンス』シリーズとの連動機能が付いた。
--ソニックアドバンスシリーズ((1は最初から搭載。2は条件を満たすと追加。3はないので注意。))の「チャオのプチガーデン」と連動できる。主にできることはアドバンスで入手したリングやプチガーデンで購入したタマゴや木の実の回収。2バトルで育てたチャオをプチガーデンに転送及びその逆、更にそれを利用して次作「ソニックアドベンチャーDX」のチャオガーデンに行き来することも可能。
--ただし2バトルやDX等で育てたチャオをプチガーデンに転送する場合、転送した後プチガーデンをセーブしないで電源を切ってしまうとチャオがいなくなってしまうので注意。転送を終えたらすぐセーブするように
--因みにGBAとGBAケーブルさえあれば連動自体は可能である。ただしセーブはできないし2バトルで育てたチャオをプチガーデンに転送する場合、そのチャオのコピーを連れて行くことになる。
-2P対戦モードや「チャオカラテ」といった対戦要素が追加されている。
--「チャオレース」では「チカラ」のパラメータを活かせる障害物が少ない関係から重要性が低かったが、「チカラのパラメータがそのまま攻撃力へ置き換えられる」という仕様もあって、こちらでは最も重要なパラメータとなっている。
-チャオの能力の仕様変更
--全てのチャオにパラメータ表示ウィンドウが追加され完全に数値化された。
-チャオ幼稚園の充実化
--闇の取引所が幼稚園に進出し、保健室では診察以外にも「カルテを見る」が追加された。カルテは主にチャオの能力や年齢や性格、転生回数が記載されており非常に便利なものとなった。
--新たに「占いの館」が追加された。入ると占い師のチャオがいて、チャオを連れてくると名前をつけてもらうことができる((名前をつけること自体はDC版でもできたが、ビジュアルメモリが必要だった。))。つけてくれる名前はユニークなものが多く非常にパターンが多い。勿論自分で名前をつけることもできる。

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*ソニックアドベンチャー2(HD)
【そにっくあどべんちゃーつー】
|ジャンル|3Dアクション|&image(http://download.xbox.com/content/images/66acd000-77fe-1000-9115-d80258411202/1033/boxartlg.jpg)|
|対応機種|Playstation 3&br()Xbox 360|~|
|発売元|セガ|~|
|配信日|【PS3】2012年10月4日&br()【360】2012年10月5日|~|
|定価|952円(税別)|~|
|CERO|A(全年齢対象)|~|
|DLC|「バトルパック」&br()【PS3】476円&br()【360】286円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[公式サイト>http://dc.sega.jp/game_sonic2.html]]''|
//要強化の期限切れにより判定が付与されました。
現在はPS3 / 360でもプレイする事が可能。

**主な追加点
-画面がHDワイド画質となった。
-トロフィー&実績、ホームリワード&アバターアイテムといったハードの機能に対応。
-追加DLC「ソニックアドベンチャー2バトルパック」があり、GC版の要素を導入する事ができる。

**余談(HD)
-Windows版も2012年11月19日にSteamで配信が開始されたが&bold(){日本からはおま国のため購入不可}。
--但し、過去にHumbleBundleで2018年12月に「Humble Sonic Bundle」、2020年12月に「SONIC 30th Anniversary Bundle」などの期間限定のバンドル販売では日本からの購入もアクティベーションも可能だったので今後もこういったチャンスは無きにしも非ずなのが救いか。

復元してよろしいですか?